[イギリス] 海外で根幹治療中、途中から日本で治療を受ける場合

相談者: rootさん (33歳:女性)
投稿日時:2008-05-09 09:54:13
はじめまして。
先日、こちらのサイトを始めて見つけ、大変興味深く拝見しております。

さて私は現在イギリスに在住ですが、先日、右下6番の詰め物が取れ、
NHS(国民保険)歯科医に診てもらったところ、神経を抜くといい、
ラバーバンドもマイクロもないまま、30分以内の短時間で、適当な
(そのように感じました)やり方で、神経を抜かれました。

その歯科医曰く、もう神経は取れたので、次回に詰め物をし、その際に、
クラウンのことについて話し合おうと言われました。
日本での根幹治療はもっと時間がかかっていたのにと、拍子抜けしました。

その夜に、どうしても気になり、こちらのサイトを拝見し、根幹治療の大切
さを初めて知り、このままこの保険医のやり方で、治療を終わらせるのは、
将来、問題の出るリスクが高いと思えました。

このことを知っていたら、初めから専門医に行ったのにと後悔しましたが、
知らなかったのでどうしようもありません。


その後、ENDODONTIST専門のプライベートの先生に診断していただき、
X線を再度とったところ、きちんと神経を抜かれているようには思えないので、
再治療したほうが良いと薦められました。
料金は、875ポンドですので、20万近くになります。

こちらのサイトでは、根幹治療後は、半年〜1年様子を見てから、
最終的なクラウンを装着するのが良いと書かれているようですが、
この専門医は、治療後数週間以内にクラウンをつけなければいけない
と言います。

イギリスでは、セラミックなどのクラウンも大変高価で、日本に比べて
質もどうかと思いますので、できれば今年の夏の日本帰国時に最終的な
クラウンを日本で作りたいと思っています。

しかし、夏までには数週間あり、専門医は、根幹治療後は仮詰めしかしない
と言われているので、保険で無料のクラウンを一時的に装着し、
夏の帰国時に新しいクラウンに入れ替えるのはどうかと思っております。

一度つけた、低質な仮のクラウンを取り、新しいクラウンにかえること
により、治療した歯に負担がかかったりして、治療が無駄になったり、
何か不都合があることはあるでしょうか。


仮のクラウンは入れずに、イギリスで質の良いクラウンをすぐに入れて
もらったほうが安全でしょうか。


どうぞ回答の方、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-05-09 11:25:35
こんにちは

私の患者さんでイギリスのNSHて治療を受けられていた人がいらっしゃい
ましたが、なんでもNSHは日本の保険制度のモデルらしいです。

残念ながらとてもほめられた治療ではなかった記憶があります。

帰国まで1週間ぐらいしかなかったので、その期間で根管治療を
オンレーセットまで治療した記憶があります。
自分で技工したからできましたが・・。
本当はもう少し時間をかけたかったのですが。

実際根管治療が終了したら2か月ぐらいが置いておくのが限界だと思います。

根管充填剤は根管壁との接着が弱く、そこからまた感染する恐れがあるので、
コアーぐらいは症状が消えたら入れたほうが良いと私は思います。

ちなみに根管治療をやり直すのであれば、コアーが入っていない方が
やりやすいので、レジンなどで仮止めをした方が良いでしょうが。
かみ合わせが低くなってしまう(かませると歯が割れる可能性がある)
ので難しいところです。

やはりイギリスの専門医で見てもらうのも悪くないと思います。
しかしイギリスでよい先生を見つけるのと日本の良い先生を見つけるのとでは
どちらが容易であるのか微妙です。


日本で治療をするつもりであればクラウンぐらいまで入れたほうが
良いでしょうが、歯を大きく削られてしまう可能性もあるので心配ですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rootさん
返信日時:2008-05-09 22:38:36
吉田先生、早速のご回答をありがとうございます。

やはり、NHSのレベルは低いのですね。
NHSの治療も受けられない国民が沢山いるので、こちらでは見てもらえる
だけでラッキーといった感じです。

専門医の秘書に先ほど電話してみたのですが、8月に日本に帰国して、
きちんとした根幹治療を受けられるのであれば、それまでのつなぎとして、
根幹を洗浄し、仮止めをするという方法もあると言われました。
その場合の金額は、450ポンドだそうです。

先生のおっしゃる通り、コアを入れず、レジンで仮止めをすれば、
細菌感染等のリスクはあまり心配しなくて良いのでしょうか。

それともやはり、根幹治療をきっちり済ませ、仮のクラウンをいれ、
日本でクラウンを作り直す方が安全でしょうか。大変悩みます。


よろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-05-09 23:02:16
>吉田先生
>なんでもNSHは日本の保険制度のモデルらしいです。

NHSは、

・患者窓口負担はおよそ6割(日本のおおむね2倍)
・治療費は3バンド(軽度、中等度、重度)の3つだけ。
すなわち、歯科点数表はなく、すべての保険治療が15.5ポンド、
42.4ポンド、189ポンドのどれかといった、すさまじい包括化された診療体系。
・保険、自費の混合診療は自由自在
(当然のことながら、保険治療の強烈な手抜きが引き起こされているようです。)

といった感じだったと思います。


ですので、イギリスでは、低所得者は(自己負担が)高すぎて歯科治療が
うけられず、高所得者は、始めっから自費という傾向になるようです。

これをモデルにって?私には考えられないんですが・・・

下記のサイトがわかりやすいです。
http://www.min-iren.gr.jp/shika/act/miniryo/2007/min_0711.html

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-05-11 05:13:17
サイトで調べてみましたが、やはり日本のモデルになっているようです。
参考までに。

http://www.minnanoshika.net/wiki/index.php?%A5%A4%A5%AE%A5%EA%A5%B9%A4%CE%B0%E5%CE%C5%C0%A9%C5%D9%A1%CA%A3%CE%A3%C8%A3%D3%A1%CB%B2%FE%B3%D7




ところで根管治療ですが、450ポンドも支払うのであれば根管充填まで
してもらった方が良い気もします。
ある程度信用できる歯科医師であればイギリスでもきちんと治療して
もらえるのではないでしょうか?

日本の場合専門医がアメリカほどいないので、あくまでも玉石入り混じった
状況です。
技術のある歯科医師を探すのも相当困難が伴うと思います。

基本的にはホームページで探すのでしょうが、いくらでもよさそうなことは
書けるので、実際行ってみると中身が違うこともありますから、なかなか
難しいところです。

日本で治療を受けたいのであれば、根管充填までしてもらった方が
得策かもしれません。
根管充填までしてレジンやセメントで仮止めという手もあります。

根管治療中(根管充填しないで)に長期間置いておくことはあまり
望ましいことではありませんが。
かかる費用との兼ね合いとも関係あります。
自由診療で根管治療を日本で受ける場合は日本でもそれなりに治療費が
かかりますから、それでも良くなおかつ根の病気が今すぐ心配であれば
洗浄までしてもらって日本で根管治療を受けるのも一つの方法でしょう。

そうでなければ根管充填までしておいてもよいでしょう。
コアー、仮歯までするかどうかは難しいところです。

そこまでやるならいっそイギリスで治療してしまった方が楽なんじゃ
ないでしょうか?
技術的に心配ならコアー以降は日本でやるのがよういでしょう。


個人的な意見ですが、日本人はかなり器用な民族なので治療を上手にこなす
能力はあると思いますが、歯科大学教育の退廃、保険制度の問題から、
今のような玉石入り混じった状態になっているのです。

本当に勉強して技術を磨いている先生もいると思いますが、実際探し
当てるのは容易なことではない気がします。

しかしそれはどの世界でも同じだと言えますが・・・。
それをイギリスでするのか日本でするのかの問題です。
言葉の壁もありますし。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-05-11 06:35:55
費用対効果で考えれば日本の保険治療がグンを抜いてるのではないでしょうか?
それがベストかどうかは、rootさんの価値観によると思いますが。

高くても良い治療を!というのであれば、

>本当に勉強して技術を磨いている先生もいると思いますが、実際探し当てるのは容易なことではない気がします。

>それをイギリスでするのか日本でするのかの問題です。

上記の吉田先生のご回答と全く同意見です。
こちらの根管治療の項目も参考にどうぞ。

⇒参考:よくある歯科相談・おススメの歯科相談 一覧表
http://www2.ha-channel-88.com/soudann/yokuaru.html#5


ちょっと話がそれますが・・・。

僕は保険メインの歯科医院に勤務したことがほとんど無いので、
保険制度についてまだまだ全然分かっていないのですが、保険について知れば
知るほど、何だか良い治療をしようという気が削がれてしまう気はします・・・。

もちろん最終的には個人のモラルの問題なのでしょうが、

・ハイレベルの治療を追及すると赤字になる
・勉強してもしなくても、上手くても下手でも報酬が変わらない
・むしろ手を抜いたほうが儲かってしまう

これではさすがに・・・
歯科医師だから絶対に奉仕の精神が旺盛だということもないですし・・・。

でも、他の国の保険制度を見ていると、これでも患者さんにとっては十分に
恵まれた環境だと思いますから、上手くいっていると言えば上手くいって
いるのでしょうか?

ただ、歯科医師過剰の現代で、どこまで歯医者さんが我慢できるか?
という問題もあると思いますし、本当に勉強して技術を磨いている先生が
増えにくい環境だとも思いますから、この辺が何とかなれば最高だと
思うのですが・・・。

そのためにはやっぱり、患者さんが今以上に歯についての価値観を高める
ということが個人的には必要なんじゃないかな?と思っています。

患者さんがより良いものを求めるようにならない限り、歯医者さんの
平均的なレベルも上がってこないと思いますし、歯医者さんのレベルが
上がってこない限り、患者さんの利益も大きくはならないのではないかと
思っています。

欲張りなのかもしれませんが、日本人は本当に器用だと思いますので、
どうせなら世界一の歯科先進国になって欲しいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rootさん
返信日時:2008-05-11 09:43:05
吉田先生、田尾先生、ご回答をありがとうございます。

吉田先生のご意見、大変参考になりました。

450ポンドで、根管充填までやってもらえるのかどうか、もう一度確認
しようと思います。

しかしながら、先生のおっしゃる通り、875ポンドを払って、治療を終了させるのが一番正しいような気もします。

The following is a guide to estimated costs
Teeth with one canal £400 - £600
Teeth with two canals £450 - £675
Teeth with three or more canals £700 - £925
Nitrous Oxide Sedation (per hour) £80
Placement of cast gold post and core from £350
Six month clinical audit appointment N/C

こちらが、専門医のサイトに掲載されている料金表です。

合金ポストとコアが350ポンドからとなっているようです。
本来の請求額の875ポンドに、合金ポストではない、標準のポスト、
コアー代が含まれているのかも、確認しなければならないと思います。

問題は6番の歯なのですが、X線で見ると2本しか根はないように
見えましたが、更にあったようで、875ポンドになったようです。
仕方がないことですが、やはりかなり高く感じてしまいます。


日本への早期帰国可能性に加え、歯科治療で有名なハンガリーについても
調べました。
イギリスや他のヨーロッパから患者が多くきているようですね。
念の為、専門医のいる歯科医院に、ラバーダム着用の有無、マイクロ使用に
ついて、問い合わせています。


田尾先生、日本人は本当に器用ですし、人々の仕事に対する姿勢が
まだまだ素晴らしいと思います。

先日診てもらったNHSの歯科医は、私のセラミックブリッジと、
インレーを見て、どこの国でやったのかと聞き、日本だと答えると、
「やはり日本の技術はすごい!」と大変関心していました。
日本にすぐに帰国して、治療を受けられれば一番嬉しいです。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-05-11 10:05:09
root様本当にお悩みの様子重大なな決断をしなくてはならない場面で、
本当に迷われておられることと思います。


私も実は今NHSで治療を受けられた日本人の根管充填を終了して、
5月9日にコアの印象を採得したところです。
この次コアの装着と支台歯形成、印象採得、そして冠の装着と5月21日の
帰国までに仕上げる予定にしております。


この方は確か左上の6番の痛みを主訴として来院されたように思いますが
(歳なのでかなり記憶があいまいなので違っているかも知れません)、
この歯は保存不可能で抜歯となってしまい5、7と再根管治療をして
?6?ブリッジの印象を採得しました。

その治療をしている時に他の歯の治療も希望なさって、帰国を3週間
延ばされて、お引き受けいたしました。


その折、NSHの話になりかなりよくないとのことでした。


実際治療跡を拝見するとどうかな?と思われる状態でした。
結局今回できるところは治療して。

英国で痛くなったら応急的に対応してもらい、次回に帰国した折に治すと
決心されたようです。

やはり言葉の問題やら、医療水準の問題、医療費などがあって日本に
帰国した時に治療を受けたいと考えていらっしゃるようです。


所でroot様の場合は相談するのはこのサイトがメインになるようなので、
我々のほうとしてもお口の中も拝見できないし、レントゲンもない状態で
的確なアドバイスはしにくい所です、その辺りはご了承ください。

先ず抜髄まではその出来上がりは別として、終わっているようなので
そのあとの抜髄の仕上げ以降の処置をどこで誰に任せるかと言うことに
なろうかと考えます。

もし日本に帰国なさった時にされるのであれば根管充填はなさらずに
水酸化カルシュウム製剤(ベストは水酸化カルシュウムの粉末を水で錬和
したもの)を貼薬していただいて、カルボン酸セメントでしっかり封鎖して
もらっておけば数ヶ月は問題ないと考えています。


また根管充填をしたならコアまで装着するか最後まで治療を進めておかれた
ほうがいいように思います。

というのも根管充填の再治療は結構骨が折れるので、歯科医としては
いっそう根管充填していないほうがやりやすいと考えているのがその理由です。


いずれにしろ現在の状態はroot様にとって症状以外はほぼブラックボックス
でどのような治療状況かはわかりにくいと思います。


大切なことはどちらの国で治療するにかかわらず、ご自分で信頼できる
歯科医師を探されて治療をするのがいいように思います。

大変なこととは思いますがよく熟慮なさっていい方向で治療が進み、
健康を取り戻されることを祈っております。

ここは知恵を絞ってがんばってください。

参考になさってください
抜髄(根管充填) 
http://www.yamadashika.jp/infection02.html

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2008-05-11 18:45:05
質問から完全にそれてしまってますが、個人的にちょっと気になること
なんでお付き合い願います。


>サイトで調べてみましたが、やはり日本のモデルになっているようです。参考までに。


「医療制度において、日本がモデルにしようとしているイギリスの医療制度の
レポートです。」
とあります。

すなわち、現在の日本の医療制度のモデルではないですよね。
つまり、今後の医療改革で参考にするかも といった意味合いかと思います。
おそらく、このモデルというのは主に、後期高齢者医療で導入したかった
NHSの人頭登録制を指しているのではないでしょうか。

ただ、人頭登録制は、一医療機関に登録した患者さんしか診療できない制度で、
「登録した患者の数に応じて診療報酬が支払われる」
というものです。

現在の日本では患者さんはフリーアクセスでどこでも診療を受けることが
できますが、人頭制が導入されると患者さんの選択肢は大幅に制限される
ことになります。
そのため、当のイギリスで2006年に廃止になってます。
ですので、常識的には、採用されないのではないかと思います。

また、これは医科の方がメインであり、NHSの歯科の部分をモデルに
しようなどとは、考えてはいないと思います。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2008-05-11 22:12:17
こんばんわ 宮下 と申します。
イギリスですか、
Manchester
Glasgow
Dundee くらいであれば、専門医を知ってはいるのですが、
もう、見つけられたのですね。


>右下6番の詰め物が取れ、ラバーバンドもマイクロもないまま、30分以内の短時間で、適当なやり方で、神経を抜かれました。

そうですね。神経を取る必要性を説明されていなかったのは
いけないですね。
確かに root さんのおっしゃるように


>このままこの保険医のやり方で、治療を終わらせるのは、将来、問題の出るリスクが高いと思えました。

確かにその状況でクラウンにしてしまうのは心配ですよね。
ですが、クラウンにする必要ができてしまったのでしょうか?
今は、まだですよね。


>次回に詰め物をし、その際に、クラウンのことについて話し合おうと言われました。

もしかしたら、詰め物が取れたのですから、その取れた部分を詰めて
もらっておけばいいのではないかと思います。

そして、 root さんの信頼できる先生に治療してもらえばいいのでは
ないでしょうか?

根管治療だって急ぐ必要はないはずです。
じっくり納得されてから治療を始めればいいことです。

もちろん、ご心配なのはわかります。
それで、症状があるのでしょうか?
何か、ご自身で感じられる問題がありますか?



>一度つけた、低質な仮のクラウンを取り、新しいクラウンにかえることにより、治療した歯に負担がかかったりして、治療が無駄になったり、何か不都合があることはあるでしょうか。

あります。クラウンにするということは、歯を多く削るということです。
私ならばそれを何度も行うことはあまりお勧めしません。



>問題は6番の歯なのですが、X線で見ると2本しか根はないように見えましたが、更にあったようで、875ポンドになったようです。

通常6番は4根管あります。
マイクロスコープで見つけない場合は3根管しか見つからないでしょう。



>Teeth with three or more canals £700 - £925

したがって、運が悪いと925ポンドと言われてもおかしくないです。



>本来の請求額の875ポンドに、合金ポストではない、標準のポスト、コアー代が含まれているのかも、確認しなければならないと思います。

ごめんなさい。もしかしたら、それは含まれてないかも、、、


とにかく、あせる必要はないですよ。

歯が長く使えればいいんですから。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rootさん
返信日時:2008-05-12 08:58:57
山田先生、大変思いやりのあるメッセージとご回答をいただき、
ありがとうございます。
メッセージを拝見し、悩んでいる気持ちを本当にご理解いただいているのを
感じ、心を打たれました。

まだ大変迷ってはおりますが、火曜日の午後の専門医の治療を受けるか
どうかの最終的な回答を、今朝しなければいけません。
こちらの歯チャンネルの過去の回答を拝見し、勉強勉強の週末でした。


「もし日本に帰国なさった時にされるのであれば根管充填はなさらずに水酸化カルシュウム製剤(ベストは水酸化カルシュウムの粉末を水で錬和したもの)を貼薬していただいて、カルボン酸セメントでしっかり封鎖してもらっておけば数ヶ月は問題ないと考えています。また根管充填をしたならコアまで装着するか最後まで治療を進めておかれたほうがいいように思います。」

先生にいただいた上のアドバイスが、大変参考になりました。
イギリスの専門医には、450ポンドで洗浄、仮詰め(水酸化カルシウム
のリクエストを、専門医がしてくださると嬉しいのですが、リクエスト
してみようと思います)までしていただき、数週間後もしくは一月後に、
ハンガリーのブダペストに行き、根幹の状態を確認してもらい、大丈夫で
あれば、根管充填、コア、クラウンと進めていこうと思います。


歯チャンネルの過去の掲示板では、根管治療後、回復の様子を確認してから、
クラウン装着をするのが望ましいとのことで、私もそれが正しいように
思えますので、この方法が自分の今の状態に都合の良いように思えます。

ありがとうございました。



宮下先生、アドバイスをありがとうございます。
ロンドンに住んでおりますので、先生のお知り合いにはご紹介いただけ
ませんね。私の専門医は、ロンドンの医療通りと呼ばれる有名な
ハーレーストリートにいらっしゃいます。


「>次回に詰め物をし、その際に、クラウンのことについて話し合おうと言われました。
もしかしたら、詰め物が取れたのですから、その取れた部分を詰めてもらっておけばいいのではないかと思います。」

申し訳ございません。私が詰め物と書いてしまいましたが、次回は
根管充填をすると言われました。
もう既にNHSの医師により、神経は取り除かれています。



「クラウンにするということは、歯を多く削るということです。私ならばそれを何度も行うことはあまりお勧めしません。」

大変参考になります。
とりあえずは安いものを入れておいて、後でセラミックをと考えて
おりましたが、歯への負担を考えると、この考え方はやめようと思います。



「通常6番は4根管あります。マイクロスコープで見つけない場合は3根管しか見つからないでしょう。」

そうなのですね。素人ですので、X線に2本しか見えないのに、
騙されているのかなんて、勘違いしておりました。
確かに925ポンドでないだけましですね!

ポスト、コアーはやはり含まれていないのですね。
治療費を計算すると、頭が痛くなります。
イギリスで全て治療をしようと思えば、875ポンド+350ポンド
+セラミッククラウン最低600ポンド?=40万に手が届きそうな金額に
なります。すごい金額ですね。

とりあえず450ポンドでイギリスの専門医で洗浄、ブダペストで更に
治療をし、クラウンまで入れようと思います。


アドバイスをありがとうございました。

今は、ブダペストの歯科について調べていますが、先生方の中で、
ハンガリーで治療を受けられた患者の方や、歯科事情をご存知の方が
いらっしゃいましたら、様子をお聞かせいただけますと幸いです。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2008-05-12 10:18:00
root さん

おはようございます。
といっても時差がありますね。

>私の専門医は、ロンドンの医療通りと呼ばれる有名なハーレーストリートにいらっしゃいます。

ハーレーストリートにも僕の知り合いの専門医が1名いるのですが、
Eeva という名前の美人です。彼女はフィンランド出身です。
フィンランドの大学で専門医を取ったので、ヨーロッパどこでも治療できるのですが、
40代くらいですかな。
結構、日本人が来院しているようなことを言ってました。


下顎の根は2本が普通ですが、根管は普通4つです。
根が3本ある場合もありますが、根管は4つの場合が多いです。
ただし、奥側の根管2つが、根の先の方で分かれていることが
多いので、3本のように見える場合が多いですね。


今回は仕方なかったですが、
今度からは、神経を取る前に、なぜ取らなくてはいけないのかを
先生と良く相談してください。


Good luck!

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rootさん
返信日時:2008-05-12 20:43:00
専門医の秘書に問い合わせ、450ポンドのテンポラリー治療で、
水酸化カルシウムを入れ、セメントで仮止めをする治療を明日受けることに
なりました。

今後、同じ専門医によって、治療を完了させたい場合は、差額を払えば
良いとのことで、これも選択肢としてとっておけるので、これからじっくり、
次の段階の治療について調べ、決定していこうと思います。


先生方のアドバイス、本当に役に立ちました。
ありがとうございました。



タイトル [イギリス] 海外で根幹治療中、途中から日本で治療を受ける場合
質問者 rootさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の専門医
根管治療の治療費・費用
イギリス
根管治療後の詰め物・被せ物
根管充填
根管貼薬
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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