再根管治療後のクラウンの種類で迷っている

相談者: redbullさん (49歳:男性)
投稿日時:2015-08-09 13:55:40
こんにちは。
いつもお世話になっております。

右上5番の再根管治療後のクラウンについて質問させてください。(根管治療保険でした)
選択肢として


A.レジンコア(スクリューなし)+銀のクラウン

B.ファイバーコア(2万)+ハイブリッド(金属の裏打ちのあるもの)(5.5万)

C.ファイバーコア(2万)+セラミック(金属の裏打ちのあるもの)(9万)

D.ファイバーコア(2万)+eMax(10万)

E.ファイバーコア(2万)+ゴールド(9万)


という選択肢があるといわれていますが、どれが良いか判断できずにいます。

ちなみに口の中には他にも、既に銀のクラウンがいくつもあります。
なので、予後(二次カリエスや再治療、歯折)に大きな差がないのであれば、今回も保険の銀パラでいいかな、と考えていす。

また、自分は今後他にもクラウンを入れなくてはならない歯が、数本あるので、全て自費となると、経済的に難しい、という気持ちもあり悩んでいます。
(全てセラミックスにするのは無理なので、選ぶならハイブリッドしかないかなと)


自分は審美性は全く気にしていないので、銀でも全然気にならないのですが、一方で、せっかくなので、二次カリエスのなりにくさや、再治療になる可能性の低いものを選びたいと思っています。(もちろんケアはきちんとしていくつもりです)

同じ先生が処置するとしても、やはり自費の方が適合の良い(二次カリエスになりにくい)物ができるのでしょうか?
ちなみにその医院は治療自体は保険中心のようですが、マイクロ・ラバー使用です。
それとも、銀であっても後のケア次第でしょうか?


過去記事を見ると、マージンフィットや適合性の問題で、鋳造冠(銀パラだとしても)の方が良いというような記事もあったのり、銀パラは精度が良くない、というような記事もあり、悩んでいます。

また、ハイブリッドを選ぶとすると、より歯をたくさん削ることになる、と聞いたのでそれも気になっています。
またハイブリッドの耐久性にも疑問が残ります。


担当医はとて良い先生で、根管治療などもとても丁寧にやってくださり、親切に相談に乗ってくれ信頼しているのるのですが、クラウンに関しては、銀以外の素材を勧めて。
(良いものを勧めるのは当然と思いますが)

自分としては銀でも気にならないので、予後(二次カリエスや再治療、歯折)に大きな差がないのであれば保険の銀パラにしたい、と考えていす。
審美性を気にしない場合でも、自費(ハイブリッド)のクラウンにするメリットは大きいでしょうか?
今ケチって銀にするのは、良くないのでしょうか?


以上、ご教示いただけるとありがたいです。
宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-08-10 09:24:50
御自身で

>自分としては銀でも気にならないので、予後(二次カリエスや再治療、歯折)に大きな差がないのであれば保険の銀パラにしたい、と考えていす。


と言う事を伝えられてよろしいのではないでょうか?

根管治療の再発と保険の銀歯には因果関係はありません。
どのような材質でもキッチリと被せられているのであれば問題ありません。
(それでも再発したとすれば根管治療に問題があると考えます)


破折に関してはスクリュー無しのレジンコアとダイバーポストコアではシビアな差は無いと考えてよろしいかと思います。
強度に関してはファイバーを入れた方が外力に対し強いのですが、十分に歯質が残っているのであれば、レジン単体でも問題とはなりません。


先日、二次カリエスのリスクなどについて回答しましたので、参考にされてください。


参考:2次う蝕を防ぐために適した詰め物の材質



保険の銀歯に関しては「金属アレルギー」「審美性」「硬さ」を気にしないのであれば使われても構わないと思います。
(個人的には気にするので使いたくありませんが)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: redbullさん
返信日時:2015-08-10 13:46:13
櫻井先生

ご回答ありがとうございます。

もう一点だけお願できますでしょうか。

ハイブリッドセラミックの場合、審美的な意味合いから、マージン歯茎の下に設定するという事を見たように思うのですが、これによって二次カリエスになりやすい、ということはあるのでしょうか?

またそれに対して、銀歯の場合は歯茎の上に設定するので、そのようなリスクが少ないのでしょうか?


また、もし、費用や審美性のことを度外視して考えた場合、(同じ医師が施術する場合)、ハイブリッドの方が銀歯よりも予後(二次カリエスの発生などの少なさ)が良いと考えられるでしょうか?

何度も恐縮ですが、宜しくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-08-10 15:15:44
そうですね。

>同じ医師が施術する場合

ココが重要である事を御理解いただいたうえで、


マージン歯茎の下に設定するという事を見たように思うのですが、これによって二次カリエスになりやすい、ということはあるのでしょうか?
>またそれに対して、銀歯の場合は歯茎の上に設定するので、そのようなリスクが少ないのでしょうか?


個人的にはマージンを歯肉縁下に設定する事で二次カリエスになりやすいとは考えておりません。

しかし、歯肉縁下マージンに設定した場合、型取りが格段に難しくなります。
また、セメントに除去も難しくなります。
そのあたりのテクニカルな問題をクリアできるのであれば銀歯であろうとも、ハイブリッドセラミックスであろうとも歯肉縁下でも問題無いと思います。


ハイブリッドの方が銀歯よりも予後(二次カリエスの発生などの少なさ)が良いと考えられるでしょうか?

二次カリエスの発生と言う意味ではどちらも変わらないとは思います。

しかし、ハイブリッドセラミックスはややプラークの付着が起こりやすいと言うのが事実です。

従って、二次カリエスでは無く、歯肉炎と言う問題を考えるとすればハイブリッドを歯肉縁下に設定するのは好ましいとは思いません。


個人的には自費での臼歯クラウンと言う事であればゴールドまたはe.maxが良いような気がします。
(数年前まではハイブリッドセラミックスを多用しておりましたが現在はケースを選んで使うようにしております)




タイトル 再根管治療後のクラウンの種類で迷っている
質問者 redbullさん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
クラウンの下の虫歯(二次カリエス)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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