| 質問 |
てんき 2025/12/05(Fri) 15:48
6年前、無髄歯の上の前歯にジルコニアクラウンを装着しました。
歯の裏側の根元に金属が見え(1o程度)わずかな段差を感じます。
歯肉退縮によるものと診断されました。
主治医は、治療の再治療(ジルコニアクラウンの被せ直し)が
望ましいと仰っていました。
@見えている金属部分は土台なのでしょうか?
A歯を長持ちさせたい場合、再治療が望ましいでしょうか?
主治医は、精度の高いクラウンを作成してくださる先生です。
(対象となっている歯の治療は、別の医院で行いました)
このような歯が複数あり、治療開始するかどうか悩んでいます。
ご意見お聞かせいただけましたら幸いです。 |
| 回答1 |
柴田 (評価3.9) 2025/12/05(Fri) 17:54
@ 土台の可能性が高いと思います。
メタルボンドの場合は内面がメタルですのでそういう状態もあり得ますがジルコニアであればノンメタルなので土台だと思います。
A 段差があれば再形成再印象という方法が一つだと思います。
ただごく稀に歯肉縁よりかなり下までむし歯になっていた場合歯肉縁近くまでよく研磨された土台(メタルコア)をおいてメタルコア上にジルコニアクラウンの縁を乗せることはごく稀にあると思います。
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| 回答2 |
山田 豊和 2025/12/06(Sat) 13:10
こんにちは。
仰るような状態なら6年前ジルコニアを被せた時メタルコアをはずさずにジルコニアクラウンを被せたのではないかと思います。
>@見えている金属部分は土台なのでしょうか?
金属の土台(メタルコア)だと思います。
>A歯を長持ちさせたい場合、再治療が望ましいでしょうか?
主治医は、精度の高いクラウンを作成してくださる先生です。
(対象となっている歯の治療は、別の医院で行いました)
無髄歯のようなので根管治療の評価をしておいた方がいいと思います。
>このような歯が複数あり、治療開始するかどうか悩んでいます。
ご意見お聞かせいただけましたら幸いです。
無髄歯なら根管治療の評価、有髄歯なら二次カリエスの有無を調べておいた方がいいように思います。
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| 返信1 |
てんき 2025/12/06(Sat) 18:19
柴田先生、山田先生、
お忙しい中、詳細にご説明くださいまして
ありがとうございました。
おかげさまで、見えている金属部分について、理解することができました。
また、今後の治療の必要性を知ることができました。
心よりお礼申し上げます。
大変申し訳ございませんが、
もう一点、お聞かせいただけましたら幸いです。
対象となっている歯(金属部分が見えている)について
「無髄かつ自分の歯がほとんど残っていないため、
根管治療はせず(歯が割れるリスクを回避)クラウンのみ再作成」という
治療を主治医にご提案いただきました。
自分の歯がほとんど残っておらず、歯肉縁よりも下にある場合でも
クラウンの再作成をして段差のない状態にすることは
歯を残すために有効的な治療なのでしょうか?
ご意見お聞かせいただけましたら幸いです。
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| 返信2 |
てんき 2025/12/06(Sat) 18:25
柴田先生、山田先生、
お忙しい中、詳細にご説明くださいまして
ありがとうございました。
おかげさまで、見えている金属部分について、理解することができました。
また、今後の治療の必要性を知ることができました。
心よりお礼申し上げます。
大変申し訳ございませんが、
もう一点、お聞かせいただけましたら幸いです。
対象となっている歯(金属部分が見えている)について
「無髄かつ自分の歯がほとんど残っていないため、
根管治療はせず(歯が割れるリスクを回避)クラウンのみ再作成」という
治療を主治医にご提案いただきました。
自分の歯がほとんど残っておらず、歯肉縁よりも下にある場合でも
クラウンの再作成をして段差のない状態にすることは
歯を残すために有効的な治療なのでしょうか?
ご意見お聞かせいただけましたら幸いです。
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| 回答3 |
Dr.ふなちゃん 2025/12/08(Mon) 11:11
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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こんにちは。歯肉縁よりも下の歯質が過去の経緯から喪失しているために(深い虫歯や冠の下や繋ぎ目から2次虫歯になったなど)冠のマージン設定(ご自身の歯と修復物の繋ぎ目)が金属の土台上にしかできなかった可能性があると思いました。または、前医のジルコニア冠用形成が不十分で(まだ削れるのにあまり削り取らなかった)ジルコニアのマージン部が薄すぎて噛み合わせ調整時にジルコニア部がなくなったりそのタイミングもしくはその後欠けたなど色々と原因と経過が予想されると思います。
実際に診察している歯科医はそういう過去の経緯も想像しながらお勧めの治療法を提案しているものと思います。
金属の土台を削ればジルコニア冠は太く長く製作可能になることがほとんどでしょう。
土台は根管に維持されていますからその上の少しの縁の形成量の過多で歯自体の寿命を左右することはあまりないでしょうから(実際の診断が必要ですから正確かはわかりませんが)やり変えてもらうという選択は良い選択ではないかと思います。
ただ、必ずやりかえが必要か?という訳ではなく、きちんとお手入れが行き届けば長期に渡って問題なく経緯することもできると思います。
段差部が上手く清掃できないならばやりかえて清掃しやすくしてもらうか、またはご自身の清掃ができなくてもジルコニアと健康な歯茎でしっかりカバーされているという状態に変えてもらうというのが基本的な考えだと思います。
金属のメタルコアが金銀パラジウム合金以上(自費治療用)という口腔内に長期に露出していても安定した素材という場合もあるでしょうし、銀合金という口腔内に露出していたら酸化が進んで(金属腐食)黒変したり微細な劣化が進行する度合いが早い金属(保険適用)という場合もあるでしょうし、何をどう使ってどの程度の治療なのか?ネットではわかりませんから、おかかりの歯科医に十分に説明してもらうのが良いと思います。
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