3Mix−MP法での感染根管治療の成功率はどの位?

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タイトル

3Mix−MP法での感染根管治療の成功率はどの位?


質問者
さとこ さん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 3Mix-MP法
歯科治療用の薬
公開日 2007-07-02 13:13:00
回答者
タイヨウ先生
渡辺 徹也先生
井野泰伸先生
タカタ先生

質問 こんにちは。

10年以上前に神経を抜き、保険のコアクラウンが入っていた右上7番のろう孔があり(歯茎がはれていて膿が見えていました)、3Mix−MP法で感染根管治療を受けていたのですが、約3か月の間に4回薬が入った後、レーザーを使ってから根に最終的な詰め物が入りました(見えていた膿も小さくなり、歯茎の赤身も引いてきました)。

その後担当医から、自費を含めコアは金属しか選択肢はないと聞き、保険の金属に抵抗があったので、白金加金のコアを入れてもらいました。

クラウンは、歯根の穴が大きくて歯肉から出ている歯根が短いため2次虫歯を考えると白金加金が一番よいと聞き、自分なりに多少ガルバニー電流などのリスクがあってもできるだけ歯を残せるようにしたいと考え、白金加金のクラウンをお願いしようと思っているのですが、以下のことが心配になってきました。


1)
3Mix−MP法での感染根管治療の成功率はどの位のものでしょうか?

2)
3Mix−MP法(保険内扱い)の治療は何かリスクは考えられますでしょうか?

3)
治療中の右上7番と少しだけかみあっている右下7番がハイブリッドセラミックスの大きなインレーなのですが、上の歯を白金加金のクラウンにした場合悪い影響はありますでしょうか?

4)
白金加金のコアと相性のよい・わるいクラウンの種類はありますでしょうか?


長文で恐縮なのですが、他にも気をつけたほうがよいことなどありましたらアドバイス頂けたらありがたいです。

よろしくお願いします。

さとこさん  2007-07-01 00:15:00
回答1
タイヨウ・デンタル・オフィス(文京区・湯島)のタイヨウです。

1) 2)

基本的に3Mix-MPはドクターの裁量権の範囲で行われる民間療法です。

使用する薬剤も術式もおのおののドクターによって異なります。
(一応、スタンダードと言われているものはありますが‥)

ですから、3Mix-MPに関する統計的な資料、エビデンスはありません。

また、リスクに関しては


1 耐性菌の発生

つまり、次の抗生剤が効かなくなる可能性がある


2 代謝、排泄が解明されていない

飲む抗生剤や塗る抗生剤の代謝は基礎研究がされていますが、体内に長期間とどめておく抗生剤の代謝は解明されていません


3 デッドスペースができる

これは僕自身が担当した患者さんで、他院で3Mixをされて、それを除去したところ、の中に空洞を生じていました。

おそらく、薬剤が溶けて無くなっていた部分だと思うのですが、体内にそのような空洞を生じるのは果たして‥?と言う感じです。


3Mix-MPに関しては賛否両論あります。

このサイトの先生方は「否定はしないが、自分は使わない」と言うスタンスだと思います。


3)

多少、ハイブリッドセラミックスの方が磨耗しやすいですが、臨床上大きな問題にはならないと思いますよ。


4)

やはりPGAクラウンが良いのではないでしょうか。

2007-07-02 13:13:00
回答2
土田歯科医院(宮崎市)の渡辺です。

こんにちは。
色々と研究されてるご様子ですね。

ちょっとハイレベルなご質問ですので、わかる範囲でお答えしていきますね。


1)について

聞いたことはありません。
レーザーについてもそうですが、おそらく信頼できるデータはないと思います。


2)について

いくつかの抗生剤を使用しますので、穿った見方をすれば耐性菌が出来る可能性はあるかも知れません。

でもそのことでどの程度の実害があるかなど想像もつきませんし、たぶん危ないという程のものではないかとは思います。


3)について

特にありません。


4)について

コアとクラウンの相性で注意が必要な場合は、クラウンをオールセラミックの、中が透けるものにした場合に、白系の色のコアにしておいた方が色がきれい。というぐらいではないでしょうか。

他に特に気をつけることはないかと思います。


白金加金も、実は色々と種類がありまして、硬いもの〜柔らかいものまで様々です。

コア自体はクラウンで取り囲まれますから、身体に溶出していくという様なことやガルバニー電流などはほとんど心配しなくて良いだろうとは思うのですが、硬いコアですと歯根破折を引き起こす可能性がやや高くはなるかも知れません。

今回は選択肢がなかったとのことですし今から交換するほどのことはないと思いますが、個人的にはコアのことがちょっと気にはなります。

次回からは、硬さのことだけで考えると、金属しかないとの前提でしたら、柔らかめの金か、保険の安い銀合金などの方がより安心かな、とは思いますよ。

参考⇒4番の根幹治療後の処置について(詰め物、クラウン、コア等)

あとは7番と言えばブラッシングの難しいところですからね、お手入れに気をつけて下さい。

2007-07-02 13:23:00
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。

1)3Mix−MP法での感染根管治療の成功率はどの位のものでしょうか?

3Mix感染根管で使用することが危険だと考えます。

確かに難治性の感染根管には有効という考えもありますが、嫌気培養をしての中の菌を調べてからでないと耐性菌だけ作って終わりです。 

言い換えれば、ただの感染根管を難治性にしているだけとも考えれます。

本当の難治性感染根管とは1%程度であり、私は3Mix自体抗生物質の乱用だと私は考えます。

海外では根管内に3Mixを入れる先生はいません。

レーザーを当てる先生もいますが、根管内の感染用物質&残存たんぱく質を綺麗に取り除かない限り再発する恐れは大きいと思います。

2007-07-21 23:11:16
返信1 タイヨウ先生、渡辺先生、井野先生、ありがとうございます。
色々と自分の認識不足を痛感します。

私はまったくの素人で無知なため、もう少し確認させて頂いてもよろしいでしょうか。


1.
タイヨウ先生の次の抗生剤が効かなくなる可能性があるというのは、例えば、次回同じをまた同じ3Mixで治療した時に、この3Mixが効かない可能性があるということでしょうか。

もしくは、次回同じ歯に3Mixとは違う抗生剤で治療した場合も、この別の抗生剤が効かない可能性があるということでしょうか。

また、別の歯の治療の時や歯以外の体の病気で同じ3Mixや何か別の抗生剤を使う時にもこれらの抗生剤が効かない可能性があるということでしょうか。


2.
タイヨウ先生の代謝、排泄が解明されていないというのは、おおまかにいうと、体の中に入った抗生剤が肝臓で代謝されたり腎臓から排出されたりということが、体内に長期間とどめておく場合において、解明されていないという解釈で正しいでしょうか。


3.
イノ先生の嫌気培養というのは、酸素のない所での培養という解釈で正しいでしょうか。

また、もし嫌気培養をして歯の中の菌が3Mixが効くとされる菌だと確定できた場合は、3Mixで治療しても耐性菌はできないと考えて間違いないでしょうか。


今回こちらで色々と知ることができ、本当に感謝したいと思います。

すでにこの歯の治療は終わってしまったものの、もう少しがんばって勉強したいと思っています。よろしくお願いします。

私がはじめに設定した日にちの期限を過ぎていても、返信頂けたらありがたいです。

さとこ さん  2007-07-21 23:11:52
回答4
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。

勉強熱心ですね。
ただ、3Mixはただのブームですのであまり期待しない方がいいと思います。

かれこれ9年前私が大学を卒業するちょっと前に第1次ブームが来てそのままフェードアウト(4Mixが出ましたが・・)、多分今回が第3次ブームぐらいだと思います。

では

1、>次回同じをまた同じ3Mixで治療した時に、この3Mixが効かない可能性があるということでしょうか

あります。(ただし効く場合も十分あります)


>別の歯の治療の時や歯以外の体の病気で同じ3Mixや何か別の抗生剤を使う時にもこれらの抗生剤が効かない可能性があるということでしょうか。

3Mixの3種類に耐性菌が現れるだけです。ですからこの3種類は永遠にあなたの体では使えなくなります。


2、>体内に長期間とどめておく場合において、解明されていないという解釈で正しいでしょうか。

違います、歯の中に入れているだけで腎臓、肝臓にはとどきません。
直接バイ菌に塗りたくっているだけです。

因みに一生効く抗生物質はなく、空けてみると抗生物質がなく空になっていることがあります、私はこれは口の中に漏れ出しているからだと推測します。

理由は3Mixをした歯は大抵レジン修復をしますが、レジンとは健康な歯に対して接着するもので薬には接着しないからです。


3、>嫌気培養というのは、酸素のない所での培養という解釈で正しいでしょうか

そうです、根管内で最後まで悪さをするのは嫌気性菌が多いからです。

>3Mixが効くとされる菌だと確定できた場合は、3Mixで治療しても耐性菌はできないと考えて間違いないでしょうか。

出来ないとは言い切れません。スーパーバグはいつ発生するか分かりません。


私の歯科医院にもテレビの影響で3Mixをしてくれ、していないのかという患者さんが来られますが、完全に1回のテレビ放送で3Mix教に入信してしまったかと思うぐらい信者になってしまっている人がいますが、この人たちは非常に体のことを大切に思う人だと思う反面、非常に情報に踊られやすい人だとも感じます。

日本では3Mixを魔法の粉のごとく使い、抗生物質の乱用をしているかもしれません。

まっ、製薬会社が儲かるシステムだから国からみたら万々歳かも・・・

是非、5年後この治療が残っているか覚えていてください。
その時まだする先生がいたら本物の良い治療です。

ただ5年後、5Mixとか出てきたりして・・・

3Mixを使用している先生、これは、私個人の意見ですので、もし間違っている所がありましたら、ご教授願います。

よろしくお願いします。

2007-07-21 23:12:40
回答5
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。

高田です

>海外では根管内に3Mixを入れる先生はいません。

もともと3Mixは根管治療用に開発されたので 根管治療に以前は用いられていたのです。

でもね、大していい成績出ませんでした。
適当に抗生物質を3種類マゼマゼして入れちゃえ てな乱暴な治療ですからね。

ただ、昨今、デンツプライから出ているMTADにも抗生物質は入っており、これは結構予後がよいため私ももう2年近く使っております。

ちなみに、私自身は3Mix 反対派です。

2007-07-21 23:13:24
返信2 井野先生、高田先生、ありがとうございます。

おかげさまで、今後、私に使えなくなる可能性があるのは3Mixの3種の抗生剤だけというだけで、少しは安心することができましたが、どんな病気の時に困る可能性があるのかこれから調べておかないと、と思います。

さとこ さん  2007-07-21 23:14:47

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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