根管治療中に我慢できない痛みが。副鼻腔炎のせいと言われたが?

相談者: ひいらぎさん (48歳:女性)
投稿日時:2010-07-02 13:50:24
昨年7月くらいに近くの歯科で右上7番目の根管治療をして、2本の根をやってもらいました。

何ヶ月かかけて、7回くらい丁寧にやってもらったのですが、終了後、1ヶ月くらいして、痛みが出て、歯髄炎の軽いかんじだったので、また、再発なのか、処置した医師に相談したところ、しばらく様子をみましょうと言われました。



気になったので、こちらのサイトでラバーダムの重要性や根管治療の難しさなどを読んで、顕微治療を行っている歯科医院を見つけて、昨年の11月に行きました。

再度同じことをしましたが、やはり1ヶ月くらいして、痛みが出たため、もう一度処置をした際、石灰化していて、穴を見つけられなかった第3の根を治療してもらいました。


その後、半年以上経ちますが、神経がないはずの歯なのに、そこを触ると、根までひびくような感じなどが残っていて、すぐにかぶせものをできる感じにはなりませんでした。

そして、ここ3週間くらい、軽い歯髄炎のような症状(他の4本の奥歯が時々、1分から3分くらい、うずく)があり、また、顕微治療の医院で診てもらいました。


今日、処置に行ったのですが、ラバーダムをして、以前のところを開けて、リーマーなど機械でやる内、チクン、チクンと痛むところがあり、それは、以前に根の処置をする時の神経をと除去する時の感じと一緒でした。

その後、機械でやっていく内、ものすごい痛みが出て、もう、これ以上は我慢できないかもしれないと思うほどで、歯全体が痛みだしたのです。

医師にその旨を伝えると、続けて処置してましたが、10分ほどして、前ほどの痛みはなくなってきました。



顕微鏡で処置しているし、レントゲンでもキレイに入っているから、問題ないと言われているのですが、自分では、まだ神経が残っていて、こんな痛みが出たのではないかと思っているのですが。

治療後、医師が他の患者さんの治療中だったので、あまり詳しく説明されなかったのですが、副鼻腔炎があるために、過敏になっていると説明されました。


それほどひどい副鼻腔炎ではなないのですが、軽くてもこのように歯の痛みに関係するでしょうか?



ちなみに、カゼをひいた後のいつもより重い副鼻腔炎の時は、ほほの内側、頭痛などが出ましたが、現在はそのような症状はありません。

現在も、起き抜けなどに黄色い鼻は出ますが、もともとアレルギー性鼻炎もあるので、普段の鼻水は透明です。


長くなり、申し訳ありませんが、経過をお話すべきと思い、書き込ませていただきました。
よろしくおねがいします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-07-02 14:24:48
顕微治療の先生は取り残していた神経を見つけてとったと思います。
これで治っていくと思うんですけど・・。

副鼻腔炎と歯の痛みは関係ないとおもいます。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-07-03 18:07:07
たいへんお困りのご様子ですね。

エンドの専門医の小山と申します。
よろしくお願い申し上げます。

文面から判断できることしかお答えできないことを、お許しください。


まず、根管治療をしているところは、正式には歯髄といいます。
よく、歯科医師もこの歯髄処置をするときに、

「シンケイをとりましょう」

とご説明します。
ところが、これが、大きな誤解をよぶもとです。


実際には、多くの場合、ムシバのバイキンが歯髄に感染をおよぼし、歯髄炎さらには根尖性歯周炎をひきおこしているので、いわゆる『シンケイ』をとっても、バイキンが残っていれば炎症はつづき、多くの場合、痛みがのこります。

「シンケイをとりましょう」と説明された患者様は、治療後に痛みがでた場合(残念ながらこのようなケースが多いのですが)、神経をとりきれていないのでは??との不信感をお持ちになります。


シンケイがとりきれている云々ではなく、バイキンによる感染が問題です。

実際、感染が治癒の方向に向かっている場合のほとんどは、痛みが治まります。


歯髄炎および根尖性歯周炎の主要な原因が、細菌感染であることはエンドの専門家の常識です。

これが、第一のポイントです。



つぎに、顕微鏡です。顕微鏡は、根管治療のレベルを格段にあげております。

しかし、このときの倍率は5倍からせいぜい30倍です。


誤解していけないのは、見えているのは根管の詳細であり、原因であるバイキンは見えません。

バイキンを見るためには、1000倍以上の倍率が必要です。


当たり前のことですが、顕微鏡を使用すれば,治るというものではありません。顕微鏡は治療術式のひとつ、あるいはそのひとつにすぎない、ということが、第二のポイントです。



さらに、最後に文面からご推察できることがあります。
それは、ひいらぎさまのケースが難症例である可能性がたかいことです。
奥の7番は上下とも難症例のことが多いといわれております。

また、ご体調の関係から、40歳代後半から50歳代の女の方の根管治療は難症例になりやすいといわれております。
このことが、経過がはかばかしくないことに関係しているかもしれません。


以上、お役に立てたか、はなはだ不安でもありますが、ひきつづき信頼する医療機関に受診されることをおすすめ申し上げます。
難症例の場合、経過がどうしても長くなりますので。




タイトル 根管治療中に我慢できない痛みが。副鼻腔炎のせいと言われたが?
質問者 ひいらぎさん
地域 非公開
年齢 48歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯科治療中の歯の痛み
根管治療の治療法
根管治療中の痛み
上顎洞炎(蓄膿症)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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