質問 |
はちみつ114 2025/08/28(Thu) 00:13
初めて投稿させていただきます。よろしくお願いいたします。
5年前に奥歯(右下6番)をE-maxセラミックインレーで治療しました。
先日、検診の際にその部分を確認していただいたところ、
セラミック自体ではなく、下の自分の歯(支えている部分)が欠けていました。
今回は小さなリペア(少し削ってレジンで詰めてもらったと思います)で済んでいますが、
今後繰り返すようであれば再治療が必要かもしれないと言われています。
私は歯ぎしりが強いため、就寝時は毎日マウスピースを使用し、定期的にボトックス治療も受けています。
そこで質問させてください:
・ゴールドインレーであれば、自分の歯が欠けるリスクは少なかったのでしょうか?
・ゴールドとE-maxセラミックの長期的な耐久性や、自分の歯への負担の違いについて知りたいです。
・歯ぎしりが強い場合、どちらの素材がより適しているのでしょうか?
ちょうど今、咬耗で象牙質が露出している他の奥歯(左下6番・右下7番)の治療をセラミック(E-max)で進めるかどうか悩んでいるところです。
現在通院中の歯医者さんが、セラミック(E-max)を強く推奨されていて
伺ったところ、ゴールドの詰め物は扱っていないと言われてしまいました。
そこで、今後ゴールドの詰め物を選択する場合は、
ゴールドの扱いのある他院で治療を受ける必要があり、
セカンドオピニオンも視野に入れています。
今後治療予定の歯についても、ゴールドにすることで自分の歯の欠けや亀裂のリスクを少しでも減らせるのかどうか、
先生方のご意見を伺いたいです。 |
回答1 |
Dr.ふなちゃん 2025/08/28(Thu) 10:18
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。想像ですが、ご本人の歯の方が大変弱っておられたのではないかと思います。
それを無理にインレーにして天然歯質を温存させてもらっていたのではないかと思います。
マイクロスコープなどで強度に拡大して明視して視認しますと天然歯質にヒビが入っていることが確認できる場合もしばしばあると思います。視認できますとそこはバッサリと削り取られる治療に進むことになる場合が多くなると思います。
目視であったり、数倍の拡大視野程度での治療ですと、細かいヒビや途中から入っているわかりにくいヒビなどは見落とされがちになる為に天然歯質は温存される傾向が増えると思います。
欠けたとしてもその部分のみをレジンで修復が可能であればその治療はツギハギの治療法になりますが結構もつ場合もあると思います。
最初から削り取りに行く徹底的な治療を受けますとトラブルはその分減りますが、天然歯質も早めに大きく失うことになります。
そういうケースではe.maxでインレーをしようが、ゴールドでインレーをしようが結果は同じになると思います。ただし、e.maxはご存知の通りガラスセラミックですから強度保障のために一定量の厚みと太さが必要になりますが、ゴールドは延性があるためそれ自体破折しがたく薄くて細い
窩洞でも良いという形成のお約束があります。そのため不要に形成されずに済むというメリットはありますね。
食いしばりが強い方の場合、修復材料自体が割れる可能性があり歯質も形成のお約束により失う量が大きいガラスセラミックであるe.maxよりも、ゴールドをお薦めされるケースは多くなると思います。
ご参考にしてください。
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回答2 |
Dr.ふなちゃん 2025/08/28(Thu) 10:18
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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2重投稿のため削除
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返信1 |
はちみつ114 2025/08/29(Fri) 00:13
>船橋先生
この度はとても丁寧でわかりやすいご回答をありがとうございました。
また、今回のトラブルはそもそも自分の歯に問題があった可能性があると知り、納得すると同時に安心いたしました。
恐らく、船橋先生がおっしゃるように、
私が現在お世話になっている先生も「あまり削りすぎないように」「すぐに削らなくても大丈夫なタイプの虫歯であればこまめに定期検診&経過観察をする」といったお考えを持っておられるように感じています。
そのため、私自身だけでなく家族も含めて長く診ていただきたいと思っています。
今回はそのような理由もあり、とりあえず掛かりつけの先生を信頼し、
セラミック(E-max)でお願いしようかと考えています。
ただ、今後セラミックが繰り返し欠けるようなことがあれば、その際はゴールドも検討していきたいと思います。
今回レジンで補修していただいた部分も、できるだけ長くもってくれることを期待しています。
貴重なお時間を割いてご回答くださり、心より感謝申し上げます。
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