質問 |
nananohaguki 2015/04/15(Wed) 20:41
以前、差し歯でメタルタトゥーだか、着色になり入れるときにその様な説明がなかったので慎重に考えています。
その歯は、土台が銀で根元がバイ菌で腐って錆びているので残念ながらやり直しできない。というのです。
被せものを外してみたら真っ黒になっているという。
そこでインプラントの提案がありました。考えてみればインプラントも金属で、今は最先端かもわかりませんがいまの歯の金属の様に溶解したり錆びたり、劣化したりしないのでしょうか?
またそうなると金銭的にも審美的にも大変です。
金属はもう懲りたのですがインプラントの劣化について教えていただきたく存じます。
また、大手がやっている審美歯科がいいのか、どこへいけば適切でよい医療が受けられるのでしょうか?
よろしくお願いします。 |
回答1 |
松山 哲朗 2015/04/15(Wed) 21:23
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歯科医師の松山です。
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・歯の金属の様に溶解したり錆びたり、劣化したりしないのでしょうか?
現在主流のチタン製インプラントについて、説明します。
チタンは表面に超薄膜の酸化膜が不動体膜として働き、科学的に安定します。
錆びるは鉄化合物に用いますが、非鉄金属類は腐食するといいます。
溶解はしません。チタン強引の強度は強く、鉄・ステンレスより
強くCOCr合金程度です。
以上は、青木秀希 著 「歯科インプラントを科学する」からの抜書きです。インプラント用としては、チタンとアルミニュウム、バナジウムの合金です。
上顎前歯部の予定でしたら、埋入位置を工夫しなければ歯肉に透けて
黒っぽくなる可能性があります。支台ををセラミックにして審美性を
図ることもあります。
インプラント経験が多く審美的な考慮をしてもらえる歯科医を
探すべきだと思います。審美歯科がインプラントに長けているか
どうかは不確定と思います。
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返信1 |
nananohaguki 2015/04/15(Wed) 21:43
松山先生ありがとうございます。
インプラントの金属?は溶け出して歯茎を黒くしたり、中で錆びてくさったりしないということですね。
上顎は、以前、歯性上顎洞炎になったので遠慮したいのですが下の歯は、比較的安心してよいのでしょうか?
よいお医者さんに掛かりたいのですが、ちょっとした手術の様な感じになりますか?
またインプラントはネジの様な形状になっていますので問題があれば入れ替え可能と思ってよいですか?
色々、お世話になります。
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回答2 |
さがら 2015/04/16(Thu) 08:43
ご相談ありがとうございます。
>インプラントの金属?は溶け出して歯茎を黒くしたり、中で錆びてくさったりしないということですね。
ごく僅かには溶けだします。
しかし、黒くしたり腐ったりはしません。
>下の歯は、比較的安心してよいのでしょうか?
神経や血管への注意は必要です。
>よいお医者さんに掛かりたいのですが、ちょっとした手術の様な感じになりますか?
完全に手術です。
感染や障害など、身体への危険な影響を予防する必要があります。
また清潔さは欠かせませんから、衛生面への厳密な配慮が必要です。
>またインプラントはネジの様な形状になっていますので問題があれば入れ替え可能と思ってよいですか?
ネジになっていればそのとおりです。
ネジではないインプラントもあります。
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返信2 |
nananohaguki 2015/04/22(Wed) 13:25
まず、歯茎の黒ずみから取りたいのですがメタルタトゥにも2種類あって
Aタイプ:銀イオンが歯茎の表面に着色している。
Bタイプ:差し歯のメタルの芯を削るときにその粉な歯茎に混迷して埋まった状態。
があるとの事で、Bタイプのものはレーザーでは取れないと言われました。
不思議に思うのですが、Aタイプの場合でその理由であればほんの表面を磨けば(強く拭く)などで消えるはずですし、この2つの意味が理解できません。
Bタイプというものも、どのような作業で埋まってしまうのでしょうか?芯を削っているときにうがいなどによってその粉は、流れてしまうと思います。刺青でも奥にインクを入れないと着色できないというのに、歯を削っただけで歯茎の奥に刺さってしまう順序がわかりません。先生方でメタルタトゥに詳しい方よろしくお願いします。
一番の疑問は、同じ様な状況の自分のお口の中でメタルタトゥになる歯とならない歯の違いはなんんあのでしょうか?
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回答3 |
さがら 2015/04/26(Sun) 09:12
ご返信ありがとうございます。
メタルタト−の意味は金属の刺青ですから、皮膚に色素を入れるふつうの刺青と同じで、歯茎という粘膜の肉の中に金属が入り込んでいます。
私は切り取って病気組織検査に出したことがありましたが、とても小さな金属片がたくさん入っていたと報告を受けました。
>ほんの表面を磨けば(強く拭く)などで消えるはずですし、この2つの意味が理解できません。
歯茎には厚みがあり、表面に近い部分と、深くて骨に近い部分まで入っていることがあります。
いくら表面と言っても肉の中ですから,拭いても取れません。
たとえ表面的に見えたとしても、実際に深く入っていても、処置方法どちらも同じであり、外科的に除去するしかありません。
>どのような作業で埋まってしまうのでしょうか?
芯を削っているときにうがいなどによってその粉は、流れてしまうと思います。
巷では芯を削っている時に、削りくずが歯茎に刺さって入り込むと言われています。
削る道具はとても高速なので、飛び散る削りくずも非常な濃く測で歯茎に当たると削りくずは尖っているので刺さるはずです。
刺さった削りくずはうがいではまったく流れません。
刺さっている分はほんの僅かです。
刺さった分とは別に、大部分は水と一緒に流れてたまりますから、それはバキュームで吸い上げるか、うがいで流すことができます。
また削る時に刺さる以外の理由として、芯や被せ物に使われた金属が後から溶け出して歯茎に染み出したという説も言われているようです。
申しそうであれば内部から表面へという流れになりますが、歯茎の中の状態ですから、表面からうがいで流すことはできません。
>一番の疑問は、同じ様な状況の自分のお口の中でメタルタトゥになる歯とならない歯の違いはなんんあのでしょうか?
私もできればその理由を知りたいと思います。
しかし、申し訳ありませんが、今のところ詳しく調べたことがありません。
転院されて来た方にはたくさん診ていますから、先ほど書いたようにその結果で発がん性など悪性転化がないか等心配になり、摘出して病理検査に出したこともあるくらい、そうなってしまった後については調べています。
というのも、私は30年以上無数の治療をして、芯を削ることも無数にしてきましたし、金属の芯を歯の根に無数に入れてきましたが、私の治療でメタルタトゥーが出た人はたった一人さえもいないからです。
かなりたくさん診ていますから、もしかするとそういう危険な材料や行為が原因として何かきっとあると思われます。
しかし、初めから私は健康や理想を目指していましたので、幸いにもそのような危険な材料や行為を知らずにしないで済んでいたのかもしれません。
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返信3 |
nananohaguki 2015/04/26(Sun) 19:47
さがら先生詳しく説明ありがとうございました。
このメタルタトゥはレーザーで完全でなくとも治りますか?
それと、メタルタトゥというのもは症例は多いものでしょうか?
宜しくお願いいたします。
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回答4 |
さがら 2015/04/27(Mon) 08:28
ご返信ありがとうございます。
>このメタルタトゥはレーザーで完全でなくとも治りますか?
可能です。
どれでも外科処置となります。
>メタルタトゥというのもは症例は多いものでしょうか?
多いとも言えませんが、珍しくはありません。
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返信4 |
nananohaguki 2015/05/01(Fri) 10:10
外科処置のうちにレーザーもあるということですね。
さがら先生は、どのタイプのレーザーを勧めますか?
レーザーによって悪化することはないでしょうか?
心配です・・・
口腔外科も行っている歯医者さんに相談したところ、レーザーは複数回やって浅ければ取れるか、何回やっても少し薄くなるくらいで人によって違う。と説明されました。
メタルタトウというのはイメージでどの様になっておるのでしょうか。図に書いた場所に金属の破片が入っているのでしょうか?
だとすると酸化したメタルだとすると黒に反応するレーザーをいくら当てても、その物質自体は歯茎の中にあって取れない、ということなのでしょうか?
図の骨まで達していることはないでしょうか?
気軽に銀歯にしたことをとても後悔しています。
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