ガルバニック電流が気になってクラウンの材質が決められない

相談者: mosmosさん (40歳:女性)
投稿日時:2017-08-30 05:04:56
お世話になっております。
ガルバニック電流について、ご質問させていただきます。

現在、虫歯処置(下6番目)後、クラウン型取り待ちで、PGA合金か金でどちらにするか、まだ迷っております。

今になってガルバニック電流について知り、現在入れている金属(銀クラウン)上6番目との金属が異なるものとなるため、全ての銀歯が劣化しやすくなるのではと、心配しております。


担当医に尋ねましたら、特に気にしなくてよいとのことでした。


そこで、先生方に質問です。(多数回答希望)

@ガルバニック電流について、どう考えておられますか?

A噛み合わさる歯のクラウンが異なる金属でも他の銀歯、体調に変化は起きない(害がない)と思われますか?


ちなみに歯ぎしりの疑いがあり、奥歯ということで、セラミックの選択肢はありません(涙)。

ご回答よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-08-30 11:32:39
>@ガルバニック電流について、どう考えておられますか?

日常生活において支障はないように思います。


>A噛み合わさる歯のクラウンが異なる金属でも他の銀歯、体調に変化は起きない(害がない)と思われますか?

僕は過去にお一人だけ「味覚が変わった」とおっしゃっられた方を経験しました。
(その方は日本料亭の板前さんでしたが、その後は特に文句も言われなかったので「慣れて」しまったのかもしれませんね)

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mosmosさん
返信日時:2017-08-31 02:44:14
櫻井先生

櫻井先生こんばんは。
ご回答ありがとうございました。

ガルバニック電流について調べれば調べるほど現在の自分の症状や血液検査の結果に当てはまる部分があり、不安があります。
(ちなみに私は保険治療の銀歯のみですが、お世話になった医院は5カ所ほどです)


私は現在日常生活に支障が出ております。

突然湿疹が出て、皮膚科で食物アレルギーの検査もしましたが、特に異常はありませんでした。

そして、なぜか私は分子栄養学検査の結果、銅の値が異常に高いのです。
魚介類は特に多く食べているわけではありません。


貴重な体験談を有難いです。

今後の材質選びの参考にしたいと思います。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-08-31 07:39:22
歯性病巣感染という考え方があります。

日本消化器病学会へのリンクを貼ります、

http://www.jsge.or.jp/citizen/2005/37koushin.html


根尖病変があることにより全身に影響があるのではないかという考え方だと思います。

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相談者: mosmosさん
返信日時:2017-09-01 06:51:56
柴田先生

柴田先生、おはようございます。
回答ありがとうございました。

歯性病巣感染について、初めて知りました。

知らべて参考にしようと思います。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-01 11:54:16
ガルバニー電流よりも慢性炎症が身体にとって負担になっているケースが多いと思います。

きちんとした治療ときちんとしたケアがなされているか?口腔や鼻腔咽頭に炎症はないか?という目でしっかり口腔管理をしてもらうことが大切だと思います。

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相談者: mosmosさん
返信日時:2017-09-02 08:22:15
Dr.ふなちゃん様

お世話になります。
ご回答有難うございす。

慢性炎症、気になります。

前歯上二本神経の処置をしたオールクラウンセラミックですが、歯茎部分がずっと腫れております。
担当医に尋ねたところ、問題ないとのことでしたが、腫れる原因としてどういったことが考えられるでしょうか?

ちなみに炎症しているため、あまりその部分は歯ブラシをあてることができませんと担当医に相談したところ、

「血が出てもいいのでしっかり磨いてくださいと言われました」


ご回答よろしくお願いいたします。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-02 10:56:45
炎症のカスケードとかサイトカインカスケードいう考え方があります。

慢性炎症を起こす原因があれば免疫応答が常に発動していて様々な身体的影響を引き起こすという考えです。

歯茎におこる炎症も慢性化しやすいですから問題になると考えられています。


>歯茎部分がずっと腫れております。
>担当医に尋ねたところ、問題ないとのことでしたが、腫れる原因としてどういったことが考えられるでしょうか?

セラミックは通常生体への刺激になることはありません。
また電気的に安定しているので細菌が住み着きにくい素材のはずですから、生体親和性が高い人工物ということで歯科材料の中では優れた素材と評価の高いものになっています。

ただ、いくらよい素材を使っていても接着にはレジン系のセメントを使用しますから、接着面が甘いと吸水性の高い樹脂が汚染原因となって生体への刺激物の場となることもあるでしょう。
また形成面やセラミック面が機械的にがさついていて歯茎に乗っかっていれば問題を生じることになるでしょう。


mosmosさんの歯や修復物が実際にどういう状態になっているのか?についてはわかりませんが、腫れる原因が何かあるはずです。
多くがセラミック素材の問題ではなく別にあると思われます。



>担当医に相談したところ、
「血が出てもいいのでしっかり磨いてくださいと言われました」

血が出てもいいのでしっかり磨いてくださいという指導があるようですから、セラミック冠ではなく歯茎に接している歯自体かまたはつなぎ目に問題がある可能性が高いのかもしれません。

出来ることは十分な歯磨きにより炎症を引き起こす毒素(サイトカイン)を発生する元となっている細菌や汚れを毎日取り除くことでしょうし、歯茎の抵抗性を高めることでしょう。

ワンタフトのソフトのようなポイントで当たる清掃具を上手に利用して最初は血が出るかもしれませんが(弱っている組織であれば軽度の刺激でも出血するでしょう)毛先を当てて毒素をためないように清掃してくださいと指導されているのではないかと思います。

歯磨きの効果的な当て方がわからない場合は衛生士にしっかり指導してもらうとよいでしょう。


歯茎の炎症が治まると問題点(つなぎ目に問題があればそれが)が明らかになってくるかもしれません。その時は必要な処置(やり直しや取り残したレジン系セメントの除去など)をおこなってもらうとよいのではないかと思います。

歯自体に問題があれば保存不可能で抜歯になることもあるでしょうし、エクストリュージョンして使用できる部位まで引き出して使用することも考えることになるでしょう。


慢性炎症があることは免疫系のバランスを崩すことにつながりますから、出来るだけすっきりと治していく努力をされることをお勧めします。
ガルバニー電流とはまた異なりますがそちらのほうがより明確に悪いとされています。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mosmosさん
返信日時:2017-09-03 06:43:45
Dr.ふなちゃん様

ふなちゃん先生、ご回答ありがとうございました。
丁寧なご説明感謝いたします。


歯磨きの効果的なあて方等、衛生士さんにご指導いただこうと思います。

調べれば調べるほど体との密接な関わりが出てきて、口内環境を良くしていく重要性が感じられました。


ちなみに、下6番目のクラウン(神経既存)について、ジルコニアクラウンにすることをどう思われますか?
ちなみに合わさる歯(上6番目)は銀のクラウンになります。

あまり奥歯には進めませんか?


当初は金歯にしようと思ったのですが、アレルギーのことやガルバニック電流、異なる金属混在での詰めもの、クラウンの劣化(溶け出す?)を考えると、口内の金属をセラミックに変えていくほうがいい
のかなと考えています。

ただ、セラミックにするとなると、その分歯を削る量が増えますし、割れてしまうと場合によっては神経を抜いたり抜歯になる可能性もあるとお聞きしており、甲乙つけがたい状況におります。

ご回答いただけましたら幸いです。
回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-03 08:56:36
色々な問題があると思いますが、神経を温存することがまだ40代では大きな意味を持つと思います。

奥歯の長さが短いならばジルコニアよりも金属を薦められることが多いのではないかと思います。
審美性の問題を問わないならば金パラで十分という方は多いと思います。

ジルコニアの適応が可能ということならばジルコニアにされておけば電流や溶出という面では安心できそうですね。


>分子栄養学検査の結果、銅の値が異常に高いのです

亜鉛と銅をセットで考えることになると思います。
亜鉛が少ないのでしょうか?多いのでしょうか?
そのあたりについて各種経路について考察してもらうとよいのではないでしょうか?

分子整合栄養学について勉強を深めている医院や歯科医医院はあると思います。
ご相談ください。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mosmosさん
返信日時:2017-09-04 03:35:56
Dr.ふなちゃん 様

いつもお世話になっております。
休日にもかかわらず、早々のご回答大変感謝いたします。


分子整合栄養学に触れてのご回答についても感謝いたします。


>亜鉛と銅をセットで考えることになると思います。
亜鉛が少ないのでしょうか?多いのでしょうか?
そのあたりについて各種経路について考察してもらうとよいのではないでしょうか?

数値につきましては

銅 163、亜鉛 86 でして、医師より指摘がありました。


ストレスが要因にもなるということで、当初はまさか銀歯が影響する可能性があるとは思いませんでしたが、口内環境について調べていくうちに「もしや」と思い始めた次第でございます。

この数値はバランスは先生が見た感じこう思われますか?

ご回答頂けましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-04 16:40:48
こんにちは。

ストレスは様々な問題を生じるでしょうが、ガルバニー電流をストレスと感じてしまうかどうかが問題になると思います。

通常の方はストレスに感じないので体調不良の原因にはならないものでもストレス耐性の低い方の場合、少しのストレスで体調不良と感じてしまう可能性があるかもしれません。

本来はもっと他に根本のストレスがあるかもしれないと考えるのが妥当のように個人的には思いますが、根本の問題ほど直しがたいという現実があるかもしれません。



この分野はまだまだ説明がつかないことが多く検査費用も遺伝子解析(個人で違うので)などおこなってもわからないことが多いという印象を持っています。

独自の仮説を元に治療を進める先生もおられますが、一般に理解されるには至っていないという印象を持っています。


もしやと思われた原因を一つ一つ改善していくということで救われる場合も稀にあると思いますので(ステマを別にして感想という形で公表されていたりもしますし)御希望があれば、対応していくのが歯科の勤めと考える先生はおられると思います。

お近くの歯科医院でご希望を理解してくれる医院があるならば対合も一緒に同じ金属で(セラミックが無理というならば)やり変えてもらうとよいかもしれません。




タイトル ガルバニック電流が気になってクラウンの材質が決められない
質問者 mosmosさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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