質問 |
アユン 2025/02/13(Thu) 19:36
こんにちは。
右上7番の歯が物を噛んだ時に少しツンと痛むので歯科に行きました。
レントゲンを撮り、その後麻酔をして削られ「神経を殺す薬を詰めたので痛んだら痛み止めを飲んで」と言われその日は終了しました。
1か月後、薬を流して消毒を詰めそのまま1か月、
まだ爪でたたくと痛むので再度薬を詰めて1か月、
それを3回繰り返しています。
現在3回目の薬を詰めて15日経過していますがいまだにうずいています。
診察予約はいつも1か月後です。
薬はペリオドン 使用時3回とも痛み止めを使うような強い痛みはなし
この危険な薬を1か月詰めっぱなしにして、しかも3回繰り返して(合計3か月詰めている)大丈夫でしょうか?
嚙んだ時に軽く痛むくらいだったのに神経を殺す必要があったのでしょうか?
一度薬を洗い流したときは吸引があまり上手ではなかったせいか何度も飲み込みました。がんサバイバーなので劇薬と知ってからはとても怖く感じています。
この治療を繰り返されるようなら転院したほうがいいかと考えています。
その場合は薬を外してもらわずにこのままの状態でほかの病院へ行ったほうがいいのでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。 |
回答1 |
井野泰伸 2025/02/14(Fri) 09:23
こんにちは、歯内療法専門医をしていますが、
1ヵ月以上の貼薬はペリオドンの使い方が説明書通りではない気がします。
ペリオドンは1週間も入れておけば、本来の神経を殺すという目的は達成されているので、それ以降は使う必要はありません。
またペリオドンは歯の中に浸み込んでしまう材料なので、長期の使用は好ましくありません。
一度先生に、今の薬は何か聞いてペリオドンをまだ使っているようなら転院して、治療をしてもらった方がいいと思いますよ。
日本では保険適応でまだまだ現役の薬ですが、アメリカの方だと過去の薬で「愚かな選択」とも揶揄され現代の根管治療には不必要な薬となっています。
心配だと思うので早目に先生に問い合わせてみてください。
根管治療中の転院はどの時期でも可能ですが、なるべく根管治療が得意な先生の歯科医院で相談された方がいいと思います。
昔貼薬について書いたものです。
http://eedental.jp/ee_diary/2018/03/post-1724.html
おだいじに
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回答2 |
Dr.ふなちゃん 2025/02/14(Fri) 12:29
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。
使用期間が説明書と異なり長いようですから、おかかりの歯科医にご確認いただいても良いかもしれませんね。
根管治療は保険制度では点数がとても低く抑えられ続けていて、問題が多いと言われることが多いように思います(このサイトでも非常に多くの相談があります)
低い保険点数と縁を切って自費で歯内療法を専門で行う歯科医が最近は多く開業しているように思いますし、根管治療を低い保険点数でも頑張って行なってくれる歯科医院もあると思いますから、おかかりの歯科医の説明をお聞きになった上で使用期間が説明書以上に伸びるようであれば転院を選択されても良いのかもしれませんね。
使用説明書はネットで検索可能でしょう。
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回答3 |
森川 2025/02/15(Sat) 11:00
ペリオドンもう20年以上使ってないですね。ほとんどの場面で水酸化カルシウム系を使うのが一般的ですかね。
もっと治療成績もよくしかも治療が楽な方法が普及してきましたしね。
それほどまだ一般的ではないのかもしれませんが、高周波電流通電を用いて歯髄の焼灼、根管内外の感染組織や汚染物質の焼灼を行うようになってから、(個人的感想ですが)ずいぶんとよくなったように感じます。
もちろん保険適応です。
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返信1 |
アユン 2025/02/15(Sat) 13:54
井野先生、船橋先生、森川先生お忙しい中早々にご回答いただきありがとうございやす。
先生方の回答を読み勇気がもらえて、直ぐに歯科に電話をして予約日より前に診察を入れて欲しいこと、今入っている薬を一旦取り除いて欲しいことを受付に伝えました。
予約日より1週間早く診察していただけることになったので先生に「他の方法で抜髄できないか」よく話を聞いてきたいと思っています。
ペリオドンを使わない歯科を私なりに色々と調べたのですが田舎のせいかなかなか見つかりませんでした。
診察後にまた先生方に相談することになるかも知れません。どうぞ宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。
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返信2 |
アユン 2025/02/15(Sat) 13:54
井野先生、船橋先生、森川先生お忙しい中早々にご回答いただきありがとうございやす。
先生方の回答を読み勇気がもらえて、直ぐに歯科に電話をして予約日より前に診察を入れて欲しいこと、今入っている薬を一旦取り除いて欲しいことを受付に伝えました。
予約日より1週間早く診察していただけることになったので先生に「他の方法で抜髄できないか」よく話を聞いてきたいと思っています。
ペリオドンを使わない歯科を私なりに色々と調べたのですが田舎のせいかなかなか見つかりませんでした。
診察後にまた先生方に相談することになるかも知れません。どうぞ宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。
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返信3 |
アユン 2025/02/15(Sat) 13:54
井野先生、船橋先生、森川先生お忙しい中早々にご回答いただきありがとうございやす。
先生方の回答を読み勇気がもらえて、直ぐに歯科に電話をして予約日より前に診察を入れて欲しいこと、今入っている薬を一旦取り除いて欲しいことを受付に伝えました。
予約日より1週間早く診察していただけることになったので先生に「他の方法で抜髄できないか」よく話を聞いてきたいと思っています。
ペリオドンを使わない歯科を私なりに色々と調べたのですが田舎のせいかなかなか見つかりませんでした。
診察後にまた先生方に相談することになるかも知れません。どうぞ宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。
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回答4 |
井野泰伸 2025/02/15(Sat) 18:22
>ペリオドンを使わない歯科を私なりに色々と調べたのですが田舎のせいかなかなか見つかりませんでした。
今の時代そんなにペリオドンを多用する歯科医院ないと思うのですが。
ペリオドンは根管治療の1回目に使い、2回目以降にはまず使いません。
理由は神経を殺す意味合いで貼薬しますが、1週間もあれば完全に神経は死んでしまい、それ以降は使う理由がありません。
心配であれば、多少通院時間を延ばしてでも安心できる環境で治療を受けられた方がいいと思いますよ。
歯の治療は回数が増えれば増えるほど医原性の問題もついてくるので、歯を残すのがどんどん難しくなり予後は悪くなります。
脅すわけではないですが、根管治療は先生によって大きな差がある治療なので先生選びは慎重にした方がいいと思います。
おだいじに
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返信4 |
アユン 2025/02/17(Mon) 08:19
井野先生丁寧にご説明してくださりありがとうございます。
次回の診察を4日後に入れてもらったので、その時にきちんと聞いてみます。今後も同じ治療を繰り返すようでしたら転院したいと思います。
治療を始めて5ヶ月になりますが、そのうち丸々3ヶ月間(2度詰め替え)神経を殺す薬を詰めっぱなしの状態です。2度目の詰め替えの時に助手の方に「ペリオドン」と指示していたので薬の名前がわかりました。3度とも同じ薬なのかはわかりません。
神経がしぬどころか、回数を重ねるごとに歯の疼く痛みは強さを増してきています。
転院をする場合に電話で「抜髄治療の途中から診てもらえるか」「抜髄にペリオドンを使っているか」を質問しても失礼ではないでしょうか。
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回答5 |
Dr.ふなちゃん 2025/02/17(Mon) 11:37
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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ペリオドンがずっと使用されていた可能性は少ないかもしれませんね。(使用説明書の使用法と乖離するため)
いわゆる残髄という状態で、主根管は抜髄したけれども側枝という誰もどうやってもアプローチ不能な根管の残髄部分が一部壊死し一部生きていて病巣や症状が取れなくなっている状態なのかもしれませんしね。
それで、その部分は何もお掃除器具を入れられない為に一時的にペリオドンを使おうという事だったのかもしれませんしね。それでも1ヵ月は長いため、通常1週間が最大ではないかと思います。
1ケ月予約の間隔を開けたという事でしたら、別の薬剤が貼付されていると想像するのが一般的ではないかと思いますがどうでしょうか?
>転院をする場合に電話で「抜髄治療の途中から診てもらえるか」「抜髄にペリオドンを使っているか」を質問しても失礼ではないでしょうか。
問題ないと思いますよ。それに追加して経過をご説明されたほうがよいでしょう。難治化した根管治療を保険適用範囲で引き受けてくれる歯科医院は根管治療に自信がある歯科医院かもしれませんね。
受診後に色々されて保存不可能とか言われたら、流石に高額でも歯内療法専門医にご相談に行かれるか?またはお近くの大学病院にご相談に行かれることになるのかもしれませんね。
個人個人で、さらに各歯によって根管の形態は大きく異なりますから、保険診療でも誰が行っても単純にうまくいくケースもあれば、誰が行っても難治化してなかなか症状がなくならないとか、症状が増悪するという歯もありますからね。
それでも難治化するような歯の根管治療は専門医のほうが治る可能性が高く出来るのではないか?とすべての歯科医が期待していると思います。
通院中の歯科医でうまく治療をまとめられればよいですが、手に負えないとかんじていらっしゃるかもしれませんから、ご相談してみてください。
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回答6 |
井野泰伸 2025/02/17(Mon) 16:41
>転院をする場合に電話で「抜髄治療の途中から診てもらえるか」「抜髄にペリオドンを使っているか」を質問しても失礼ではないでしょうか。
転院はいつからでも大丈夫です。
質問は構いませんが、たぶん今の状況ではまず使わないと思いますよ。
>治療を始めて5ヶ月になりますが、
個人的な意見ですが、時間かかりすぎですね。
治療が長引けば長引くほと医原性の問題は出やすくなります。
ペリオドンも気化して歯に染み込み、歯の外の骨まで影響し化学的損傷を起こすので長期間の使用は好ましくないです。
正直、細菌感染の面から抜髄なら一回で済ませるのが理想です。
転院は歯を残したいという患者さんの権利でもあるので今の先生に気を使う必要はありませんよ。
おだいじに
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返信5 |
アユン 2025/02/17(Mon) 19:05
根管治療は本当に難しいのですね。
物を噛むと少し痛むくらいだったので簡単に考えて通院を始めたのですが、レントゲンを撮ってから状態や治療の説明なしに麻酔をして削られました。
こんなに大変な治療になると思いませんでした。
右上7番の治療なのですが、8番を抜歯しているので何としても残したいです。
現在通院中の歯科は治療内容にかかわらず痛みが起きない限り次の予約は1か月後になります。なのでペリオドンを使っても1か月そのままです。
9月初診で5回の通院で、そのうち3か月は薬を詰めています。
大学病院の歯科か根幹治療を専門的に行ってる歯科に通いたいのですが、医師の数ワースト2の県で、県内で最も病院が少ない地域在住です。
家庭の事情で一日中家を空けることはできず遠くへの通院は不可能です。
保険外の治療も考え始めています。でも高額になるようですし、近隣の歯科で受けて果たして成功の可能性は高いのか悩んでしまいます。
根幹治療を検索していると
ラバーダム、水酸化カルシウム、マイクロスコープ等がよく出てきます。これらを使うのが保険外治療でしょうか?
治療前は噛んだ時以外は全く痛まなかったのですが、治療を始めてからは何もしていなくてもうずいていて、少しずつ強くなっている気がします。
詰められている薬が浸透しているせいではないかと考えてしまいとても怖く、一日中気になっていて疲れてしまいました。...
21日に先生とよく話してくるつもりです(とても気が重いです...)。
そのあとでまた先生方に質問させていただくかと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
船橋先生 井野先生 ありがとうございました。
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