以前根管治療した歯の歯茎内部が炎症、今後の治療方法は?(イギリス)

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タイトル

以前根管治療した歯の歯茎内部が炎症、今後の治療方法は?(イギリス)


質問者
こまった さん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
根管治療の専門医
根管治療の治療費・費用
歯根端切除術
その他(保険と保険外)
その他(写真あり)
イギリス
マイクロスコープ
公開日 2008-08-31 12:43:02
回答者
佐藤 賢次郎先生
井野泰伸先生
タイヨウ先生

質問 長くなりますが、よろしくお願いします。


現在、イギリスロンドンにおります。

事情により、日本への長期帰国は少なくとも来年になり、来年できたとしても3か月が限度です。
その後はおそらく2,3年の間は、1か月を超える長期帰国はできません。

症状は、10年前に根管治療を行った際、うまく殺菌できていなかった右の4番におきています。

神経を抜いた後、金属の被せものをしましたが、内部で炎症を起こしています。
直接の原因が、うまく殺菌ができていなかったことと関係あるかはわかりません。


4,5年ほど前に偶然行ったカナダの歯科医レントゲンの影を発見し、教えてくれました。
ニキビができていたことにも気付かないほど自覚症状はありませんでした。


その1年後(今から4年ほど前)に、日本に帰国した際、大学病院で原因の解明と治療を受けました。

話では、おそらく、4番に髪の毛より細いヒビが入っていて(肉眼では確認できないため)、そのため、そこから細菌感染し、根っこに炎症が起きているのではないか、とのことでした。

その時は、かぶせた銀歯はそのままで、4番の外側の歯茎を縦に(に垂直に)切開、ひびが入っていると思われる部分をグルー(接着剤?)のようなもので補修・修正する処置をしました。口腔外科で行いました。

その後の説明で、もう一度にきびのようなものができ始めたら、漏れが防げなかったということなので、次は抜歯しかないといわれました。


この4年ほどのあいだに、高熱を出したり、長期の風邪など、体調が不良の時に、ニキビが出来ましたが、体調の回復とともになくなっていました。

また、3年ー2年半ほど前に、銀歯をセラミックの被せものに変えましたが、一時的にニキビができただけで、すぐに消えました。



先月、2週間一時帰国した際、地元の歯医者歯石を取ってもらいました。

そのあとから、ニキビのようなもの(前と同じ2ミリ程度)ができています。
ほぼ4週間になります。
今回は、頬(右側、小鼻の横)が若干腫れているようにも思えます(会った人が、一目で気がつくほどではありません)。

寝る前にアイスノンで冷やし、こまめに歯を磨くようにしてはいますが、ニキビは消えません。
体長は崩していません。

歯自体は、痛みはおろか、動いてもいません。
指で軽くたたいたり、はじいても響きません。
食べ物、飲み物もしみません。

そのほか、思い当たるのは、帰国している間中寝不足が続いていたことと、イギリスにもどってからも、食事が満足に摂れておらず、栄養不足気味かもしれません。



年齢的に、インプラントになると厳しいなあと思います。
また、すぐに帰国できる状況(いちばん近い一時帰国で12月)でも、帰国しても、長期滞在(2週間が限界でしょうか)できるわけでもありません。


ただ、カナダに住んでいた時に、歯科治療を受けましたが、(確かにカナダの医療制度や諸材料は整っていますが)肝心の歯科医たちは、日本の”温存治療”とでもいうか、「あるものを活かす」という考えがあまりないようで、見た目を重視しセラミックで変えられるんだから削ってしまえ、という考えが大きいようでした。
これはイギリスでも同じようです。


できれば、今あるものや生まれもったものを大切にしてくれる、手先の器用な日本の歯科医にお願いしたいと思っています。


質問は、以上のような状況で、

1)これ以上細菌感染を進めないようにするためにはどうしたらよいか(温存治療というか、対処療法というか)をお教え願いたい

2)抜歯してインプラントにするしかないのか
(あるいはブリッジ入れ歯?)

3)あるいは、歯の保存が可能な場合、マイクロスコープを使用した専門医のもとで治療を受けて、保険の適用はあるのか

4)ない場合どのくらいを費用として見積もれば適当か(むずかしい質問とは思いますが…)

5)またその期間はどのくらいか


ご意見をいただきたいと思います。
薬局では、ある程度の消炎剤は手に入ります。

治療が長期になっても、歯の保存が可能な場合は手遅れになる前に最悪、イギリスでの施術も考えてもいいと思っています。
(長期帰国が難しいため)


長くなり申し訳ありませんが、ここしか頼るところがないため、よろしくお願いいたします。

こまったさん  2008-08-15 03:54:30
回答1
佐藤歯科医院(福島県田村市)の佐藤です。

こんにちは

>10年前に根管治療を行った際、うまく殺菌できていなかった右の4番・・・

そもそも根管治療を行ったということは、過去に根管そして根尖まで細菌感染が波及したことがあるということになります。


そして、二度と再発しないようにできるかというと・・・不可能です。


できるだけ再発しないように根管治療を行って、自分では完璧と思っても根管の側枝等に細菌が存在していて、再度「暴れ出す」?ことがあり、根尖部にニキビのようなフィステルを形成することがあるのです。

細菌の感染力と免疫力との戦いが常に行われていると考えるとわかりやすいと思います。
そのため、風邪を引いたり体調を崩したときにフィステル(膿の出口のようなもの)を形成しやすいことはありますが、直接の原因ではありません。


あくまで、あなたの4番の歯の状態が原因になっていますので、何度も根管治療を行っても、再発するようであれば、歯根端切除も考えた方がいいかもしれません。

口腔外科の先生と相談されてはいかがでしょうか?


直接拝見できれば、より詳しく診断できるのですが、歯の状態により保存可能な期間は千差万別です。

数年の寿命と診断する場合もあれば、数十年は持ちそうだと診断する場合もあります。


もし、保存することが限界と診断されて、抜歯になった場合は、一般的にはその両隣が全くの健全歯であれば、インプラントがファーストチョイスになると思います。

ブリッジ義歯も悪いわけではありませんが、ブリッジの場合は両隣の歯を削らなければなりませんので、あまりおすすめできません。
それなら、予算的にゆとりができるまで、義歯(床義歯=入れ歯)を入れておいて将来、インプラントにした方がいいと思います。


>歯の保存が可能な場合、マイクロスコープを使用した専門医のもとで治療を受けて、保険の適用はあるのか・・

マイクロスコープを使用したから保険が適用にならないわけではありませんので、誤解なさらないで下さいね。

あくまでできるだけ詳細に根管内を見て、細菌が付着している根管壁をきちんと清掃拡大したり、亀裂の見落とし等が無いようにするのが、目的で、マイクロスコープを使用したから、完全な治療ができるわけではありません。


あくまで私個人の考え方ですが、根管治療をするために、最も重要なのはマイクロスコープを使用するかどうかではなく、いかに根管内を無菌的にできるか、そして根管充填をするときにデッドスペース(根の中に空間ができると再発しやすい)を作らないようにするか、根尖を破損させないできっちり充填できるかです。

まっすぐな根管ならほぼ根尖までマイクロスコープとミラーで見ることができますが、湾曲している根管は途中までしか見ることができません。

したがって、歯科医の技術や考え方が大きく影響することをご記憶下さい。

私は完璧な根管治療を100とした場合、マイクロスコープのしめる割合は、20〜30%だと考えております。

保険で、数百万円のマイクロスコープを導入するのはかなり難しいです。

(私の医院では根管治療は100%保険診療なので、何度もマイクロスコープの導入を検討しておりますが、未だに決心がつかないでおります。)


話がそれてしまいましたが、3ヶ月でも日本に帰国できるのであればその期間に保存が可能か否かよく相談されてはいかがでしょうか?

保存治療や歯根端切除ならば、3ヶ月あれば治療可能だと思います。


2008-08-15 12:43:02
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。

佐藤先生の完璧な回答の後は書きづらいのですが・・・


>4番に髪の毛より細いヒビが入っていて(肉眼では確認できないため)、そのため、そこから細菌感染し、根っこに炎症が起きているのではないか、とのことでした。

この可能性は低いと思います。
もしマイクロクラックが入っていても、そのヒビに細菌感染が起こらないと膿がでるようなことはありません。

またクラック・破折によるものが原因であれば根管治療では治せません。
残された治療方法は抜歯が順当だと思います。

どうしても残されたいと思われれば、一度抜いて接着剤でくっ付けて元に戻すという方法もありますが一般的ではありませんし。
予後の安定は保障できません。



>寝る前にアイスノンで冷やし、こまめにを磨くようにしてはいますが、ニキビは消えません。

経験上お分かりと思いますが、体調が崩れた時、疲れが貯まったときは普段であれば押さえ込んでいた細菌を押さえ込めなくなり、膿が出てきます。



>できれば、今あるものや生まれもったものを大切にしてくれる、手先の器用な日本の歯科医にお願いしたいと思っています。

これだけ長期間膿がでているようであれば、通常の根管治療だけでは治らない気もします。
私であれば通常の根管治療+外科的歯内療法で対処すると思います。

ただ佐藤先生もお書きのように確実に残る保障はありません。

ここまで来てしまった歯の保存は難しいと思います。
歯科治療は後手に回ると予後が安定せず抜歯になってしまうことが殆どです。



>1)これ以上細菌感染を進めないようにするためにはどうしたらよいか(温存治療というか、対処療法というか)をお教え願いたいのと

このまま騙し騙し使うが対処療法ですね。
ただしこれをすると骨はどんどん溶けて無くなり、次の選択肢のインプラントの治療難度が上がってしまいます。


2)抜歯してインプラントにするしかないのか
(あるいはブリッジ入れ歯?)

インプラント、ブリッジ、入れ歯は患者さんの希望、歯科医師の技術により決まってきます。


3)あるいは、歯の保存が可能な場合、マイクロスコープを使用した専門医のもとで治療を受けて、保険の適用はあるのか

マイクロを使用して根管治療している歯科医院は根気強く探せば出てきますが、保険ではあまり多くを望めないのが現状です。

昨日もありましたが、
再根管治療、W度の顎関節症、技術料8万円/1本は妥当ですか

保険の根の治療はまじめにすれば赤字です。
マイクロなど使用すれば更に時間がかかってしまいます。

ただ保険医であれば、丁寧に治療するから自費にしますなど勝手に誘導することは出来ません。

マイクロを使用すれば自費にしていいかと言えば、駄目という考え方が一般的です。
マイクロ自体が保険適応外材料、道具ではないのでメガネの延長線上という考え方だと私は思っています。

ただし、ラバー&マイクロが無くても自費材料が治療の何処かに入って来て、患者さんの了解が得られれば自費治療として治療は成立します。


また海外で専門医の免許などを取られた数名の先生方の根の治療は、全て自費治療となっております。



>4)ない場合どのくらいを費用として見積もれば適当か
(むずかしい質問とは思いますが…)

その歯科医院にもよります。
また根の治療は見えない分、技術差も非常に大きく存在します。

私も佐藤先生の

>マイクロスコープのしめる割合は、20〜30%だと考えております。

だと思います。
マイクロなどの道具があれば安心できるかと言われれば「NO!!」です。

ただし患者さんが根の治療に力を入れている指標にはなると思います。
ラバーダム」+「マイクロ」は自費で根管治療を受けられる場合、最低限あった方がいいと思います。



5)またその期間はどのくらいか

全く分かりません。
見てみないと分かりませんが、これだけ長期間問題を持っていた歯は保存治療が適応になるか・・・




>保険で、数百万円のマイクロスコープを導入するのはかなり難しいです。

これが私を含めた歯科医師の本音です。

歯科医師として良い治療はしたいと思います。
しかし、日本の保険治療費が安すぎる為どうしても導入がしにくいのです。
2回目の根の治療費をご存知でしょうか!?

患者さん負担でいえば、前歯ではわずか50円です。


また顕微鏡は毎日使わないと上手くなりません。
使えば作業効率も下がります、1時間で4〜5人診ていた先生もいいとこ1〜2人しか診れなくなると思います。

高い顕微鏡などは1千万以上します・・・


平均以上の治療を望まれれば保険治療では成立しません。
保険は全国で同じ治療が受けられると言うのが売りの治療形態です。

平均以上の治療を希望されれば、まずご自身が知識を持ち良い先生、歯科医院を選び自費治療を受ける必要があります。

自費治療でも保険治療と殆ど大差なのない治療も多いですし、保険で素晴らしい治療をしておれれる先生もいます、ですがこちらの先生は探せるものではありません。


保険以上の費用を払うのであればより先生選びはシビアになりますので色々知識をここで付けてくださいね^^
 

2008-08-15 21:28:27
返信1 佐藤先生、井野先生、ご丁寧に回答いただき、本当にありがとうございます。


いただいたアドバイスをもとに、新しく疑問がありますので、図々しいのですがよろしくお願いします。


いま、ロンドンにいて、いちばん近い一時帰国は年末です。
その時に治療を行うほど長くはいられないのですが、一応、レントゲンだけでも撮りに、前に治療した大学病院口腔外科へ行こうと思います。

ただ、実家が北のほうの田舎にあり、このサイトに登録している歯科もほぼ皆無です。
現実からいって、マイクロスコープはおろか、正しい根管治療の知識を持って取り組んでいる歯科医に出会うことは、ほぼ難しいと思っています。

ですので、下手をすると、診察を受けた瞬間に即抜歯の選択しかないと判断されるかもしれません(これが怖いです…。)


その前に、こちらのendodontists(すみません、勉強不足で日本語名がわかりません)のカウンセリングだけでも行くべきでしょうか。

アドバイスの中で教えていただきました通り、以前、大学病院の口腔外科で治療した際にも、膿がひどくなると、骨も溶けるから大変なんだという説明でした。

今から単純に数えてレントゲンを撮るまで4か月、本格的に治療するとすると9-10か月は待たなくてはなりません。

このままにしておいて、どんどん骨が溶けてしまうなんてことはありますか?
溶けて、ほかのの根も溶けてしまったり、頬骨がなくなっちゃうなんてこともありますか?


というのも、こちらで保険の付かない歯科治療はプライベート・デンティスト/Endodontistsの主流で、お金持ちが行くのですが、NHS(国民保険のようなもの)の歯科医に比べ、待たなくていい、技術的にも設備が整う、などの理由で人気があります。

日本で保険外治療を受けたのと同じか、それ以上の金額がかかりますが、私のような田舎に実家があるものとしては、首都圏に飛行機で行き、診察を受け、ホテルに宿泊し…と予備にかかる金額を考えると、自宅から通え、設備も、金額もおなじようなら、4カ月-10か月も待たずにロンドンでの保険なしでの受診も、考えられます。(実際に治療するかは別として…。)


ただ、やっぱり恐ろしいのは、カウンセリングの所見が繊細さに欠けることです。

日本人の先生のほうが、技術的には上だと思っています。
人種差別みたいに聞こえるかもしれませんが、入れ墨の彫り師を見れば日本人がどれくらい器用か一目瞭然です。

(愚痴になりますが、国民保険制度や様々な制度・制約のために、日本人医師の歯科技術が世界にその権威を十分に示せないのは、日本人としてものすごく残念です。
欧米並みの設備で診療できれば、歯の治療のために各国のお金持ちは間違いなく日本に来ます!!)


現状(どのくらい膿んでいて、病巣がどの程度なのか等)を把握するだけでも、行ってみたほうがいいのでしょうか。
先生方が私のような症状にある場合、そうされますか?

ご指南よろしくお願いいたします。

こまった さん  2008-08-16 03:54:38
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。

>、下手をすると、診察を受けた瞬間に即抜歯の選択しかないと判断されるかもしれません

これはないと思いますよ^^;

抜歯の診断を下す時は殆どの歯科医院で同じ判断をすると思いますよ。



>endodontists(すみません、勉強不足で日本語名がわかりません)

歯内療法専門医ですね。
これは逆というか・・・

歯内療法は技術差が非常に大きな分野です。
もし歯内療法専門医が残せると判断しても、それはそのレベルだからこそ診断が下せたケースもあります。
一般の歯科医院では対処できないケースもあります。

ですから治療可能と判断が下った歯科医院で治療をすべきだと思います。

 
>先生方が私のような症状にある場合、そうされますか?

私は根の治療を主としていますので治療の限界は痛いほど痛感しています。
少しでも希望が持てそうなであれば専門医のオフィスで治療を受けます。

それが結果抜歯になっても、あの時専門医にしてもらって最大限出来ることはやったのだからと変な割り切り方をする為です^^;



これは価値観によるところが非常に大きいと思います。

10万円あれば色々買い物ができ、美味しい物も食べれます。
医療とは不確定なもので10万円出しても治ると言う保障は何処にもありません。


こまったさんが出来る範囲で良い処置を受けられればいいと思いますよ^^

2008-08-16 20:50:56
回答4
タイヨウ・デンタル・オフィス(文京区・湯島)のタイヨウです。

海外での病気やトラブルは大変ですよね。

話の流れから推察すると

「イギリスのendodontistsにとりあえず診てもらう」

と言うのが現実的な方法ではないかと思います。


NHSの話は聞いたことがあります。
確かに日本の健康保険のような制度ですよね。
そうなると、こまったさんの望まれている治療を受けることは難しいのかも知れません。



>首都圏に飛行機で行き、診察を受け、ホテルに宿泊し…と予備にかかる金額を考えると、自宅から通え、設備も、金額もおなじようなら、4カ月-10か月も待たずにロンドンでの保険なしでの受診も、考えられます。(実際に治療するかは別として…。)


で、あれば、確かに「日本人の先生のほうが、技術的には上だと思っています。」と言う希望はさておき、現実的にはそうされるのが良いのではないかと。

診てもらうだけでもお金はかかるとは思いますが、半年後の帰国までに(参考程度に)1度受診されてみてはいかがでしょうか?

2008-08-18 10:55:26
返信2 返信が遅れてしまい申し訳ありません。

井野先生、タイヨウ先生、返信ありがとうございます。
しかも上右4番じゃなく、5番でした。数え間違えておりました…。

新しいスレッドを立てるべきかと思ったのですが、前からの流れもありますので、そのままにしました。不適切ならご指摘願います。


歯内療法の専門医に行ってきました。

今の時代はレントゲンをパソコンでとれるんですね!
メールで送ってくれました。
トイレみたいな個室でとるのかと思ってました。

で、所見をもらっては来たのですが、

「うーん…、どうだろう。

やるとしたら、再根管治療、それかクラウンをそのままにして外科的療法。

(前回の口腔外科の処置では粗すぎるし、不完全だ。Tissuesと骨の屑が残っているのが見えるから。
根の部分を平行に切断すると言ってました。)

どちらか選択して、ダメならインプラント。」


骨の様子から、インプラントの難易度は、と聞きましたが、それは余裕。と言ってました。友人のインプラントのプロ紹介するから、とも。

この最初の「…」の部分で、大体見当はつきましたが、やはりインプラントを前提に治療すべき、というかんじの”ニュアンス”でした。

(こちらでは医療のみならず民事訴訟が多いので、明言しません。
患者の選択に任せる、が身を守る大前提の所見ですので、本当のところ「賭け」てもいいと思っているかどうかは微妙です。)



原因はどこかといえば、

「うーん、たぶん、根管治療のやり方が全然なってないから、それだろう(いや、そんなずばり言わなくても…とは思いましたが)。」

「もしかしたら、にクラック(fracture)あるかも(と言いながら、ポスト左側にうっすら入っている影にカーソルを持って行きました。)、でも、おそらくないだろうねえ(<井野先生と同意見でした。)」

一時帰国できる年末まで放置して、大丈夫かとの質問には、

「12年もこんな感じなんだから、別に今すぐにっていうこともないでしょー、とのことでした。(そりゃそうだ。)」

(でも、何で?って聞き返された時には、日本のいい歯医者さんに行きたいとは言えませんでした…。)



写真を見る限りでは、5年ほど前の口腔外科の処置の際に、どうやらちょっと根っこを切り取ってはみているようだ、とのことでした。
(自分のことなのに、人ごとみたいなのは、今日わかったからです。)

今、腫れも引き、フィステルも見えなくなりました。
が、個人的には黒い部分はそのままにしていていいというわけではありません。


1)先生方のご経験から、抜いたほうがいいと思われるでしょうか。

あるいは、このレントゲンは、「うわー、これはひどい」(中学の時に虫歯をしぬほどつくってしまっていますが、数じゃなくって…)という部類でしょうか?


2)こちらで、根管治療をやると、歯の中に入れる金属のポスト(Post-支柱っていうんでしょうか?)を入れなおすそうです。
このサイズは世界共通ですか、それとも日本人サイズってあるんでしょうか。


歯科医は日本であれば大丈夫、と思い続けてきたのですが、結果として、医者任せになっていてこんな結果にしまいました。

何度もすみませんがよろしくお願いいたします。

画像1画像1


こまった さん  2008-08-21 00:13:50
回答5
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。

>前回の口腔外科>前回の口腔外科の処置では粗すぎるし、不完全だ。

過去に根切歯根端切除術)を受けられていたのですね。
そうなるとまた話が。。。

私の中では、根切においてマイクロはマストアイテムです。

参考に、

根管治療の再治療で歯根端切除術を予定 (アメリカ在中)


>1)先生方のご経験から、抜いたほうがいいと思われるでしょうか。あるいは、このレントゲンは、「うわー、これはひどい」(中学の時に虫歯をしぬほどつくってしまっていますが、数じゃなくって…)という部類でしょうか?

難しいですね。
多分根の治療が得意な先生で、患者さんに抜くことになるかもしれないという前提があれば治療はしてくれると思います。

逆にインプラントが得意な先生であれば、抜歯してインプラントを提示されると思います。


もし私であればまず通法の歯内療法を行います。
その際に入れる最終的な根充剤(お薬)はMTAを使用して一度これで様子を見ます。
で再発するようであれば、再根切に移行すると思います。



>2)こちらで、根管治療をやると、の中に入れる金属のポスト(Post-支柱っていうんでしょうか?)を入れなおすそうです。このサイズは世界共通ですか、それとも日本人サイズってあるんでしょうか。

支台の大きさ太さは個々の歯により異なります。



しかし、今の状態はあまりよろしくないです・・・

もし時間&費用を考えるというのであれば抜歯が順当かと思います。
根の治療は何回も出来る治療ではありません。
たぶんこの歯の治療は不可能で抜歯と判断する先生も多いかと思います。



世の中には無くして初めて分かる大切なものも多々ありますが、私は歯もその1つになって欲しいと思っています。

今回の経験をこれ以上しない為にも知識を付け、予防に励んでくだし。


28歳ですものね、何とか残したいですよね^^
また何かあれば書き込んでおいてください。



>井野先生と同意見でした。

偶然にも今日サンフランシスコでEndodontistに診断を受けられた方が私の歯科医院に来られ、私のが下した所見、アプローチ、予後の見通しがアメリカの専門医と全て同じだと仰られていました。

私みたいな不出来な人間でも同じ歯をみれば同じような判断はします。

残せる見込みがあると判断する先生は残すアプローチをすると思います。
歯内療法認定医などの根の治療が得意な先生の歯科医院に、かかられた方がいいと思いますよ。

 

2008-08-21 01:14:02
返信3 井野先生、深夜にもかかわらず返信いただき、大変心強く思っております。

またこちらのEndodontistと所見が同じであることも、信頼できると確信できます。
(実家が愛知にあったら、すぐにでも行くのですが!!)

こちらのドクター(Drと略します)は、根管治療根切か、一つ選んで、ダメならインプラント、でしたが、おそらく治療費のことを考慮しての意見だと思います。



ここで、もっと具体的な治療方法、回数について、ほかの先生方含めて、ご意見をお伺いしたいのですが、お時間のある際にお願いできたらと思います。

1)根管治療は1度で終わるのでしょうか。

Drは一度で「終わらせる」(十分だ)といった感じのニュアンスの言葉で話しました。
また、3回から4回の治療で、クラウンの装着までいくとのこと。

私の感覚では、根管治療は、クラウンを外し(または削って)、中を洗浄するのは、一度ではなく、2回、3回と必要であれば行うものだと思いました。私の考えすぎでしょうか。


2)日本でのマイクロ下での根管治療の料金について。

どの先生のお見積りでも結構です。
この値段にはクラウン作成・装着は含まれますか?
このDrのオフィスは別です。


3)クラウン装着の時期について

Drの所見では根切か再根管治療です。
したがって、根管治療の失敗が認められた場合は、根切はせずに抜歯の選択になります。
(押せば根切に切り替えてくれると思いますが…。)

反対に、”成功”と認められるまでにはどのくらいかかるのでしょうか。

クラウン装着まで6ヶ月-1年くらいは仮のを入れ、仮のシールをし様子を見たほうがいいとのことでしたが、その間封はしっかりできるものなのでしょうか。

薬の充填後なので、大丈夫とは思いますが、術後の処置(経過観察)について詳しく知りたいと思います。


4)MTAの英語名、フルネームでお教えください。

Drにどのような根充剤を使用するのかお聞きして、違う場合は井野先生のお薬をさりげなく提案してみます。

(というのも、3番の6-12ヶ月の経過観察もこちらから予後を見る必要があるのでは?との提案でのびたのです。
おそらく、足元を見られていると思います。勉強しないと…泣)
 

5)根管治療のみで対応する場合の歯の外側に残る菌は?

これはDrにはきかずに帰ってきてしまったのですが、バクテリアは根管の内部でのみ繁殖するのでしょうか。
空気がなくても繁殖できること、薬の充填が不十分であったために繁殖することはわかりました。


6)成功率について

治療の成功率は教科書通りの60-70%との回答でした。
しかし、このDrは(再発は)20人やっても1人いないと思う、とのこと。
この数字は高いほうなんでしょうか…。医師であれば、自分の失敗率は35%です(成功率が65%で、統計の範囲内の優秀な結果であったとしも)なんていうわけないと思って聞いてたんですが、同じEndodonticsの分野から見て、



≪私のような症例に限って≫ 

再発、結果抜歯になる例は、はっきり言って多いんでしょうか。

以上です。

長々とすみません。
全く告知されず、インターネットの検索で自分が末期のがんであることを発見した気持です。
よろしくお願いいたします。


追伸:このようなことを報酬なしにしていただいて大丈夫なんでしょうか…。
友人、知人、家族にも宣伝はしましたが、何か私にできることはありませんか?(って、いまは患ってますけども。。。)


こまった さん  2008-08-21 02:35:02
回答6
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。

仕事が終りましたので^^


>1)根管治療は1度で終わるのでしょうか。

ドクター毎考え方が違いますのでこれは分かりませんね。
ただ排膿さえなければ1回で終らせることは可能かと思います。



>2)日本でのマイクロ下での根管治療の料金について。

マチマチですよ。
小臼歯だと5〜10万ぐらいではないですか!?

クラウン+コア(支台築造)代は別です。



>反対に、”成功”と認められるまでにはどのくらいかかるのでしょうか。クラウン装着まで6ヶ月-1年くらいは仮のを入れ、仮のシールをし様子を見たほうがいいとのことでしたが、その間封はしっかりできるものなのでしょうか。

コアを入れて仮歯を入れておけば大丈夫ですよ。
コアが入ればそう簡単に細菌は侵入は出来ませんから。

ただし仮歯の接着剤は定期的に交換してください。
1ヶ月から〜2ヶ月に1回程度でいいです。



4)MTAの英語名、フルネームでお教えください。

Mineral
Trioxide
Aggregate

参考に、

MTAってどのように使う薬ですか?


>5)根管治療のみで対応する場合の歯の外側に残る菌は?

外に住み着いていれば治癒しませんので根切が合わせて必要です。


>しかし、このDrは(再発は)20人やっても1人いないと思う、とのこと。この数字は高いほうなんでしょうか…。

これは分かりません。
どういった基準で成功としているか分かりませんから^^;



>再発、結果抜歯になる例は、はっきり言って多いんでしょうか。

多いです。

前回の回答で治療出来るみたいな書き方をしましたが、前提としてこの歯は一生持つと言える条件の歯ではありません。

根の病変が治っても歯根破折などのリスクは大きいと思います。


治療が出来残せると言われても、一生持つなどは考えないようにしてくださいね。
と言ってもインプラントが一生持つとも言えませんが・・・




藁をもつかむ気持ちで、凄くお困りなのは分かりますが、直電は止めてくださいね^^;


私も大切な患者さんを診療していますので。

  

2008-08-21 20:36:40
返信4 井野先生、丁寧なご回答ありがとうございます。


この掲示板で、私のわがままで先生方のご意見を仰ぐより、診察料を支払った上で、治療の方法、セカンドオピニオンを伺ったほうがいいと思い、お電話させていただきました。
お仕事中、お手を煩わせてしまい、申し訳ございません。

いただいたご指導をもとに、インプラントを含め、治療の方向を探ってまいります。

こまった さん  2008-08-21 21:13:23
回答7
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。

>診察料を支払った上で、治療の方法、セカンドオピニオンを伺ったほうがいいと思い

えっ、イギリスからですか!?
電話を頂いた日本の市外局番もかなり北の方でしたが・・・
治療に来られればこれで日本の最南端の県と最北端の県の患者さんを治療したことになり、1つの笑い話になりそうですが(笑)



大丈夫ですよ、あまりナーバスにならなくても。
まずEndodontistを信じてみては!?


言っておきますが、私普通の町医者レベルですからね^^;

  

2008-08-21 23:03:37

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。

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