歯を持ち上げる手術を提案されたが、したほうがよい?

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歯を持ち上げる手術を提案されたが、したほうがよい?


質問者
ねじめ さん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
歯周病(歯槽膿漏)治療
クラウンレングスニング(歯冠長延長)
エクストルージョン(歯根廷出)
公開日 2008-07-13 01:59:34
回答者
渡辺 徹也先生
山田 豊和先生
佐藤 修一郎先生

質問 こんにちは。

左下6番の虫歯治療をするため詰め物の取って削っていたところ、神経が出てしまったので神経を取ることになりました。

根に薬を詰める治療が終わり、土台などの型を取るつもりで歯医者に行きましたところ、のマタの下辺り(場所は歯槽骨と言うのでしょうか?)に少し黒い空洞があるのが気になると言われました。

この黒い部分は骨がなくなったために出来たものということです。


恐らく原因は、現在治療中の歯(左下6番)の以前の被せ物の形があまりよくなく、隣の歯(左下5番)との間に変な隙間が出来て物が詰まりやすく手入れが行き届かなかったことや、歯と被せ物の境目が歯茎の上に出ておらず歯茎の下になっていたことで菌が入りやすかったことなどが挙げられるようです。


歯周病の度合いはレベル1弱、ややぐらつきがみられます。


なので、黒い部分を埋めるための

@「骨再生治療」

と、歯と詰め物の境目が歯茎の上になるようにするため、

A「歯を持ち上げる手術」

をしたほうが良いのではないかと言われました。


気になるのが、歯と歯の間の歯茎は通常三角に付いているので歯間ブラシはなかなか入らないと思いますが、このAの手術をすると三角の部分がなくなるので必ず歯間ブラシが必要になるということ。


5番6番の間は変な隙間があるため以前から歯間ブラシが必要でしたが、6番と7番の間にも歯間ブラシが必要となるようです。


状態の悪い歯の両サイドに歯間ブラシが必要になるということになります。


そうなると歯周病のリスクが更に高まって「骨の再生治療」をしてもまた何らかの治療や手術が必要な状況に簡単になるのではないか?


だとしたら今早急に手術をしなくても、将来悪化した際に手術をすることにしてもいいのではないか?と思ったりします。

また、「歯を持ち上げる」と埋まっている部分は少なくなりますが、抜けやすくならないのでしょうか?


提案されている@Aの治療は自分の歯を長く残す為の治療かと思いますが、痛い思いをしたのに結局意味がなかった・・・と言うことになるのは避けたいです。


歯がグラグラするのは気になりますので、@「骨再生治療」だけ行うというのでも可能でしょうか?

やるなら@A合わせてすべきなのでしょうか?

早急にどちらもしなくてもよいのでしょうか?


レントゲンの写真もないのではっきりと状況がわかりにくいかもしれませんが、何となく相談の内容がお判りいただけたらよいのですが・・・・


どうぞよろしくお願いいたします。

ねじめさん  2008-06-23 21:20:55
回答1
土田歯科医院の渡辺です。

こんにちは。

色々提案出来る先生の様ですから良いことですが、それはそれで悩んでしまいますよね。



さて・・・

難しいですね。

今ぱっと思い浮かぶものだけで


・原因の特定
・お口全体の歯周病の状態(特に歯周ポケットの深さ、動揺の程度)
根分岐部のマタの下辺り)の検査(水平方向に深さを3段階で評価します)
・お口全体のレントゲン写真

は少なくとも資料として欲しいですね。
もちろんネットでの相談の限界をこえてますし、この辺りの検査の結果は検査者による誤差が出やすいですから、出来れば自分か、自分についてくれてる衛生士さんかが行わないと、判断できません。。



レントゲンの写真もないのではっきりと状況がわかりにくいかもしれませんが、何となく相談の内容がおわかりいただけたらよいのですが・・・・

ですよね。
じゃ、頑張ります^^;





えー、まずですね。
歯周病の程度によって判断はかなり変わってしまいます。

>歯のマタの下辺り(場所は歯槽骨と言うのでしょうか?)に少し黒い空洞がある
>歯周病の度合いはレベル1弱、ややぐらつきがみられます。

この文面からは、素直に文面を取るなら、「根分岐部病変」がある。

歯周病は軽度、中等度、重度の間の中等度〜どちらかと言うと重度?

と受け取れます。

ところがねじめさんは33歳ですよね?
重度歯周病を抱えるには若すぎます。

本当にそうだとしたら、ねじめさん自身の歯周病リスクが相当高い傾向にあると考えた方が良いと思います。
治療法の選択もやや変わります。

あと「レベル1弱」と言う表現もあまり聞かない表現なのですが、いったい何段階のうちの1弱なのか・・

この言葉だけのニュアンスからいくと
歯肉炎〜軽度の歯周病」かなぁとも思います。

でもこの場合なら、「根分岐部病変がある」「歯牙動揺がある」と言う診断自体もやや疑わしくなってきてしまいます。


つまり、

診断パターン
【A】
重度歯周病(歯牙動揺、根分岐部病変ともに+、年齢からして歯周病にはハイリスク?)

【B】
軽度歯周病(レントゲンでの見た目上根分岐部病変+?、レントゲン診査の問題?)

の2パターンを想定します。




さらにまた複雑で分かり難い疑問点が残るのですが・・



>黒い部分を埋めるための@「骨再生治療」と、歯と詰め物の境目が歯茎の上になるようにするため、A「歯を持ち上げる手術」をしたほうが良いのではないかと言われました。


@については根分岐部の、「歯周組織再生療法」と言う捉え方で良いと思います。

Aについては本当に持ち上げるのなら「エクストルージョン」+「クラウンレングスニング」(歯肉切除術という言い方でも良いと思います)。

または、本当には持ち上げず(=ゴムなどで歯を引っ張り上げるエクストルージョンは省略して)見た目上歯を長くして歯と詰め物の境目を歯茎の上にだけ来る様に、「クラウンレングスニング」単独、とのご判断かも知れません。



・・・ところが、この二つは同時に成立しないと思うので、混乱しています。。


@の方法は、足りなくなっているもの(根分岐部付近の歯周組織)を再生して元通りにしようとする方法ですし、Aの方法は、歯周組織を削ったり切ったりして少し減らして、問題部位をいっそ表に出すことで解決を図ろうとする方法です。

いわば「再生療法」と「切除療法」と言う、相反する治療法になってしまいます。

もしかすると実際に拝見してみれば「なるほど」、と思える状態があるのかも知れませんが、・・想像がつきませんね。

よっぽどルートトランク(歯のマタから上の部分の長さ)が長いのか、、、でもそれだと根分岐部病変が起きていること自体に矛盾が・・・・????







と言うことで長い言い訳をしましたが、状況がさっぱり掴めません。

仮に治療法の@、Aの話を忘れて、診断パターン別で一般的な進め方を書きますと、



【Aの場合】

私が想像している感じなら、多分ルートセパレーションか経過観察(抜歯の時期の引き延ばし)あたりで悩みそうかなと・・。

ルートセパレーションの場合は、エクストルージョンやクラウンレングスニングを同時に行うのもアリだと思います。




【Bの場合】

他の歯に歯周病の問題がほぼないなら、6番の病状が進行していくリスクも低めと判断、消極的に経過観察。

超積極的にいくなら「ファーケーションプラスティー」、「エムドゲイン」??

と言ったところでしょうか。。

ただし再生療法の雄?、エムドゲインの是非については以下の回答も参考になさって下さい。

参考⇒〔歯周病治療の際の、エムドゲインの使用について



えー、難しすぎますよね、雰囲気だけでも掴んで下さい^^;

まずは現在の担当の先生の診断について理解されて、治療法の選択肢を確認して、このサイトなどで内容、利点・欠点を頑張って理解して、それから決めましょう。

それが無理で決めきれない様でしたら、歯周病の得意な先生にもセカンドオピニオンを求めて見る価値はあるかも知れませんね。

参考⇒よくある歯科相談・おススメの歯科相談《歯周病治療が得意な歯科医院を見つける


ややこしいだけであまり役に立たなかったかも知れませんが、ご参考までに。

2008-06-24 01:59:34
回答2
山田歯科医院の山田です。

ねじめさまおはようございます。

渡辺先生のお話をかなり絞った形でお話をしたいと思います。

まず文面からの推測と何となく相談の内容を感じ取っての回答ですので、間違っていればお許しください。


年齢と歯周病の程度レベル1弱からするとエクストルージョンがいいように思います。

歯間ブラシについては使える程度の間空隙があれば、使ったほうが確実にプラークは落とせると思います。

歯間乳頭が健康で炎症が無ければ使うことにより歯間空隙ができてしまいますが、レベル1弱との事なので炎症はあるように思います。


>@「骨再生治療」

おそらく渡辺先生の仰っているエムドゲインによる歯槽骨再生療法だと思いますが、私はやったことがないのでこれについてはわかりかねます。

参考になさってください、お大事にどうぞ。

エクストルージョン 
http://www.yamadashika.jp/ortho.html#02


2008-06-24 07:15:17
回答3
佐藤歯科医院の佐藤です。

『だとしたら今早急に手術をしなくても、将来悪化した際に手術をすることにしてもいいのではないか?』

悪化に気がついた時点で手遅れになるケースの方が
多いと思います。
その考え方は不幸のもとです、捨ててしまって下さいね。


『なので、黒い部分を埋めるための@「骨再生治療」と、詰め物の境目が歯茎の上になるようにするため、
A「歯を持ち上げる手術」をしたほうが良いのではないかと言われました。』

本当に歯周病由来で分岐部の骨欠損ができているとしても、分岐部真上の歯髄の側枝も考えられ無くないので、3ヶ月程度様子をみて、レントゲンの撮影をして、確認されてもいいとは思います。

それで治る気配がなければ、再生療法の意味が多くなるでしょう。


僕の好みとしては、患者主導の治療は不確実性が高すぎるので、トンネリングを行うのは、私は嫌いです。



『また、「歯を持ち上げる」と埋まっている部分は少なくなりますが、抜けやすくならないのでしょうか?』

抜けやすいの定義次第ですが、やらないわけにはいかないので、
歯茎と骨を削るか、歯を持ち上げるかであれば、
持ち上げる方が予後はいいと思われます。



『歯がグラグラするのは気になりますので、
@「骨再生治療」だけ行うというのでも可能でしょうか?』

虫歯で無くなってしまった部分の修復ができないので、
この選択はナシです。

詳細は、直接拝見していないので、申せませんが、
ゆっくりと主治医と一回の予約を使うくらい話を聞く、
話をする必要があるように思います。

聞きたいことをメモして、整理して、何が心配で、何が解らないのか、自分なりにきちんと整理してから伺うとすっきりされると思います。

2008-06-24 10:03:43
返信1 渡辺先生、山田先生、佐藤先生


こんにちは。
返信が大変遅くなりまして申し訳ありません。


先生方にお返事をいただいてから、また色々考え悩んでおりましたが、佐藤先生の

「悪化に気がついた時点で手遅れになるケースの方が
多いと思います。
その考え方は不幸のもとです、捨ててしまって下さいね。」


のお言葉が決めてとなり、3日に予約を取りました。
手術の時間は約3時間、料金はトータル約16万円です。

ボーナスがとんでっちゃいま〜す。

予約の時点でもう一度内容を確認したら、

を持ち上げるのではなくて、歯茎を下げる」とのこと!?

渡辺先生に教えていただいたサイトを見たところによると、「フラップ手術」ということでしょうか。

どちらにせよ、聞いたことがない処置だったのですが、なのに聞き間違えるかな??と思いましたが、歯茎を切って下げるようです。


専門用語がわからなかったのでうまく自分で検索して調べたり、投稿する際にも言いたいことをわかりやすく伝えられなかったのですが、先生方には少ない情報から想像で状況を判断し、丁寧なコメントを頂いてとても感謝しております。
ありがとうございました。


3時間も口を開けているのはとても辛いと思いますが、頑張って行って来ます。

ありがとうございました。

ねじめ さん  2008-06-28 17:57:16
回答4
土田歯科医院の渡辺です。

クラウンレングスニングですね。

ボーナス・・私はないです^^;

頑張って下さい。

2008-06-28 18:38:37
返信2 渡辺先生


わかりにくい内容にもかかわらず、長い説明文ありがとうございました!

また何かありましたらどうぞよろしくお願いいたします。

ねじめ さん  2008-06-28 19:38:11

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。

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