根管治療の専門医を探すには?
相談者:
くうたさん (30歳: )
投稿日時:2007-02-07 06:32:00
こんにちは。
以前治療した、左下奥から2番目の歯の根が膿み、歯茎が膿でふくらんでいる状態です。以前の治療は神経を抜いて根管治療後、土台の上に銀で歯を覆うというものでした。
先日別の歯科で相談したところ、根の先まで薬が入っておらず炎症が起きているので、根管治療のやりなおし(銀、土台、薬を外し、薬を根の先まで入れなおす)をすすめられました。
⇒根管治療(歯の神経・根の治療)
しかし残っている歯の部分が少なく土台が大きいので、土台を外す時点で歯がダメになって抜歯になるかもしれない、また、入っている薬によってはその薬を除去できず治療が困難かもしれない、とのこと。
この歯を残せるかどうかの瀬戸際か、とあせった私は、根管治療専門医を探したほうがいいのかな…とネットをさ迷っていますが、大分県では今のところ見つかりません…。
・歯科医院に電話で問い合わせる場合、根管治療専門医はいらっしゃいますかと訊いていいものでしょうか。
・根管治療にも保険内、外の治療があるのですよね。治るのであれば保険外でもいいと思っているのですが、保険外の治療はどういうものがあるのでしょうか。
・再治療の場合も、ラバーダムの使用をお願いしたほうがいいのですよね?
以前治療した、左下奥から2番目の歯の根が膿み、歯茎が膿でふくらんでいる状態です。以前の治療は神経を抜いて根管治療後、土台の上に銀で歯を覆うというものでした。
先日別の歯科で相談したところ、根の先まで薬が入っておらず炎症が起きているので、根管治療のやりなおし(銀、土台、薬を外し、薬を根の先まで入れなおす)をすすめられました。
⇒根管治療(歯の神経・根の治療)
しかし残っている歯の部分が少なく土台が大きいので、土台を外す時点で歯がダメになって抜歯になるかもしれない、また、入っている薬によってはその薬を除去できず治療が困難かもしれない、とのこと。
この歯を残せるかどうかの瀬戸際か、とあせった私は、根管治療専門医を探したほうがいいのかな…とネットをさ迷っていますが、大分県では今のところ見つかりません…。
・歯科医院に電話で問い合わせる場合、根管治療専門医はいらっしゃいますかと訊いていいものでしょうか。
・根管治療にも保険内、外の治療があるのですよね。治るのであれば保険外でもいいと思っているのですが、保険外の治療はどういうものがあるのでしょうか。
・再治療の場合も、ラバーダムの使用をお願いしたほうがいいのですよね?
回答1
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2007-02-07 09:49:00
文面からですと、まさに根管治療の専門医の出番と思われる状況ですね。
日本で根管治療専門医としてされている先生は非常に少数なのですが、認定医を持っていなくても自分でしっかりと勉強をして、アメリカの専門医に引けを取らないような先生もいらっしゃいます。
根管治療が得意な先生を見分けるには、以下の2つのポイントがあります。
保険の根管治療と保険外の根管治療の違いは簡単にいうと、
といった感じですね。
ラバーダムは当然やってもらったほうが良いのですが、もともとラバーダムをしていないような歯科医院(実は大半)では、ラバーダムのキット自体持っていないということもあります。
こちらをお読み頂くとさらに理解が深まると思います。
⇒参考:根管治療の途中からラバーダムをするのでは遅いですか?
⇒参考:根管治療中、うがいをしてはいけなかった?
案外、治療レベルの高い歯科医院はホームページを持っていなかったりするので(地方の場合は特に・・・)、見つけるのに苦労されてしまうかもしれませんが、当サイトでは今このような歯科医院を出来るだけ見つけやすくするシステムを作って広めていこうと努力をしています。
ただ、完成して実際に歯科医院が見つけられるようになるまでにはまだ時間がかかりそうですので、現時点ではインターネットと電話を利用して、ラバーダムやマイクロスコープを使用している歯科医院を探すしかないのかなぁ・・・と思います。
日本で根管治療専門医としてされている先生は非常に少数なのですが、認定医を持っていなくても自分でしっかりと勉強をして、アメリカの専門医に引けを取らないような先生もいらっしゃいます。
根管治療が得意な先生を見分けるには、以下の2つのポイントがあります。
保険の根管治療と保険外の根管治療の違いは簡単にいうと、
- 「目をつぶって治療をする」のと、「目を開けて治療をする」の違い。
(マイクロスコープ、又は拡大鏡の使用) - 「常に細菌感染のリスクにさらされている」のと、「無菌的に処置」の違い。
(ラバーダムの使用) - 「早くやりなさい!」と急かされながら治療をするのと、「ゆっくりやっていいよ」とじっくり治療が出来る違い。(保険治療と保険外治療の違い)
といった感じですね。
ラバーダムは当然やってもらったほうが良いのですが、もともとラバーダムをしていないような歯科医院(実は大半)では、ラバーダムのキット自体持っていないということもあります。
こちらをお読み頂くとさらに理解が深まると思います。
⇒参考:根管治療の途中からラバーダムをするのでは遅いですか?
⇒参考:根管治療中、うがいをしてはいけなかった?
案外、治療レベルの高い歯科医院はホームページを持っていなかったりするので(地方の場合は特に・・・)、見つけるのに苦労されてしまうかもしれませんが、当サイトでは今このような歯科医院を出来るだけ見つけやすくするシステムを作って広めていこうと努力をしています。
ただ、完成して実際に歯科医院が見つけられるようになるまでにはまだ時間がかかりそうですので、現時点ではインターネットと電話を利用して、ラバーダムやマイクロスコープを使用している歯科医院を探すしかないのかなぁ・・・と思います。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-02-07 10:08:00
「根管治療専門医はいらっしゃいますか?」と聞いても「いません」と言われるか「そんなもん、専門医じゃなくてもできるよ!」のどちらかだと思います(言葉が悪くてごめんなさい)。
歯科医師の80%以上は「根管治療は普通の治療」と考えるはずですから、そこに「専門医」と言う言葉をつけてもピンとこないでしょう。自称「根治のプロ」と言う先生はいっぱいいらっしゃいますから。
むしろ「マイクロスコープを使っての根管治療をしていますか?」の方がはっきりわかると思います。
まだまだマイクロスコープの普及は国内では少ない(1000台以下)ですが、アメリカの根管治療の専門医はマイクロスコープの使用が義務付けられています。これから日本もそうなるでしょう。
そうすると必然的に保険外治療になっていくと思いますし、ラバーダムも絶対に使ってくれると思います。
確かに、金属の土台を外す処置は今は僕はマイクロが無いとできません。それでも冷や汗をかきながらですから、マイクロの無い先生では「抜歯になるかも」と言うのが本音でしょう。
歯科医師の80%以上は「根管治療は普通の治療」と考えるはずですから、そこに「専門医」と言う言葉をつけてもピンとこないでしょう。自称「根治のプロ」と言う先生はいっぱいいらっしゃいますから。
むしろ「マイクロスコープを使っての根管治療をしていますか?」の方がはっきりわかると思います。
まだまだマイクロスコープの普及は国内では少ない(1000台以下)ですが、アメリカの根管治療の専門医はマイクロスコープの使用が義務付けられています。これから日本もそうなるでしょう。
そうすると必然的に保険外治療になっていくと思いますし、ラバーダムも絶対に使ってくれると思います。
確かに、金属の土台を外す処置は今は僕はマイクロが無いとできません。それでも冷や汗をかきながらですから、マイクロの無い先生では「抜歯になるかも」と言うのが本音でしょう。
回答3
回答日時:2007-02-07 23:03:00
確かに、「本当の専門医」を探すのは困難です。
私の知る限り、海外の専門医の資格を取得して日本で開業されているのはお二人… もう少しいらっしゃるかも知れませんが。
残念ながら首都圏です。
そうするとそれ以外は「得意な先生」という言い方が正しいかも知れません。
であれば、主観的な「得意」「不得意」よりも、客観的な「マイクロスコープの有無」などをヒントに検索されるのが現実的でしょう。
私は今隣県におりますが、一昨年で多分県内で2台ぐらいと聞きました。
大分でも多分似た状況じゃないでしょうか。
文面から、私もこれは「得意な先生」を探すべき治療だと思いますよ。
良いところが見つかるといいですね。
私の知る限り、海外の専門医の資格を取得して日本で開業されているのはお二人… もう少しいらっしゃるかも知れませんが。
残念ながら首都圏です。
そうするとそれ以外は「得意な先生」という言い方が正しいかも知れません。
であれば、主観的な「得意」「不得意」よりも、客観的な「マイクロスコープの有無」などをヒントに検索されるのが現実的でしょう。
私は今隣県におりますが、一昨年で多分県内で2台ぐらいと聞きました。
大分でも多分似た状況じゃないでしょうか。
文面から、私もこれは「得意な先生」を探すべき治療だと思いますよ。
良いところが見つかるといいですね。
回答4
タイトル | 根管治療の専門医を探すには? |
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質問者 | くうたさん |
地域 | |
年齢 | 30歳 |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
根管治療の専門医 歯医者さんの探し方・見つけ方 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。