歯周病末期の状態から次の治療法は?

相談者: タンゴさん ( : )
投稿日時:2007-06-13 03:05:00
はじめまして。

28歳の時に左奥の親知らずが痛み、歯科医院に行き、診察の結果、抜歯することとなりました。

その際、左上6番と7番の歯茎の腫れも併発していて、レントゲンや別の診察をおこない、その結果、若年性歯周病という診断を受けました。

「とても強く健康な歯なのに、それを支える顎の骨もとけている」
「歯茎が悪くなる以前に、下の骨がよくない」
「27歳にしてすでに60代の歯茎の状態ですね」
「このまま進行すると食べ物の味がしなくなる」
「遺伝も関係する」

などと医師から言われ、その医師とカウンセリングした結果、上下とも奥から4本(4番〜7番)の周囲を芯のような状態にまで削り、その上から銀製の被せものをしました。

前歯も先々は同じような状態になるということでしたが、保険の関係で金銭的に治療できなかった理由で、とりあえずは、その治療で終わりました。

「もって10年でしょう」と言われました。

以来5年経ったある日、冷たいアイスか何かを食べた時に激しい知覚過敏を感じ、それ以来、冷たい飲み物にも過敏になりました。

年々、その症状は悪化する一方で、年に2度ほど、歯茎から血が出たりしたこともありました。

それでも普段は食べ物もかめましたし、リンゴをかじっても血が出ない状態でした。

口臭もかなりあります。

年々、歯茎が痩せ、歯が大きく見えるような感じです。
全体的に揺れもあります。しゃべりずらいことも時折感じます。

ただ痛みがそれほどなかったことで、これまで歯医者にかかるほどではありませんでした。

術後10年ほど経った最近、虫歯のような痛みを被せものの中あたりに感じました。

医師とカウンセリングしたところ、被せものの中の芯の歯が虫歯になっていると診断されました。

この歯を治療するには、連結した被せものを外し、上右7番と8番を抜歯治療し、被せものをまた作るということが考えられるとのことでした。

すでに下右の7番8番にも痛みが出そうな気配もあります。
2番と3番の間にも隙間が出て、揺れも出ます。

全体が良い状態にありません。この次の治療法は総入れ歯になるでしょうか?

診察した医師にも近い将来そうならざるを得ないような事も言われました。

両親も40代で総入れ歯でしたので、自分もそうなると思ってはいました。

総入れ歯がどのような機能的障害があるかの知識もなく、心配なところもあります。

まとまりのない文章ですみません。

お聞きしたいのは、

1)
今のような状況で受けるべき治療法としてはどんな選択肢が考えられるか。

2)
今現在抜歯したほうがいいといわれた2本以外の歯も先が長くない事を考えると何らかの処置をしたほうがいいのか。

3)
その場合、やはり総入れ歯という事になるのか。また総入れ歯にする事になった場合、どのような種類を選ぶべきか。総入れ歯にした時の日常生活における弊害や注意点などがあれば教えてほしい。


という感じです。
どうかよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-06-15 00:47:00
若くして重度の歯周病にかかると一生自分の歯だけですごす事は難しいかもしれません。

しかし、適切な治療をすれば進行を遅らせ延命する事は可能です。

ご自身も歯周病についてもう少し勉強され知識をもにつけた上で、歯周病の専門医か得意とする先生にかかられたほうがいいと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-06-15 12:29:00
はじめまして。

苦労されてますね。。

若年性歯周炎(=侵襲性歯周炎)とは言え、きちんとデキる先生のところであればそれなりに進行は抑えられた筈です。

>ただ痛みがそれほどなかったことで、これまで歯医者にかかるほどではありませんでした。

というのが悔やまれてなりません。。

参考⇒侵襲性歯周炎かも?(歯周病治療が得意な歯科医院の見分け方)


1)について

今の歯周炎がまだ進行性の状態か停止できている状態か、によります。

停止できている状態(※目安としては大体ですが、歯周ポケットが全て3mm以内、検査時、出血する箇所が全体の10%以内ぐらい)であれば、歯が揺れていても固定すること(ブリッジ連結冠)、後々のきちんとしたメインテナンスで大きな問題はありません。

が、歯周病治療に自信のある先生のところでないと不安が残ります。

それと安易に神経を抜いても後々苦労することになると思います。

できるなら、専門医か、相当得意そうな先生のところでの治療を受けて下さい。


2)について

先が長くないと決め付ければ抜いた方が・・となってしまいます。
悪あがき(適切な歯周治療)はむしろするべきだと思いますよ。

小牧先生もおっしゃられてる通り、技術のある先生の元でタンゴさん自身も相当に頑張れるなら、進行を停止させられる歯はまだ何本もあるはずです。


3)について

全部歯を抜けば総入れ歯です。
保険適用のものから5000万円(!)ぐらいのものまで選べます。

私は一般的な総入れ歯しか見たことがありませんが、イメージとしては咬める力が自然の歯の5分の1。上あご、下あご全て覆うので味はしない、異物感が強い、という感じがあります。

人によって随分と差がありそうですが、早いと数年で顎の形と合わなくなって、作り直す必要も出てきます。

お手入れが悪いと、明らかに汚れやニオイがついてきます。

5000万円もの総入れ歯があるということは、それだけ苦労されてる方も多いということだと思います。

自分だったら、せめてインプラント義歯にしたいですね。
それ以前に、残せる歯は全力で残すと思いますが。


今後の治療としては、歯周病の進行がどうしても抑えられない歯については抜歯し、抑えられるけど揺れている歯については連結。

抜歯して足りない部分はインプラント(※若年性歯周炎の患者さんには出来ないと主張するグループもいますが)、というのが今現在で最高の悪あがきだと思います。

しかし手間もお金も相当にかかってきますから、選べる範囲で出来るだけ良いことを選ばれてください。

頑張って下さいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タンゴさん
返信日時:2007-06-15 22:49:00
小牧先生、渡辺先生、お忙しいなかアドバイスありがとうございました。

自分が歯周病に関して勉強不足であることも認識しています。

そんな勉強不足な自分にも親身になっていろいろ教えていただき感謝しております。

おかげで少し勇気が湧いて来ました。
これからは前向きに戦っていくことにします。

小牧先生がおっしゃるような、自分の状況に合った専門医を見つけ出し、渡辺先生がおっしゃるような「最高の悪あがき」をしていきたいと思います。

できるだけ長い間、自分の歯で美味しい料理を味わいと思いますし。

またご相談させていただくこともあるかと思いますので、よろしくお願いいたします。



タイトル 歯周病末期の状態から次の治療法は?
質問者 タンゴさん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
侵襲性歯周炎(若年性の歯周病)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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