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タイトル 歯周ポケットが深い(6〜9mm)場合の治療方法について
相談者 tarou5
年齢 58 歳
性別 男性
地域 非公開
職業 非公開

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質問 - tarou5 2025/04/18(Fri) 15:04
回答1 - Dr.ふなちゃん 2025/04/19(Sat) 10:32
回答2 - 柴田 (評価3.9に降下) 2025/04/19(Sat) 20:18
返信1 - tarou5 2025/04/23(Wed) 21:23

  過去の質問 1 - 2025/04/19(Sat) 10:32 - 歯周ポケットが深い(6〜9mm)場合の治療方法に…


質問 tarou5 2025/04/18(Fri) 15:04

歯周ポケットが深い(6mm〜9mm)場合の治療方法について、ご相談させてください。

下の右側の7番の遠心が9mm、下の左側の7番の遠心が6mmと深くなってしまっていて、また、右側の7番の遠心はフロスを当てた後、フロスに少し臭いが付きます。それ以外はほぼ3mm以下のポケットです。

通院している歯科医院で下の右側の7番については、フラップ手術の対象になるので、検討しても良いのではと言われています。
歯はしっかり残していきたいと思っているので、必要ならお願いしようと思うのですが、その前段で、もう少し侵襲の少ない方法があれば先に検討したいとも思っています。

そこで、下記の点について、教えてもらえますでしょうか?

(1)フラップ手術は通常の歯石取りでは除去し切れない歯石がある場合に実施される理解なのですが、麻酔をして深いポケット内の歯石取りをする方法もあると聞いています。9mmのポケットだと、麻酔をしての歯石取りでも完全に歯石を除去するのは難しいものでしょうか?

(2)レーザーを使って、深いポケット内の歯石取りやルートプルーニングをする方法もあると思うのですが、フラップ手術とどちらが良いとかはありますでしょうか?

(今までの経緯)
・40歳ごろに人間ドックで歯石がかなりついているので、歯医者で診てもらった方がいいとの診断で歯医者への通院を開始。(それまではほぼ通院していません、、、)
・通院先で、歯石取りを始めてもらうとともに、親知らずが噛むのにほぼ使われていないのと、隣の7番に影響を与えてしまうリスクもあるので抜いたほうが良いといわれて、上下と左右すべて抜歯(4本)。
・その後、半年に1回くらいのペースで歯石取りのため通院。(ただポケットの深さは測定していなかった記憶です。)

・50歳頃に通院先を変更。新しい通院先ではポケットの深さを測定してもらうようになり、下の左右が深くなっていることを認識(確か5-6mm)。また、歯軋りでだいぶ歯が削れているので、マウスピースを勧められて着用を開始。
・4-5ケ月に1回の頻度で通院、歯石取りをしてもらって、ポケットの深さについては、暫くの間、現状維持。
・ただ、前回の通院が10ケ月ほど空いてしまい、その影響なのか、右下の7番のポケットがより深く(9mm)なってしまい、フラップ手術の検討を勧められる。
回答1 Dr.ふなちゃん 2025/04/19(Sat) 10:32

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。

こんにちは。

歯周ポケットを6点や4点で計測する歯周精密検査の結果、1点だけが異常に高い数字に出る場合、多くのケースで歯根に破折線が入っていることを経験します。ただ、7番の遠心で8番を加齢後抜歯したということのようですから抜歯の影響で歯周ポケットが深くなっている可能性があると思います。

若くて炎症を繰り返していない8番を抜歯しても骨がきちんとできますから良いのですが、炎症を繰り返した事があり歳を取るまで放置されてしまった8番を遅くなった後に抜きますと骨がすでに硬化していて抜いたら抜いたままほぼ盛り上がりがなく治癒してしまう事が多くなりますから7番の遠心に深い歯周ポケットが残って治癒するということが生じます。そのため、遅くまで親知らずを残しておく事は賢明ではないと考えられていると思います。

今回は歯石がかなりあるのかもしれませんし、そうではなく8番抜歯後の治癒状態から歯周組織の位置を変えておく必要があるとの判断かもしれないと想像してみました。

歯周組織の形を変えてもらうと臭くて身体に害が大きい嫌気性菌の繁殖好条件を変える事ができるという事なのかもしれませんね。
歯周病というのはご自身のお手入れが届かないとそこには身体に悪い嫌気性菌が大いに繁殖してしまうので、歯周治療はご自身で日頃お手入れ可能な条件を作り出してあげる治療になりますから、根面に歯石がついていたらそれをしっかり取り除き根面を平滑化してあげたり、歯周組織が深く被さっていてご本人でお手入れできない条件になっていればその歯茎を切り取ったり収斂させてお手入れしやすい条件を作ってあげるという事が必要になります。

フラップ手術で検索いただきますとどこにでも記載があると思いますが、デメリットやリスクに生活歯であれば知覚過敏が生じる可能性があったり根面虫歯が生じる可能性を高めたりという事の記載がある物と思います。
歯茎が手術により下がりますとそこにはまた新たな問題が生じるので、最近はレーザー治療を行うなどで歯茎を下げる事なく歯周ポケットを収斂させたり根面への再付着を期待し根面深くに汚れが溜まりにくい環境を作るとともに露出する象牙細管を閉鎖しつつ殺菌するということも提案されるようになっていると思います。

とはいえ、歯周治療の決め手というのはなかなかないですから、フラップが必要ということでしたらフラップ手術をお受けになってご自身のお手入れの手が届くようにしてもらうのは良いのではないかと思います。
そして、問題がある状態が複数あるにも関わらず管理期間が長すぎるのも問題ではないかと思いますので、通院を10ヶ月も開けることなくきちんと歯科に通院されるのが良いのではないかと思いました。

炎症が落ち着いて歯周ポケットを計測する際に出血部位がなくても定期的メンテナンスに通院されるのが一般化してきていると思いますので、できればお口の中の健康にもう少し関心を深めて頂ければと思いました。

以上、全て想像ですので、実際のことは現在おかかりになっておられる歯科医によくご相談ください。何がどうしてなぜその必要があるのか?手術の選択を提案されても選択するには現状への理解が必要ですよね。
回答2 柴田 (評価3.9に降下) 2025/04/19(Sat) 20:18

顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。

Q1 はい、確か六ミリを超えるとかなりの確率で取り残すという報告があると思います

Q2 9ミリもあるとレーザーでも盲目的な処置になりますので取り残す可能性は高いと思います
返信1 tarou5 2025/04/23(Wed) 21:23

船橋先生、柴田先生、アドバイスありがとうございます。

今の歯周ポケットの状況を踏まえると、フラップ手術が有力な気がしてきました。ただ、レーザーで出来る可能性があるのかは並行して模索してみたいので、実際に処置をしていただく予定の大学病院で改めて診断していただこうと思います。

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