歯周病予防にと受診したが思わぬ方向に。今後の治療はどうすれば?

相談者: Seasideさん (32歳:女性)
投稿日時:2010-05-18 00:28:20
こんにちは

以前から歯を磨くと歯茎が下がってきてしまっているところにあたり痛みを感じる事があったのと、歯周病が怖かったので、今日歯医者さんに行ってきました。

知覚過敏と言われ治療されたのですが、8時までの歯医者さんで、予約が7時40分、治療開始が7時50分、右上の4番と左下の4番の2本に何か詰め物のようなものをされて、8時前に終了。

急いでいたようで、どんな治療をされたのか説明も無く、終わってから下の4番の歯茎が赤く腫れて血が出ていたので、急に不安になってしまい相談させていただく事にしました。

下の4番はそこまで痛くなかったのですが、歯周病を防ぎたかったので、先生に診てもらいました。
出ている象牙質にとがった物でさされ、少し痛みがあると伝えると知覚過敏なのでと言われ、表面を削ってコーティングのようなものをしてもらいました。

帰って来てから腫れてしまった歯茎にコーティングのようなものがついていたので、それを軽く爪でとろうとしたら簡単に歯茎がめくれまた血が出てきました。
治療する前は、少し歯茎が下がっていただけなのですが、治療をしてしまったせいで、歯茎に傷がついてめくれるようになってしまいました。

下がってしまった歯茎はもとのように上がっては来ないと聞いた事がありますが、このめくれやすくなってしまった歯茎はもとに戻るのでしょうか。
それとも歯周病の原因になってしまうと思いますか。。


長々と下手な説明になってしまいましたが、今日歯周病の予防と思い歯医者さんに行ったつもりが、逆に歯周病になる原因を作りに行ってしまったのかと思い、知覚過敏の治療で歯茎が腫れ血が出る事はよくある事で、歯茎は元通りに治るのか教えていただけたら幸いです。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-05-18 00:55:11
こんにちは。

なるほどそれは不安になってしまいますね。
自分なら、その様な猛スピードで処置されるのは怖いぐらいですが・・。



歯周病の原因は、プラークです。

もう単純にこれだけの話ですから、専門家からアドバイスやお手伝いをしてもらいながら、プラークを取り除くこと、ためないことに専念されれば大丈夫ですよ。

でも歯周病(細かく言うと歯周炎?)の場合、元通りに戻ると言うことはなく、進行を停めることが目標になります。



プラークを溜め込んでしまう原因、プラークリテンションファクターと呼ばれる状態があって、適合精度の悪い修復物や、歯石などのことを言います。

こういったものは極力排除していく方が望ましいですが、今回された処置は結果的にこれに該当するかも知れませんね。



ですが今日処置をしてもらって、今日の出血となると、単に一時的な刺激によるものと解釈する方が妥当でしょう。



知覚過敏の治療で歯茎が腫れ血が出る事はよくある事で、歯茎は元通りに治るのか

心配する必要はないと思いますが、それよりも歯周治療および歯周病予防を任せられる、かかりつけを探されてはどうでしょうか?

実は歯周病や虫歯の場合、悪くなったらすぐ受診、というのを繰り返すのが、結局一番進行が早いです。
保険制度の関係もあってか、日本人はほとんどがこのパターンですが・・)



急ぐ必要もありませんが、じっくり調べてかかりつけの先生を見つけて、まず治療が必要ならまず治療(プラークを溜めない方法の勉強+特訓と、プラークリテンションファクターの除去)して、数ヶ月おきに予防のためにメインテナンス(※通常保険は適用されません)に通う習慣をつける・・といいと思いますよ。

参考⇒侵襲性歯周炎かも?(歯周病治療が得意な歯科医院の見分け方)



お大事にして下さい。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-05-18 04:46:46
Seasideさまおはようございます。

歯肉が下がってきて歯周病を心配なさって歯科医院を受診なさったようですね。

診察していないので断定は出来ませんが、おそらくオーバーブラッシング歯肉の退縮が起こっているように思います。

歯ブラシが開いてしまうことはありませんか。
歯磨剤を使ってゴシゴシ歯を一生懸命磨いてはいませんか。

思い当たるようであれば、オーバーブラッシングによる歯肉の退縮と知覚過敏だと思います。

歯ブラシが開かないような力で歯磨剤を使わずに歯肉を擦らずに歯だけを磨くようになさっていただけば、歯肉の退縮は防止できますし、うまく行けば歯肉が少し戻ってくると思います。

また知覚過敏は徐々によくなってくると思います。
歯磨き技術の習得が必要な気が致します。

歯周病の原因はプラークです。
したがって歯を磨いたらきれいに磨けていれば歯周病になることはありません。
歯周病になっていたとしても磨けれるようになれば治ってきます。

しかし歯磨きをするとき歯肉をすり減らしたり歯を削ってしまってはよくありません。
歯や歯肉を傷つけない歯磨きが必要になってきます。

しかしSeasideさんの場合はオーバーブラッシングの可能性が高いので、深刻な歯周病の可能性は低いように思います。

参考になさってください。

オーバーブラッシング http://yamadashika.jp/prevent08.html
歯肉の退縮 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=102
知覚過敏 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=175
動画毛先磨き http://yamadashika.jugem.jp/?cid=158
ブラッシングの威力 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=41

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Seasideさん
返信日時:2010-05-19 01:30:52
渡辺先生、山田先生、


どうもありがとうございました。
渡辺先生のおっしゃるとおり、新しいかかりつけの歯医者さんを見つける事にしました。

渡辺先生のこの進行が早いと書かれていた箇所ですが、ここでの進行は良い方向への進行と理解してよろしいでしょうか。

>実は歯周病虫歯の場合、悪くなったらすぐ受診、と言うのを繰り返すのが、結局一番進行が早いです。
>(保険制度の関係もあってか、日本人はほとんどがこのパターンですが・・)


プラーク歯石をためない事と歯磨きの仕方をもっと優しくする事で、歯肉が戻って来る可能性もあるとお伺い出来て、かなりホッとしています。

いろいろなサイトをみて(私と症状の違うものも含め)、下がった歯茎が上がって来ることはないと書かれている事が多かったので、私の場合もそうなのかとすごく不安でしたが、可能性があるとの事前向きにしっかり歯磨きをしていきたいと思います。

どうもありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-05-19 08:23:31
ご相談ありがとうございます。

事情が少しわかって、ホッとされているようですね。

どうやらお受けになった治療は、ご希望とは少しずれていたようですから、渡辺先生のお話の通り、本来の歯周病治療をしていただける医院を探すことがよさそうに思えます。



>しっかり歯磨きをしていきたいと思います。

とても良い心がけです。

ただ、山田先生も説明しているように、間違った歯磨きをしてしまうとかえって歯をダメにしてしまいます。



たしかに、歯周病の原因はばい菌ですが、決してそれだけではありません。
歯磨きだけすれば治るわけでは、決してありません。

他にも大きなファクターがあって、病気が起きたり、治ったりします。


必ず歯周病治療の実績をあげている医院で、歯が無事に一生残せるようにきちんと治療計画を立てていただくことをお勧めいたします。



爪で取ろうとするような詰め物をすることは、歯周病の治療として一番初めにすることは、特に何の説明もなしにすることは、渡辺先生の説明通り、プラークリテンションファクターという歯周病を治すどころか悪化させる元を作ってしまう、とても危険なことにつながる可能性があります。



治療なら何でも良くなるとは思わないで頂いたほうが安全です。

日本の人たちが早く歯を失う大きな原因の一つが、渡辺先生の

>実は歯周病や虫歯の場合、悪くなったらすぐ受診、と言うのを繰り返すのが、結局一番進行が早いです。
>(保険制度の関係もあってか、日本人はほとんどがこのパターンですが・・)

これです。
つまりなんでもいいから早くとりあえず治療しようと、良く分からないままに通院すると、かえって悪くなってしまうことが少なくないからです。




お望みのように、本当に治したいのであれば、本当の歯周病治療をして、実績もあげているところを探すことから治療が始まるといってもいいと思います。


まだお若いから今からでもきっとうまくいくと思います。
大丈夫です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Seasideさん
返信日時:2010-05-19 23:29:33
さがら先生、

どうもありがとうございました。
やはりそういう意味でしたか。。


>治療なら何でも良くなるとは思わないで頂いたほうが安全です。
>日本の人たちが早く歯を失う大きな原因の一つが、渡辺先生の
>>実は歯周病虫歯の場合、悪くなったらすぐ受診、と言うのを繰り返すのが、結局一番進行が早いです。
>>(保険制度の関係もあってか、日本人はほとんどがこのパターンですが・・)
>これです。
>つまりなんでもいいから早くとりあえず治療しようと、良く分からないままに通院すると、かえって悪くなってしまうことが少なくないからです。


私も下の4番の歯肉が治療に行く前より、悪くなってしまったのをみて、やたらと検診に行くものではないなぁと実感しています。
ただこれが信頼できる先生であれば、問題の無い事なのでしょうが。


これからは先生に任せきりではなく、歯の正しい磨き方からその他の基本的な事をいろいろ勉強していきたいと思っています。
どうもありがとうございました。



タイトル 歯周病予防にと受診したが思わぬ方向に。今後の治療はどうすれば?
質問者 Seasideさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病に関するトラブル
歯周病その他
歯茎が下がった(歯肉退縮)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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