質問 |
とがさん 2025/07/28(Mon) 13:57
初めまして。10歳の娘のことで悩んでおります。
今週末にはかかりつけ医を受診予定ですが、その前にお知恵をお借りして頭を整理してから行きたいと思っています。
昨日最後の乳歯が抜けて、隣接していた6歳臼歯の近心側の歯茎のきわ辺りに白濁と一部分にごく小さく薄茶色の様な箇所がありました(目視では欠損などがあるかは分からず)。
もし治療となった場合、削ってレジンで詰める方法以外に、icon治療が適用になるなら検討したいです。かかりつけ医とは別に自費治療専門でiconを扱っているところにも予約を入れました。
審美以外の、娘のような虫歯治療の目的でicon治療はあまり一般的ではないでしょうか。比較的新しい治療でもあり、何かデメリットはありますでしょうか。
他にも、過去の投稿で娘の様なケースではアイオノマーセメントでシールして様子を見るという回答を拝見したのですが、それは一般的でしょうか。削らずに済むなら先生にお話ししてみようと思っています。
手前の歯が生えてしまうと見えなくなる部分であり焦っております。場所的にも経過観察できないので、何がベストなのか悩んでしまいます。どうかアドバイスをよろしくお願いします。 |
返信1 |
とがさん 2025/07/28(Mon) 14:18
写真を追加させていただきました。
画像1
|
回答1 |
Dr.ふなちゃん 2025/07/28(Mon) 15:10
|
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
|
こんにちは。
お子さんは、毎日のフロスの習慣づけは完成出来ていますか?
抜けた乳歯の隣接面部には虫歯や虫歯になったためのCR充填治療などはありませんでしたか?
私などが臨床でよく拝見するケースは、乳歯の虫歯の放置や、虫歯の履歴によりCR治療を行った横の隣接面に白濁や茶変や虫歯の発生を生じているパターンです。
そういうお子さんの多くがフロスの習慣化に失敗しています。またフッ化物の使用の習慣化がないというお子さんもおられます。
習慣を変えていただかなければ虫歯は進行しますから、それを見越して虫歯リスクの高い部分をCRで置換しておくことはよく行われると思います。
i-CONは元々、予防治療に使用されるものですから虫歯にすでになっていれば治療対象にして方が良いのではないかと思いますが、歯科医により考えが異なると思いますし、歯磨きの状況や親御さんのお口の状態など様々な環境を考慮された上で治療法を決めてくださると思いますから、かかりつけ歯科医になんでもご相談いただくのが良いと思います。
隣接面はとてもお手入れし難い部位ですし、生え揃ってしまうと治療時に大きく歯質を削除しつつの虫歯治療しかできない部位になりますから、良いチャンスにきちんと治療を受けられた方が良いのかもしれませんね。
白濁程度であればI-CONという選択もあるのかなと思いました。
_
|
返信2 |
とがさん 2025/07/28(Mon) 15:53
ふなちゃん先生
回答ありがとうございます。
実は1年ほど前、乳歯の前から3番目の歯が抜けた時、今回の様に乳歯の4番目の近心隣接面が白濁しており、削るほどではないとのことで、特に治療はしませんでした。しかしそれ以来朝晩2回ののフロスとクリンプロでの歯磨き、ここ数ヶ月は就寝前にミラノール洗口を欠かさずやっておりました。食習慣もかなり見直し、現在はかなり改善出来ていると思います。
この白濁等は改善する前にすでに出来てしまっていたのかもしれません。。
iconは、COかC1までの虫歯に適応とどこかで見たのですが、通常は白濁のCOまでの適応になるのでしょうか?ふなちゃん先生は実際にiconをお使いになられたことはありますでしょうか?
|
返信3 |
とがさん 2025/07/28(Mon) 16:00
ふなちゃん先生
回答ありがとうございます。
実は1年ほど前、乳歯の前から3番目の歯が抜けた時、今回の様に乳歯の4番目の近心隣接面が白濁しており、削るほどではないとのことで、特に治療はしませんでした。しかしそれ以来朝晩2回ののフロスとクリンプロでの歯磨き、ここ数ヶ月は就寝前にミラノール洗口を欠かさずやっておりました。食習慣もかなり見直し、現在はかなり改善出来ていると思います。
この白濁等は改善する前にすでに出来てしまっていたのかもしれません。。
iconは、COかC1までの虫歯に適応とどこかで見たのですが、通常は白濁のCOまでの適応になるのでしょうか?ふなちゃん先生は実際にiconをお使いになられたことはありますでしょうか?
|
返信4 |
とがさん 2025/07/28(Mon) 16:00
写真を追加させていただきました。
|
返信5 |
とがさん 2025/07/28(Mon) 16:05
慣れない操作で何度も同じ内容を投稿してしまい申し訳ありません。
|
回答2 |
柴田 (評価3.9に降下) 2025/07/28(Mon) 18:55
将来的にはみえなくなるので真っ黒にはなりますが、サホライド塗布という選択肢もあると思います。
|
返信6 |
とがさん 2025/07/28(Mon) 20:28
柴田先生
ご回答ありがとうございます。
乳歯などによく使われる薬剤ですね。
それも先生に相談してみます。
|
回答3 |
山田 豊和 2025/07/29(Tue) 15:06
こんにちは。
写真を拝見した限りエナメル質に限定した軽い脱灰と着色のように見えます、それほど深刻ではないように思います、お菓子に気を付けてフロスを使う事で再石灰化すると思います。
心配なさらなくてもいいですよ。
|
返信7 |
とがさん 2025/07/30(Wed) 13:52
山田先生ご返信ありがとうございます。
その後の経過です。
本日受診してきました。山田先生のおっしゃるとおり、エナメル質限定の浅い脱灰で欠損もなく、フッ素を活用したお手入れで再石灰化可能と言われました。バイトウィングでのレントゲンでも異常は見られませんでした。
検討していたiconについては、マストではなくどちらでも良いよと先生から判断を委ねられたのですが、そこまでする必要はないでしょうか?フッ素を活用したブラシとフロス、食生活についても十分気をつけていく前提で、icon治療までやる必要があるのか、専門家の方のお意見がお聞きしたいです。よろしくお願いします。
|
回答4 |
Dr.ふなちゃん 2025/07/30(Wed) 21:55
|
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
|
iconは、塩酸エッチング剤でdeepにエッチング(人工的脱灰)しそこに樹脂を浸透させて固める治療法です。ですからあまり薦める歯科医は日本にはいないのではないかと思いますよ。
見える部分の白濁を審美的に気にならなくしておきたいという場合などに用途を限定されておくと良いのではないかと個人的には思います。
フッ素を使ってフロスもきちんとするし、食生活も改めるという決意がおありでしたら、それが1番の虫歯予防法だと思います。そして、親の管理をいずれ離れていくのが正常に成長する子どもですから、親がいうからするというのではなく、しなければ気持ち悪いと感じるくらいに生活習慣づけされておくと良いと思いますよ。
甘いものを食べない人は本当に食べませんからね。(隣接面虫歯は食生活だけが原因ではないですけれど)
|
返信8 |
とがさん 2025/08/01(Fri) 20:37
ふなちゃん先生
再度ご丁寧なご回答ありがとうございます。
審美目的以外の初期虫歯のicon治療は日本ではあまり普及してないですよね。
今回はicon治療はやめておくことにしました。
そして、ふなちゃん先生の「フッ素を使ってフロスもきちんとするし・・・、それが1番の虫歯予防法だと思います」とのご回答がとても腑に落ちました。
更に気を引き締めて、いづれ本人だけでも管理出来るよう娘と一緒に頑張ってケアしていこうと思います。
他の先生方も、ありがとうございました。
|
返信9 |
とがさん 2025/08/05(Tue) 16:31
時間が経過して恐縮ですが、追加でひとつ教えて頂きたいです。
現状、娘の白濁はかかりつけ医でエナメル質限局で欠損はなく(マイクロで確認していただきました)今は硬い状態との診断で、高濃度フッ素をぬってもらい次回また3ヶ月後の検診となりました。
昨日とある歯医者さんのブログで、隣接面の白濁にはシーラント処置でコーティングするのが有効との記事を見つけたのですが、これは標準的な治療でしょうか?他にはこのような治療は見つけられず効果的なのかどうか素人には判断が出来ずにいます。
前の歯がどんどん伸びてきており、もしシーラント処置が有効なら早急に検討したいのですがいかがでしょうか。何卒ご教示いただけると幸いです。
|