質問 |
S@T 2025/02/22(Sat) 01:33
20年以上、問題なく使ってた差し歯。新しく心棒も変えて、セラミックの差し歯に変えました。1年位経ったか、経ってないかの時、今現在、歯茎におでき、化膿部分ができました。
歯の詰め物からくる金属アレルギー反応もあると聞き、金属を取りたく新しくしました。
シルバーの色の心棒を、白い心棒に変えました。その上にセラミックをかぶせました。
シルバーの心棒を削ってる最中に、あれ?血が出てきたぞって先生があわててた?のが、印象的に覚えてます。セメントで塞いで、白い心棒を入れたといってました。
そして、半年〜1年後、
先日検診の時に、先生に、おできを指摘されました。痛くなかったので、気がつきませんでした。いつできたのか、自分はわかりません。
元々あったシルバーの心棒が、はじめから貫通してたと説明を受け、
このまま10年くらい、化膿してるまま過ごして、(時々免疫上がれば治る)それを繰り返して、10年後くらいに歯を抜いて、次はインプラントで、、、と言われました。
(CT、マイクロスコープ、ラバーダムはない歯医者でした。)
色々調べまくり、CTとマイクロスコープがある歯医者へ
歯を抜くのが、恐ろしくなり、セカンドオピニオンで、違う歯医者にいきました。
レントゲンをとると、根っこは無事でしたが、横にらしきキヅがあり、歯が溶けてる?感じになってました。
外科的処置、どうですか?と言われました。
セラミック心棒そのままで、歯茎を切っての処置です。
しかし、成功率が、五分五分だとおしゃっていて、どうしたら良いか迷ってます。
口腔外科の方が成功率が上がるのでしょうか。。。。
もしくは、
10年放置、抜歯がいい選択なのでしょうか?
アドバイス頂けると助かります。
宜しくお願い致します。
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結局 紹介状書いていただき、口腔外科へ行ったら、管轄外?の様なことを言われ、処置できないといわれました。(外科処置)
質問は、最初の先生の言う通り、10年くらい
化膿したり、治ったりを繰り返して、このまま放置して、
抜歯してインプラントがいいのでしょうか?
次はその歯医者の検診が半年後です。
今は、化膿と言うより、赤く腫れ上がってます。
ちょっと前は、白い点がありました。(本当に小さな白い点 爪楊枝の先っちょ位の点)
後もう一つの質問は、歯茎を切っての外科処置の成功率は一般的にどのくらいなのでしょうか?
セカンドオピニオンのところは、五分五分とおっしゃっていて、
ネットで探した所では、90%の成功率と書いてありました。
あまりやっても意味無いのでしょうか?
よろしくお願いします。 |
回答1 |
Dr.ふなちゃん 2025/02/22(Sat) 11:13
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。
前回の回答で、複数の歯科医から口腔外科ではなく歯内療法医の方が良いのでは?と回答があったように記憶していますが、記憶が曖昧です。(ボランティアで回答)
マイナー外科(小外科)なので口腔外科でも行なってもらえますが、このようなケースは繊細な治療になりますからより繊細な治療を主に毎日行なっている歯内療法医の方がお得意だろうと考えるのが一般的だと思います。
そういう歯科医は自費で割と高額な治療費を要求しますが、マイクロスコープを日常診療でずっと多用していたり、CTも細かいことがよりはっきりわかる良いCTを使っていたり、ラバーダム防湿を必須としていると思います。そういうことで様々に差別化して専門性を絞らないとそういう患者さんが来ないのと、歯医者自身が納得できる仕事ができないと考えていると思います。
一般診療でうまくいかずにお困りの場合は、ぜひ、より専門性の高い歯科医にご相談ください。
一般歯科(保険医)では、できる範囲で無理のない無難な治療範囲で終始するのが一般的でしょう。ご存知のように歯科の保険点数は低いですから一つのケースにとことん拘って診療していたら廃業につながるからです。時間的にも人材的にも材料的にも保険診療の限界というのが通常あると思います。
歯根に穿孔がありそれを手持ちのセメントで埋めてくださりなんとか処置時の出血を抑えて心棒を立てて治療を終えたということのようですが、自費の治療時に使用するセメントを使ったのか?(持っていたか)わかりませんし、全てを除去してやり直し治療を行うという選択もあるかもしれませんが、セラミック冠やり直し費用も考えるととても高額になるため外科の選択になるというパターンは多いと思います。
外科の成功率は開けてみないとわからないというのが普通だと思います。CT撮影でも細かいことは分からず推測で終始することは多いため、実際に開けてみて孔だけではなくクラックが入っていたり何があるか分からないのが普通ではないかと思います。小さな孔がよい位置に開いているだけならば上手く処置できる可能性は高まると思いますが、開けずには分かりづらいと思います。
見ずに五分五分という歯科医は正直な気がしますが、90%の成功率でも残り10%は成功しないと伝えている歯科医も嘘ではないですよね。
患者さんの期待から言えば、90%成功率の方が高そうだからそちらにかけてみたいと思うでしょうから、そういうケースがたくさん来るのを誘導している歯科医でそういうことを頑張って行いたい歯科医ということになると思います。
歯科医向けのセミナーでも90%の成功率を謳うセミナー集客があります。上手くても10%は救えないので救えなければ抜歯になりますね。
歯根の条件がまだ良いうちに選択いただくのが良いと思います。炎症を繰り返しておりますと保存条件はどんどん悪くなると思います。
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回答2 |
井野泰伸 2025/02/22(Sat) 12:39
たぶんパフォレーションを起こしてしまっているんではないでしょうかね。
またこの分野は口腔外科ではなく歯内療法科や保存科がいいと思います。
>質問は、最初の先生の言う通り、10年くらい化膿したり、治ったりを繰り返して、このまま放置して、抜歯してインプラントがいいのでしょうか?
腫れたり膿が出ているようであれば骨はどんどん減って行っているので何らかの処置は必要でしょう。
骨が大きく溶けると次のインプラントやブリッジの難易度が上がります。
歯科医師であれば自分の歯で膿が出ている歯を10年もだましだまし使うことはないと思いますよ。
>ネットで探した所では、90%の成功率と書いてありました。
専門医の外科的歯内療法の成功率が書いてあったのではないでしょうか!?
パフォレーションがあるような難しい歯を残す治療で成功率90%は驚異的な数字ですし、実際見てみないと90%残せるかは分かりませんから一度早目に見てもらうのがいいと思います。
個人的な意見ではパフォレーションがどこの面にあるかで治療難度が変わってくるので成功率も変わってくると思います。
後、患者さんは知らないと思いますが、問題無い歯の土台を取るのは極端に歯の寿命を縮めてしまう治療の1つですから、歯を長持ちさせたければアレルギーがない限り触らないが個人的にはベターだと思います。
おだいじに
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返信1 |
S@T 2025/02/23(Sun) 01:25
とても勉強になりました。ご丁寧にご返答ありがとうございます。
ネットで見つけた
90%の成功率の歯医者さんなのですが、
【歯内療法科】とは書いて無いのですが。。。
『 医療法人社団 ⚪︎⚪︎の口腔外科ドクターは、全員が大学病院の口腔外科で研鑽を積んだ経歴があり、その多くが日本口腔外科学会認定の”専門医”や”認定医”などの資格を有しています。
知識と経験が成功率を左右すると言われる歯根端切除術は、医院・医師選びが大切です。
ぜひ、私たちにお任せください。』
日本口腔外科学会 認定医・専門医
日本摂食嚥下リハビリテーション学会 認定士
AHA ACLS Provider
AHA BLS Healthcare Provider
日本口腔ケア学会、日本口腔診断学会、日本口腔インプラント学会 所属』
歯内療法医の歯医者さんが見つからないのですが、こういうプロフィールの所に、
歯内療法医と書いてあるものなのですか?
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回答3 |
井野泰伸 2025/02/23(Sun) 13:31
歯科医院が分かる内容だったので少し修正しておきました。
歴史的にふた昔以上前は根尖病変を外科的にアプローチするのは歯根端切除術と言って病変を取り除く術式で口腔外科の領域でした。
一昔前に顕微鏡とMTAセメントの登場により歯内療法専門医が外科を行うようになりました。
切るだけの外科は成功率が低く、切った後にMTAセメントで蓋をするようになると成功率は飛躍的に上がりましたが、90%はペンシルバニア大学の出した数字で上手な歯内療法専門医の数字です。
今は口腔外科の先生もMTAを使い歯内療法専門医と同じ術式を行うようにもなってきます。
なので顕微鏡とMTAによる逆根管充填を行っていれば安心していいと思いますが、パフォレーションに対しての対応は実際診てもらい判断してもらった方がいいですよ。
おだいじに
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返信2 |
S@T 2025/02/24(Mon) 02:03
とても丁寧に教えて下さり感謝してます。
ご返答ありがとうございました。
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