プラークスコアは歯医者によって違う?

相談者: poさん (26歳:女性)
投稿日時:2010-04-08 22:16:27
参考:過去のご相談
〔写真あり〕歯軋りのマウスピースが必要かどうかは歯医者によって違う?
銀の詰め物をしたばかりの歯に違和感、歯茎からの出血が心配
口を開けたまま型を取ると銀のインレーが合わないことはありますか?


こんばんは。
プラークコントロールレコードについて気になった事がありましたので、質問させて頂きます。

虫歯を5本も治療し、虫歯ができたのにショックを受けたので、治療を終わった1月に歯ブラシ指導をお願い致しました。

歯ブラシ指導は初めてなので、赤染めもドキドキして行ったのですが、自分の染まった歯を見てこんなに赤いなんて、磨きが足りないんだ!とびっくりしました。
(*この時、日に5回、6回歯磨きしてました。)

しかし、歯科衛生士さんは

「外側は良く磨けています。」
「磨けている方です。」

と言われました。
自分は、そうなの・・?って感じでしたが。

詳しく指導してもらいましたが、歯科衛生士さんが教えてくれるたびに、パソコン見たいな画面にペンで三角の形の中を赤く色を付けていました。


会計の際に指導内容と写真が載っている紙をもらったのですが、なぜか「PCR:28%」と書いてありました。

ネットで調べてみると、PCR(プラークコントロールレコード)のパーセンテージが、少なければ少ないほど良く歯を磨けていること。

20%以下が理想、歯科衛生士さんが画面で何かをしていたのは、「オレリーのプラークコントロールレコード」でレコードを算出していた、のだと分かりました。
(ちなみに田尾先生が5%だという回答を見ました。
神領域ですね!)


PCRは歯磨きの目安になると思うのですが、「レコードの色つけ(プラーク付着歯面数の判断)は歯科衛生士さんの目視」だったのが気になります。

歯の写真を撮ってそれが機械が染め具合を判断、レコードを算出するなら正確な気がするのですが、もしプラークの付着加減を目で見ているのでしたら、歯科衛生士さんによって判断が違うのではないでしょうか?

今回、歯科衛生士さんには

「ピンクに染まったところは気にしないでください。
真っ赤に染まったところですよ。」

と言われたのですが、ピンクに染まったところも含める人が含めたら、PCRの%は変わりますよね?

赤染めの種類によっても違う気がします。
(これは主婦Aさんが以前似た質問をしてました。)

また、目視だったら歯と歯の間のプラークは見えないと思います。
表面は綺麗でも見えてない歯の間が真っ赤で、プラークが大量という可能性はありますか?
(実際、自分は赤染めを使ってみると、歯の表面はピンクのレベルでも、フロスをするとフロスが真っ赤に染まります。)


予防が歯医者さんによって違うのは、こちらの歯科相談室の勉強いたしました。

予防に重点に置いてある歯医者さんを探すのは難しいですが、PCRが全国共通なら歯ブラシ指導の違いがあっても、自分で試行錯誤の歯磨きをして、PCRを定期的に図ってもらうのを狙ってました。

もし違いがあるのでしたら、歯磨き上達は、本当に歯医者さん次第になってしまうのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-04-08 23:39:09
こんばんは。

聞いてはいけない質問を・・








と言うのは冗談ですが。



ご指摘の通りで、赤染めの薬品の種類によっても、計測する衛生士歯科医師)によっても、数値は変わってきます。

ただそうは言っても、大体の傾向はつかめますから、無駄なことではないですよ。

計測値にバラツキが出ること自体はどうしようもないですから、考え方を変えて、同じ衛生士さん(歯科医師)に時期を変えて同じ方法で連続で計測して頂いて、その数値の変化に注目する様にしてみて下さい。



こういうことは歯周ポケットの検査などでも同じことが言えますのから、予防や歯周治療を頑張りたい場合は、衛生士が担当制の医院を選ばれた方が良いと思いますよ。



歯磨き上達は、本当に歯医者さん次第になってしまうのでしょうか?

歯医者さん(担当の衛生士さん)次第、と言う面はあると思います^^;


予防頑張って下さいね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-04-09 08:29:05
ご相談ありがとうございます。

渡辺先生と同じです。
PCRの検査結果は人によりばらつきがあります。

また同じ人が検査してもいつも同じとは限りません。

検査結果には誤差やバラツキがつきものとお考えください。
一回の検査で分かることは、その時点での大まかな状態です。
とても危ないか、とてもきれいか、その中間か、と思っていただいても良いくらいです。

大事なことは同じ検査を繰り返し受けることです。
それを前回の結果と比較して、評価することで意味が出てきます。
良くなる傾向か、悪くなる傾向か、前と変わらないのか、が分かります。

繰り返し続けることによって、傾向以外にも健康状態の位置づけが明確になってきて、さらに効果的な予防プログラムが立てられ、本当にむし歯はできないようになっていきます。



歯周病についても同様で、ポケットの検査にも担当者によってばらつきがあり、オレリーのプラークコントロールスコアよりも誤差が大きく出ます。

一回の検査だけで、一喜一憂することはありません。
細かいことはあまり気にしないで続けてください。



しかし、

虫歯を5本も治療し、虫歯ができたのにショックを受けたので治療を終わった1月に歯ブラシ指導をお願い致しました。


もうむし歯にしないために始めたことですよね?

それでしたら歯磨きだけでは予防できません。
総合的な予防プログラムで初めてもうむし歯の出来ない身体へと変わっていき、もし好きならばですが甘いもの食べ放題の安心できる毎日が過ごせます。

あまりプラークコントロールスコアばかりにこだわらずに予防計画全体に目を向けることが大切です。



総合的とは歯周病や口腔癌の予防等々も含めるともっと安心できます。
だって、むし歯ができなくなっても、歯周病ではそのものが抜けてしまってはもっとがっかりでしょう?

両方とも予防できても、がんで顔や顎の骨ごと切り取られたらショックなんてものではないでしょう?



もちろんがんになることなど極めて少ないから忘れてしまってもいいのですが、予防とは起きてしまってからではとても困ることを想定して実行すれば、大変だけれどもあー良かったと思えるようになるものです。

今歯磨きの検査結果を数字で評価していただいている予防はとても素晴らしい出発です。
これからさらに良くなりそうですね。
頑張ってください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-04-09 08:51:34
染め出し材を使って、スウェーデンの大学で研究をした経験からお話します。

データを客観性をもって得るというのは、科学においてもとても大切なもので、測定者によって、また染め出す液の種類によって変化してしまうというのが我々にとっても問題でした。

ご指摘の通りに、写真をとってカウントする、と言う方法も、奥歯ではフラッシュの光が届きにくく、なかなかうまくいかなかったと、先輩たちは申しておりました。

結局、測定者にも“トレーニング”が必要なんです。
なのできちんとした臨床論文ですと、測定者間の誤差はXX%であった、と事前に予備実験のデータを記載しています。

なので、測定する人によってもデータがバラバラなのは診療室の現場では当然です。
同じ人でも、測定する時間、体調、測定場所(光や環境の違うところとか)などによっても、バラバラです。

そして正確に何パーセントか?を知っても、臨床ではあまり意味はなく、大体の傾向を掴んでいれば病気の予防のためには十分です。

それ以上に毎回どこに磨き残しがあるか?を指導してもらって下さい。

それが一番大切です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: poさん
返信日時:2010-04-09 22:01:05
渡辺先生、ご回答ありがとうございます。

なななな、なんと聞いてはいけない事でしたか?!


・・・答えづらい質問でしたか^^;;



やはりバラつきがあるんですね。

歯ブラシ指導して頂けた医院は、元々予防に力を入れていないようです。今まで歯周ポケットの検査や歯ブラシ指導を行った事がありませんでした。

虫歯を発生させても怒られず、そのまま注意点もなく終了しそうだったので、自分から歯磨き指導とフロス指導をお願い致しました。


なので、予防に重点を置いてないところと、予防専門のところだとまたパーセントが違うのかな〜と思った次第です。
(実際、他ではPCR28%ではない可能性があるのですね。)



>ただそうは言っても、大体の傾向はつかめますから、無駄なことではないですよ。


そう言って頂けて嬉しく思います。
確かに初めて歯磨きを教えて頂いて参考になりました。


>計測値にバラツキが出ること自体はどうしようもないですから、考え方を変えて、同じ衛生士さん(歯科医師)に時期を変えて同じ方法で連続で計測して頂いて、その数値の変化に注目する様にしてみて下さい。

歯ブラシの定期検査は、考えてもいなかったです。
確かに時々確認した方が、上達が分かりますね。

変化確認も兼ねて、定期検査(検診)&歯ブラシを怠らないようにします!


ただ、頑張りすぎて、先生に「就寝前1時間の歯ブラシ(フロス&歯間ブラシ含)は長すぎるよ」とは言われましたが^^;
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: poさん
返信日時:2010-04-09 22:04:54
さがら先生、ご回答ありがとうございます。

バラつきがあり、継続の検査が必要なんですね。

今まで、歯科医院歯ブラシ指導をしてくれるなど知らなかったので、定期検査で確かめるのは目から鱗な気分です。
(今回の歯ブラシ指導は色々調べた結果知りました)


意外と大まかに考えた方が良いんですね。
自分は、28%だから20%以下にならないと!とはっきり目標を決めて、考えてました。

細かすぎて歯ブラシに力を入れ過ぎているようなので、疲れないようにおこなうようにします。


>もうむし歯にしないために始めたことですよね?

そうなのです!
ただ、今後のためにミノラ―ル購入できる歯科医院(歯ブラシ指導の医院とは違います)に診察して頂いた結果、怪しい虫歯があるそうなのでまだ口の中に虫歯があるようですが・・・。


>あまりプラークコントロールスコアばかりにこだわらずに、予防計画全体に目を向けることが大切です。

自分も歯磨き以外にも、生活習慣を少しずつ変えて行こうかと思っています。

今までは食事より寝るのが好き!運動より読書!夜更かしの読書は特に大好き!なタイプなので、標準体重の姉より食事量は少ないらしいですが、超肥満体形です。
(むしろ虫歯の原因は食生活ではなく、運動不足の生活習慣?)

甘いものがなくてもイライラするタイプではないので、食べ過ぎを気を付けて、休みの日は自分のペースで1時間、散歩をしたりしてます。


>総合的な予防プログラムで初めてもうむし歯の出来ない身体へと変わっていき、もし好きならばですが甘いもの食べ放題の安心できる毎日が過ごせます。

理想な身体ですね!
姉は野菜&魚好きで毎日適度な運動しているせいか休日は、ながら食いしていても28歳でも虫歯0です。このタイプかもしれません。なので、こっそり良いところを真似する予定なのです(笑)


>だって、むし歯ができなくなっても、歯周病ではそのものが抜けてしまってはもっとがっかりでしょう?

>両方とも予防できても、がんで顔や顎の骨ごと切り取られたらショックなんてものではないでしょう?

確かにショックです。
たまらないです。


>予防とは起きてしまってからではとても困ることを想定して実行すれば、大変だけれどもあー良かったと思えるようになるものです。

これは自分も考えているところです。

いまは大変かもしれないけど、なれてしまえば予防がつらいことはないと思います。
実際、つらいのは起こってしまってからですよね!
自分が予防のつもりが逆効果だったらつらい(ショック)ですが;


今年は、健活(健康活動)で頑張りたいと思います!
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: poさん
返信日時:2010-04-09 22:27:47
大野先生、ご回答ありがとうございます。

大野先生は、研究した経験がおありでしたか!

>結局、測定者にも“トレーニング”が必要なんです。

>同じ人でも、測定する時間、体調、測定場所(光や環境の違うところとか)などによっても、バラバラです。

とても参考になります。
歯科医院別のPCRの比較も意外と面白いかもしれません。
(でもかなりバラつきが考えられますね。)


>そして正確に何パーセントか?を知っても、臨床ではあまり意味はなく、大体の傾向を掴んでいれば病気の予防のためには十分です。
>それ以上に毎回どこに磨き残しがあるか?を指導してもらって下さい。
>それが一番大切です。

そうですね!

例えば外側が磨けているが内側は磨けていないと言われ、内側を重点に置いてしまい、外側がおろそかになってしまったとしても%が変わらなかったら意味がないと思います。(内側か外側かがの違いですし)

その場合、毎回スコア確認するだけではなく磨き残しを確認、歯磨き上達につながりますね。


磨き残しがないかの歯ブラシ指導(歯と歯の間の歯ブラシは難しい・・)と、おおまかの自分の上達記録としてPCRを行った方が良いということでしょうか。

でもやっぱりレベル的には、予防や歯周病治療を重点に置いた医院を探した方が良いみたいですね。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-04-09 22:33:55
>今年は、健活(健康活動)で頑張りたいと思います!

いいですね!! 「健活」

・・・とこれだけだと、なんなのでちょこっとコメントさせてもらいます。

プラークコントロールは、日々の歯磨きフロスなどの「ホームケア」だけでなく、歯科医によるチェックや指導、PMTCなどの「オフィスケア」の両方でやっていくと、より確実性が高いと思います。

プラークは乳白色で見えにくいので、染め出しをすると視覚的に分かりやすくなるので、良いと思います。

自分が苦手な部分を把握しておけば、その部分をどうすれば磨けるのかを、専門家のアドバイスを受けながら、日々、自由研究のように試行錯誤していってもらえれば、徐々にレベルアップできると思います。

PCRで数値化しておけば、ホームケアのレベルアップ具合が分かりやすいので、参考程度にしておけば良いと思います。

無理せず、気楽に、長続きできる、poさんのライフスタイルに合った方法を模索していってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: poさん
返信日時:2010-04-09 23:08:27
吉岡先生、ご回答ありがとうございます。

就活、婚活を文字って「健活」です。
流行語にならないかな、と(笑)


ホームケアとオフィスケアですね。
さらに具体的で活動の一端になりそうです。


プラークは乳白色で見えにくいので、染め出しをすると視覚的に分かりやすくなるので、良いと思います。

就寝前に「歯磨き上手」で赤染めしてます。
歯の間は見えないので、赤染めするとフロスが赤くなります。
特にフロスが真っ赤に染まるところをさらに2回、3回フロスすると食べカスもごそっととれます。
もう赤染めは手放せません。


>自分が苦手な部分を把握しておけば、その部分をどうすれば磨けるのかを、専門家のアドバイスを受けながら、日々、自由研究のように試行錯誤していってもらえれば、徐々にレベルアップできると思います。

専門家のアドバイス・・・2件の歯科医院にフロス指導(not歯ブラシ指導)してもらい指導内容が若干違ったので、これもフロスも含め色々試行錯誤していきます。


>無理せず、気楽に、長続きできる、poさんのライフスタイルに合った方法を模索していってください。

はい、ありがとうございます。

実は先月まで結構無理してましたが、今月からは「少なくても年内よりは生活レベルは上がってる!」と思い、吉岡先生の言ったように頑張りすぎて気負いしすぎないように、長続きできる程度に切り替えていくようにしてます。

逆にめんどくさくなって疎かにならないように・・・^^;;



タイトル プラークスコアは歯医者によって違う?
質問者 poさん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯磨き(プラークコントロール) その他
予防関連
その他(診断)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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