治療中に金属の歯科材料を誤飲。歯科の対応にすっきりしない気持ち

相談者: ミャーゴンさん (66歳:男性)
投稿日時:2012-05-28 18:57:10
⇒参考:過去のご相談

「根管充填後の歯茎に血豆のようなものができました」他多数



パソコンの調子がおかしく、もしかしたら同じものを2度送信していたら申し訳ありません。

またこいつかと思われるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

治療中に、

「吐き出して」

と言われて、吐き出しましたが、何も出てきませんでした。
多分、歯科医師が金属製の支柱を口内に落としたか、倒れたかです。

「飲み込んじゃったんだ」

と言われましたが、私には、口腔内に何か落ちた感じも、喉を通過した感じもないし、唾を飲み込んだ記憶もないので、そう伝えると、反射で飲み込んでしまうこともあるとのことで、肺に入っていると大変だから、と総合病院を紹介されすぐに行きました。

肺、腹部のレントゲンとCTを撮り、胃にあることがわかりました。
そこの医師に、

「取りますか」

と聞かれたので、レントゲンでは少し尖りがあるように見えたので、胃カメラで取ってもらいました。
出てきたものは想像したより大きく、少し尖りがあり取ってもらってよかったと思っています。

ミスかどうかはこの掲示板では聞くことはできないのは承知していますので、聞きたいことが3つあり、よろしくお願いします。

1.こういう誤飲は極々まれであり、ままあることでは無いのでしょうか?

2.色々事情があり、ようやく見つけた転院先ですし、治療途中の歯が沢山あり、すばやく総合病院も紹介してくれて大事に至らなかったので、転院は考えていません。
今回の検査、手術代は保険で16000円でした。それほどの額でもないし、感情的になりたくないので、歯科医師に請求するつもりはありませんが、これは患者として私が払うのがごく自然な考え方でしょうか?
そうなら、もう少し気分的に楽になれます。

3.今後も歯の治療は長く続くので、このような誤飲を避けるために、患者として注意すべき点は難ですか?


本当に何度もすいません。
よろしくお願いいたします。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-05-28 19:15:45
>1.こういう誤飲は極々まれであり、ままあることでは無いのでしょうか?

稀に起こる事が有ります。
その後の主治医の対応は適切だったと思います。



>2.色々事情があり、ようやく見つけた転院先ですし、治療途中の歯が沢山あり、すばやく総合病院も紹介してくれて大事に至らなかったので、転院は考えていません。
>今回の検査、手術代は保険で16000円でした。
>それほどの額でもないし、感情的になりたくないので、歯科医師に請求するつもりはありませんが、これは患者として私が払うのがごく自然な考え方でしょうか?
>そうなら、もう少し気分的に楽になれます。

どうでしょう。
場合によって違うと思いますが、個人的には胃に入った補綴物(コア、インレーを含む)は経過を見る事が多いです。
リーマーファイルなら除去をお願いすると思います。


>3.今後も歯の治療は長く続くので、このような誤飲を避けるために、患者として注意すべき点は難ですか?

特にないと思いますが。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ミャーゴンさん
返信日時:2012-05-28 19:45:47
細見先生

本当にいつもすばやくご回答くださり、ありがとうございました。
肺に入っていたら、入院手術といわれましたので、ただでさえ体重が40キロまで減ってしまい、歯医者にかよう体力で精一杯なので心配していましたが、大事に至らず幸いだったと思うことにしています。

ただ、質問2に関してはまだ少しひっか掛かっているのが本音です。

もちろん歯科医師に請求する気は本当にありません。
今のところで治療を断られたら、もう先がなくなるからですし、たかだか16000円くらいのことでと言う思いがありながら、それでも引っかかってしまう自分が少し情けないのです。

患者として気をつけることはないとのことで、少なくとも私の注意不足ではないことがわかり、少し安心しました。

まだ他の先生で、ご回答くださる方がいらっしゃいましたら是非お願いします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ミャーゴンさん
返信日時:2012-05-28 22:20:58
細見先生
他の先生方

 いつもお世話になります。

 その後色々調べていましたら、「デンタルダイアモンド」と言う雑誌の2011年11月号に、補填物の誤飲の法的解釈が掲載されていました。
 治療中には、歯科医師に誤飲に対する注意義務があり、もし治療中に補填物等の誤飲が患者の急な起き上がりなどの患者側に要因が無ければ、それにより発生した治療費等は賠償の責任があるとの法律見解が掲載されていました。

 この本は、歯科医師の方なら多くの方が読まれているのでしょうか?
 またこのような法的義務を歯科医師の方はご存知なのでしょうか?
 私の場合のような誤飲は、まれにあるとのことですが、もし治療等の必要が生じた場合は、歯科医師の方はどのようにされているのでしょうか?

 だからと言って今回の経費を請求しようとは思っていませんが、「胃カメラで取ることになりました」と電話で連絡した際、「胃カメラで取るように言われたのか?」と聞かれたので、「取りますか?どうしますか?と言われたので取ってくださいとお願いした」と言ったら、「自分で希望したのですね}と念を押す感じだったので、少し不思議な感じがしたので、しつこく質問させていただきました。
 もし私のなんとなくすっきりしない気分にご回答いただければ幸いです。
 よろしくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-05-28 22:39:47
>それにより発生した治療費等は賠償の責任があるとの法律見解が掲載されていました。

裁判になればその法的見解が採用されるのだと思いますが=「費用を負担しなければならない」ではないと思います。

裁判になるケースは少なく話し合いで解決しているのだと思います。


>もし私のなんとなくすっきりしない気分にご回答いただければ幸いです。

その気分を率直に担当医に伝えても良いと思います。

ただ、どうすればすっきりするのか(費用を負担してほしい・謝罪してほしい・費用以外にも苦痛や不安に対して賠償してほしい・・・ナド)は明確にしておかないと話し合いにならないかもしれません。


ご参考まで・・・

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ミャーゴンさん
返信日時:2012-05-28 23:27:24
杉原先生

ありがとうございました。

私は、前信でも書きましたように、お金を返してほしいなどと思っているわけではありません。
だから今後の治療で何か不都合な事やこのことが原因で何かがが起きなければ、この話を歯科医とするつもりもありません。
本当のところは自分でも何がすっきりしないのかがわからずもてあましています。

デンタルダイアモンドによれば

 歯科医師は、治療中に誤飲しないよう注意する義務を負っていて、誤飲の原因が患者側にある場合でないかぎり、歯科医師に過失が認められ、患者に損害が生じた場合、歯科医師は、患者に対し、その損害を賠償する義務を負う

そうです。

私も長い人生を生きてきましたから、何から何まで承知して仕事や暮らしをできるわけではないことは十分承知しています。
意図も無くしてしまう過失もあります。
そのことをわかっておいて欲しいのかな?と、もしそうした場合はどう対処すべきかと言うことを、自分に問いかけているのかな?と思っています。
多分、結果よければそれで良し、と言うのが私の性に合わないのだと思います。
すいません。
ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-05-29 09:33:24
こんにちは、モヤモヤしたお気持ち分ります。

ただ、この問題はネットでやり取りするのは難しいと思います。

もし詳しくお聞きになられたい場合などはお近くの歯科医師会などに相談して頂くと良いと思います。


おだいじに

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-05-29 10:59:00
ミャーゴン さん、おはようございます。



> その後色々調べていましたら、「デンタルダイアモンド」と言う雑誌の2011年11月号に、補填物の誤飲の法的解釈が掲載されていました。

デンタルダイアモンドはコマーシャルペパーと呼ばれるもので、学会の学術誌では有りません。
あくまでのこの雑誌に掲載される記事は、記事を書いた著書の個人的な意見であって、統一見解では有りません。



> 治療中には、歯科医師に誤飲に対する注意義務があり、もし治療中に補填物等の誤飲が患者の急な起き上がりなどの患者側に要因が無ければ、それにより発生した治療費等は賠償の責任があるとの法律見解が掲載されていました。


私も個人的な意見として、同様の考えを持っています。

しかし、最終的に判決が確定するまで、何が正しいのかはわかりません。
よくTVの法律相談番組で、回答者の弁護士達の意見が食い違うことが有ります。
全く反対の意見であったり、一部解釈が違ったりと、法律の専門家でさえ、はっきりとした答えが出ないこともよく見かけます。



>この本は、歯科医師の方なら多くの方が読まれているのでしょうか?

この雑誌は、それほど読まれていないと思います。
全歯科医師数と発行部数比較してみればわかると思います。



>私の場合のような誤飲は、まれにあるとのことですが、もし治療等の必要が生じた場合は、歯科医師の方はどのようにされているのでしょうか?


金銭的な対応ということでしょうか。
一般的な歯科医師の対応はわかりませんが、私の場合は、このスレッドのミャーゴン さんの一方だけの書き込みに、歯科医師側がすべて同意されたと仮定して、私は保険に加入していますので、総合病院の治療費の自己負担分は保険を利用してお支払いさせていただきます。
それ以上の金銭的賠償は、保険会社と相談の上、個別の対応となると思います。



> だからと言って今回の経費を請求しようとは思っていませんが、「胃カメラで取ることになりました」と電話で連絡した際、胃カメラで取るように言われたのか?」と聞かれたので、「取りますか?どうしますか?と言われたので取ってくださいとお願いした」と言ったら、「自分で希望したのですね}と念を押す感じだったので、少し不思議な感じがしたので、しつこく質問させていただきました。


おそらく(あくまでも私の想像ですが)、歯科医師は胃に入っていることがわかれば、内視鏡を使ってとる必要はないと思ったのではないでしょうか。

おそらくメタルコアと言われるもので、多少とがりがあっても消化管にひっかかることは有りませんので、胃の中に有ることがわかれば自然に排出されるのを待つのが、一般的だと思います。


具体的にどのようなものを誤飲させたのかが、歯科医師から総合病院の医師にうまく伝わっていなかったのでしょう。
医師は歯科治療に対する知識はあまり有りません。
どのようなものかを、歯科医師側から医師側に伝えることはかなり困難で、うまく伝わらないことが有ります。


また、医師側も胃に落ちていることを確認した時点で、歯科医師側に連絡を取り、意見を聞いても良かったと思います。

さらに、ミャーゴン さんも、「歯科医師に確認してほしい」「私から歯科医師に意見を聞いてみる」と言われても良かったかもしれません。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-05-29 11:31:13
誤飲したものが尖ったものでなければ、
自然に出てくるのを待つのが一般的ですので、
胃カメラで取るというのはレアケースです。

たぶん担当の先生が、

「自分で希望したのですね?」

と念を押したのは、
もし胃カメラで取るのが患者さんの希望ではなく
医師の勧めであったなら、

なぜ相談もなしに勝手に胃カメラを勧めたんだ!?と
医師に一言物申そうと思ったからなのかな〜と想像しました。
(あくまでも想像ですが…)

誤飲が起きてしまったこと自体は残念なことですが、
担当の先生は事後の対応もきちんとされていますし、
誠実な先生のような気がします。

費用に関しては法律で何かが決まっているわけではないので、
担当の先生の判断になると思いますが、
保険治療の場合は値引きや返金、無料にするなどはできません。
(それこそ法律違反になります)

なので、もし金銭的に補償をする場合は、
お詫び金としてお渡しする形になりますが、
これはあくまでも個々の歯科医の判断となります。

医療で無くても
意図せず何か迷惑をかけてしまうことはあるかと思いますが、
そういった場合と同じだとお考えいただくと
よいかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ミャーゴンさん
返信日時:2012-05-29 11:55:35
井野先生
小牧先生
田尾先生

 ご回答ありがとうございました。
今現在、すでに申し上げたように返金等は考えておりません。
その大きな理由として、今後の治療を断られたら、新たな先生を探すことは相当無理だと思う弱い患者の立場があることも事実です。
ただ迅速な対応をしていただいたことには感謝しています。

 取り出してもらった総合病院には、誤飲物の形状は連絡されていました。
どのような連絡だったかは私は知りません。

 胃も悪いため今日は時々診て頂いている消化器科にいってきました。
そこで昨日の話しをしたところ、やはり一般的には胃の中であったら排出を待つでしょう、といわれました。
ただ、取り出したものを昨日もらってきましたので、それをみせたところ、少し尖りがあるから、小腸などに刺さってしまう可能性も0ではないので、とっておいてよかったといわれました。

 小牧先生の仰る私が取るかどうかを確認したほうが良かったとのことについては、それが好ましかったかもしれませんが、レントゲンを採ったのが飲み込んでから2時間半近く、取り出したのが3時間近くたってからでしたので、胃カメラをしてくださった先生はもう胃に残っていないかもしれないねといいながら、やっていただきました。
十二指腸まで移動していたらもうとることはできないそうです。
私も、うろ覚えで、2時間程度で胃を通過すると思っていたので、いちいちお伺いを立てるような余裕はありませんでした。
 また、今日診て貰った消化器の先生はよく保険でできたねと、仰っていました。
一応、取り出したものは保管しておこうと思っています。

 先生方ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ミャーゴンさん
返信日時:2012-05-29 12:54:55
先生方へ

 本当に色々ありがとうございました。
 
 私の患者の立場は、非常に弱いので鬱々とすっきりしないのかもしれません。たとえ、歯科医院がコンビにより多いとはいえ、私の立場は、転院の経緯からも、持病を持ち、歯の現状が極端に悪い私は極端に弱いのです。
だから返金の要求などしないのではなく、そう思い込んで鬱々としている自分がいやなのです。
すいません愚痴でした。

 歯科医は歯科医の立場にたちがちですし、患者は患者の立場に立ちがちです。
それは仕方が無いですし、そこが難しいと思っています。
 愚痴ばかりですいませんでした。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-05-29 13:25:50
>そう思い込んで鬱々としている自分がいやなのです。
>すいません愚痴でした。

私もそういったところが有るのでわかるような気がします。


ところで、

> 今現在、すでに申し上げたように返金等は考えておりません。
>その大きな理由として、今後の治療を断られたら、新たな先生を探すことは相当無理だと思う弱い患者の立場があることも事実です。


医師賠償責任保険というような保険があって多くの先生が加入していると思います。
もし加入しているなら、先生の方もそれを利用できるので、費用的にはあまりもんだいにならないとおもいますので、一度聞いてみてはいかがですか。

私も、患者さんの携帯電話が、チェアーに挟まって壊れてしまった時に使いましたが、手続きも簡単で問題なく費用は支払われました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ミャーゴンさん
返信日時:2012-05-29 13:37:11
小牧先生

 ありがとうございました。
 私の愚痴に付き合っていただきましたこと感謝申し上げます。

この1年足らず、体調が優れず、歯が極端に悪くなり、殆どどこにも出かけられない毎日ですので、すぐ弱音や愚痴が出ます。

 以前に、井野先生にそれではだめですよ、とご注意を受けました。
 
 本当にありがとうございました。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-05-29 18:21:45
あったこともない方ですが、リアルに心配になります。

私も以前ミャーゴンさんと同じ様な年齢で心配症の患者さんを治療させて頂いておりました。

今自分で出来ることはさせて頂いたつもりだったのですが、1本歯髄炎を起こしてしまい、そこから悩み更けてしまい患者さんの体調が崩れてしまった経験があります。

過去のものを読ませてもらってもたぶんその方と似たような方なんだろうなぁ、と思いました。


ぶっちゃけですが、『歯なんて無くても生きていけます』

金さん・銀さんも無歯顎でも100歳まで生きられました。

私はその患者さんと出会って、
歯のことで体を悪くするぐらいだったら歯医者に話をしに来てもらって帰ってもらった方がよっぽどかいいと思うようにもなりました。

歯科を職業としたからには多少勉強もしますし、多少技術の向上にも努めますが、結局は人と人との関係で行きつく所は人間性・相性だなとも感じ初めています。

「心配に付ける薬はない」とも言います。

また、治療することで悪くなることも歯科ではよくあることです。

悪くなった時のショックが耐えれない時期には、痛みのない歯、大きな問題のない歯は今は積極的に治療しないのも1つです。

歯なんてなるようになるぐらい気持ちで気楽に、なるべくポジティブに、ケセラセラ(笑)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ミャーゴンさん
返信日時:2012-05-29 18:44:48
井野先生

 いつも励ましてくださりありがとうございます。
 仰るとおり、心配性と言われています。

 治療に通えば通うほど悪くなっているのが現状ですが、せめて痛みさえなければ、何とかやり過ごせるのですが・・・・。」胃が悪くなっているので、ここ数日は、必死でロキソニンを我慢しています。」なかなか寝れませんが、人はいつかは眠れるものだと聞いていますので、そう思うことにしています。

 以前いただいたご意見や、今回のご意見をいつも思い出すように生きてゆきます。

 ありがとうございました。

 



タイトル 治療中に金属の歯科材料を誤飲。歯科の対応にすっきりしない気持ち
質問者 ミャーゴンさん
地域 非公開
年齢 66歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯医者への不信感
その他(歯科治療関連)
その他(歯科医師関連)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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