7歳。前医の治療ミスで歯に穴が開き、顎骨炎になった?

相談者: はななさん (7歳:女性)
投稿日時:2011-10-09 01:52:31
⇒参考:過去のご相談
「7才。6才臼歯の抜髄やその後の処置が不適切だったのではないかと不信」



以前、この件でこちらで相談させていただき、精神的にも助けていただき、またご回答いただきたく書き込みました。
少し重複する箇所がありますがよろしくお願い致します。

3月、6才。
またフッ素シーラントをお願いしに歯医者に行ったところ、上部6番に爪楊枝でつけたような虫歯を発見。
自覚症状が全くなかったのですが、『思いの他、虫歯が深かった』とのことで上部神経を削り治療しました。

5ヶ月後、7才。
鎮痛剤の効かない程の痛みと腫れ、顔面のしびれ、発熱で神経を抜きました。
小児科で3日間点滴しながら歯医者通い。

原因は「歯茎からばい菌が入った」歯髄炎だと説明される。

不信不安でこちらに相談したところ、大学病院を勧めて下さったお陰で、今、大学病院で根管治療をしています。

その大学病院で、

「シーラントされていたり歯を大事にされているのが分かる、1本だけがこれほどひどい虫歯になるのは考えにくい」
(前の歯医者から6番は形成不全では無いと言われている)
「この年齢で歯茎からばい菌が入る事は無い」
「根の近くに穴が空いてそこから出血、膿みがでているので、3月の時点で何らかの原因で穴が空き細菌が入り顎骨炎にまでなったと憶測する」
銀歯になってしまうので、ゆくゆくは抜歯矯正で7番を移動しましょう」

と言われました。



そこで質問です**********
これは前の歯医者の医療ミスですよね?

今更ですが、自覚症状が無く爪楊枝でつけたような虫歯が神経上部を削る事はありますか。
治療前にレントゲンを撮っていますが、それで確かめることはできますか?

虫歯を削っている最中にパーフォレーションしたと考えていいでしょうか。

これ程重い症状が出た場合、体力が低下した時など同じような症状が出たりすると言われました。
顎骨炎でも抜歯をしたら二度と症状はでないのでしょうか?

今後の治療の善し悪しで、隣の歯に痛みなど影響が及びますか?

上部6番を抜歯し、7番を矯正で移動させた方が良いと思われますか?
今のところ8番の影はありません。
奥歯が1本足りなくなっても大丈夫なのでしょうか?


7番が生える頃、冠をかぶせ、その後、抜歯矯正の予定で、時間もお金もかかり、これから大事な試験やコンクール時疲れなどから同じような症状が出ないようにと願うばかりで、不安は拭いきれません。
子が元気になってほどなくしてから張りつめていたものがとけ、当時言われていた歯茎からばい菌をいれてしまった責任も感じ、精神的に弱った時期もありました。

前の歯医者は本当の原因を分かっているのではと思います。
このようなケースは歯医者にとって大した事ないのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-10-09 02:08:18
>これは前の歯医者の医療ミスですよね?

当サイトの御約束として以下のようになってなっております。
御理解のほどをお願いいたします。




医療ミス、裁判等についてのご相談


当相談室では正確な状況の把握ができないため、
「医療ミス」「裁判」等のご相談はお受けできません。


「医療ミス」「裁判」等につきましては必要に応じて
第三者(歯科医師会、弁護士等)にご相談頂きますようお願いいたします

回答 回答2
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2011-10-09 06:48:26
最初の質問は、

7才。
6才臼歯の神経を抜く
根管治療小児歯科専門医以外に任せて良いのでしょうか。

ですね。

細見先生が答えれれているのが答えとなります。


ただ、前回に、柴田先生が、

>1日目にとったレントゲンで確認する事は無理なのでしょうか。

残念ながら無理だと思います。

>今さらですが、神経は抜かずにすむ方法はなかったのでしょうか

症状からほぼ無理なような気がします。


と、答えられていますね。


たまたまですが、以前に、6歳ぐらいの子供で、レジン充填が6番にあって、発熱と疼痛、レジンを取るも、中はカリエスなし。
抗菌剤で経過をみるも、改善せず、しかたなく、何度も親に説明後、神経に達する穴をあけたら、膿みがでて改善したことがありました。

そんなこともあるのだと、びっくりした記憶があります。

現在は、マイクロがない施設ですが、当時は、マイクロやラバーも使ってました(レジン充填は、当科ではないが)。

参考にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はななさん
返信日時:2011-10-10 15:26:39
早々のご回答有り難うございます。

ですが、医療ミス、裁判等に重点をおいているのではなく、今後治療して行くのにとても不安なのです。
前回の先生たちのご回答で、迷いが消えどれほど救われたか分かりません。

できれば今一度、ご回答お願いできますでしょうか…

*******************
パーフォレーションの可能性ありか、虫歯がひどかったのかのご回答が無理であれば結構です。

顎骨炎でも抜歯をしたら二度と症状はでないのでしょうか?

今後の治療の善し悪しで、細菌が回るなどして隣の歯に痛みなど影響が及びますか?

上部6番を抜歯し、7番を矯正で移動させた方が良いと思われますか?
今のところ8番の影はありません。
奥歯が1本足りなくなっても大丈夫なのでしょうか?
(自分が外科手術をしなくては治らない程、顎が歪み、口を開け閉めすると音が鳴ります。そういう事にならないか不安なので)

今の担当医は信頼できると思っていますが、他の歯科医師の意見もお伺いしたく書き込みました。
よろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-10-10 18:47:48
はなな さん、こんにちは


虫歯がひどかったのか

シーラントがしてあったということですが、私の経験で過去に、突然穴があいたといって初診でみえたお子さんで、シーラントの下で大きな2次虫歯になっていたケースがありました。

シーラントがしてあったので安心したのか、見た目も穴があくまでわからなかったようです。


顎骨炎でも抜歯をしたら二度と症状はでないのでしょうか?

抜歯後の経過が順調ならば、顎骨炎は確実に治ります。

>今後の治療の善し悪しで、細菌が回るなどして隣の歯に痛みなど影響が及びますか?

おそらくないと思います。
ただ、顎骨炎を放置して広がると問題になることもあると思います。


>上部6番を抜歯し、7番を矯正で移動させた方が良いと思われますか?
>今のところ8番の影はありません。

選択肢の一つとして考えられる方法だと思います。
状況によってはベストの選択となるかもしれません。

奥歯が1本足りなくなっても大丈夫なのでしょうか?

賛否両論あると思いますが、北欧の考え方では、あまり問題にしません。
(私も)


>(自分が外科手術をしなくては治らない程、顎が歪み、口を開け閉めすると音が鳴ります。そういう事にならないか不安なので)

どのような状況かはわかりませんが、お子さんとは同じ状況とは思えませんが。
音が鳴ることだけなら特に問題はないと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-10-11 08:42:53
ご相談ありがとうございます。

>ですが、医療ミス、裁判等に重点をおいているのではなく、今後治療して行くのにとても不安なのです。


そのお気持ちはとても大切だと思います。
これからに集中しましょう。

*******************
パーフォレーションの可能性ありか、虫歯がひどかったのかのご回答が無理であれば結構です。


一般的にはその年齢では、虫歯がひどくて神経に達してしまうことは起こりえます。

そこからさらに、

>「根の近くに穴が空いてそこから出血、膿みがでているので、3月の時点で何らかの原因で穴が空き細菌が入り顎骨炎にまでなったと憶測する」

は起こしにくいと思います。



>顎骨炎でも抜歯をしたら二度と症状はでないのでしょうか?


ふつうはそうなります。

ただ、健康のためには抜歯も正しくする必要があります。
たんに病気の歯を抜くだけではなく、病気で炎症を起こした骨の中を掃除して、ばい菌とその毒素をきれいに除去することが、全身の病気予防ためにも重要と、最先端の医療では考えられているからです。



>今後の治療の善し悪しで、細菌が回るなどして隣の歯に痛みなど影響が及びますか?


そのご心配はほぼないと思います。



>上部6番を抜歯し、7番を矯正で移動させた方が良いと思われますか?
>今のところ8番の影はありません。
奥歯が1本足りなくなっても大丈夫なのでしょうか?


小牧先生のこのご意見どおり、それでも大丈夫なことがあります。
その欠点もあります。



>(自分が外科手術をしなくては治らない程、顎が歪み、口を開け閉めすると音が鳴ります。そういう事にならないか不安なので)


小牧先生のこのご意見に賛成です。


なお、その歯に開いている根の近くの穴をふさぐこともできるかもしれません。
最近は日本でも根の治療の専門家が開業し始めていますが、その高度な治療技術でそれが可能なことが報告されています。

今回にも当てはまるかどうかわかりませんが、私個人的にはまずその歯を残すことを全力で試してみても良いかもしれないと思っています。



>子が元気になってほどなくしてから張りつめていたものがとけ、当時言われていた歯茎からばい菌をいれてしまった責任も感じ、精神的に弱った時期もありました。


そういうこともあります。
それを誰にも止められないこともよくあることです。
誰の責任でもありません。

元気なお子さんに励まされて、これからできることを一つ一つすれば大丈夫です。


>前の歯医者は本当の原因を分かっているのではと思います。


わかっているのかもしれません。
後から分かったかもしれません。

今も全く気がついていないのかもしれません。
それも誰にも分かりません。


>このようなケースは医者にとって大した事ないのでしょうか?


いいえ、とても大きなことです。
小さな虫歯から起きたとはいえ、これから大きな将来が待っている子供の問題は、決して小さいことではありません。

もし仮に起こりえないことが起きてしまったのであれば、我々全体で深く反省し、これからそのようなことが起きないように真摯に診療に当たる気持ちを持たなくてはなりません。
もし仮に起こるべくして起きてしまったのであれば、その後のことを真剣に対応しなければなりません。


先ほどごく簡単に書きましたが、これからも治療の選択はさらに困難が待ち構えています。
そのためにもできれば治療を大きくしないですむように、その歯の根の治療を試してみて、できるだけ長く残せるようにできれば良いのではないかと思います。

それができる歯科医師は日本ではとても少ないと思いますし、必ずしもそれができる状態とは限りませんが、抜く前に検討することが一つあるかもしれないと思います。




タイトル 7歳。前医の治療ミスで歯に穴が開き、顎骨炎になった?
質問者 はななさん
地域 非公開
年齢 7歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯に関するトラブル
小児歯科治療
歯科/医療ミス
歯医者への不信感
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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