奥歯6,7番欠損時のインプラント or 歯牙移植…体験談あり

相談者: sariさん ( : )
投稿日時:2007-09-03 12:02:00
sariと申します。
はじめて相談させていただきます。

15年近く歯科に行くのを拒み続けていましたが、この度、一念発起で1ヶ月ほど前から歯科に通い始めました。

今まで放置してきたため多くの問題を抱えています。

歯科で口を開けるのも顔から火が出る思いでかなりの勇気が要りましたが、こちらのサイトで歯の大切さを知り、もう後戻りはできないのだから最後までしっかり治療をしようと決意しました。

最初に行ったのは最寄りの歯科(個人医院)ですが、2回目までの対応で私のこの惨状の解決は無理だと直感したので、すぐさま転院しました。

2件目の医院はインプラントも可能な親子2代でなさっている個人医院です。

問題が大きく相手の医師も大変かもしれませんが、やはり家から近いほうが通いきれると思い、できるだけ今の病院で治療を続けたいと思っています。

こちらのサイトを毎日のように拝見し勉強させていただいているのですが、その分だけ自分の課題もどんどん出てきます。

気持ちは焦りますが、今日はまず大まかな現状を述べ、差し迫ってどうしてもお聞きしたいことを書いてみたいと思います。

まず、長年放置していた虫歯の状況ですが、欠損してしまっている歯は、上は6・7番の左右両方と右1番(1番は根がある歯)、下は左の5・7番と1番と右の7番(7番は根がある歯)。

ほかにも小さな虫歯があります。
歯周病の治療はとくには必要ないようです。

上左1番と下右7番は歯根治療中で、1番には仮歯がついています。

7番は最初に行った歯科で(ラバーダムなしで)たくさん削られ根治になりましたが、長時間かかった上に「曲がっているので難しい」と言われました。

軽い鈍痛が続いているのでこの歯は後日診てもらう予定です。

今回お聞きしたいことは、欠損している上の歯(両方の6・7番)と左下の5番についてです。

医師からは、「6・7番を欠損したままはありえないので、きれいにしてから両方に2本ずつインプラント」と言われました。

ちなみに上の歯は両方とも8番があります(両方とも軽い虫歯です)。

担当医の治療方針としては、左上からとりかかります。

下5番が欠損しているために上の5番が伸びてしまっているので6・7番の残痕抜歯の際にこの5番も高さ調整で削る(※直近の治療でここまで進みました)。

そのあと(今週末)5〜8番にかけて仮歯を装着(8番は軽度の虫歯ナす)。
このように左でとりあえず噛める状態にしてから右の奥歯の治療に移る。

左下の5番は、4番が虫歯で6番も治療してある歯なので(15年前のレジンを被っています)、4〜6番でブリッジ。ということです。


このサイトを読んでみて私がお聞きしたいことは、


?:

根本的な質問として、欠損している上6・7両方の根はやはり使うことはできないものなのでしょうか?

医師によるとレントゲンには黒く写っているとのことで、使える使えないの話さえないですし、無理なのだろうなと思うのですが。


?:

今すぐ6・7番両方合計4本のインプラントは経済的に難しいので、8番は両方抜歯で6番だけのインプラントではだめでしょうか?

そして将来的に余裕ができたときに7番を入れるということはできるでしょうか?

また、右下の7番は欠損していますが、右上の7番をインプラントしたほうがいいのでしょうか?

医師は全体的な説明を求めた際、「下の7番は放置でもOK、気になるようならまた考えましょう」と言っていましたが、その上の7番のインプラントについては撤回されていません。


?:

下の5番についてですが、4番は確かに大き目の虫歯ですが、6番は古いインレーが被せてありますが根治もしっかりしてあり歯茎もしっかりしているので触らずに済むならそのほうがいいのではと思います。

私としては上の歯のインプラントが6番だけで済めば、こちらにもインプラントがいいのでは?と思います。

費用の面から厳しいのは確かですが、ブリッジとインプラント、どちらがよいと思われますか?


?:

以上についてこちらの先生からのアドヴァイスも含め考えるとき、その材料として“見積書”も発行してもらおうと思うのですが、可能だと思われますか?

またその場合、「いくつかのパターンを想定して」ということで複数いただくこともできるのでしょうか?


ちなみに、直近の治療が終わった際に担当医に?の件を尋ねてみたところ、

「それもいいと思いますが結論はあと2回の治療後までには出してください」

と言われました。

?と?についてはその時点では思いついていなかったのでまだ聞いていません。


読みにくい長文になってしまい、また不慣れで説明不足(説明過多?)などがあるかもしれず、大変申し訳ありません。

どうぞアドヴァイスのほうよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-09-03 14:16:00
はじめまして。

>「下の7番は放置でもOK、気になるようならまた考えましょう」

先生の言われるとおりでいいのではないでしょうか!?


?:

正直、欠損が多いので口の中を見ながらでないと、治療計画のことまで言えません。

キーになる歯はどの歯でこの歯が持てば治療方針が変わるなどは頻繁にありますから。


>その材料として“見積書”も発行してもらおうと思うのですが、可能だと思われますか

私は見積書を作りますよ。

今からは歯科医院自費診療を受ける際には必ず貰わなければならないアイテムだと思います。

作ってもらうべきだと思いますよ。
そんな安い買い物でもないし・・・


>「いくつかのパターンを想定して」ということで複数いただくこともできるのでしょうか

sariさんがまず何処をどう直したくてどのレベルの治療を望まれているかをはっきり言わないとこの場合20パターン以上の見積もりになりますよ。

私は、まず患者さんの要望を聞いて(見た目をよく、長く持つ、奥歯を中心に治したい)、私が出来るベストな治療計画書(見積もり)を書きます。

それを見て予定金額と開きがある場合は、そこから、小さな妥協案を出し費用を下げていきます。

例えば、セラミックの場所をレジンにしたりして。
そして新しい治療計画書を渡し、了承が得られれば治療開始です。

文面から、あまり意思の疎通が取れていないので、まずは、sari さんの希望を先生に伝えて良く話し合うべきだと思いますよ。

また、前金制の所もあるので、信頼できる先生でないと後で後悔しますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-03 14:47:00
井野先生

早速のご返信ありがとうございます。
まだレスがついていなかったので修正してしまいました、すみません。

こちらで他の方の相談も拝見していたので、下7番の放置はなんとなく私にも納得できるのですが、それならそれに対する上の7番にインプラントも要らないのではと思ったのです。それ以上に、とりあえずのインプラントは6番2本だけで済めばいいのですが。

意思の疎通についてですが、井野先生のおっしゃるとおり私も信頼関係は大切だと思います。

担当の方はとてもいい感じの先生で聞いたことにはしっかり答えてくださるのですが、向こうから積極的に提案・提供してくれることはないです。

このサイトを毎日のほうに拝見して勉強し、自分の治療にも関係することを書き出し、治療に行く度にあれこれ質問していますが、それにはしっかり答えてくれるのですが、必要以上のこと聞かれないことは口にしない(提供・提案しない)という気がします。

見積書についても、自分の要望を書き出してから依頼してみます。

今住んでいるところでは日々切磋琢磨しているような歯科医を探すには難しいところです。

そんな環境の中でも今担当してくれている医師はおそらく腕は良い人のような気がします(ラバーダムも使用)。

できるだけ転院はしたくないので、内心面倒だと嫌われても、私から提案や質問をどんどんしながらしっかり治療していきたいと思っています。

引き続き、最初の質問内容へのアドヴァイスをお待ちしています。
先生方、よろしくお願いします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-04 19:16:00
あきと申します。
sariさんへ

私は歯科医では無いのですが,素人かじりの知識で提案させてもらいます。

現状の状態で可能かどうかはわかりませんが,上側左右6番にインプラントをして,左右8番が有るのなら,8番から7番に自家歯牙移植または,8番から7番へ矯正で移動と言う方法も有ると思います。

2通りとも条件が合えばの話になりますが,現実話では移植に分が有るかなと思います。

移植は治癒まで3〜5ケ月,矯正なら1年少しかかると思います。

左は抜歯済みと言う事ですが,右は,これからの抜歯と言う事なので,抜歯と同時に移植すれば確率は非常に高いのではないかと思います。

一番の条件は歯の大きさ,特に根の大きさによると思います。

もし,それが可能なら上側のインプラントは2本で済むので,左下5番,加えて7番にもインプラントを入れる余裕が出来るのではないでしょうか?

一度,先生に相談されては,いかがでしょうか?

ただ,それらの治療方法は得意な先生なら,やってみようと思うでしょうが,嫌がられるかもしれません。

いつも申し訳有りませんが,私の考えが間違っていたらいけないので,先生方フォローお願い出来ますでしょうか。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-04 20:16:00
あきさんへ

ご提案ありがとうございます。

複雑な内容で長文かつ分かりにくい文章であろうに読んでくださり、感謝しています。

虫歯を長年放置していた自分をひたすら自責する毎日です。

最後までやり遂げる決意と意気込みはあるものの、ひとりで調べ・考え・担当医に相談や提案をするには問題が大きすぎるので、少しでもお力をお借りしたくこちらに投稿しました。

ご提案の内容ですが、いろいろ考えてくださりありがとうございます。

自家歯牙移植はこちらのサイトではたびたび拝見する言葉でしたが、「移植」という言葉が、自分に関係するものだとは思わせなかったのかもしれません。

あきさんからのご提案、今後こちらの先生がたの意見もいただければそちらと合わせて検討したいと思います。

ちなみに、上の8番は両方とも小さな虫歯になっていますが、どちらかというとまだ6・7の残痕を抜歯していないほうの8番のほうがきれいです。

根こそぎ抜いて埋めるのでしょうか?
すごく難しそうだし痛そうですね。

もし矯正ができるなら本当にそれがいいですね(虫歯でも可能なら)。
成功率なども調べてみようと思います。

いずれにしても、次の(今週末)受診までに希望をまとめなければなりません。
歯牙移植を希望するとしたら、おそらく今の医院では無理かもしれません。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-09-04 20:33:00
あきさん、相変わらず歯科医師顔負けですね^^;


「8番から7番に自家歯牙移植」は、

親不知に大きな虫歯が無く、根の形が移植先に適合する

という条件を満たしていれば、非常に良いと思いますよ。


「8番から7番へ矯正

は少し高難度の治療法になりますが、インプラント矯正を行っている歯科医院であれば可能だと思います。

ただ、下の7番が無いのであれば、上の7番を補う必要は無いと思うのですが…。

「なぜ噛み合う相手のいない上7番の歯を補う必要があるのか?」

ということは、担当の先生にしっかりと聞いておいたほうが良いと思いますよ。


あくまで参考程度に聞いて頂きたいのですが、僕が文面からだけで判断するとすれば、金銭的に厳しいという事情も考慮して、

・7番は抜けたまま放置
・左右の上6番はインプラント
・左下5番は出来ればインプラント、厳しければブリッジ

という感じです。

あと、井野先生も書かれていましたが、一度治療を開始すると後戻りすることが出来ませんので、もし必要なら何件かの歯医者をまわって、M.Sさんが治療方針に十分納得されてから治療開始する…ということが一番大切だと思います。

頑張ってくださいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-04 20:58:00
田尾先生

アドヴァイスをありがとうございます。感謝します。

まず、担当医が欠損している下7番に対する上7番にインプラントすると計画していた件については、私が上7番を放置(インプラントはしない)という希望を出すとしても、意図は聞いてみます。今後のためにもそうします。

上7番のインプラントは今しなくてもよいなら本当に嬉しいです。
もしやるなら矯正より移植が良いようですね。

左7番は抜歯してしまったので、条件が合っても移植は難しいでしょうか?
その場合はインプラント矯正ですね。

右上7番は条件が合えば移植のほうがいいということですね。

もし移植や矯正がうまくいかなかったら、あるいは当初うまくいっても将来的にダメになった時には、その7番にインプラントを入れることはできるものなのでしょうか?

これからネットで移植やインプラント矯正の金額も調べてみます。

5番にはやはりインプラントをしたいので、金額によっては7番は放置になります。その場合は、8番は抜歯したほうがいいのでしょうか?

もし7番に移植や矯正をしなかった場合、そのまま放置して将来お金がたまったらインプラントするとして、それには問題があるか(医学的にみて)も教えていただけますか?

乱文で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-04 21:23:00
あきです。

>あきさん、相変わらず歯科医師顔負けですね^^;

田尾先生,照れますね。
ただのオタクなだけです。


>上7番にインプラントすると計画していた件については、私が上7番を放置(インプラントはしない)という希望を出すとしても、意図は聞いてみます。

上顎の567番部には上顎洞があるので歯が欠損したままだと骨が薄くなってインプラントするにもサイナスリフトソケットリフトの必要性が出てきます。

そうすると費用も治療期間も掛かります。ですから骨が薄くなる前にインプラントをと言う考えも有るかもしれませんね。


>左7番は抜歯してしまったので、条件が合っても移植は難しいでしょうか?

そんな事ないですよ。
抜歯後でも移植は十分出来ます。

ただ抜歯と同時なら穴が空いてるので,歯茎を切開して骨に穴を空ける手間が省けますよね。


>もし移植や矯正がうまくいかなかったら、あるいは当初うまくいっても将来的にダメになった時には、7番にインプラントを入れることはできるのでしょうか?

もし移植が可能ならインプラント前に絶対にするべきと私は個人的に思います。

移植歯が駄目になっても骨吸収量はインプラントが駄目になって抜くのと比べて少ないと聞きます。

ですから骨は残るのでインプラントは十分可能と思います。

前記した様に歯が欠損のままだと骨が薄くなります。

ですから骨が薄くならない様に,歯の欠損期間を無くす為にも8番を持って来て置く方が良いと思います。


>ネットで移植やインプラント矯正の金額も調べてみます。

私が歯科医の先生に聞いた話では移植はいかなる場合でも保険適用と聞きました。

ただ過去タイヨウ先生の御回答では「抜歯と同時の移植のみ保険適用」と書いておられました。

担当の先生に確認して頂いた方が良いと思います。
矯正は完全に自費診療になるので高額になるでしょう。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-09-04 21:44:00
ちょっとちょっと・・・、あきさん本当に一般の方ですか?
下手な歯医者さんより詳しいんですけど・・・^^;

あきさんが書かれている内容で全く問題ないと思います。

あと治療費に関しては歯科医院によって非常に大きな差があるのですが、一応の目安として、

歯牙移植保険の場合1万円前後。保険外の場合4〜25万円くらい。
・8番の部分矯正⇒5〜30万円くらい。

です。
まぁ、インプラントよりは安いです。


7番を抜歯後放置した場合、8番は7番のほうに向かって倒れてくると思います。

それで噛み合わせの問題などが出てくれば抜歯や削って被せ物にするなどの治療が必要になると思いますが、問題が出てこない可能性も十分にあるので、深い虫歯があるなど特に理由がなければ残しておいて、経過観察をするのも良いと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-04 22:56:00
あきさん
ありがとうございます。本当によくご存知ですね^-^

抜歯後に放置したところは、骨がやせてインプラントできなくなる、ということですね?

だから将来インプラントしたいなら、放置せずに歯牙移植矯正で7番には何か埋めておいたほうがいい、と。

だとすると、私は将来7番を入れたいので、歯牙移植と矯正どちらがいいのか(歯牙移植はそもそも条件があうかもありますが)迷ってしまいます。

おそらく今の担当医(医院)ではどちらも無理だと思うので、できるだけベテランの先生を探してお願いしたいです。

とはいえどこに行けばいいのか分かりません。

神奈川・東京あたりで歯牙移植またはインプラント矯正に精通している先生の情報などありましたら、教えていただくことはできないでしょうか。

こんなことまで相談していいのか分かりませんが、今は藁にもすがる思いです。
いろいろ申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-04 23:09:00
田尾先生

返信ありがとうございます。

私がもっとも恐れているのは、将来7番をインプラントしたいと思ったときに骨がなかったりして出来なくなることなんです。放置していると、そのリスクがあるということですね?

だとしたら、移植か矯正をしたいです。


治療費の情報をありがとうございます。

歯牙移植保険でできることもあり魅力ですが、インプラント矯正(6番インプラント)も金額によっては考えてみたいと思います。

一般的に、8番から7番への矯正は難しいのでしょうか?
いろいろお聞きしてしまいすみませんが、よろしくお願いします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-04 23:55:00
あきです。

>ちょっとちょっと・・・、あきさん本当に一般の方ですか?

田尾先生,本当に一般の人間ですよ。

sariさんの悩みは過去の私の悩みと似ているんです。
それで以前,私も一生懸命調べたんです。

ただ私の歯のオタク精神に火をつけたのは,こちらのサイトのおかげですが(笑)。


sariさんへ

私は大阪在住なので神奈川・東京の歯科医院は知らないのです。

関西ならこの治療は,ここの歯医者さんと,少しの知識はあるのですが。
関東の矯正歯科医院は全くわかりません。ごめんなさい。

ただし移植に関しては,広島大学歯学部のベンチャー企業で将来の移植用に親知らずや矯正で抜歯した歯を冷凍保存する会社が有るのです。

有限会社スリーブラケッツ
http://www.teethbank.jp/

このサイトを見ると移植の事が何となくわかると思います。

サイトの中に,その会社の全国の協力歯科医院が載っています。
東京都で16件,神奈川県で7件載っています。参考にして下さい。

それらの歯科医院は移植用に抜歯,冷凍保存の窓口,冷凍保存した歯の移植をやっています。

それらの歯科医院では間違い無く移植は得意で実績も有ると考えます。
任せて良いのでは無いかと思います。

移植手術自体はそんなに難しく無いのですが,移植歯を抜歯する時が歯根膜に傷を付けない,歯根膜を汚さないと言う絶対条件が有り注意が必要らしいです。

過去にこちらの相談で私が移植に関して相談した事が有ります。

⇒参考:抜歯した歯を冷凍保存してくれる「ティースバンク」について


歯チャンネルさんの移植の説明です。

⇒参考:歯牙移植


参考にしてもらえればと思います。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-09-05 01:20:00
当サイトの決まりとして特定の歯科医院のご紹介はしないことにしていますので、これだけはどうかご理解下さい。

もしこれをOKにしてしまうと営利が絡んできて、多くの人にとってマイナスになってしまう可能性が高いと判断しておりますので…。


>抜歯後に放置したところは、骨がやせてインプラントできなくなる、ということですね?だから将来インプラントしたいなら、放置せずに歯牙移植矯正で7番には何か埋めておいたほうがいい、と。

もちろんそれもありますし、後は本当に7番が必要かどうか?ということもあります。

インプラントは時間的・経済的負担も大きいですから、それらの負担と7番にインプラントを入れるメリットを比べると、けっこう微妙かなぁ…と。

親知らずの移植保険で可能であれば、経済的負担も少ないですし、その後の治療の幅も広がりますから、あきさんのご回答を参考に移植の得意そうな歯科医院を受診されてみることは良いと思いますよ。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-09-05 02:45:00
はじめまして。

両先生・・じゃなかった、田尾先生とあきさん(←HNから勝手に女性を想像していました^^;)と大体同じ意見です。

実際に拝見しないと判断の難しい点もあることはご了承下さい。

私が上左右6番だけのインプラントでいけそうかどうか判断するときのポイントはおそらく、6番の骨の量が重要になるかと思います。

あきさんの回答でチラチラ出てきますが、上あご奥歯の骨の量は人によって足りなくなることが多いです。

抜歯の時期だけに依存している訳ではなくて、人によっては奥歯を抜く前から全然ない場合もあります。

その場合にはソケットリフトサイナスリフトなどと言われるテクニックを駆使して、人工的に骨を造る事になるのですが、人工的に造る骨の耐久性と言いますか、そういうのが少し不安なんです。


ですから、もしも最初から骨が足りなさそうだな、と判断した場合には、ソケットリフト等もしつつも、インプラントの本数を増やして安心度を増すことを検討すると思います。

sariさんの場合はちょうど7番にもスペースがありますので、6番7番にインプラントを埋入して連結冠とすることで補強効果を期待できます。

天然歯の場合には連結冠というのはお勧めしないのですが、インプラントの場合は連結することによってインプラントの負担能力が4倍9倍と増強されるという話(※確実な証明があるとも言えません)がありますので。


それと移植の件ですが、少し先になってしまいますがNHKでも今度放映される様です。

一応、あきさんの紹介された、「ティースバンクの特集」という話なのですが、10月13日の「解体新書」という番組だそうです。

オペの様子も放映されるとか。。
興味があれば気にしておいて下さい。

歯の高さを揃える処置なども、この機に頑張ってしておいて下さいね。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2007-09-05 03:16:00
インプラントの場合は連結することによってインプラントの負担能力が4倍9倍と増強されるという話(※確実な証明があるとも言えません)がありますので

そうなんですか!?

無歯顎者のインプラントデンチャーの場合には最低4本のインプラントを入れたほうが良いということや、臼歯部に3本インプラントを入れる場合にはオフセット配列にしてやると予後が良さそうだということから、インプラントを複数入れることで予後が良くなるのは「水平的な力に対する抵抗力が高まること」だという認識でしたので、6,7番インプラントの場合はそこまでは負担能力は増強はされないと思っていたのですが、ちょっとびっくりです…。

でも確かに、咬合負担は少ないほうがインプラントの予後は良さそうですから、骨の量に不安があったり、咬む力が強かったり、ひどい歯ぎしりがあったりする人の場合には、7番にもインプラントを入れて連結したほうが良いかもしれませんね。

残存骨の量、インプラントの本数、部位、成功率などでなにかお勧めの資料がありましたら、ぜひまた教えて下さい。

しっかりと勉強しておきます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-05 07:46:00
おはようございます。
一夜のうちに多くの有用な情報をいただき、ただただ感謝です。

あきさんへ

参考資料をありがとうございます。
ご紹介いただいたサイトを早速見てみます。

歯牙移植は難しくはないが絶対的な条件が必要」

ということですし、そちらの提携医院から探して早速いちど受診したいと思います。

過去、私と同じようなお悩みがあった聞いて、そのような方から実際の経験をもとに参考意見をいただけるのは本当に心強いです。

親身になってくださり、本当にありがとうございます。
私もあきさんを見習って、もっと自助努力をしないといけないと思いました。



田尾先生へ

サイトの決まり、よく読まずにすみません。

でも読まずとも、このサイトの全体的なコンセプトから考えたら、「紹介はできない」と判断するべきだったと思います。

あきさんから案内いただいたサイトから探してみたいと思います。

7番については、みなさんからのご意見から今のところ移植に大きく傾いています。

とはいえ8番は虫歯もあるので、早いうちにあきさんの案内で探した提携医院で、私の場合の可能性をみてもらわないといけないですね。



渡辺先生へ

ご意見ありがとうございます。

担当医は私の場合6番のインプラントに骨の増強は必要ないと言っていた気がします。

骨の量が十分にあるなら、7番は移植で、連結冠にしなくても安心だということでしょうか?

今の担当医はインプラントは得意そうなので、「私の場合6番単体でも強度は心配なさそうかどうか」を聞いてみるべきですね?

それで大丈夫そうなら、安心して移植医院へのセカンドオピニオンをとりに行けます。


そこでまた先生方(あきさんも)に質問なのですが、

?:

もし移植が可能となった場合には、6番のインプラントの後にすることになるのでしょうか?

6にインプラント・7に移植が完了するまでの期間はどれくらいだと思われますか?

私のような場合の順序や期間などが知りたいです。


?:

また、医師にとってのやりやすさや、医師側のその後の管理など。私と医師にとってインプラントと移植手術は同じところで行うほうがよいでしょうか?


?:

しつこいようですが、もし移植が難しいと判断され7番を放置した場合で、将来(お金がたまって)7番へのインプラントができる可能性(条件とその割合?)なども教えていただけたらと思います。


お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

(今日は夕方まで外出なのですぐにお礼(レス)を書くことができませんが、帰宅したらすぐ拝見いたします!とにかく私にとっての今の最大の問題ですから。本当にありがとうございます)
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2007-09-05 19:05:00
7番に関しては、自分だったら中間欠損のままにするかも・・

もちろん悪くはないと思いますので、順番に関しては担当の先生と相談してみて下さい。

骨の具合などからの判断になるかと思いますよ。



田尾先生>

あ、ちょっと訂正します。
インプラント体が1本2本3本4本で1倍4倍8倍16倍・・でした。

確かに水平力に対しての話かも知れませんけど、支持骨がなければ同じ事の様な気も・・。

僕のインプラントの知識は例の100時間コースの内容が殆どです。

データの引用元はいつも教えてくれないので、怪しいと言えば怪しい知識かも知れません・・・^^; けどお勧めコースですよ。

他にも単発や地元の定期的な症例検討会にも参加してはいますが、教科書や本は持ってません。

読んでない論文が何篇かはある程度です。
活字は苦手で・・。

で、詳しくないのでなんなのですけど、どうもインプラントのメカニクスに関してはまだまだエビデンスと呼べるものがほとんどなさそうですよ。

(コンセンサスはある程度あります。自分は持ってませんけど、ITIのコンセンサスレポートなんか読めたら良いと思いますよ)

と言うのも新しい分野なので、倫理委員会があったりで人体実験が難しく、イヌやサルでの研究が多かったり(※顎運動、咬合力、骨密度が全然違う)、ヒトでやるにしても骨の密度、咬合力などコントロールを取るのが実質不可能な様ですよ。

・・たぶんね^^;

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-06 01:38:00
あきです。

先にも言いました様に私は歯科医ではなく,あくまで経験と机上の知識のみで話をしています。

言えばsariさんと同等の人間です。
それを前提に話をさせてもらいますので御理解お願いします。

結論はあくまで担当の先生と相談の上,決定して下さい。


(?:もし移植が可能となった場合には、6番のインプラントの後にすることになるのでしょうか?6にインプラント・7に移植が完了するまでの期間はどれくらいだと思われますか?私のような場合の順序や期間などが知りたいです。)

これはインプラントと移植が同時に行えるには,それに越した事は無いと思います。

もしその治療方針を取られる先生で有れば同時にされるだろうと思います。

ただsariさんの場合は左右なので,左右同時にすれば左右両方とも噛めなくなるでしょう。

ですから片側を先に治療して,仮歯でも入って,ある程度片側が噛める様になってから,もしくは完治してから,反対側をするのが生活に支障が出ないのではないでしょうか。


(?:6・7にインプラント&移植をするとして。医師にとってのやりやすさや私のメリットを考えたとき、インプラントと移植手術は同じところで行うほうがよいでしょうか?)

もちろん同じ歯科医院でするのがベストと思います。

もし違う歯科医院でするなら,お互いの歯科医院で連携が取れる歯科医院で無いと辛いと思います。

その条件が無理ならインプラントと移植は時期をずらさないと駄目だと思います。

ただし,その辺は,実際やられる歯科医院と相談する方が良いでしょう。


(?:もし6番の骨の量が充分で連結冠にする必要はないが、移植も難しいと判断された場合。7番を放置したら将来(お金がたまって)7番へのインプラントができる可能性はやはり減ってきますか?しつこくてすみません。)

前記にも述べた様に上顎洞が有るので上下双方からの骨吸収が考えられます。
しかし,その吸収速度はそんなにも早くは無いと思います。

定期的にレントゲンを撮られ,担当の先生の判断が必要と思います。

ただレントゲンだけでは平面上の骨量しか得られないので,その辺は気を付ける必要は有ると思います。

断面上の骨量はCTを撮らないとわからないと思います。
CT
保険外自費になるので注意です。

宜しくお願い致します。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2007-09-06 03:12:00
>あきさん

完璧です^^;
僕よりずっと丁寧ですね…


>渡辺先生

ITIのコンセンサスレポートですか。

今知り合いの先生がITIのフェローで海外に行かれているので、帰ってきたらいろいろと聞いてみたいですね。

というか、回答者になってくれないかなぁ…^^;

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-07 00:37:00
あきさんへ

お返事が遅くなり申し訳ありません。
ご回答ありがとうございます。

本当に分かりやすく、残っていた疑問もほとんど解決されましたし、頭の中で散らばっていたここ数日で詰め込んだ知識も、かなり整理されました。

今診てもらっている医院に次に行くことになっているのは今週土曜日ですので、明日セカンドオピニオンを予約しました。

あきさんからのご案内で検索した、“協力歯科医院”の中のひとつです。
その医院で、いろいろお聞きして(調べて)みたいと思います。

その(明日の)結果についてはまた報告します。

あきさんのご意見は先生からのご意見と同様に、いや同じ患者の立場からという意味ではもしかしたらそれ以上に心強いかもしれません。とても感謝しています。

この件については治療の方法が決定するまで引き続き経過報告をさせていただきたいと思っておりますので、よろしければまたご覧いただけるとうれしいです。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-07 01:24:00
あきです。

sariさん,そう言ってもらえると,うれしい限りです。
少しでも私の意見が役に立てれば幸いです。

経過報告頂ければ,私の知識向上にもなりますので,こちらからもお願いしたいと思います。

「治療の方法が決定するまで」と言わずに治療経過や治療結果も教えて頂ければ,もっと有難いと思います。

他の方の相談で移植とインプラントの選択を迷っている内容を目にしました。

⇒参考:インプラントは歯牙移植より骨とくっつきやすい?

その相談の中で、

「移植したい親知らずが移植されたい部分より1ミリ程長いそうで、移植するなら上顎洞を持ち上げることが必要だそうです。」

と書いてました。

私が以前書いた様に、「一番の条件は歯の大きさ,特に根の大きさによると思います。」に条件が引っかかっているみたいです。

インプラントには色々なサイズが有るので,その骨量に合わせたサイズの物が選択出来ますが,移植歯の大きさは決まっているので,そういう訳にはいきません。

「インプラントの方が骨とくっつきやすいということで、移植よりインプラントを勧められました。」

「インプラントはひとつの規格品です。ですから決まった器具で決まった大きさの穴を空け,決まった大きさのインプラントを埋入する。先生にとっても手術は楽で成功率もほぼ100%に近いと思います。」

「それに対して移植は先生の技術で,ドナーの歯の大きさに合わせた現物合わせの穴を空けます。その辺で移植の方がインプラントより手間がかかるし,先生の技術の差が出てくると思います。それと本人の自己治癒力,これも関係するだろうなと思います。」

歯牙移植だと歯根膜があるので、骨とくっつきやすく骨が厚くなる。」

「移植歯には歯根膜が有るので,骨は歯根膜にくっつく様に再生していきます。」

「移植とインプラントの圧倒的違いは,歯根膜が有るか無いかです。歯根膜は言えば噛んだ時のセンサーの役割をします。移植歯は噛んだ時に歯で噛み応えの感触を感じますが,インプラントには神経が無いので顎で噛み応えの感触を感じます。少しわかりにくい書き方をしていますね。歯を指で押さえた時,天然歯は押さえられてる感覚が有りますがインプラントには有りません。これはインプラントでは味わえない,天然歯のメリットと思います。」
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-07 08:58:00
おはようございます。
あきです。

昨晩の書込みに対して,田尾先生から御指摘が有りましたので少し訂正させて頂きます。

「手術は楽で成功率もほぼ100%に近いと思います。」に対して田尾先生からのご指摘は、

「修正するとすれば、「インプラントの成功率もほぼ100%近い」というところくらいですね。(上のインプラントの成功率は、15年成功率で約80%です)」

成功率100%は,あくまで埋入後1年以内の初期固定のつもりで書いたつもりですが,誤解を招く恐れが有りそうです。

ただ,それでも100%は言い過ぎでした。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2007-09-07 09:40:00
あきさん>完璧ですよ^^ すごすぎです。。

注意が必要なのは、一般的によく言われるインプラントの成功率というのは、

「スペシャリスト同士(インプラント医、補綴医、歯周病医・衛生士)が組んで、良い条件(骨量、硬さ、全身状態、喫煙など)で行った場合の”生存率”(審美性など一切問わず)」

のことをおそらく指しているという点です。
(※あきさんの、書き方としては間違ってませんよ)

どんな治療法でもそうですが、ほぼ100%という成功率というのは、一般的なレベルで言うと非現実的な数字ですからね。

歯科では何を行っても健康な天然歯には遠く及びませんので、楽観はしない様にして、「比較的マシな方法」を選択して下さいね。

sariさんも、結果報告をお待ちしてます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-09 09:19:00
先生がた、あきさん へ

ありがとうございます。報告が遅くなってすみません。

金曜日のセカンドオピニオン(ティースバンク提携の歯科医院院長のS先生・40代後半?)に診ていただきました。

S先生いわく、提携医院にはなっているものの、実際患者さんから歯を預けたいと言われたことはまだないそうです。

移植の経験は30件程度とのことで、成功率は80%くらいと言っておられました。広島のご出身で、こちらに来られたのは歯科医になられてからのようです(HPから)。

「sariさんは何がしたい?どうしたい?」と聞かれたので、私は「いっきに4本のインプラントは経済的にも厳しいので、先生の目からみて移植をやる価値がありそうなら、インプラントの前にぜひやってみたい。ここを選んだ理由はティースバンクの提携医院ならいい治療を提供してもらえると思ったから」ということで相談しました。

診断結果ですが、結論から言うと移植できる可能性は高そうです。

しかし、7番に移植ではなく、6・7のスペースに対し1本だけを移植という答えでした。

まず最初にパノラマを1枚撮り、現在の歯の状況を確認。私の希望として、今抜歯が済んでいる左上顎の欠損部分ところについて、6番インプラント7番は移植にしたい、と相談したところ、

「ここの欠損部分には2本も入る隙間がない(小臼歯の2本分くらい)。移植歯は左上の8ではなく左下の8番(埋もれている親知らず)を使う」

ということでした。

そこで、移植歯と移植先のデンタルレントゲンを一枚ずつ撮り、根の大きさなどから検討してもらいました。

その結果、可能性はかなり高いということでした。

6・7欠損部位は、歯同士が寄ってきているのだとは言え私にはやはりかなり大きなスペースだと思えていました。

なので「入れるのは1本」と言われていまいちピントこなかったのですが、デンタルレントゲンを撮り計測した上でDrがそのように言うのですから、と納得しました。

欠損部は抜歯から一週間が経っているので、移植するならできるだけ早めにやったほうがよいとのこと。

二週間後の9月22日(抜歯から3週間後)に口腔外科の先生が来るから移植するならその日にやってはどうですか、と言われました。

口腔外科の先生が移植歯の摘出を、埋め込みをS先生がするそうです。

ちなみに右上顎の欠損部分(6・7番)での可能性については、「こちらは骨の厚さが薄いので移植はかなり難しい」とのことでした。

何より移植を試したい気持ちがあったので、とりあえず22日の施術を予約して帰宅しました。

そして昨日、今の担当医のところに行ってきました。
その話はまた長くなるので、ここで一旦送ります。

きれいに説明できず、分かりにくいところがあったらすみません。

いい治療、納得のいく治療をしてもらうためには想像以上にエネルギーが要りますね。。

まだまだ道は長いのですし、今まで逃げてきた代償はきちんと払わないといけませんね。
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2007-09-09 10:50:00
良い先生に巡り合えたようですね。
良い結果が得られることを祈っています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-09 13:15:00
こんにちは。あきです。
治療の方向性が出てよかったですね。

信頼出来る先生に巡り会えた以上,今後は,その先生と相談しながら治療方針を決めていかれたら良いと思います。


>7番に移植ではなく、6・7のスペースに対し1本だけを移植という答えでした。

すいません,今からまた,迷わす様な事を言ってしまうかもしれませんが,広島出身なら広島大学歯学部出身の先生でしょうか?

もしそうならティースバンク協力歯科医院なら矯正もやられてるのでは?

67のスペースが少ないなら8の動かす量も少なくて済むかなと思いました。
6にインプラント後,8の矯正は無理だったかなと感じました。

治療完了後の状態はどうなるのでしょうか?
67移植歯の単独歯,5−67移植歯−8のブリッジ,になるのでしょうか?

もしブリッジせず,8番との間にスペースが確保されるなら,そこに細いインプラントも入れれるかもしれませんね。


>ちなみに右上顎の欠損部分(6・7番)での可能性については、「こちらは骨の厚さが薄いので移植はかなり難しい」とのことでした。

とりあえず左側にインプラントをしなくて済むなら,右側は67に2本入れる余裕が出来るかもしれませんね。

または6にインプラント,7は下も欠損なので当面放置でも良いのではないでしょうか?

その移植する歯科医院さんはインプラントもやられているのでしょうか?

移植にせよ,インプラントにせよ,完了後は定期検診メンテナンスが必要です。
今後の事を考えると1件で両方とも治療される方がベターと思います。

何にしても,まずは22日の移植手術の成功を祈っております。
また結果教えて頂ければ有難いと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-09 18:37:00
先生方、あきさん

返信ありがとうございます。
タイヨウ先生、はじめまして、ありがとうございます。


さて、セカンドオピニオンを受けた翌日であるきのうは、今の担当医の予約日でした。

セカンドオピニオンを受けることは前回の受診の際には決めていなかったため、事前に了承してもらっていなかったこともあり、何も言わずに、「今日は治療はせず今後の治療方針について話がしたい」と申し出ました(予定では抜歯した6・7に対し前後の歯を使って仮歯を入れることになっていました)。


※ご参考

平成18年9月8日現在、問題のある主な歯の状況

●左:上6・7欠損(7日前に抜歯済み)
   下5・7欠損(残痕抜歯予定)
   上5高さ合わせのため歯を削り、根治中(もともとは健康な歯)
●右:上6・7欠損(残痕抜歯予定)
   下7根治中(根治して根を使って構築する予定)

セカンドオピニオンの受診で元気になって、担当医の意見はあくまで参考までに聞こうくらいに思っていたのですが、いざ話を聞くと、聞き捨てならない言葉も少なくはなく、ちょっと落ち込んでしまいました。

2時間近い会話を文章にするのは難しいのですが、ぜひ聞いていただきたいので、書き出してみます。



話し合いは、事前に、自費治療インプラント他)について現在担当医が考えている治療内容の治療計画と見積書をお願いしていたので、それとパノラマ写真(まだこれしか撮っていません)を見ながらのものとなりました。

唐突に“移植を試してみたい”という自分の希望を言うのはどうかと思ったので、まず今担当医が考えている今後の方針をもう一度聞いてみました。

担当医はやはり4本の欠損部分の処置としては、それぞれに合計4本のインプラント以外は考えておられませんでした。

担当医からの説明の後、私は自分の希望を言いました。

『4本のインプラントは予算的に厳しいので、自分でもいろいろ勉強して他の選択肢はないものかと調べてみました。そこで、もし可能性があるならインプラントの前に移植に挑戦してみたいのです』

と。
セカンドオピニオンを受診したことは言いませんでした。

それは、担当医に了承を得てから受けられなかったことも理由のひとつですが、余計な情報のない状態で担当医自身の見解も聞いてみたかったということもあります。担当医に対して不信感はありません。

『左右それぞれ上6・7番には、6番にインプラント、7に移植という方法はどうでしょうか?』

と聞いたのに対し、担当医は意外なことを言われたようなちょっと怪訝そうな顔をして聞いていました。

とにかく移植自体をあまりいい再建方法だとは思っていないことは確かでした。

「移植に過度な期待をしないほうがいい。あなたの今の目標は“まず奥歯でしっかり噛めるようになること”なのに、移植という極めて不安定な手段を選ぶことには賛成できない。」

「大体6番にインプラントで7番を移植とのことだが、そこにそんなスペースはありませんよ」

と言われました。
そこで私は、

『もともと下の7番は欠損していて放置でいいと先生も言っておられましたね?噛み合せに無関係なら親知らず1本の移植でいいのではないですか?』

と聞きました。
担当医の話では、

「通常移植歯は上顎の親知らずを使うがその歯を入れても8番までとの間にスペースができる。そこをどう補うかも問題だし、強度的にも問題がある」

とのこと。

私は、セカンドオピニオンから“移植には下の親知らずを使う。これは大きな歯だしちょうど1本で6・7でスペースが埋まる”と言われていたので、

「下の親知らずを使うことはありえないのですか?(レントゲンを見ながら)これなら大きさもちょうどいいようにも見えるのですが?」

と聞きました。
すると、

「ここでちょっと見て合うように思えても、移植の条件というのは厳しいから簡単には言えない」

と言われました。それは確かにそうです。
(セカンドオピニオンを受けていなければそれは最な話です)

担当医は、

「歯はそこにあればいいっていうものではなく、機能性が重要です。強度もそうですし、歯がなくなったところはそこを埋められれば良いってものでもなく、2本あったところに1本だと噛み合せも心配です」

「それに、もし仮に移植自体が成功しても、何年かしてだめになることもあるし、その時に移植歯を抜歯すれば、今よりもっと多くの骨をゴッソリ失うことになります。その時になってじゃぁインプラントすると言っても極めて厳しいです。骨の薄い上顎ではまず無理だと思います。」

と言われました。
このあたりから、私もだんだん不安になってきました。

「もしどうしてもと言うなら左6・7への移植を試すことは止めないが、反対側(右の6・7)は左に比べてさらに骨は薄いのでインプラント以外は絶対に無理」

とも言われました。
移植の話とは別に、これも聞きたかった、

『6番だけのインプラントで7番放置という方法はどうか?』

も尋ねました。

「6・7は噛む力が最も加わる場所だから、1本だけというのは強度的に問題がある。もしどうしてもというなら仕方ないいが、そういう設計は通常はしないので保障(10年)はつけらない。また、異常が起きて崩壊したらもうインプラントはできません。」

と言われました。


私はここ(歯チャンネル)での情報からも“移植は失敗してもインプラントよりずっと失うものは少ない”と思っていました。

そういうこともあり移植をやる決意をしていたので、正直混乱しています。
起承転結ができあがっていませんが、とりあえず会話をまとめてみました。

乱雑ですみません、記入用フォームではなく大きな画面から眺めてみたいので、いちど送ります。あとで修正するかもしれません。

大幅な修正や加筆なら別便で出します。

みなさんにお聞きしたいこともグルグル頭をめぐっていますが、まだまとまりませんので後ほど書かせてください。

お世話をかけますが、よろしくお願いします。
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2007-09-09 19:26:00
セカンドオピニオンと担当の先生の意見が全く食い違ってしまったようですね…。

ただ、歯医者によって考え方が違うことは普通ですし、得意・不得意ということもあります。

今回のケースでも、移植が得意な先生は当然移植を勧めるはずですし、インプラントが得意な先生はそもそも移植という選択肢自体最初から無いということも普通にありえます。

近年インプラントの成功率が非常に高くなってきていることを考えると、確かに歯牙移植の成功率は平均5年程度なのでインプラントに劣ってしまいそうですが、その分治療費が安く済む、成功した場合にはインプラントよりも天然の歯に近いという大きなメリットもあるので、担当の先生がおっしゃられているほど歯牙移植は悪くないと思いますよ。

ただ、今の担当の先生は歯牙移植に否定的なようなので、おそらく今の先生に歯牙移植をお願いしても、あまり良い結果は望めないと思います。(どんな歯医者さんにでも、得意・不得意は必ずあります)

インプラントに限って考えれば、今の担当の先生はかなり自信をお持ちのようですし、話の内容も筋は通っていますし、説明もしっかりとしてくれるようですので、かなり良さそうな感じはします。

簡単にまとめるとすれば、

・4本インプラント
・一部歯牙移植

のどちらも間違った治療法ではありません。

ただ、成功率には担当の先生の得意・不得意が影響してくるということと、経済的負担などのsariさん自身の事情も考慮して、どちらのほうがsariさんにとって納得できる治療法なのか?ということが一番のポイントだと思います。

もう4本インプラントにするというのであれば今の担当の先生にお任せしても良いと思いますし、やっぱり移植のほうが良いかも…と思われるのであれば、もう一度セカンドオピニオン先の先生と相談されてみると良いと思います。

ただでさえ歯の治療で悩んでいるのに、さらに歯医者さんによって言うことが違えばさすがに不安になってしまうと思いますが、どちらの方法も間違いではありません。

・確実性で言えば4本インプラント
・治療費などを考慮すると、歯牙移植もあり
・ただし、歯医者さんには得意不得意がある

この点を理解された上で、sariさんがより納得できる方法と、歯医者さんを選択されてはいかがでしょうか?

ちなみに僕だったらですが、歯牙移植はやはりインプラントに比べると不安定な要素が多いので、経済的に許されるのであればインプラント4本のほうが安心かな…という気はします。

でも、経済的に厳しいのに無理してインプラントを…というのも気が引けますから、その辺はsariさん自身で上手く妥協点を探してみて下さいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-09 20:22:00
あきです。
sariさんの不安が大きくなっているのが非常に感じ取れます。

インプラントを勧められている先生の説明も,もっともだと思います。

2時間もかけて,そこまで説明をしてくれる先生ですので,キッチリした治療もされるのじゃ無いかなと思います。

私の言いたい事は,田尾先生が書いて下さりましたので,少し私の質問を追記させてもらいます。


>「どうしてもと言うなら左への移植を試すことは止めないが、」

それはインプラントの先生が移植もしてくれるのでしょうか?

それなら,する価値は有ると思いますが移植は他院でとなると,止めるべきと思います。

以前に私が書込んだ内容で

「もし違う歯科医院でするなら,お互いの歯科医院で連携が取れる歯科医院で無いと辛いと思います。その条件が無理ならインプラントと移植は時期をずらさないと駄目だと思います。」

と書いたと思います。
移植とインプラントを違う歯科医院で行うのは,絶対に止めるべきと思います。

移植の相談に行かれた歯科医院ではインプラントはしていないのでしょうか?
そこでインプラントをしているなら,全ての治療を任せるべきと思います。

していないのなら移植とインプラントの両方が出来る歯科医院を再度探して,相談する方が良いかと思います。

もしくはインプラントの安い歯科医院を探し,4本ともする選択肢も考えるかです。

以前このサイトで私が自分のインプラントの費用についての書込みをしました。
参考にでもと思います。

私の経験くらいの差ですと,3本の費用で4本分まかなえるくらいです。

⇒参考:根を半分残した状態でインプラントにしても、長持ちしないのでは?


私はイマイチ信用出来ないと思いますが,AQBインプラントをクラウンまで含めて1本15万円と言う歯科医院が千代田区に有るみたいです。そこまで安いのはどうかと思いますが。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-09 22:37:00
田尾先生、あきさん、お読みいただいている方へ

先ほどの報告の続きです。

そんなこんなで2時間。話も最後のほうになり、担当医からは、

「というわけで、今日のところは私の意見は以上ですが、決めるのはあなたなので、少し考えてみてください。私ももう少し考えてみます」

と言われました。

私も『先生の言われたことはよく理解できましたが、予算は本当に厳しいので考えさせてください』と言い、

『もし…もしも探して“移植オタク”のような先生がこの地域に居たら、その人に話を聞いてみてもよいですか?今日の先生(担当医)の話を念頭に話を聞いてみて、私が納得できる形で移植がやってみたいと思ったら、移植だけそこでやってみても良いですか?』

と聞きました。→セカンドオピニオンの事は言ってないので。

担当医は間をおいて少し笑って、「よいですよ。。」と言いました。
そしてため息まじりに(私にはそう思えた)、

「次回はとりあえず、他のところの小さな虫歯を治療しましょう」

と言って終わりました。
この日は、支払いはありませんでした。

以上が昨日の話し合いの内容です。

田尾先生のおっしゃるとおり、確かに担当医はインプラントの腕はかなりなもののようです(直接は言いませんが)。

そしてインプラントが最良の治療方法だと確信しているし、他の治療法は結局は遠回りだしお金の無駄、という感じです。

彼いわく、

「予算が足りないならインプラントを移植にするというようなやり方ではなく、上(冠)の素材を安いものにするとかそういうやり方のほうがいい」

とのことです。
つまり“土台はケチるな”ということです。

私もそれは分かります。

でも予算がある以上、そして後(数年後)でもインプラントにできる可能性が残されるやり方で、かつお金のかからない再建方法があるのなら、ぜひそれを試したいのです。

とりあえず今回の話合いはそれ自体は円満な形で終わりましたが、私の中では課題と不安がまた増えました。

今の担当医は、「移植を施した経験はあるが、その移植については私はしない」と言っています。

移植の先生はインプラントも行っている先生です。

あきさんの助言どおり、移植とインプラント、噛み合せの調整もあるので、同じ先生が行ったほうがいいと私も思います。

反対側はインプラントしか選択肢がない以上、移植をするなら転院です。


ところで報告内容から、みなさんにお聞きしたいのですが、

?:

移植というのは、もし失敗しても骨への影響が少ないのではないのですか?

担当医は、「もし移植が失敗すれば、多くの骨を失うのでインプラントさえできなくなる」と言っています。

私は“インプラントの前に試す価値があるのが移植”だと理解していたので、混乱しています。


?:

6・7のスペースに1本の移植では、下との噛み合せは調整できるものなのでしょうか?

担当医が言うように確かに“歯はあれば良いってものではない”ですよね。。


?:

質問の他に何か気づいたことなどあればご指摘(ご意見)ください。


いずれしてもセカンドオピニオンともう一度話をしてみなければなりません。

次の約束は22日、移植を予約した日です。
今のままでは、それには臨めません。。

少々錯乱ぎみですが、どうするか。。考えていても仕方がないのでここはもう納得できるまで話を聞くしかありません。

少し頭を冷やして、明日セカンドオピニオンにも再度予約をしてみます。
(予約が決まったらまたお知らせします)

それまでに私の力に…参考になることがあればご意見いただけるとうれしいです。

お世話をおかけしますが、よろしくお願いします。
回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2007-09-10 01:05:00
?移植というのは、もし失敗しても骨への影響が少ないのではないのですか?

今の担当の先生は、移植が失敗したら骨が吸収してもうインプラントは出来ないような言い方をされているようですが、一般的には移植は失敗しても骨の吸収は少なく、後からインプラントも可能だという考え方のほうが多いと思いますよ。

確かに、移植後定期健診に全く行かず、移植が失敗しているのに長期間そのままにしてしまった場合には骨は大きく吸収してしまうと思いますが、ちゃんと定期的に検査をしておけば、失敗している可能性が高そうだ…となった段階で抜歯をしてしまえば、骨の吸収は普通に抜歯をした場合とほとんど変わらないはずです。

ただ、担当の先生のお話だと、現在の状態はすでに骨の量がインプラントをするのにギリギリである…だから、少しでも骨が残っている今のうちにインプラントがしたいというようなニュアンスに聞き取れますので、そういう理由であれば確かに移植をせずに最初からインプラントを…というのもうなづけます。

これについては、移植を得意としている先生にも意見を求めてみても良いかもしれませんね。


?6・7のスペースに1本の移植では、下との噛み合せは調整できるものなのでしょうか?

予後の安定を考えるのであれば、移植歯はもともと安定性が低いですから、インプラントと比べるとやはり不安は大きいです。

しかし今回の場合は、一番はじめにsariさんの経済的な問題ありきでしたから、なるべく費用対効果の高そうな治療法を選ぶという意味で移植もありじゃないか…というお話をさせて頂いていました。

ただ今回いろいろとやり取りをさせて頂いて、今の担当の先生がかなり期待できそうな先生であるということも踏まえると、僕の気持ちはインプラント4本に傾きつつあります。(僕が治療を受けるわけではないので、本当に勝手な話ですが…)

あきさんのお話で、安いインプラントにすれば3本分の料金で4本インプラントに出来るかも…というお話がありましたが、それはあまりお勧めできません。

安くても良い治療をされている歯科医院も確かにありますが、いろんな歯科医院を見ていくとやっぱり値段相応というか、高いところは高いなり、安いところは安いなりの理由があります。

理想的には今の先生に治療をお任せするということだと思いますが、それで治療費を無理してその他の日常生活に支障をきたしてしまっては元も子もありませんので、そこはもうsariさん自身や周りの方がどう判断されるか?ということしか無いと思いますよ。


?:質問の他に何か気づいたことなどあればご指摘(ご意見)ください。

sariさん自身の説明の求め方も非常に良い感じですし、担当の先生やセカンドオピニオン先の先生にも運良く恵まれているようですので、本当にあと一息という感じがします。

歯科医師側としてはやはり自分の最高の治療を患者さんに提供したいと思うものですが、それが経済的な面まで含めて考えて患者さんにとって一番良い治療なのかどうかは分かりません。

一番良い治療というものは、患者さん自身の考え方によって変わってくるものだと思います。

今までの文面から感じたことはもうほとんど書かせて頂きましたので、後はsariさん自身がどこに妥協点を見つけるか…ということではないでしょうか?

(金銭面で妥協するのか?治療の質という面で妥協するのか?)

少なくとも「どちらも間違いではない」わけですし、いずれはどちらかに決めないといけませんから、もう一度じっくりと考えて、必要であればご家族の方とも話し合われてみて下さいね。

他にも何か疑問な点や悩まれている点がありましたら、遠慮なくどうぞ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-10 01:13:00
こんばんは。あきです。

2時間も相談して,支払い無しとは,良心的な先生と見受けられますね。
移植をせずインプラントのみなら,そこでの方が良い感じがしますね。

移植の先生がインプラントも行っているなら,その先生に一任するのは無理なのでしょうか?

sariさんの様に欠損歯が多いと咬み合わせも作って行く必要が有ります。

インプラントを長持ちさせる為には清掃と咬み合わせが大事ですから,移植歯の為に咬み合わせが狂って負担過重になり,インプラントが駄目になりました。ですから保障出来ませんなどと言われるかもしれません。

sariさんの質問ですが,だんだん素人の私には回答が難しくなってきていますので,しつこい様ですが,あくまで参考までに聞いて下さい。


?:

移植はインプラントと比べると難易度は高いと思います。

ただし正しい知識と技術を持たれた先生にしてもらうと成功率は,そんなに低い物では無いと思います。

インプラントの失敗は骨結合しない時です。
その場合は,すぐに抜いて入れ直すと言う様な事が可能です。

しかし移植は失敗すると代わりの歯が無いので入れ直す事は出来ません。

移植の失敗要因は,

1.歯根吸収炎症性吸収,置換性吸収)
2.付着の部分的非獲得
3.歯槽骨の欠損の持続,または治癒の遅延

となります。

仮にそうなったとしても適切な処置が施されれば,そのまま治癒に向かい成功すると聞きます。

しかし,その適切な処置と言うのが難しいのでしょうね。

移植と言うのはインプラントと比べて症例が少ない,やられている先生が少ない,ですから,先生の経験もしくは推測の判断で,処置がされます。その処置が適切かどうかが問題となってきます。

インプラントは駄目になった場合,天然歯と違い,いくら引っ張っても抜けません。抜く時は,周囲の骨を削って抜きます。ですから骨がごそっと無くなります。

移植歯が駄目になった場合は,天然歯の抜歯と同じで,簡単に抜けます。骨を削る必要は有りません。

その事で,骨の減る量の違いはわかりますでしょうか?

ただし上記の失敗要因の

2.付着の部分的非獲得

は言えば歯槽膿漏と同じ様な症状です。

ですから改善しない場合は,歯槽膿漏の様に骨吸収していくので,早期の抜歯をしないと,骨がなくなります。


?:

最初sariさんから聞いた時は,咬合の調整がいけるのか私も思いました。

先ほどの書込みには8番側に(場合によっては8番抜歯して)インプラントかな,とも思いました。

それに下の7番が欠損になった場合の上下の当たりの調整がうまく出来るのか?

ただ先生が,それでいけると判断されてるのですから,信頼する方が良いかと思います。


?:

先にも書きましたが,移植を決断されるなら,インプラントも移植する歯科医院で行うべきと思います。

私の移植の知識を書いておきます。

私は今から13年前に歯科大学付属病院の総合診療科で右下67番を抜歯しました。

私には上下4本の親知らずが,そこそこ根がまっすぐに生えています。

その時に担当医の先生が右上の親知らずを右下67番に移植を勧めてくれました。

ただしsariさんと同じ様に67番に2本は無理で1本のみの移植と言われました。

5−67−8番の3本でブリッジと言う提案でした。

実績を聞くと,総合診療科では,その先生しか,移植はした事が無く,6人して一応全て成功と言う事です。私がインプラントはどうですか?と聞くと,あんな物は未来の歯です。今するのは時期早々で,消えて無くなる可能性も有ると言われました。

それが13年前の出来事です。
それからインプラントの進歩は目を見張る物です。

その後,引越しや転勤で歯科大学病院から離れてしまい,自宅の近所にかかり付けの歯科医院を持つようになりました。

私が今の所に引っ越すのと,ほぼ同時に開業され,私と同じ年齢で,私は信頼しています。

ある時,その先生にも親知らずの移植を勧められました。
大学病院の先生と全く同じやり方の説明を聞きました。

13年前と比べてインプラントが,かなり評判が良いので数件の歯科医院と大学病院にインプラント相談に行きました。

大学病院ではインプラント科に行きたいと言ったのですが,13年前からカルテが総合診療科に有ると言う事で,まずは総合診療科に回されました。

13年前の私の担当の先生はもう居ませんでした。

そこで移植とインプラントの話をすると移植に関しては,そんなん成功するわけ無いから止めた方が良い,インプラントの方が良いと言われました。

それで口腔外科に回され移植の相談をすると,移植は一時はしてたが,今では,積極的にしていないと言われました。

口腔外科でも移植よりインプラントを勧められました。
それで次はインプラント科に行き,結局インプラントをする事になりました。

インプラントした以降,ティースバンクや,移植をやられている歯科医院が結構有るのを知り,インプラントの前に駄目元でしておくべきだったと今では思っています。

近所のかかり付けの先生にも移植は,そんなに失敗する物でも無い。と言われました。

加えて移植の高価な歯学の専門書を買って知識を少々得ました。

私に今からでも移植の機会が出来れば,絶対にしてみたいと思います。
それでsariさんには勧めている訳です。

私の経験でも移植は先生によって,かなり賛否両論に差が有りすぎるのが,おわかりでしょうか。

かなり長々となりましたが,参考にお願いします。
回答 回答13
  • 回答者
回答日時:2007-09-10 01:21:00
あ、あきさんと回答がかぶっちゃいましたね。
長文の連発で読むのが大変だと思いますが、頑張って下さい^^;

今後セカンドオピニオンで特に注目するポイントがあるとすれば、

・もうインプラントをするのにギリギリの骨しか残っていないかもしれない
・だから、移植が失敗した場合、インプラントが難しくなるかもしれない

ということだと思います。
もしそうなると、移植のリスクはやや大きいですね。

骨の量が十分に残っていれば、移植が失敗してもその後インプラントが出来るので、今は迷うことなく移植を勧められるのですが…。

ぜひ、担当の先生やセカンドオピニオン先の先生ともよく話し合われてみてください。

(それにしてもあきさん、本当に業界関係者顔負けです…^^;)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-10 01:41:00
田尾先生,私の方もかぶってしまいました。
それもお互い長い文章ですね。

書き始めた時は,田尾先生の書き込みが無かったのですが,投稿終わったら,田尾先生の書き込みが有りました。

>(それにしてもあきさん、本当に業界関係者顔負けです…^^;)

イエイエ,お恥ずかしい限りです。

sariさん
セカンドオピニオン先として

私の買った専門書の移植の本の著者が東京都国立市で開業している先生です。
症例が多数載っていて,失敗した時の対処方なども色々載っています。

国立市はsariさんの所から遠いのでしょうか?
そこのHPを見るとインプラントもしているらしいです。

特定の歯科医院の名前をここでは書けませんので,ヤフーまたはグーグルで「自家歯牙移植・外傷歯学研究会会員」と入力して検索下さい。最初の方にS歯科クリニックが出てきます。

(これくらいの情報公開はよいですよね?田尾先生)

大学病院も,ひとつの手かなと思いました。

関西は2件しか無いですが,東京は歯科大学歯学部の付属病院がたくさん有りますよね。
回答 回答14
  • 回答者
回答日時:2007-09-10 02:47:00
セカンドオピニオンは可能なら2件、3件と求めたほうが、当然良いとは思います。

ただ、それには相当なエネルギーを使いますし、金銭的に負担が大きくなる可能性もありますから、今のsariさんのように運良く良さそうな歯科医院が2件見つかっている場合は、その中から選ぶというのも悪くないかな…と。

今の状況でさらに大学病院にまでセカンドオピニオンを求めるとなると時間もかなりかかりそうですし…。

もし現在行かれている歯科医院の先生が、

「6番延長ブリッジ

とか提案されているんだったら、さすがに僕もセカンドオピニオンを強くお勧めすると思いますが、これだけ十分な説明をしてくれる歯医者さんが2件あればもう十分な気もしますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-10 07:55:00
おはようございます。あきです。

セカンドオピニオンについて,田尾先生の言われる通りです。
余計な事を書きすぎてしまいました。

私の場合は,ある程度,時間に融通の利く仕事なので仕事を置いといてまで,何件も歯科医院を回る様な事をしましたが,確かに時間的な労力と,初診料や交通費などの経済的負担も掛かってきます。

私の経験では,行く度に,違う事を言われ,迷いが大きくなったりします。

治療が始まってからや終わってからも,やはり,ここで良かったのか?と悩んでしまう時も有ります。

今の2件で絞ってみて,

移植をせずにインプラントのみなら,2時間かけて説明してくれた歯科医院で,移植とインプラント両方なら,移植をする先生になると思います。

またはお互いの先生の協力が得られるなら,インプラントと移植を別々の歯科医院でする事も可能かもしれません。

セカンドオピニオンについては,田尾先生の言われる事がもっともですので,迷わす事を書いて失礼しました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sariさん
返信日時:2007-09-10 23:05:00
ご返信ありがとうございます。

書き込むのにもかなり時間も労力もかかるのに(私はそうです)、見ず知らずの私の相談に貴重な時間を割いていただき、とても感謝しています。


田尾先生へ

いつもありがとうございます。

>今後セカンドオピニオンで特に注目するポイントがあるとすれば、・もうインプラントをするのにギリギリの骨しか残っていないかもしれない・だから、移植が失敗した場合、インプラントが難しくなるかもしれないということだと思います。もしそうなると、移植のリスクはやや大きいですね。骨の量が十分に残っていれば、移植が失敗してもその後インプラントが出来るので、今は迷うことなく移植を勧められるのですが…。ぜひ、担当の先生やセカンドオピニオン先の先生ともよく話し合われてみてください。

はい、早速そうします。

今の私は、移植を試したいという気持ちが強くなっているので、どうしても移植に都合のよい材料ばかり探してしまっている気がします。

もう少し冷静に聞かないといけませんね。
その上で“迷うことなく移植!”となると嬉しいです。


あきさんへ

さまざまな情報はもとより、患者としてのあきさんの姿勢やなさってきたことはとても参考になります。

私はあきさんの自助努力の成果をいただくばかりですが、あきさんのような方がおられるということが、患者としての私を少しずつ変えていることは確かです。

近日中に今の担当医やセカンドオピニオンと話をしてみたいと思います。
また報告させてください。
回答 回答15
  • 回答者
回答日時:2007-09-11 08:14:00
ぜひご報告ください^^




タイトル 奥歯6,7番欠損時のインプラント or 歯牙移植…体験談あり
質問者 sariさん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 抜歯:6番(第一大臼歯)
抜歯:7番(第二大臼歯)
抜歯:複数の歯(臼歯部)
インプラント治療法
インプラントその他
親知らずの移植
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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