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ちび丸 2025/10/18(Sat) 22:56
先日、子供の中心結節のことで先生方にたくさんのご回答をいただきました。ありがとうございました。お聞きしたいことがまだあり、すみませんが改めて書き込みさせて下さい。
@中心結節が折れた場合、無症状のまま神経が死んでしまうこともあるらしいです。無症状ということは露髄していないと思うのですが、それでも感染が成立するのでしょうか。露髄すれば、多少はしみる症状が出ると思うのですが…
A中心結節が折れて数年立つと、通常は穴の中が石灰化されてくるものでしょうか。気づかずに折れて無症状のまま数年たった方の穴は象牙質で塞がっているのが普通でしょうか。
B結節内部に神経が走行しているかどうかはレントゲンでは判別できないとご回答いただきましたが、コーンビームＣＴであれば判別可能でしょうか。
お休み中に恐縮です。教えていただけましたら幸いです。宜しくお願いします。 |
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柴田 （評価3.9) 2025/10/19(Sun) 12:45
@中心結節が折れた場合、無症状のまま神経が死んでしまうこともあるらしいです
こういう報告や発表は結構見聞きしています。
>無症状ということは露髄していないと思うのです
歯科用顕微鏡で観察しても分からないような極小の露髄（不顕性露髄）であっても口腔内の細菌にとっては大きな穴なので感染が成立すると思います。
その後無症状で経過して歯髄が壊死を起こすのだと思います。
A 中心結節が折れて極々稀に上記の不顕性露髄をしなければ二次象牙質ができてくるかもしれないと思います。臨床的にもそういうケースにも遭遇します。
B写るかもしれませんし写らないかもしれません。CTといっても各社かなり差がありますので。
ただどちらにしても小児に対する被曝ということと処置方針に変わりはないのでCTは不要だと思います。
それよりも冷温診や電気診、デンタルを組み合わせて歯髄が生きているかどうかの診断の方が有効かと思います。
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ちび丸 2025/10/19(Sun) 13:39
柴田先生、ありがとうございます。
≫A 中心結節が折れて極々稀に上記の不顕性露髄をしなければ二次象牙質ができてくるかもしれないと思います。臨床的にもそういうケースにも遭遇します。
とのことですが、もし不顕性露髄があり感染がおこれば、二次象牙質はできないのでしょうか。つまり、中心結節が折れた人の多くは時間がたっても神経がむき出しのままなにでしょうか。
すみません、教えていただけたら幸いです。
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柴田 （評価3.9) 2025/10/19(Sun) 17:47
その場合は無症状で歯髄壊死に移行して根尖相当部の粘膜に瘻孔ができて歯科医院を受診することになると思います。
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Dr.ふなちゃん 2025/10/20(Mon) 10:52
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。根尖の閉鎖が未完成の歯の場合、歯髄が感染していても無症状という場合が割とあると思います。
やはりレントゲンぐらいは撮って貰えば良いと思います。破折は外傷なのでわかった時にレントゲン検査を行なってもらい経過の予測を行い患者さんに説明を行い記録に残し経過観察に使用してもらうのが良いと思いますね。
C Tとは異なって被ばく線量はごく僅かですからレントゲン撮影をお願いしても良いのではないかと思います。保険病名もつくと思いますよ。
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ちび丸 2025/10/20(Mon) 11:17
船橋先生、ありがとうございます。
やはり、しみる症状が全くなくても感染している可能性があるのですね。
レントゲンを撮ってもらうことにします。
ありがとうございました。
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井野泰伸 2025/10/21(Tue) 11:31
こんにちは、個人的な意見ですが早目に大学病院の歯内療法科や小児科などに紹介状書いてもらった方がいいと思いますよ。
９歳だと根尖は出来ていないことが多いので根管治療はかなり専門的な治療になってきます。
また露髄してすぐで下の歯髄が生きていれば断髄などをして、根の先の神経を生かせれば歯根は正常通り完成することもあります。
ただ、後手になると根尖は開いたままになるのでMTAセメントを使ったりと色々大変になります。
歯科治療は希望的観測で経過を見るよりきちんと診断をして適切な時期に適切な処置を受けないと歯は長く持ちません。
簡単に
＞@中心結節が折れた場合、無症状のまま神経が死んでしまうこともあるらしいです。無症状ということは露髄していないと思うのですが、それでも感染が成立するのでしょうか。露髄すれば、多少はしみる症状が出ると思うのですが…
症状がないケースもありますね。
＞A中心結節が折れて数年立つと、通常は穴の中が石灰化されてくるものでしょうか。気づかずに折れて無症状のまま数年たった方の穴は象牙質で塞がっているのが普通でしょうか。
折れて露髄（神経が出る）していれば、口腔内の細菌が露髄面に感染するので２次象牙質はできません。
２次象牙質が出来るには細菌がいない環境下になってきます。
中心結節が折れていて、第２象牙質様の歯で露髄していないケースは歯が生えて結構機関が過ぎてから中心結節が折れたケースだと思います。
９歳であればまずその可能性は薄いと思います。
B結節内部に神経が走行しているかどうかはレントゲンでは判別できないとご回答いただきましたが、コーンビームＣＴであれば判別可能でしょうか。
内部の走行が分かった所であまり意味ないと思いますが・・・
診断はまず露髄しているかどうか！？
次に、神経がどの程度まで死んでおりどこまで歯髄を残すことができるか！？
これらはレントゲン・CTでは殆ど分かりません。
露髄していそうなら、顕微鏡下で＃０６（０．０６ｍｍ）のファイルをそこの部分に差し込んで、下に入るようなら確実に露髄しています。
また入れたあとに痛みなどがあれば、下の歯髄は生きていると思われるので半分神経を取る断髄も適応になってくるでしょう。
レントゲンを撮るより適した方法でまずは診断を受けた方がいいでしょうね。
心配でしょうが、変にネットで知識を得るより早目に専門の機関にかかった方が最善だと思いますよ。
おだいじに
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ちび丸 2025/10/21(Tue) 12:26
井野先生、大変くわしく教えていただき、ありがとうございます。しみる症状が全くなくても露髄した可能性はあるのですね。
診察した歯科医によると、肉眼で見る限りは露髄しておらず、穴の中も硬いので、エナメル質のみの破損で済んだのではないか？との事でした。その部分を触っても痛みはなく、露髄したら痛みがあるはずだ、と。
親としては、神経が生きているうち治療したいと強く希望したのですが、露髄があったか定かではなく治癒していく可能性もあるので、わざわざ手を加えたないと。
ただし数年経って腫れてくる可能性もあるので、その時に治療しますと。そうなる前に何とかしたいのですが…
大学病院を紹介してもらったほうが良いのですかね…悩みます。
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井野泰伸 2025/10/21(Tue) 14:29
そもそもなんですが、まず露髄しているのかどうかをきちんと調べられた方がいいですよ。
露髄していても、歯髄が正常と判断し経過観察するのであれば露髄面をレジンやセメントで埋める。
上記は極々一般的な方法だと思います。
一度他の小児歯科にでも相談した方がいいと思いますよ。
膿んでから治療なんて自分の子供ならまずしない選択肢だと思います。
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ちび丸 2025/10/21(Tue) 15:27
井野先生、再度ありがとうございます。
9歳であれば神経が退縮しているはずもなく、折れた＝露髄した、と考えるべきなのですね。希望的に考えてしまっていたのが間違いでした。
露髄しているか顕微鏡を使って調べてくれる歯科医さんが近隣にあれば良いのですが…
やはり大学病院がほうが良さそうです。
お忙しところ、アドバイスをいただきありがとうございました。
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