かみ合わせ治療での不安と疑問
相談者:
レイニーさん (47歳:女性)
投稿日時:2014-06-07 17:40:25
先生方、何度もお世話になります。
いつも丁寧な回答をいただき、ありがとうございます。
今回もよろしくお願いします。
3月末に、奥歯を咬合調整で歯を削られてから、顎関節症になり、歯科大病院受診するも筋肉の問題で噛みあわせは異常なしで、頭痛は、頭痛外来へ行くように言われました。
が、その後も顎の痛み、頭痛があったりで、別の歯科へ行くと、もう1つの大学病院へ行くように言われました。
MRIをとると言われて、1か月以上待ちで、やっとさ来週です。
しかし、自覚症状としては、両方の奥歯が低く感じているので(親知らずは全て抜歯済)、また、糸切り歯あたりの歯が上下当りはじめていて食事もしにくかった為、かみあわせの治療をしている歯科へかかりました。
すると、奥歯の高さが足らないので、高くする治療と後ろへ落ちてしまっている右下あごを元に3次元で戻すためにソフトなマウスピースをするという治療を提案されました。
顎関節症の症状は、この先生は、パノラマ写真と顎の動き、音から
おそらくVと言われました。
私の場合は、下の歯は触らず、上の歯の左右6,7番を高くする為に仮歯にして高さを決めると言われました。
(石膏の模型を作ったところ、上の歯の高さが下の歯の高さよりも
短かったため)
最後は、6,7番は連結した歯をいれると言われました。
今は、左右上奥歯6,7番にダイレクトボンディングというやり方で歯に直接プラスチックをもってくぼみを埋めて、高さを出しています。奥歯を高くすると、顎は楽になります。
仮歯に早くするように言われているのですが、大学病院へいってMRIの結果をみて、そちらでの治療法をきいてからどうするか決めようと思っています。
質問1:歯の高さを出さないといけないのは、わかるのですが自分の歯を削ってかぶせものをするしか、他に方法はないのでしょうか。
(1mm以上足りないから、かぶせものになると言われました。)
虫歯で詰め物をしている歯とはいえ、右上6番以外の3本は神経もある自分の歯なので、抵抗があります。
質問2:顎の左右の動きをスムーズにするため、高さを出す歯に相対する下の歯のふちやでっぱりは、BULL(ブル)の法則にしたがって少し研磨すると言われました。
痛みはないとのことでした。
しかし、どの位研磨されるか怖いです。
これもまた自分の歯を削ることになるので、少し抵抗があります。
これは普通に行われるものなんでしょうか。
質問3:最初にいった歯科大病院では、開口と言われました。
何の検査もしませんでした。
開口かどうかは見ただけでわかるんでしょうか。
他の歯科では言われたこともなく、自分から尋ねたこともありません。
質問4:上の歯が短くなっている(高さが足りなくなっている)のは、ずっと使っていた(2年半)固いマウスピースのせいで、そのために圧下されたと言われましたがそういうことはあるのでしょうか。
長々と書きましたが、よろしくお願いします。
いつも丁寧な回答をいただき、ありがとうございます。
今回もよろしくお願いします。
3月末に、奥歯を咬合調整で歯を削られてから、顎関節症になり、歯科大病院受診するも筋肉の問題で噛みあわせは異常なしで、頭痛は、頭痛外来へ行くように言われました。
が、その後も顎の痛み、頭痛があったりで、別の歯科へ行くと、もう1つの大学病院へ行くように言われました。
MRIをとると言われて、1か月以上待ちで、やっとさ来週です。
しかし、自覚症状としては、両方の奥歯が低く感じているので(親知らずは全て抜歯済)、また、糸切り歯あたりの歯が上下当りはじめていて食事もしにくかった為、かみあわせの治療をしている歯科へかかりました。
すると、奥歯の高さが足らないので、高くする治療と後ろへ落ちてしまっている右下あごを元に3次元で戻すためにソフトなマウスピースをするという治療を提案されました。
顎関節症の症状は、この先生は、パノラマ写真と顎の動き、音から
おそらくVと言われました。
私の場合は、下の歯は触らず、上の歯の左右6,7番を高くする為に仮歯にして高さを決めると言われました。
(石膏の模型を作ったところ、上の歯の高さが下の歯の高さよりも
短かったため)
最後は、6,7番は連結した歯をいれると言われました。
今は、左右上奥歯6,7番にダイレクトボンディングというやり方で歯に直接プラスチックをもってくぼみを埋めて、高さを出しています。奥歯を高くすると、顎は楽になります。
仮歯に早くするように言われているのですが、大学病院へいってMRIの結果をみて、そちらでの治療法をきいてからどうするか決めようと思っています。
質問1:歯の高さを出さないといけないのは、わかるのですが自分の歯を削ってかぶせものをするしか、他に方法はないのでしょうか。
(1mm以上足りないから、かぶせものになると言われました。)
虫歯で詰め物をしている歯とはいえ、右上6番以外の3本は神経もある自分の歯なので、抵抗があります。
質問2:顎の左右の動きをスムーズにするため、高さを出す歯に相対する下の歯のふちやでっぱりは、BULL(ブル)の法則にしたがって少し研磨すると言われました。
痛みはないとのことでした。
しかし、どの位研磨されるか怖いです。
これもまた自分の歯を削ることになるので、少し抵抗があります。
これは普通に行われるものなんでしょうか。
質問3:最初にいった歯科大病院では、開口と言われました。
何の検査もしませんでした。
開口かどうかは見ただけでわかるんでしょうか。
他の歯科では言われたこともなく、自分から尋ねたこともありません。
質問4:上の歯が短くなっている(高さが足りなくなっている)のは、ずっと使っていた(2年半)固いマウスピースのせいで、そのために圧下されたと言われましたがそういうことはあるのでしょうか。
長々と書きましたが、よろしくお願いします。
[過去のご相談]
回答1
相談者からの返信
相談者:
レイニーさん
返信日時:2014-06-08 21:24:27
児玉先生
今まで気にしたこともなかったので、歯科医にいきなり言われてびっくりしていました。
返信ありがとうございました。
引き続き、他の質問に関しての回答を先生方、よろしくお願いします。
(ダイレクトボンディングは記入間違いで、正しくは、ダイレクトスプリントです。)
今まで気にしたこともなかったので、歯科医にいきなり言われてびっくりしていました。
返信ありがとうございました。
引き続き、他の質問に関しての回答を先生方、よろしくお願いします。
(ダイレクトボンディングは記入間違いで、正しくは、ダイレクトスプリントです。)
回答2
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2014-06-08 21:57:19
西山です
顎関節症の要因は複数あり、決して一つではありません。
その中で、可逆的なアプローチで解決することを考えるのが基本になります。
噛み合わせを変える治療は不可逆的な治療ですので、先に行うには余程強い関連があると確証が持てる場合以外は慎重に考えるべきではないでしょうか。
顎関節症の要因は複数あり、決して一つではありません。
その中で、可逆的なアプローチで解決することを考えるのが基本になります。
噛み合わせを変える治療は不可逆的な治療ですので、先に行うには余程強い関連があると確証が持てる場合以外は慎重に考えるべきではないでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
レイニーさん
返信日時:2014-06-11 12:41:36
西山先生
回答ありがとうございました。
おっしゃる通りで、可逆的なアプローチをまず試してみるべきと思います。
ただ、歯の削られたことで歯の高さが低くなり、顎が以前に比べると左へずれたのが自分でわかるので、それをどうにか少しでも前の状態へ戻せれば、治るのではないかと思った次第です。
ついつい、ネットにいろんな情報があふれていて、読んでしまいます。
来週、大学病院できっちりみてもらい、治療方針をきいて、大学病院での治療を受けていこうと思います。
回答ありがとうございました。
おっしゃる通りで、可逆的なアプローチをまず試してみるべきと思います。
ただ、歯の削られたことで歯の高さが低くなり、顎が以前に比べると左へずれたのが自分でわかるので、それをどうにか少しでも前の状態へ戻せれば、治るのではないかと思った次第です。
ついつい、ネットにいろんな情報があふれていて、読んでしまいます。
来週、大学病院できっちりみてもらい、治療方針をきいて、大学病院での治療を受けていこうと思います。
相談者からの返信
相談者:
レイニーさん
返信日時:2014-06-14 23:38:24
回答3
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2014-06-15 12:22:58
西山です
>現在ダイレクトスプリントで、上の奥歯左右ともに、光を当てて固めた白いプラスチックがべったりとくっついていて
自分で外せないわけですから、これは不可逆的治療になりますね。
>これを取るのには、歯科で削って落とすしかないと思いますが、プラスチックと自分の歯の見分けはつくのでしょうか?
注意深く行えば大丈夫だと思います。
以前の歯型の必要性については、担当医がどう考えるかです。
>現在ダイレクトスプリントで、上の奥歯左右ともに、光を当てて固めた白いプラスチックがべったりとくっついていて
自分で外せないわけですから、これは不可逆的治療になりますね。
>これを取るのには、歯科で削って落とすしかないと思いますが、プラスチックと自分の歯の見分けはつくのでしょうか?
注意深く行えば大丈夫だと思います。
以前の歯型の必要性については、担当医がどう考えるかです。
相談者からの返信
相談者:
レイニーさん
返信日時:2014-06-17 22:26:45
西山先生
回答ありがとうございます。
ダイレクトスプリントのプラスチックは、食事などで徐々にとれてきているので、もうしばらく様子をみることにしました。ただ、ついていることで、歯の高さがあるので顎の痛みなどはかなり軽減していました。
今日、大学病院へ行ってきました。
MRIの結果から、左右ともにやはり復位はするものの、クッションの働きをする円板がずれているとのことでした。
マウスピースを作成していただくことになりました。
しかし、次回の診察は1か月半先でした。
マウスピースだけでも先にいただけないかとお願いしてみたのですが
予約が空いてないので、次回の診察時にしかもらえないとのことでした。
ダイレクトスプリントをみて、大学病院の先生は、顎関節症の患者さんは、なぜか奥歯を高くすると楽だという方が多いんですよと言っていました。
食事の際、食後は、口周りの筋肉がとても痛み、奥歯が低くて、かみずらく、前歯、小臼歯あたりで噛んでいます。
ですが、この痛みにこれから何か月も耐える自信はないです。
顎関節症の方は、どうやって過ごされているのでしょうか。
回答ありがとうございます。
ダイレクトスプリントのプラスチックは、食事などで徐々にとれてきているので、もうしばらく様子をみることにしました。ただ、ついていることで、歯の高さがあるので顎の痛みなどはかなり軽減していました。
今日、大学病院へ行ってきました。
MRIの結果から、左右ともにやはり復位はするものの、クッションの働きをする円板がずれているとのことでした。
マウスピースを作成していただくことになりました。
しかし、次回の診察は1か月半先でした。
マウスピースだけでも先にいただけないかとお願いしてみたのですが
予約が空いてないので、次回の診察時にしかもらえないとのことでした。
ダイレクトスプリントをみて、大学病院の先生は、顎関節症の患者さんは、なぜか奥歯を高くすると楽だという方が多いんですよと言っていました。
食事の際、食後は、口周りの筋肉がとても痛み、奥歯が低くて、かみずらく、前歯、小臼歯あたりで噛んでいます。
ですが、この痛みにこれから何か月も耐える自信はないです。
顎関節症の方は、どうやって過ごされているのでしょうか。
回答4
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2014-06-18 08:27:10
西山です
>ダイレクトスプリントをみて、大学病院の先生は、顎関節症の患者さんは、なぜか奥歯を高くすると楽だという方が多いんですよと言っていました。
顎関節症の治療目的で奥歯を高くすることがないので、よくわりませんね。
以下推測です。
関節や筋肉に痛みがある場合、いつもと同じように使おうとすると痛みがあるために力が入らなくなります
→ 奥歯が低くなった感覚
奥歯を高くすると、いつもより早く歯が当たるため痛みが出る前に力を出せるのかもしれません。
ただ、顎関節や筋肉の痛みが本当になくなった場合、今度は奥歯が高すぎると感じてしまう可能性もあるのではないかと考えます。
歯の高さを変えずに痛みを取れれば、歯をいじらずに済むのではないでしょうか。
世界的なはそのような治療の流れになっています。
>ダイレクトスプリントをみて、大学病院の先生は、顎関節症の患者さんは、なぜか奥歯を高くすると楽だという方が多いんですよと言っていました。
顎関節症の治療目的で奥歯を高くすることがないので、よくわりませんね。
以下推測です。
関節や筋肉に痛みがある場合、いつもと同じように使おうとすると痛みがあるために力が入らなくなります
→ 奥歯が低くなった感覚
奥歯を高くすると、いつもより早く歯が当たるため痛みが出る前に力を出せるのかもしれません。
ただ、顎関節や筋肉の痛みが本当になくなった場合、今度は奥歯が高すぎると感じてしまう可能性もあるのではないかと考えます。
歯の高さを変えずに痛みを取れれば、歯をいじらずに済むのではないでしょうか。
世界的なはそのような治療の流れになっています。
回答5
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-06-18 10:51:05
勿論、経年的には歯・歯列も全く変化しないわけではありませんが、その時々の筋肉の安定した位置(?)等々に比べると変化のスピードは著しく遅いと思われます。
そして、むしろ他の部分の変化の(文字通り)歯止め的な役割を担っているのではないかとさえ思える場合があります。
例えば、奥歯が低く感じるようになったとすれば、歯の位置変化(本当に低くなった)よりも、例えば上顎と、そこから吊り下げられた下顎との相対的位置関係が僅かに変わったことで、そう感じるようになったとの解釈も出来ます。
(可能性の内の一つです。実際は判りません)
繰り返しになりますが、比較的安定性が高い事により、上下歯列の噛み合わせは、身体の顎頭頚部が一時的に変化した際に、再びニュートラル(元の位置)に戻るための指標にもなりうると思います。
ですから、現在の一時的な(?)状況に合わせて、歯に変化を与える(奥歯を高くする等)ことは慎重にされるべきかと個人的には考えています。
担当の先生とはよく話し合われてください。
只、実際に診ておられる先生が、状態を最もよくお解かりなので、最終的には、その方針に従われたら良いと思います。
そして、むしろ他の部分の変化の(文字通り)歯止め的な役割を担っているのではないかとさえ思える場合があります。
例えば、奥歯が低く感じるようになったとすれば、歯の位置変化(本当に低くなった)よりも、例えば上顎と、そこから吊り下げられた下顎との相対的位置関係が僅かに変わったことで、そう感じるようになったとの解釈も出来ます。
(可能性の内の一つです。実際は判りません)
繰り返しになりますが、比較的安定性が高い事により、上下歯列の噛み合わせは、身体の顎頭頚部が一時的に変化した際に、再びニュートラル(元の位置)に戻るための指標にもなりうると思います。
ですから、現在の一時的な(?)状況に合わせて、歯に変化を与える(奥歯を高くする等)ことは慎重にされるべきかと個人的には考えています。
担当の先生とはよく話し合われてください。
只、実際に診ておられる先生が、状態を最もよくお解かりなので、最終的には、その方針に従われたら良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
レイニーさん
返信日時:2014-06-20 14:30:48
相談者からの返信
相談者:
レイニーさん
返信日時:2014-06-20 14:43:28
タイトル | かみ合わせ治療での不安と疑問 |
---|---|
質問者 | レイニーさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 47歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせ(咬合)治療 顎関節症 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。