左下顎含歯性嚢胞(?)摘出後の術後投与について (米国)
相談者:
おはさん (45歳:女性)
投稿日時:2015-12-16 23:56:05
前回投稿した際は畑田先生に明瞭でご丁寧な回答を頂き、ありがとうございました。
さて、12/15(火)に#7および、#8を含めてcystを摘出しました。
(病理結果はまだです)
術後8時間くらいは局麻が効いていて、余り疼痛無く過ごしました。
術後3時間目頃に抗生剤を1T飲み、術後8時間目くらいに イブプロフェン800mgを飲み(日本人の投与量の4倍!) ほとんど疼痛無く過ごしています。
腫脹も、口腔内はそれなりに感じますが、 外見上はわずかです。
また、すでに止血しているようです。
ところで、術後投与ですが、 イブプロフェン800mg ×3N(7)8時間毎と AMOX−CLAV(シナモックスorオーグメンチン1000デュオ)875mg ×2MA(7) を処方されました。
(私は153cm、50kgでアメリカ人とはかなり体格が違います)
先生だったら
@術後に1週間も予防投与として、
こんな広域抗生剤を投与されますか?
しかも抗生剤は4-5日かな〜と思っていたのですが・・・。
Aまた、イブプロフェンには抗炎症作用を期待して出されますか?
それとも痛みがたいしたこと無ければ飲まなくて良いと思われながら出されますか?
すでに前回投与後11時間経っていますが、量のためか、別にほとんど痛くありません。
冷却、水素投与など、抗炎症作用のあることは他にも行っています。
個人的には、抗生剤もNSAIDsも必要最小限にとどめたいのが正直なところです(苦笑)。
さて、12/15(火)に#7および、#8を含めてcystを摘出しました。
(病理結果はまだです)
術後8時間くらいは局麻が効いていて、余り疼痛無く過ごしました。
術後3時間目頃に抗生剤を1T飲み、術後8時間目くらいに イブプロフェン800mgを飲み(日本人の投与量の4倍!) ほとんど疼痛無く過ごしています。
腫脹も、口腔内はそれなりに感じますが、 外見上はわずかです。
また、すでに止血しているようです。
ところで、術後投与ですが、 イブプロフェン800mg ×3N(7)8時間毎と AMOX−CLAV(シナモックスorオーグメンチン1000デュオ)875mg ×2MA(7) を処方されました。
(私は153cm、50kgでアメリカ人とはかなり体格が違います)
先生だったら
@術後に1週間も予防投与として、
こんな広域抗生剤を投与されますか?
しかも抗生剤は4-5日かな〜と思っていたのですが・・・。
Aまた、イブプロフェンには抗炎症作用を期待して出されますか?
それとも痛みがたいしたこと無ければ飲まなくて良いと思われながら出されますか?
すでに前回投与後11時間経っていますが、量のためか、別にほとんど痛くありません。
冷却、水素投与など、抗炎症作用のあることは他にも行っています。
個人的には、抗生剤もNSAIDsも必要最小限にとどめたいのが正直なところです(苦笑)。
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2015-12-17 00:26:01
こんにちは。
顎骨嚢胞の広がり方により術後感染のリスクに大きな違いがあると思います。
ざっくりというと大きな病変ほど術後感染しやすいのですが、その心配が大きい場合にはどうしても抗生物質を長めに投与したくなるのが手術した側の心情です。
抗生剤を長めに術後投与したとしても、どれほど術後感染が防げるのかは定かではないのですが。
以前に大学病院や総合病院で勤めていた頃は術後毎朝1週間前後、点滴で抗生物質を投与していました。
病変が小さく、術後感染の恐れが小さければ、術前の予防投与のみでもよいのかもしれません。
消炎鎮痛剤は術後の痛みと腫れを軽くすることを考えて使用します。どちらも軽ければ早めに中止してもよいと思います。
薬の使用期間に関しては病変の状態や手術所見、術後の状態を考えあわせて決定することになります。
結局、手術をした先生に相談するのが一番よいということになります。
顎骨嚢胞の広がり方により術後感染のリスクに大きな違いがあると思います。
ざっくりというと大きな病変ほど術後感染しやすいのですが、その心配が大きい場合にはどうしても抗生物質を長めに投与したくなるのが手術した側の心情です。
抗生剤を長めに術後投与したとしても、どれほど術後感染が防げるのかは定かではないのですが。
以前に大学病院や総合病院で勤めていた頃は術後毎朝1週間前後、点滴で抗生物質を投与していました。
病変が小さく、術後感染の恐れが小さければ、術前の予防投与のみでもよいのかもしれません。
消炎鎮痛剤は術後の痛みと腫れを軽くすることを考えて使用します。どちらも軽ければ早めに中止してもよいと思います。
薬の使用期間に関しては病変の状態や手術所見、術後の状態を考えあわせて決定することになります。
結局、手術をした先生に相談するのが一番よいということになります。
相談者からの返信
相談者:
おはさん
返信日時:2015-12-17 00:50:44
樋口先生、
深夜にさっそくありがとうございます。
cystは、左下顎、7年前とパノラマでの大きさはあまり変化が無く、(7年前は気付いてもらえなかったー苦笑)1.2cm大だったのですが、CTで見ると、舌側の骨がぺらぺらになり、下顎神経を圧排していたので摘出と相成りました。
「#7を何とか残せないの?」
と術前に相談したこともあって、
「#7の下方にガッチリ潜り込んでいたし、#7を取ってもなお取りにくかったぜ!」
と言われました。
「大きな病変ほど長く使用したくなる」のは当然の心情と理解してはおります。
「薬の使用期間に関しては病変の状態や手術所見、術後の状態を考えあわせて決定するので手術をした先生に相談するのが一番よい 」
→もちろん重々承知しております。
ただ、相手がアメリカの医者にしては珍しく愛そうが悪い医師でして(苦笑)。
意思疎通も難しいし、手術について詳細を相談したときも「あんたはインターネットで色々調べてるんだろうが、馬鹿なことを・・・」と睨まれてしまったのでした。
ちなみに、日本の「術後感染予防のための抗菌剤使用ガイドライン」では口腔内は準清潔手術に当たり従来の4日以内が「JAID/JSC感染症治療ガイド 2011」では「2日(48時間)以内が推奨 」に変更になっているようですね。
ともあれ、樋口先生、ありがとうございました。
深夜にさっそくありがとうございます。
cystは、左下顎、7年前とパノラマでの大きさはあまり変化が無く、(7年前は気付いてもらえなかったー苦笑)1.2cm大だったのですが、CTで見ると、舌側の骨がぺらぺらになり、下顎神経を圧排していたので摘出と相成りました。
「#7を何とか残せないの?」
と術前に相談したこともあって、
「#7の下方にガッチリ潜り込んでいたし、#7を取ってもなお取りにくかったぜ!」
と言われました。
「大きな病変ほど長く使用したくなる」のは当然の心情と理解してはおります。
「薬の使用期間に関しては病変の状態や手術所見、術後の状態を考えあわせて決定するので手術をした先生に相談するのが一番よい 」
→もちろん重々承知しております。
ただ、相手がアメリカの医者にしては珍しく愛そうが悪い医師でして(苦笑)。
意思疎通も難しいし、手術について詳細を相談したときも「あんたはインターネットで色々調べてるんだろうが、馬鹿なことを・・・」と睨まれてしまったのでした。
ちなみに、日本の「術後感染予防のための抗菌剤使用ガイドライン」では口腔内は準清潔手術に当たり従来の4日以内が「JAID/JSC感染症治療ガイド 2011」では「2日(48時間)以内が推奨 」に変更になっているようですね。
ともあれ、樋口先生、ありがとうございました。
タイトル | 左下顎含歯性嚢胞(?)摘出後の術後投与について (米国) |
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質問者 | おはさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 45歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
口腔外科関連 痛み止め・鎮痛剤・抗炎症薬 抗生剤(抗生物質)・化膿止め アメリカ(米国) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。