インプラント手術後の歯茎の化膿、骨吸収について (アメリカ)

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タイトル

インプラント手術後の歯茎の化膿、骨吸収について (アメリカ)


質問者
kaoman さん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
インプラントに関するトラブル
インプラント関連
アメリカ
公開日 2008-08-29 16:19:07
回答者
渡辺 徹也先生

質問 はじめまして。現在アメリカ在住2年の者です。


上の左右1番が差し歯だったのですが、昨年12月に右上1番の歯茎に何となく痒いような違和感を感じ触っていた所、ポロッとクラウンが外れました。

現地ドクターから

「外れなかった方も含め、根がもうダメになっているので、インプラントブリッジしかない。」

と言われ、骨量にも問題なく、料金的にもさほど変わらないとの事だった為、ネットで色々調べ(しかしその時点でこのサイトを見つけられていませんでした、残念!)主人と相談したのち、2本ともインプラントにする事にしました。


1月下旬に抜歯と同時に埋入手術(仮歯装着)を受けたのですが、
2月下旬の一時帰国中に右上1番の上の歯茎が化膿し、まず以前の
主治医の元へ行った所、

「上前歯のインプラントはすべきじゃなかった。」
「現地の医師よりクレームがあると怖いので触れない」

と言われ、その後アメリカの医師と連絡が取れ、アドバイスをもらい、他の歯科でそのアドバイスを伝えたところ、レントゲンを取り、膿を出してくれましたが、そこでは、

「アメリカの医師は抗生物質で叩いて叩いて、このまま持たせるかも知れないが、5〜6年しか持たないかも知れない。
私なら取り外してやり直す。」

と言われ、大変不安になりました。


その後3月中旬にアメリカへ戻り、レーザーで患部を焼き洗浄、ステロイドと抗生物質の服用で化膿した部分は良くなって行きましたが、レーザーで焼いた部分の歯茎は小さく穴が開いた状態のまま。

最終的に7月にクラウンを装着する際に、またレーザーを使用、右上1番の歯茎はかなり後退してしまい、また、骨も5ミリほど吸収が見られるとの事でした。


笑った時に歯茎はぎりぎり見えませんので、見た目については
諦められますが(主人は諦められない様子ですが)、今後ますます骨が減ってしまい、日本の医師から言われたように、5〜6年で外れてしまうのでは?と心配しています。


の骨を移植する事も医師から提案され、10年位は持つと言われましたが、それ以上持たないのであれば無駄なのか、これから減ってしまうのを遅らせる事ができるなら効果が有るといえるのか・・・分かりません。


@骨移植はするべきでしょうか?

その場合、時期は早い方がいいのでしょうか?
(2年後に帰国予定なので、帰国後日本で受けられればと・・・)


A今後ケアをしっかり続けたとして、骨吸収はどの程度進んで行くものなのでしょうか? 


また、仮歯の時にホワイトニングをし、2週間経過後、白くなったその色を元に、クラウンの色決めをしてもらったのにも関わらず、実際付いたクラウンの色が、自分のより黄色かったのでクラウンの取替えを検討しているのですが。

今付いているクラウンを外し、それをラボで白色のセラミック
粉末を加え溶かし、再度焼いて形を作る、というような事を半日ほどで行い、その日のうちに装着までするとの事。

今付いているクラウンを外すのに何を使うのか分かりませんが、かなり衝撃があるとの事で、今現在噛んだりするのに問題ない強度はあるが、念のため半年ほど待ちたいと、医師は言います。


半日で色と形の満足いく物が出来るのか、またクラウンを外す際、そんな強い衝撃を加えて大丈夫なのか、と言う不安があり、可能であれば、日本で取り替えてもらう方がいいのでは?と思っています。


Bアメリカでつけたインプラントのクラウンを、日本で取り替える事は可能でしょうか?
上記の方法でもアメリカで交換してもらうべきでしょうか?


アンキロスジルコニアアバットメントを使用、クラウンは仮付けセメントで接着してあるそうです。

言葉の問題もあり、とても不安になっております。

以上、長文になり恐縮ですが、どうかご助言をお願い致します。

kaomanさん  2008-08-12 10:57:17
回答1
土田歯科医院(宮崎市)の渡辺です。

はじめまして。
苦労されてますね。

>ネットで色々調べ(しかしその時点でこのサイトを見つけられていませんでした、残念!)

このサイトの公開は2年前の6月ですからね^^;
しかも当初はインプラント関連の情報はとても少なかったですから。。

その時期にkaomanさんなりに調べて、インプラントを選択されたということ自体は間違いではなかったと思いますよ。

結果的に思わぬことにはなってしまいましたが、ブリッジにしたとしてもそれなりの大きなリスクは伴いますからね。



>主治医の元へ行った所、
>「上前歯のインプラントはすべきじゃなかった。」

・・とは私は思いません。

術前の状態を知らない以上は、その様なことは決め付けられないと思いますよ。
日本人の前歯の部分の骨や歯肉は、欧米人よりも薄いですからね、その辺りも影響していそうな気がします。



>レーザーで焼いた部分の歯茎は小さく穴が開いた状態のまま、最終的に7月にクラウンを装着する際にまたレーザーを使用、右上1番の歯茎はかなり後退してしまい、また、骨も5ミリほど吸収が見られるとの事でした。

文章だけなので状況がよく分かりませんが、穴が開いたまま・・と言うのが実は感染が取りきれてないのではないか・・と推測してしまいます。

通常の歯肉なら「穴が開いている」=「フィステル」、と考えます。

つまりの中か外に、重度の細菌感染が残っている状態です。



また、アンキロスなら私も使用していますが、一般的なインプラントなら1.5mm程度の骨吸収は正常なのですが、アンキロスの場合はほぼ0mmというのが正常です。

仮にスタンダードサイズのフィクスチャーを埋入していたとして11mm-5mmと考えれば、残り6mmがまだ骨の中にある「様に見える」と言うことですよね。

ただ、レントゲン写真だけでの判断だと実際よりも良い目に見えることが多いと思いますので、実はもう少し悪いのかも知れませんね。

(驚かせるつもりはないのですが、実際には拝見してないですから、可能性の話です・・)



>@骨移植はするべきでしょうか?
> その場合、時期は早い方がいいのでしょうか?
> (2年後に帰国予定なので、帰国後日本で受けられればと・・・)

何も資料がないですから、これは全くの推測なのですが、担当の先生の技術を想像するに、同じ医院ではされない方が良さそうな気がします。(注;全くの推測です)

たぶん・・ですが、ここまでで色々な判断ミスや技術不足が重なっていそうな気がします。
それともしも仮に、上に書いた様に感染除去がしきれていないとすると、その状態で骨移植をすれば、更に悪い結果を招く"可能性"があります。

1年、2年と言う時間や国、リカバリー方法の問題よりも、徹底的にリサーチして、任せられそうな先生に相談するのが先決の気がしますよ。



>A今後ケアをしっかり続けたとして、骨吸収はどの程度進んで行くものなのでしょうか? 

正直私もインプラントの経過不良症例と言たことが、ほとんどないので分かりませんが、、

現在のところで、細菌感染がしっかりと取りきれているのでしたらあとはケア次第で長持ちしそうにも思います。

もしも細菌感染がとりきれていないと仮定すれば、一般的には歯周病よりも早く骨吸収は進行すると言われますので、年間1mm以上の骨吸収、と言うのも考えられなくはない。。。ですが、実際には結構遅い気もします。

ただ詳しくは分からないです。



>今付いているクラウンを外すのに何を使うのか分かりませんが、かなり衝撃があるとの事で、今現在噛んだりするのに問題ない強度はあるが、念のため半年ほど待ちたいと、医師は言います。

とのお話から、あまり状況が良くないのかも知れませんね・・。
半年で状況が良くなるというのもよく分からない話なのですが、文面からでは状態が分かりかねます。



>半日で色と形の満足いく物が出来るのか、またクラウンを外す際、そんな強い衝撃を加えて大丈夫なのか、と言う不安があり、可能であれば、日本で取り替えてもらう方がいいのでは?と思っています。

うまく行く可能性はあると思いますけど、なんとなく期待出来ない気もします。。

白すぎたものを黄色くする方が簡単で、黄色すぎたものを白くするのは難しいですよね。

ただ転院されれば、費用が1からかかってしまいますので、今よりマシになれば良い、程度ならそのまま現在の医院でされるのが良いと思いますよ。

細かいことを言い出すと、日本人の歯の色をアメリカ人歯科医が出すというのも結構難しい話です。

参考⇒メタルボンドの金属部、金使用と言われたが金色に見えない(アメリカ)

因みに衝撃については、普通なら問題ないと思いますよ。

それでもしもフィクスチャーが抜けてしまうぐらいなら・・むしろ抜いておいた方がいい気もします。



>Bアメリカでつけたインプラントのクラウンを、日本で取り替える事は可能でしょうか?
>上記の方法でもアメリカで交換してもらうべきでしょうか?

現在の骨の状態は別として、それ自体は可能ですよ。
ただ、医院を変える場合、アバットメントを一度外す必要が出てくるかも知れません。

その場合に、インプラントメーカーごとに使用する器具等が異なりますので、その辺りの注意が必要です。

米国国内ではどうなっているのか分かりませんが、日本の場合、アンキロスを扱う「デンツプライ」のホームページに、問い合わせのメールアドレスや電話番号が載っていますから、そちらに問い合わせてもらえばなんとかなります。

例えば日本で先にかかりつけ医を決めて、その医院がアンキロスを使用していない場合、医院に必要な器具を貸し出してくれますし、もしくは先にデンツプライに問い合わせれば、アンキロスを使用している医院を紹介してもらうことも出来るそうです。

そこまでしてくれるインプラントメーカーはまだ少ないですね。

問い合わせれば米国での対処法も、多分調べてもらえると思いますよ。

参考⇒デンツプライ
http://www.dentsply-sankin.com/

↑今見てみたら、電話番号どこに書いてあるのか分からないですね。。。
メールアドレスやメールフォームならすぐに分かりますから、そのほうが良いと思いますよ。
因みに電話番号は、海外からだと多分無理ですが、

0120-789-123(土日祝日以外の9:00-17:00)

です。



>言葉の問題もあり、とても不安になっております。

ですよね^^;
私なんて外国へ旅行に行くだけでも不安です。

そこで医療を受けて、ややこしいことになって・・心中お察しいたします。
今後の方針については、ご主人とも相談しながら決めていかれて下さいね。

また調べても不明な点があれば当サイトをご利用下さい。

お大事にどうぞ。

2008-08-13 16:19:07
返信1 渡辺先生、丁寧なアドバイスありがとうございます。

再度質問させて下さい。

フィステルの画像拝見しました。
確かに最初はこんな感じでした。

ですが、その後膿を出し、注射器のような物で苦い液体を流して
洗浄する事数回、最後はレーザーで焼いたため、患部に穴が開き、その傷がキレイになった後も、穴は小さくなったものの(1mmほど)、塞がらなかったので、金属が見えていたという状態でした。

それから、ひとつ大事な事をお伝え忘れておりました。
左上1番も少し化膿した事があり、その中心から白い硬い粒が出てきました。(右上1番の歯茎から2回、左上1番から1回)

@これは埋入手術の時に骨を削った際出てきた骨のカケラでは?と思ったのですが、何だったと思われますか?
こういう事はよくあることでしょうか?



>それでもしもフィクスチャーが抜けてしまうぐらいなら・・
>むしろ抜いておいた方がいい気もします。

A例えば抜けてしまった場合、骨の再生を待って再手術となるかと思いますが、その間、仮歯はつけてもらえるのでしょうか?
どのような方法になるのでしょうか?



>例えば日本で先にかかりつけ医を決めて、その医院がアンキロスを使用していない場合、医院に必要な器具を貸し出してくれますし、もしくは先にデンツプライに問い合わせれば、アンキロスを使用している医院を紹介してもらうことも出来るそうです。

>そこまでしてくれるインプラントメーカーはまだ少ないですね。


貴重な情報ありがとうございます!
これは不幸中の幸いと思うべきですね。

幸い、主人は「金額の事は心配しなくていい」と言ってくれていますので、日本の信頼できる先生を探す事に専念したいと思います。

前向きな気持ちになってきました。ありがとうございます。

では、再度の質問、お忙しい中本当に申し訳ありませんが、ご回答お待ちしております。
(写真がなく判断し辛い点、お許し下さい。)

kaoman さん  2008-08-14 09:33:52
回答2
土田歯科医院(宮崎市)の渡辺です。

優しいご主人ですね^^

>@について。

kaomanさんが受けられた術式は、抜歯即時埋入(immediate loading、もしくはimmediate placement)と言うのですが、その場合、唇側に非常に薄い骨が残り、埋入したフィクスチャーとの間にも隙間が出来ます。

ですので、骨のカケラの可能性もあります。
あるいは隙間を、先生によっては骨補填材(人工骨など)で埋める先生もいらっしゃいますので、その補填材の可能性もあるかと思います。

これはどちらの場合も、それ自体は心配ないですよ。

私も何例か経験していますが、だからと言って経過が不良になるということもありません。



>Aについて

さすがにつけて貰えると思いますよ^^;



国によって多少事情は異なりますが、どこでも頼れる先生探しは本当に難しいと思います。

頼れる・・と思った先生が手を尽くして万全の治療をしてくださっても、結果的にうまく行かないことも必ずあります。

今回のことはご自身にとってもご家族、もしかすると歯科医にとっても不幸なことだったかも知れませんが、せめて経験を生かして次の歯科医院選び、ひいてはご家族やご友人の今後に生かして頂ければ・・と思います。

良い形で、解決に向かうことを願っています。

2008-08-16 18:38:21
返信2 渡辺先生、再度のご回答ありがとうございました。


>今回のことはご自身にとってもご家族、もしかすると歯科医にとっても不幸なことだったかも知れませんが、せめて経験を生かして次の歯科医院選び、ひいてはご家族やご友人の今後に生かして頂ければ・・と思います。


本当にそうですね。

当初、日本の医師から“抜かなくても良かった(根)を抜いてしまった可能性が高い”旨伝えられた時は、とてもショックでしたが、今回相談させて頂いて、日本でも対処が可能な事が分かりましたので、それだけでも救いになりました。

もしかしたらまた苦労する事になるかも知れませんが、命まで取られる訳ではありませんから^^;
とりあえず日々のケアを怠らずに続けながら、“良い先生探し”をしたいと思っています。

今回は本当にいい勉強になりました。

お忙しい中、親身になってご回答下さって本当にありがとうございました。
先生もくれぐれもご自愛下さいませ。

kaoman さん  2008-08-18 10:29:18

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。

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