天然歯との連結が可能と言われる「アート人工歯根」について
相談者：
kyoko2009さん (38歳：女性)
投稿日時：2009-10-28 22:31:00
参考：過去のご相談
・抜歯を避けたい。進行した虫歯の電磁波治療の効果は？
・インプラントが２ヶ月で抜け落ちた。初期固定も不安定だったので不信
上顎前歯の６本ブリッジについて、困っていますので、ご相談させて戴きます。
左１，２を先天性欠損の為、左３と右１，２，３を６本ブリッジにしています。
が、先日、他治療部位の為のレントゲン撮影をした際、
『ブリッジの支えの歯左３が、根本から折れている』
と指摘されました。
今後の治療の選択肢として、
?左３本の義歯
?右１，２，３を抜いて、左３を含むインプラント
と言われています。
が、インプラントについては、私の場合骨がかなり薄いそうで、インプラントが打てない可能性が高いと言われています。
そこで、『天然歯との連結が可能』とのふれこみの、アート人工歯根なる物についてのご質問です。
実は、先日カウンセリングを受けてきたのですが、『天然歯との連結が可能』と言うよりは、『天然歯との連結が必須』なようです。
という事は、逆に普通のインプラントと異なり強度・耐久性・咬合力等が劣るのではとも、思ってしまいます。
何より気がかりなのは、メンテナンスについてです。
また、先生がおっしゃるように、『骨が増える、即日噛める』等々とても良い物であるならば、何故もっと普及していないのでしょうか？。
回りにこの人工歯根の体験者が全くおらず、非常に迷っています。
どんな事でも結構ですので、お教え下さい。
あと、話の振り出しに戻ってしまい、申し訳ありませんが、『インプラントと天然歯の連結はタブー』との事ですが、やむを得ない場合は、『キー・アンド・キーウェイ』なる物を使用すれば良いと聞いた事がありますが、果して事実なのでしょうか？
宜しくお願い致します。
・抜歯を避けたい。進行した虫歯の電磁波治療の効果は？
・インプラントが２ヶ月で抜け落ちた。初期固定も不安定だったので不信
上顎前歯の６本ブリッジについて、困っていますので、ご相談させて戴きます。
左１，２を先天性欠損の為、左３と右１，２，３を６本ブリッジにしています。
が、先日、他治療部位の為のレントゲン撮影をした際、
『ブリッジの支えの歯左３が、根本から折れている』
と指摘されました。
今後の治療の選択肢として、
?左３本の義歯
?右１，２，３を抜いて、左３を含むインプラント
と言われています。
が、インプラントについては、私の場合骨がかなり薄いそうで、インプラントが打てない可能性が高いと言われています。
そこで、『天然歯との連結が可能』とのふれこみの、アート人工歯根なる物についてのご質問です。
実は、先日カウンセリングを受けてきたのですが、『天然歯との連結が可能』と言うよりは、『天然歯との連結が必須』なようです。
という事は、逆に普通のインプラントと異なり強度・耐久性・咬合力等が劣るのではとも、思ってしまいます。
何より気がかりなのは、メンテナンスについてです。
また、先生がおっしゃるように、『骨が増える、即日噛める』等々とても良い物であるならば、何故もっと普及していないのでしょうか？。
回りにこの人工歯根の体験者が全くおらず、非常に迷っています。
どんな事でも結構ですので、お教え下さい。
あと、話の振り出しに戻ってしまい、申し訳ありませんが、『インプラントと天然歯の連結はタブー』との事ですが、やむを得ない場合は、『キー・アンド・キーウェイ』なる物を使用すれば良いと聞いた事がありますが、果して事実なのでしょうか？
宜しくお願い致します。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時：2009-10-29 09:34:05
＞『インプラントと天然歯の連結はタブー』
しっかりしたエビデンスが得られていないのが実情です。
自然歯を固定してしまい、生理的動揺を押さえ込んでしまうのが良くないのではという理由からのようです。
この様な考えを報告したうえで、私のところでは、ブリッジ、隣同士（自然歯とインプラント）の連結はメリットが大であれば、無視して沢山行っています｡
今のところ起きていません。
＞『キー・アンド・キーウェイ』
隣同士を間接（関節的でもあります）的に接合させる構造で、凹凸でつなげる装置です。
しっかりしたエビデンスが得られていないのが実情です。
自然歯を固定してしまい、生理的動揺を押さえ込んでしまうのが良くないのではという理由からのようです。
この様な考えを報告したうえで、私のところでは、ブリッジ、隣同士（自然歯とインプラント）の連結はメリットが大であれば、無視して沢山行っています｡
今のところ起きていません。
＞『キー・アンド・キーウェイ』
隣同士を間接（関節的でもあります）的に接合させる構造で、凹凸でつなげる装置です。
回答2
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時：2009-10-29 09:54:36
キーアンドキーウェイは一方向のみに移動が可能な連結装置です。
電車の連結器の様な装置です。
歯の動揺は三次元的なので、この装置で歯の動揺を再現することは不可能です。
かつて、こんなのを用いたり、ショックアブソーバーの入ったインプラントが出現した時代もありましたが、どれも廃れてしまいました。
また、インプラントと天然歯との連結も多くのケースでうまく行っているようですが、ケアの問題やかみ合わせの問題などでグチャグチャになっているケースも見かけることがあります。
一長一短です。
P.S
天然歯との連結は倫理的な面からタブー視されています。
本来、奇形を除いてヒトの歯は連結していません。
一本一本独立して、ごくわずかに動揺します。
生理的動揺といいます。
この動揺することにより、歯根膜の血流を促進して歯髄から歯根膜、骨への血流を確保しています。
なので ブリッジにせよ、インプラントとの連結にせよ、歯の脈管系の働きを阻害することは医療倫理的に許されません。
そうなると、歯を喪失した場合、それを自然の摂理と考えると欠損部の補填、すなわち欠損補綴が不可能になってしまいます。
しかし、ヒトはそれをよしとして受け入れることができないので、インプラントやブリッジや入れ歯という補綴装置に頼ることになります。
それぞれに利点欠点はあります。
それらをよく理解したうえで患者さん方には治療法を選択して頂きたいですし、また、歯の欠損が重大な事項である事を理解いただきたく思います。
補綴という行為は”神”でもなしえない行為を、ヒトが行うのです。
電車の連結器の様な装置です。
歯の動揺は三次元的なので、この装置で歯の動揺を再現することは不可能です。
かつて、こんなのを用いたり、ショックアブソーバーの入ったインプラントが出現した時代もありましたが、どれも廃れてしまいました。
また、インプラントと天然歯との連結も多くのケースでうまく行っているようですが、ケアの問題やかみ合わせの問題などでグチャグチャになっているケースも見かけることがあります。
一長一短です。
P.S
天然歯との連結は倫理的な面からタブー視されています。
本来、奇形を除いてヒトの歯は連結していません。
一本一本独立して、ごくわずかに動揺します。
生理的動揺といいます。
この動揺することにより、歯根膜の血流を促進して歯髄から歯根膜、骨への血流を確保しています。
なので ブリッジにせよ、インプラントとの連結にせよ、歯の脈管系の働きを阻害することは医療倫理的に許されません。
そうなると、歯を喪失した場合、それを自然の摂理と考えると欠損部の補填、すなわち欠損補綴が不可能になってしまいます。
しかし、ヒトはそれをよしとして受け入れることができないので、インプラントやブリッジや入れ歯という補綴装置に頼ることになります。
それぞれに利点欠点はあります。
それらをよく理解したうえで患者さん方には治療法を選択して頂きたいですし、また、歯の欠損が重大な事項である事を理解いただきたく思います。
補綴という行為は”神”でもなしえない行為を、ヒトが行うのです。
回答3
越久村歯科医院(京都市右京区)の越久村です。
回答日時：2009-10-29 13:35:05
西原先生ところでしょう。
良く知っております。そこのアート研究会の会員でもあります。
天然歯とつなぐ必要があるのが最大の弱点ですね。
親和性は、たしかに高いかと思いますが・・・。
私の意見は、入れ歯がうまくフィットするならそれに越したことはありませんネ。
・・です。
良く知っております。そこのアート研究会の会員でもあります。
天然歯とつなぐ必要があるのが最大の弱点ですね。
親和性は、たしかに高いかと思いますが・・・。
私の意見は、入れ歯がうまくフィットするならそれに越したことはありませんネ。
・・です。
| タイトル | 天然歯との連結が可能と言われる「アート人工歯根」について |
|---|---|
| 質問者 | kyoko2009さん |
| 地域 | 非公開 |
| 年齢 | 38歳 |
| 性別 | 女性 |
| 職業 | 非公開 |
| カテゴリ |
抜歯：１番(中切歯) 抜歯：２番(側切歯) インプラント治療法 ブリッジ治療法 ブリッジに関するトラブル 歯の数が足りない(先天欠損) 歯根破折 |
| 回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。
