歯列矯正により顎関節症に?10年かかっている矯正を継続するか悩む

相談者: はるちゃん2さん (41歳:女性)
投稿日時:2012-07-13 22:41:23
参考:過去のご相談
歯列矯正のセカンドオピニオン受診する場合の資料の提供



これまでにも、矯正治療の不安な点についてご意見を伺いました。

先日、矯正学会所属の専門医の資格をお持ちの先生にセカンドオピニオンで受診をしてきました。

結果、現在、顎の可動域が狭くなっており、顎関節症保険適用での治療にも該当しうる状態との診断を頂きました。


矯正開始前のデータも準備できていたので、その時との比較もして頂きましたが、治療経過転院による先生の方針の変更なども重なってか逆に、症状が出る結果になってきてしまっているようでした…

そして、現在お世話になってる先生は、学会所属ではなく独特の治療方針のようで、今後の治療に関して専門医としての適切な意見を提示することができない、言えることは、自身が納得するまで今後の治療計画などについて話などをすること、とアドバイスを頂きましたが。


セカンドオピニオン受診前に、定期受診した際に不安な面について質問をさせて頂きましたが治療は順調、外見的な不安は加齢によるものでは?との見解で先生と私自身の、矯正におけるゴールの認識の違いを感じることとなり、それでももう一度話す機会をもうけるべきなのか…と悶々と悩んでいます。

矯正治療によって、顎関節症になってしまっているという状況に大変ショックを受けています。



オピニオンの先生からは、この他にも様々なアドバイスを頂きもし、転院を希望される場合は、また、新たな治療費が発生すること
長期間の治療(約10年)による歯や周辺部位への負担増、外科手術併用となった場合の麻痺などのリスク及び確率などご説明頂きました。

上記のような状況の場合、先生の立場から見られた場合治療継続を勧められますか?

それとも転院して、再治療(手術併用の可能性もあり)を勧められますか?


気持ちが混乱している為、お尋ねしたい内容がわかりづらくなっているかもしれません。

ご意見お願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-07-13 22:52:48
矯正治療が必ずしも顎関節症の原因とは言えないと思います。
逆に顎関節症の治療としての矯正治療も必ずしも効果があるとは言えないと思います。

顎関節症の治療に詳しい先生を紹介していただくのも方法かなと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるちゃん2さん
返信日時:2012-07-13 23:03:08
柴田先生

早速のご回答、ありがとうございます。

現在の先生は、顎関節症の治療においても看板を出されている歯科医院さんになるのです。

そして、上顎を広げる方法を取られており、歯も奥歯の方で1本かろうじて噛み合ってる部分がある状態で食事をする時にも、どこで噛んでいいのか迷う感じで…


この二つは切り離して考える方がいいのでしょうか。
顎関節症に関しては、専門は口腔外科になるのですか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-07-13 23:41:08
はるちゃん2さんの矯正の相談を全て呼んだわけではありません。
またお近くに大学病院があれば顎関節症を専門医に扱う診療科はありませんでしょうか?


>歯も奥歯の方で1本かろうじて噛み合ってる部分がある状態で食事をする時にも、どこで噛んでいいのか迷う感じで…

それはつらい状態だと思います。
早くあたる部分ができるといいですね。

応急的には咬合面CR充填して咬合を一時的に回復する方法があるにはありますが、矯正の邪魔になってもいけないしなかなか困るところですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるちゃん2さん
返信日時:2012-07-14 10:27:34
柴田先生

再度のご意見ありがとうございます。

最寄りの大学病院に、診療科はあるようです。
一度、そちらに受診してみるべきでしょうか…


噛み合せについては、矯正を始めて以来、どんどん酷くなっています。
歯を動かしてる途中だからだとは思うのですが、先生からは今は仕方ないですねの言葉しか頂けないので…
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-07-14 10:59:39
夜間の呼吸とかに問題はないでしょうか?

基本的に、矯正治療が単独で顎関節症の原因とはならないと思います。
もし、それだけが原因でしたら、矯正治療を行った方全員が必ず発症するはずですが、実際は全く、そうではありませんから。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるちゃん2さん
返信日時:2012-07-14 11:31:46
藤森先生

ご意見ありがとうございます。

睡眠時の呼吸に関しては、特に自覚症状はありませんが睡眠時間が長い傾向・質の良い睡眠がとれていないような感覚はあり、身体が常にだるい感じです。


現在の医院が3箇所目なのですが、先の2箇所までは顎の違和感などなかったのです。
現在の医院に掛かり始めてから症状が始まり、不安が増していったのでセカンドオピニオンを受診するに至りました。

受診先の矯正専門医の先生のHPには、矯正により顎関節症を発症されるケースもあるとの記載がありますよ?


現在の先生が、矯正学会所属で他の先生とも情報共有できる方であれば、先生同士の意見交換もして頂けたでしょうし顎関節症に関して矯正治療以外の要因の因究明もできたかと思うのですが私の姿勢や顎の癖が悪いのでしょう、ストレッチを行ってくださいといった指導しかして頂けないので、第三者の意見が欲しいと思ったのです。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-07-14 11:51:06
西山です。

>受診先の矯正専門医の先生のHPには、矯正により顎関節症を発症されるケースもあるとの記載がありますよ?

「矯正により」というよりは、「矯正治療中に」と解釈された方が良いと思います。

矯正治療中に顎関節症を発症する方は確かにいますが、大きな割合ではないと思います。
例え発症したとしても、矯正治療が100%原因というわけではなく、他の要因と合わさって発症した可能性があります。

だとすると、噛み合わせを矯正治療前に戻さなくても、顎関節症を改善することは可能ですね。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-07-14 12:16:34
はるちゃん2・さん

矯正治療顎関節症の因果関係は、今迄の経過を全て見ないと答えは出てきません。

顎関節症を発症する大きな原因は、咬合関係の不安定です。
歯並びの悪い人や、反対咬合交叉咬合の人は、顎関節症を発症する要因が多いと考えられます。
その点から考えても、矯正治療を必要とされる人が顎関節症を発症するリスクは高いですね。


一度歯科大学病院等の、口腔外科顎関節専門医)と歯科矯正科が有る所でセカンドオピニオンと診察を受けられる事をお勧めします。

同じ病院内であれは、同時にディスカッションも受けられて、どちらを先に治療すべきかの回答も得られると思います。



十年間の治療は一度捨てて、一度スタート地点に戻ってしっかりとした方針を相談される事をお勧めします。
その結果を見て今後の事を決定される事です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるちゃん2さん
返信日時:2012-07-20 23:54:30
すみません、しばらくアクセスできなかった為、返信が遅くなりました。


西山先生

ご意見、ありがとうございます。
今回セカンドオピニオンをお願いした先生の医院のHPには矯正により顎関節症を発症した患者さん、という表記をされています。
(そのような患者さんの相談を多く受けられているようです)

私の場合、治療途中だけのものなのかが、判断がつかない為現在の先生にも度々お伝えしますが、私自身の姿勢などについて注意されることで終わってしまうのが不安で…。

簡単に治ります、とも仰るのですが、症状を自覚するようになって半年以上症状は固定したままで、何も改善されずにいます。



志築先生

ご意見、ありがとうございます。
これまで受診した医院は、噛み合せや姿勢などの日常の動作についても指導して頂けるようなところを選んで受診を決めてきていましたので、現在の状態はとても残念です…。

ですが、仰るように、一度リセットして考えるべきだと私自身も感じています。

地元にもいくつか、矯正歯科口腔外科が併設された大学病院があるようですので、調べた上で受診してみようと検討しています。


でも、これ以上治療が長期化するのは、歯にとってリスクは大きいですよね?

矯正を始めるまでは、歯科に通ったこともありませんでしたしこのような事になるなんて、非常に落ち込んでいます…。
回答 回答6
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2012-07-21 08:27:57
現時点では

「科学者たちは顎関節症の原因をほとんど解明できていません。
また明確な原因があって症状が引き起こされているわけではありません。

世間で信じられているような、悪い咬み合わせ歯列矯正によって顎関節症が引き起こされるという説は研究者の間では疑問視されています。」

米国国立衛生研究所歯科部門 米国国立歯科・頭蓋顔面研究所−
クイッテッセンス TMD YEAR BOOK 2011より



東京医科歯科大学顎関節治療部の木野孔司先生が書いた

「顎関節症とかみ合わせの悩みが解決する本」 講談社

をお読みになってみて下さい。

回答 回答7
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-07-21 08:49:41
>下顎者

’特に下顎の運動などを中心に研究されている科学者’だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるちゃん2さん
返信日時:2012-07-21 10:15:06
伊藤先生

情報ありがとうございます。
最寄りの図書館にあるようですので、早速予約を入れました。



藤森先生

ありがとうございます(^^)



タイトル 歯列矯正により顎関節症に?10年かかっている矯正を継続するか悩む
質問者 はるちゃん2さん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正のトラブル
顎関節症
その他(セカンドオピニオン・カウンセリング)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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