再根管治療中、根の先の石灰化について教えて下さい

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タイトル

再根管治療中、根の先の石灰化について教えて下さい


質問者
lotte さん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯科治療中の歯の痛み
根管治療の治療法
根管治療その他
根管治療関連
公開日 2008-07-09 18:42:51
回答者
松山 哲朗先生
宮下 裕志先生

質問 生まれつき細い根管や石灰化や狭窄と言ってリーマーが通らない根管がある・・という記事を読みましたが、石灰化はレアケースなのでしょうか?

無理に開ける事は良くないとも拝見しました。
成功した場合は問題ないですか?

開けないと膿みの治療が出来ないとの事で開けていただいたのですが・・。

歯科では石灰化しているのは、自然治癒力で根の先が閉じてしまったからだと説明を受けましたが、根の先が石灰化するのはよい事ではないのでしょうか?


根の治療をしたの殆どが先まで充填されておらず、レントゲンで見てもはっきりわかる程先まで充填されていません。

根の先が閉じている歯を現在再根幹治療中ですが、根の先が開いた歯に比べて治療中にとても痛みがあります。
これも石灰化している事と何か関係があるのでしょうか?

lotteさん  2008-06-17 17:18:53
回答1
松山歯科医院(武蔵野市中町)の松山です。

松山です

歯髄のしんけい)は、象牙質という組織を作って歯の中に閉じ込められたものです。

歯の根の部分の太さを想像してください。
根の部分の象牙質はある程度の太さがありますね。

ですから子供の頃の神経は太さがある程度ありますので、歯髄の太さはすなわち根管の太さなので、生まれつき細い根管ということは絶対にありえません。

そう書いているものがあったとしたら間違いです。

歯が萌出し根の先まで完成した後も、歯髄の表面には象牙芽細胞が存在し、ある程度象牙質をつくり続けます。
ただし個人差があり、その働きが旺盛だと根管が非常に細くなることになり、歯髄は象牙質になっていきますから、これを石灰化というのです。


無理に開けようとしても開くものではなく、穿孔の恐れがあるので無理は禁物ということです。

問題は根の先まで到達できない上に、根の先に感染があるときです。
このときは完全に消毒できないので、治療がうまくいきません。

切り札的に銀イオンを染み込ませて成功することがあります。


重要なことだけを書きましたので、このことを土台として理解判断するようにして下さい。
基本情報が間違っていたら混乱するだけですから。

石灰化した根管は薬の到達しようがないので、治療により都度痛くなることはまづありえません。

その他については他の先生が答えてくれるでしょう。

2008-06-17 18:42:51
返信1 松山先生回答ありがとうございます。

とても参考になりました。

歯チャンネルの中でもいろいろな情報があって判断がつかない時がありますので、また迷った時はご教唆願うかもしれませんが宜しくお願いします。

lotte さん  2008-06-18 00:17:51
回答2
宮下歯科 歯内歯周専門室(港区南青山)の宮下です。

lotte さん
こんにちは

治療中に痛みがあると心配ですよね。
普通は、根管治療中に痛みは無いように治療するものなのですよ。


「根の先が閉じているを現在再根幹治療中ですが、根の先が開いた歯に比べて治療中にとても痛みがあります。これも石灰化している事と何か関係があるのでしょうか? 」

関係あることもあります。
lotteさんは治療中痛いのですから、そこには
痛みを伝える神経組織があるはずです。
通常、正常な歯髄(神経・血管)が存在している場合は、
痛いので麻酔をして治療を行います。
ですが、
lotteさんの次の発言


「開けないと膿みの治療が出来ないとの事で開けていただいたのですが・・。」

ということは、
レントゲンで根の先に黒い影が見えたのでしょうか?
先生に教えてもらいましたか?

もしもそうならば、
通常は根管は感染をしています。
ですから、正しく治療されていれば、
松山先生が書かれたように痛みはあまりないはずです。
なのに、痛いとすれば、

A:間違った部分を治療している(根管外)
B:わずかに歯髄内の神経は生きている

が少なくとも考えられますね。


「根の先が石灰化するのはよい事ではないのでしょうか?」

良いこと(感染しなかった場合)もありますが、
悪いこと(感染した場合)もあります。

ですから、根管が感染してしまっているのかどうかが
最も大切な情報なのです。




「開けないと膿みの治療が出来ない」

ということですが、
無理やり根管を開けてもあまり意味はありません。

臨床では、「石灰化」という言葉が使われることがありますが、実際は、治療中に根管を見失ってしまっているだけ
という場合が多いです。

マイクロスコープで確認しながら、治療していけば、
どちらか明確になることが多いです。




根の治療をした歯の殆どが先まで充填されておらず、レントゲンで見てもはっきりわかる程先まで充填されていません。」

そういうことよりも、根の先に病気があるのかどうかを
先生に確認してもらってください。

もしもそうでなければ、無理に治療しなくても良いことが
多いですから。

2008-06-18 14:10:02
返信2 宮下先生お答えくださりありがとうございます。

質問が下手でした。ゴメンナサイ。(>_<)

以前にA先生に根の先を溶かす薬で根の先を溶かしていただいて、
先まで開いたがあります。

この歯の再根幹治療の時、A先生は膿みにアプローチする為に根の先を薬で溶かされて、根の先まで開きました。

この歯は結局B先生に再根幹治療をしていただいています(痛みはありません。)



〜現在B先生によってもう1本再根幹治療をしていただいている別の歯も根の先に黒い影の病変があり、(感染しています)

これも根の先まで開いていない・・(閉じてしまった!?)との事でした。
A先生の治療時は奥まで充填出来たとレントゲンを撮っておられたと思います。(治療後に閉じたのでしょうか。)


B先生の話では神経は死んでいるので違う組織が当たって痛いとの事でしたので、これだと間違った部分の治療という事になりますでしょうか・・。不安です。


根幹治療をするにあたり、黒い影がある場合でも無理は禁物なのですね。
とても勉強になりました。

lotte さん  2008-06-18 15:18:16
回答3
宮下歯科 歯内歯周専門室(港区南青山)の宮下です。

lotte さん
おはようございます。

「根の先を溶かす薬で根の先を溶かしていただいて、
先まで開いたがあります。」

これも、実際のところ、無理に開けていることに
あまり変わりはありません。

日本では特に、「根の先まで開けなければいけない」という
教育が大学でされていると思われますから、
私も若い頃はそうしていましたし、
それが良いことだと信じていました。

実際は無理に開けると良いことはありません。

---------------

「もう1本再根幹治療をしていただいている別の歯も根の先に黒い影の病変があり、(感染しています)」

これも根の先まで開いていない・・(閉じてしまった!?)との事でした。A先生の治療時は奥まで充填出来たとレントゲンを撮っておられたと思います。(治療後に閉じたのでしょうか。)」


良く歯科医は、治療中に根管を見失ってしまいます。
そして、何かが詰まってしまったとか、
閉じてしまったとか考えがちですが、そうではなく、
本当の根管の道筋がどこかわからなくなっただけです。

ですから、
本当の根管が、その先にあるはずで、そこが、感染しています。

もしも、かなり近い所まで治療できていれば
何も問題が起こらない場合もあります。
その辺はここで答えている私には判断できません。

----------------

「B先生の話では神経は死んでいるので違う組織が当たって痛いとの事でしたので、これだと間違った部分の治療という事になりますでしょうか・・。不安です。」


そうですね。
不安でしょう。程度によりますが、
道がわきに逸れて新たな人工根管ができているでしょうね。

そして、根の先まで開いているので、その先の神経組織が
反応していて痛いということだと思います。
この状態はパーフォレーション穿孔)といいます。

パーフォレーションが根の奥深い部分に出来たのであれば、
そこを突き出さないように
通常通りに根管治療をしてもらうことです。


-----------------

「根管治療をするにあたり、黒い影がある場合でも無理は禁物なのですね。
とても勉強になりました。」

どのような治療でも、無理は禁物です。
どの歯かがわからないので、コメントしずらいですが、
場合によっては、根管が複数あって、
片方の根管は感染してレントゲンで黒い影が見えるが、
もう片方は神経が生きていることもあります。

私ならば、どこを自分が治療しているのかを
根管治療中に器具(ファイル)を入れて
レントゲンを撮り確認します。


ファイルが根管内にあれば
B:わずかに歯髄内の神経は生きている

ファイルが根尖まで入っていれば行きすぎです。
A:間違った部分を治療している(根管外)


なぜ痛みがあるのかの診断と同時に
自分がどこを治療しているのかの
診断が可能ですから。

2008-06-19 09:03:16
返信3 宮下先生 度々の回答、ありがとうございます。

根の先が閉じてしまったのではなく、細くて見つけられない・・と考えますと、そうではないかという気がします。

そんなにあちこちの根の先が閉じているというのも不思議ですので、おそらく根幹の先が見つけられていないのだと思います。


A先生よりも前の最初に根幹治療をしていただいたドクターは、無理して先まで開けずに治療されていたのだな、と思いました。

A先生は根幹治療が先まで出来ていない事が悪い・・というような感じでしたので、私も積極的に先まで治療する必要があるものだと思ってしまいました。

見つかっていないだけなら、近くまで治療出来たら、良くなるかもしれない事に期待して、経過を見ながら対処して行こうと思います。

松山先生、宮下先生、ありがとうございました!(^^ゞ

lotte さん  2008-06-19 15:25:35

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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