質問 |
ちび丸 2025/10/16(Thu) 22:25
9歳の子供ですが、生え変わった下5番に中心結節を見つけ、かかりつけの歯科に行きました。中心結節の突起部分に神経が入り込んでいるのか知りたくてレントゲン撮影をお願いしましたが、レントゲンでは分からないし、ほぼ確実に神経が入ってるはず、とのことでした。(CTではなく、デンタルx線もしくはパノラマのことです)
また反対の歯には中心結節が折れた跡が見つかったのですが、症状もなく数ヶ月経っているのでレントゲン撮影はしませんでした。症状がなくても神経への感染は起こっているかもしれないと思いますが、確認しなくて大丈夫でしょうか。
@レントゲンで中心結節の神経の有無が分かるか
A破損後数ヶ月経って無症状の場合レントゲンを撮るべきか
について教えて下さい。宜しくお願いします。 |
回答1 |
中本恵太郎 2025/10/16(Thu) 23:21
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長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
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ちび丸さん、こんにちは。
中心結節に限らず、神経はエックス線(レントゲン)には写りません。
神経が走行している管などから、この辺りに神経が通っているだろうな、と予想することはあります。
中心結節内の神経走行の有無の判断は、エックス線(レントゲン)では不可能だと思います。
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返信1 |
ちび丸 2025/10/16(Thu) 23:58
中本先生、ありがとうございます。
やはり、写らないのですね。中心結節が折れることを予防するため、レントゲンで神経の有無を確認しながら少しずつ削っていくという処置がありますが、危険ではないでしょうか?
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回答2 |
Dr.ふなちゃん 2025/10/17(Fri) 00:02
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。
像が重なってしまうのでわからないと思いますよ。
ただ、中心結節には鋭く歯髄が尖って入り込んでいる場合を予想してできるだけ早期には折れないように周囲に樹脂を流して加強しておく予防法があります。
少しずつ削れて行くならば歯髄反応で折れても歯髄が露出しないように内部に象牙質が出来てくれて大変なことにならずに済むようになるので、見つけたら生えたてのうちに加強処置をしてくれる歯科医が多いのではないかと思います。
すでに折れてしまうと何か症状があれば歯髄処置が必要になります。症状がなければ折れたものを塞ぎようがなければそのまま様子見して諦めるということになる場合がありそうですね。
一種の歯の奇形ですから残念ですが元の条件が悪いわけですから事故みたいなものですので。
>@
レントゲンでわかってもできることが限られるため、とりあえず樹脂で折れにくく加強してもらえるか?尋ねてみると良いのではないかと思います。(形態的に無理な場合もある)
>A
破折なのでレントゲンを撮っても良いと思います。ただ、針の先のように尖っているものが折れたのですから塞ぎようがないという場合はしばしばあります。塞ぐ処置時に露瑞に至ると面倒なことになるので症状がなければそのままということなのでしょう。
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返信2 |
ちび丸 2025/10/17(Fri) 08:26
船橋先生、ありがとうございます。
神経の有無がレントゲンで分かるという先生と、分からないという先生がいるので、どっちなのだろう…と思います。CTなら写るということなのででしょうか?
すでに周りを補強してもらいましたが、結節に神経がないと分かる方法があれば削って低くしてもらいたいのです。
無症状の場合でもレントゲンで感染が分かりますでしょうか。
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回答3 |
山田 豊和 2025/10/17(Fri) 15:54
こんにちは。
中心結節についてのご質問ですね。
>@レントゲンで中心結節の神経の有無が分かるか
神経の有無についてはレントゲンではわかりませんが歯髄壊死かどうかは分かる場合はあります。
通常有髄歯かどうか電気診断であらかじめ調べておいてレントゲンを撮ります。
無髄歯なら根管治療を始めます、有髄なら補強をします、不明であれば経過観察も考えます。
中心結節 https://yamadashika.jugem.jp/?search=%C3%E6%BF%B4%B7%EB%C0%E1&x=0&y=0
>A破損後数ヶ月経って無症状の場合レントゲンを撮るべきか
撮ったほうがいいと思います。
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回答4 |
山田 豊和 2025/10/17(Fri) 15:54
重複
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返信3 |
ちび丸 2025/10/17(Fri) 16:20
山田先生、ありがとうございます。
神経が生きているかどうかは、レントゲンだけでは分からないと思って宜しいでしょうか。
また歯髄感染しているかどうかも分からないでしょうか。
また主治医によると穴はすでに塞がっており(もしくはエナメル質のみ折れた)
今さらレジンで覆うことはしないそうですが、本当に大丈夫なのか心配です。
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回答5 |
Dr.ふなちゃん 2025/10/17(Fri) 17:01
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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その部位に入り込む歯髄は先端がとても細く鋭いのが特徴と思いますからレントゲンではわからないでしょう。レントゲンというのは見た事がおありかと思いますがとてもぼんやりしたものですからね。解剖学的組織学的な知識の裏付けを持って推測しながら読み取るというものです。逆にいえば基礎知識を十分に持っていても読めないことも割と多いということになりますね。
ですから山田先生が回答されたように必要と判断した時に必要な別の検査を追加したりして歯科医師が総合的に考えて診断をつける(もちろん間違う場合や診断がつかない場合もゼロではありません)ものです。
折れた部位を早めに見つけて目視したら(目が良ければ見ればわかるでしょうし、歯科医の目が弱いならば拡大鏡やマイクロを使えば見えるでしょう)歯髄の穴が見えたり歯髄の充血(血流)が確認出来るので主治医はそれがどうなっているのか?確認してくれたのでしょう。レジンで覆っても引っかかりが弱いし咬合面で何かとレジンの接着嵌合力を上回って噛むでしょうから(ハイチューとか飴やガムなキャンディー、ポテトチップスとか何かとグニョっと固ってくっつく物を子どもは好んで食べますよね)すぐに外れる場合が多いでしょうからそういう特殊な奇形部分の定めというか、まあ、そういうものだという事でしょう。お気持ちはよくわかりますが、あいにく内容はかなり一般的なやり取りではないかと思いました。過保護な治療を受けたがる方もおられると思いますが過剰診療になって後にしなければよかったとなる場合もありますよ。治療を長期に成功させるためには何かと犠牲を伴う場合もよくありますからね。削ったり薬剤で痛める必要もなかったのに望んでされてしまったのねという事になるといけませんから、おかかりの歯科医の判断にお任せいただいても良いのではないでしょうか?
リスクのある部位をお持ちなのですから歯科医がお勧めする間隔で、治療終了後もチェックやクリーニングを受けられるのが良いのでしょう。
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回答6 |
柴田 (評価3.9に降下) 2025/10/17(Fri) 18:26
Q1 「中心結節」と「デンタル」をキーワードにして検索してみるとその中にここの回答者の井野先生のHPがヒットしました。
https://www.bing.com/images/search?view=detailV2&ccid=nc%2b4DdNf&id=C7749522BF9D31222DF5131ADA59B02A5866DC12&thid=OIP.nc-4DdNf3VhFamhokEo8qgHaCl&mediaurl=https%3a%2f%2fth.bing.com%2fth%2fid%2fR.9dcfb80dd35fdd58456a6868904a3caa%3frik%3dEtxmWCqwWdoaEw%26riu%3dhttp%253a%252f%252feedental.jp%252fee_diary%252f2019%2bEEdental%2bKY%2b(1).jpg%26ehk%3djYD8n7o4GPEsb5zybMdtUTm2HUgimQh3ibNXngA4FMo%253d%26risl%3d%26pid%3dImgRaw%26r%3d0&exph=279&expw=800&q=%e4%b8%ad%e5%bf%83%e7%b5%90%e7%af%80%e3%80%80%e3%83%87%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%ab&FORM=IRPRST&ck=1F6D128A955BE847D569DBD54D3FE80B&selectedIndex=15&itb=0
これをみると4番には歯髄腔があるようにもみえます。
Q2 撮影した方がベターだと思います。もちろん寒冷診や電気診も加えた方がより正確な診断に近づくと思います。
処置方針はCR充填もありますがより柔らかくて歯牙と一緒に少しずつすり減ってくれる作用を期待してグラスアイオノマーセメント充填という考え方もあります。
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返信4 |
ちび丸 2025/10/17(Fri) 21:32
船橋先生、再度ありがとうございます。
主治医によると歯髄は触れないそうなので石灰化したのかもしれません。それで現状維持というのも納得できました。削ったり過度な治療も、やって後悔するよりは慎重になったほうが良いですね。
ありがとうございました。
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返信5 |
ちび丸 2025/10/17(Fri) 21:43
柴田先生、ありがとうございます。
リンク先拝見しました。素人なので分からないですが、この画像から歯髄がどこまであるかを推測できるのですね。念の為レントゲンは撮ってもらうことにします。
無症状のまま神経が死んでしまうこともあるらしいですが、露髄しなければ感染することはないですよね。露髄すれば多少はしみると思うのですが、しみる症状さえなくても感染してしまっているものでしょうか。
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