根っこの治療をしても治らない6番を抜歯するか?ヘミセクションするか?

相談者: らむさん (16歳: )
投稿日時:2007-08-18 23:44:00
根っこの治療済みの右6番の歯について質問です。

数年前から、痛むと切開して膿を出したり歯茎から掃除をしたりしてしのいできました。

先月、のた打ち回るほどの痛みが襲ってきて、先生からはもう抜歯しましょうと言われました。

歯茎の上にほとんど歯は残ってない状態なので、クラウンをはずすと、もうかぶせることはできません。

今現在は治まっています。

痛みがあった時は一刻も早く抜歯して欲しいと思いましたが、いざ治まると何とかならないかと、、、

別の病院で見てもらったところ、詳しいレントゲンをとってくれました。

歯の根は二つに分かれていて、その間が黒くなって膿がたまっている、片方の根は周りが黒く写っている、片方はとてもきれい、というものです。

そして歯茎から根の間にむけて8ミリの深さまで細い器具が入り、それもレントゲンに写っていました。

歯茎から根の間まで通路ができているようになっているそうです。

こちらの先生は、抜く前にまず、膿を抜きやすいように歯の上を二つに分けましょう、それでだめなら傷んだ方の根を抜きましょう、そして片方のきれいな方の根を使ってブリッジをしましょう。片方でもあるとないでは大分違うとおっしゃってました。

今通っている先生のところで抜歯するか、新しく見てもらった先生のおっしゃる通り、少しずつでも抜歯を遅らせて治療をしたほうがいいのか、とても悩んでいます。

インプラントは金額的に無理です。
なので最終はブリッジしかありません。

どうか多くの先生方のご意見をお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-08-19 12:55:00
こんにちは。

右の下の6番の話ですよね。
で5番、7番は一応健在ということですね。


>歯の根は二つに分かれていて、その間が黒くなって膿がたまっている、片方の根は周りが黒く写っている、片方はとてもきれい

歯茎から根の間にむけて8ミリの深さまで細い器具が入り

という文面から、根っこの治療と関係あるかないかはわかりませんが、「根分岐部病変」(←普通は重度の歯周病の状態を指します)というのを疑います。

であれば、

>膿を抜きやすいように歯の上を二つに分けましょう、それでだめなら傷んだ方の根を抜きましょう

という計画は妥当かとも思います。

二つに分けることをルートセパレーション、その片方を抜くことをヘミセクションと言います。

⇒参考:歯茎の痛みで、奥歯の銀歯を2つに切断?


ただ、「片方の根は周りが黒く写っている」ことから、そちらの根っこはどちらにしても失う(抜くことになる)可能性が非常に高そうです。

そういった場合に、

>片方のきれいな方の根を使ってブリッジをしましょう。

という方法については、一般的には非常に予後が悪いです。

周りの歯とつないでいる分、再治療が必要となった場合には厄介なことになりますし、最悪健康な歯を巻き込む可能性もありますので、私はお勧めしません。

参考⇒根が折れている歯の、ヘミセクションについて


5番、7番、の状態、あるいはかみ合わせの関係などから総合的に判断しなくてはいけませんので、実際に拝見すると回答は変わるかも知れません。

・・が、ルートセパレーションで済むならいいけど、ヘミセクションしてブリッジ(あるいは連結冠)にするぐらいなら、普通に抜歯して5番7番のブリッジの方がいいかな、というのが私の意見です。

参考までにされて下さいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: らむさん
返信日時:2007-08-19 21:23:00
渡辺先生、ご回答ありがとうございます。
先生のご意見を伺って、やはり思い切って抜歯したほうがいいかなと思えてきました。

ルートセパレーションが良さそうに思うのですが、片方の根が悪そうなので、その根を放っておくのも周りの骨によくない影響があるのではないかという心配もあり、、、

5番の歯は健在です。
7番は詰め物をしてあり神経などは抜いていません。

のた打ち回るほどのものすごい痛みがまたいつ襲ってくるか分かりませんし、思い切って抜歯しようかと思います。

他院で意見も聞くことができましたし、こちらでも回答をいただいて決心がつきそうです。

先生、ありがとうございます。



タイトル 根っこの治療をしても治らない6番を抜歯するか?ヘミセクションするか?
質問者 らむさん
地域  
年齢 16歳
性別  
職業  
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:6番(第一大臼歯)
根管治療の治療法
根管治療その他
ヘミセクション(トライセクション)
歯根分割(ルートセパレーション)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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