左上6番、抜歯後のインプラント治療開始時期について

相談者: るーさん (58歳:女性)
投稿日時:2021-08-18 22:09:43
どうぞよろしくお願いいたします。

左上6番、突然噛むと痛み、歯根破折のため抜歯、1ヶ月と少したちました。
インプラントを考え、複数の歯科医院に相談に行きましたが、方針が違い迷っています。

インプラント手術までどのくらい待つかで違いがありました。
以下、詳細です。
(他に、当初、かかりつけ歯科医院より副鼻腔炎のための痛みと言われて耳鼻科の紹介で行った、総合病院口腔外科と、その今まで通っていた破折を見逃した歯科の考えも記載してあります)


★A歯科
パノラマレントゲン撮影、抜歯上顎6番の骨が少ないので、骨造成が必要になるでしょう。
7月に抜歯したので、2ヶ月後の9月にCTを撮り、見積もり(骨造成予定)。
手術は健康診断後の、10月以降になる見込み。

半年ぐらい待ってもそうは自身の骨は増えないので、抜歯後2ヶ月の9月に方針決定。
また、抜歯した部分に入れ歯は必要なし。


★B歯科
無料インプラント相談。
パノラマレントゲン撮影、骨が少ないと指摘。

とにかく、抜歯して間もないので、自分の骨がどのくらいできるか半年ぐらい待ってCTを撮ってそれから判断。
骨造成は結構大変、なるべく低侵襲が望ましい、ショートインプラントという選択もあり。

半年たってもそれでも骨が足りないなら、骨造成。
半年間、抜歯部分には保険の入れ歯を作成して、歯の移動を防ぐ。


★総合病院口腔外科
耳鼻科からの紹介で行きました(当初、副鼻腔炎からの痛みと言われたため)
インプラントは多くの歯の欠損にしか対応してないので、私は治療対象外。

ただ、他の歯科でインプラントをやるとしたら自分の骨が出来るまでしばらく待つという考えでした。


歯根破折を見逃したかかりつけ歯科(歯のクリーニングに行きました)
抜歯4ヶ月後の11月にCTを撮って、骨の再生の様子を見てから、方針をきめましょう、入れ歯は必要ない、骨造成はありえるでしょう。


以上です。

半年ほど、自分の骨が再生するのを待つ方が普通なのか、それともA歯科のように、骨はそれほど再生しないだろうから、2ヶ月ぐらいで判断するという考えが普通なのか、よくわからなくなってしまいました。

どちらが一般的なのでしょうか?

B歯科では、骨造成は行うが、サイナスリフトは結構大変な手術であり、骨造成の人工骨も長期に信用できるかよくわからない、ともおっしゃっていました。

そちらのホームページ上では、骨造成してインプラントできます、と、うたっているわりには、なるべく低侵襲というお考えのようです。
(ちなみに、インプラントのポスターで有名な〇〇〇歯科に長年いて、開業された先生です)

@B歯科や他の歯科のように、上顎の骨が薄い場合、インプラント治療開始まで、期間を4ヶ月から半年近く空けてCTで判断する方が良いのか。

AA歯科のように、2ヶ月ほどでCTで判断する方が良いのか。 

B奥歯でもショートインプラントで大丈夫なのか。

C入れ歯は必要なのか

判断できかねます。

他にも相談に行こうか迷っていますが、ちょっと疲れてしまいました。

長文になってしまいましたが、どうぞご回答よろしくお願いいたします。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2021-08-19 07:45:17
るー さんこんにちは。

左上6番歯根破折のため抜歯し、1ヶ月と少したち、インプラントを考え、複数の歯科医院に相談に行きましたが、方針が違い迷っているのですね。

抜歯の仕方によっても再生が変わってくると個人的には思っていますので、自分で行っていない抜歯であれば、どのくらい再生が出来るかはあいまいな点が出てくると思います。

歯茎(軟組織)は1カ月、骨(硬組織)は3カ月で再生してきます。この点から、個人的には歯茎が落ち着いた1カ月後、骨がある程度再生した3カ月後に手術する計画を立てることが多いです。

先生の技量や手技によっても左右されるとは思いますが、骨移植の豊方法もインプラントと同時に行う方が、患者さんにとっては1回の手術で済みますので、侵襲や治癒期間を考えると有利だと思います。

ショートインプラントでも6番の中間の欠損でああれば、1つの選択になりますが、ショートインプラントもメーカーによる差はあると思います。

入れ歯は見た目で必要と思うのであれば、使用すると思いますが、1カ月既に使用していないのであれば、今から使用する意味があるのでしょうか?

先生の手技では、ゴールが1年という先生もいれば、半年という先生もおられると思います。
1年以上かかるのであれば、歯が動いて問題になりそうであれば、入れ歯の使用を考えることもあると思います。

施行する先生に良く分からない点はまずは聞いてみて下さいね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: るーさん
返信日時:2021-08-19 18:22:21
加藤先生、ご回答ありがとうございます。

実は、当初は抜歯ではなく根幹治療で破折した根を切除する予定でした。
土台をはずし、レントゲン、CT所見よりも破折範囲が広かったため、やむなく、根幹治療専門医でその場で抜歯となってしまいました。

そちらの先生からのご紹介先の一般歯科では、インプラント大学病院に紹介、総合的に診てもらいたいならば自分で歯科医院を探してください、との事だったので、自力で探している次第です。

なので、抜歯してすぐに骨造成?とはなりませんでした。

加藤先生ならば、3ヶ月ほどで治療計画をたてられるのですね。
半年待っても、骨はそう増えないという理解でよろしいでしょうか?

また、ショートインプラントは、ストローマンを使用するとB歯科医院の先生はおっしゃっていました。
B歯科医院の先生は、骨造成に使う人工の素材についても懐疑的な感じで、なるべく自分の骨を増やして、というお考えのようでした。

昔の抜髄した歯をはじめて抜歯しましたが、これから、金属の土台失活歯がどうなるか、破折するのではないかと恐怖も感じています。
なので、インプラントとはどういうものか、しっかり知っておきたいとも思います。

抜歯後、期間をあけるか、あけないか、骨は出来てくるのか、そうでもないのか、あけてしまうとかえって吸収してしまうのか…。
わからないことだらけです。

上顎の骨が薄いので、半年待つ、というのはあまり一般的ではないと理解してよろしいのでしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2021-08-20 07:31:37
自力で探しているのですね。

>加藤先生ならば、3ヶ月ほどで治療計画をたてられるのですね。
>半年待っても、骨はそう増えないという理解でよろしいでしょうか?

そうですね。半年は待ってもあまり変わらないと思います。
歯茎が治っているので、今するか、3か月後にするか、現状を説明して、どちらが良いか決めてもらいますね。


>また、ショートインプラントは、ストローマンを使用するとB歯科医院の先生はおっしゃっていました。
>B歯科医院の先生は、骨造成に使う人工の素材についても懐疑的な感じで、なるべく自分の骨を増やして、というお考えのようでした。

私も出来るだけ自家骨を使用しています。
その方が、問題が起きにくいです。
ただし、骨を採取することが出来るかどうかですが、1本であれば問題ないと思います。


>わからないことだらけです。

1つ1つ疑問はインプラントをする歯科医院で、まずは聞かれると良いと思います。


>上顎の骨が薄いので、半年待つ、というのはあまり一般的ではないと理解してよろしいのでしょうか?

半年待つのは、骨がしっかりと成熟するという意味では、ありですね。
石橋を叩いて渡る先生は線セくされることが多いと思います。

しかし、インプラントを埋入してからまた待つので、ゴールまでは時間がかかるので、得策では無いと個人的には思います。
抜歯即時埋入する先生もおられます。

もちろん状態によって変わってくるとは思いますが、先生の考え方次第なところもありますので、治療を受けられる先生にしっかりと疑問をぶつけて納得いって治療を受けられて下さいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: るーさん
返信日時:2021-08-21 18:02:24
加藤先生、ご回答ありがとうごさいます。

半年待っても、そう骨は変わらず、治療期間が長くなるという事、理解いたしました。
B先生は石橋をたたく方針なのかもしれません。

自力で探しているので、ネットや、経験者からの情報に頼っています。

A歯科もB歯科も、先生方は、「骨を造成する」とおっしゃっていらしたので、骨移植ではないように思います。

本当は、大学病院の方が良いのかなとも思いましたが、紹介先の先生から、

「大学病院が良いとは限らない、個人の先生の方が上手なこともある」

などと言われてしまって、ますます混乱してしまいました…。

骨移植のことも含めて、再度先生方に方針を伺って、どちらでインプラントをしていただくか、決めようと思います。
ドクターショッピング状態になって、何度もCTを撮るというのもどうかと思いますし…。

半年間待つことは、長い、これはよくわかりました。
何とか、自分で納得できるよう、考えて決めようと思います。

何度もお答えいただき、ありがとうございました。



タイトル 左上6番、抜歯後のインプラント治療開始時期について
質問者 るーさん
地域 非公開
年齢 58歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:6番(第一大臼歯)
インプラント治療法
回答者




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