ブラケットオフ直前なのに前歯に隙間が残っている

相談者: みかんの花さん (42歳:女性)
投稿日時:2023-03-11 00:05:41
とても不安な事がありますので、よろしくお願い致します。

歯列矯正ブラケットオフが近づいてきています。
上二番と三番の間に隙間があります。

ブラケットオフする事が決まってからリテーナーの為の型を取りました。
その後自宅で歯並びを確認した時に上記の隙間を見つけ、以前は閉じていましたから「閉じている写真と現在の空いている写真」の二枚を添付し先生に送りました。

すると診察してくれ、少しワイヤーを引っ張ってくれましたが今現在も閉じていません。
先生は

「型をとった時は閉まっていたし、模型も閉まってる」

と言いますが、私の普段のフロスの感覚では隙間があったと思います。


先生曰く、ブラケット取ってから閉じるとの事でマウスピース一枚(一万円程)を使えば閉まる、もしくはリテーナー(私はプレートタイプ)で閉まる的な事を話していましたが、一ミリぐらいの隙間であればそれで閉まるのでしょうか?


最近インビザも取り入れた様で、

「7万円ぐらいのもあって〜」

と話していましたが、私が無言だと

「それはしなくても良いですが」

なんて言っていましたが、私は今更インビザするつもりはありません。



ただ、以前は閉じていた隙間が一万円のマウスピースやリテーナーで閉じるなら良いのですが、専門家の先生方、それは可能なのでしょうか?

なんとなく、リテーナーの為の型を取った後だから強引に終わらせようとしてる気がしてます。

プレートタイプのリテーナーは外注なのでしょうか?
私が払う金額は上下で4万円ほどです。
院内で作るものなのか私は知らないので疑問を感じています。


噛み合わせの微調整はリテーナーになってから上下を自然に噛ませる様に見て行くと言っていて、それは何となく納得できるのですが隙間についてリテーナーで閉じるのか教えて欲しいです。
宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2023-03-11 10:02:20
みかんの花 さんこんにちは。

歯列矯正ブラケットオフが近づいてきているが、上二番と三番の間に隙間があり気になり不安なのですね。

先生が、「ブラケット取ってから閉じるとの事でマウスピース一枚(一万円程)を使えば閉まる、もしくはリテーナー(私はプレートタイプ)で閉まる」と経験的にお話しているのであれば、多分閉まるのではないかと思います。

ですが、閉まらなかった場合はどうなるか?
不安であれば、そのことについて、ブラケットがあるうちに相談され、解決後に除去された方が安心ですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: みかんの花さん
返信日時:2023-03-11 10:41:25
加藤先生

ありがとうございます。
閉まらなかった場合も聞いておこうと思います。


頂いた回答に被せる形で大変申し訳ないのですが、あともう一つ、ご質問したいです。


元々の歯並びは上下で一本分ぐらい左にズレていて、非抜歯で下の歯を全体的にアンカーインプラントを使って右に寄せる治療でした。
アーチにそってゆっくり右に移動させる感じで。

予定期間は二年でしたが、三年半経った時点で右側は一歯対二歯なのに対し、左側は犬歯から一歯対一歯でした。

終わらない矯正に不安を感じ、話し合いをしたところ下の歯はこれ以上移動出来ないから、左上を犬歯より以降奥に押し込み隙間を空け上下の山谷を完成させるor一歯対一歯で終わらせる。との事でした。

私は表側矯正でしたし、二年、かかっても三年だと予定していた事、治療歯も多いし年齢的に歯の移動距離が多く負担をかけたくなかった事から左側は一歯対一歯で終わる事にしました。

その為、噛み合わせは不安定です。
ズレと若干の開口があったから噛み合わせの為に矯正に踏み切りましたが、この状態に不満はあります。


先生は「妥協が必要」と言います。
きっと理想を求めるなら歯の寿命と時間を、ここで終わるなら外見的にも未完成で不安定な噛み合わせの妥協。となると思います。

でも、何故もっと早く言ってくれなかったのか。
もっと工夫があったら上手く行ったのではないか。

4年、表側のワイヤーと歯ブラシの時間、お金も掛かってますからモヤモヤとしています。
もっと早くセカンドオピニオンすれば良かったとさえ思っています。

ですが、もうすぐブラケットオフ。
オフして保定期間中にセカンドオピニオンも出来ますでしょうか?



そして、今かかかっている医院に例えば返金の話になった時、矯正歯科学会指針だと保定まで行くと0〜5%とありました。
私としては左右の歯並びも違うし、噛み合わせも合ってないので治療途中だと思っていますが、保定までいけばやはり0〜5%になるのでしょうか?

昨日調べると、一歯対一歯は歯のダメージが大きく長持ちしないとありとても不安です。


長々すみません、回答頂けると有難いです。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-03-11 13:36:55
こんにちは。

矯正歯科治療では人工的な歯の位置と噛み合わせを再構成して作りますから、安定する一歯対二歯咬合を可及的に目指すのが望ましいとされていると考えます。

ところが、理想的な仕上がりにならない場合もしばしばあります。
理想的な仕上がりにするには外科矯正が必要というケースが多いです。

顎の形や見え方の左右対称性まで上手く仕上げられたり、前後的な顎の位置を理想的に仕上げられたり、歯軸傾斜角を理想的に出来るからです。ところが、外科にはリスクもありますから多くの方は選択されません。

その為、カモフラージュ的な矯正の仕上がりになる事が多くなります。
特に加齢後は歯の動きも悪くなり組織改変もうまく行き難くなりますから無理し難くなる場合がしばしばあるでしょう。
それで妥協が必要になる場合が増えるでしょう。



〉元々の歯並びは上下で一本分ぐらい左にズレていて、非抜歯で下の歯を全体的にアンカーインプラントを使って右に寄せる治療でした。
〉アーチにそってゆっくり右に移動させる感じで。

1本分もズレていたならばお顔の左右非対称もあるのではないでしょうか?
元々欠損歯がなかったならばかなり歪んだアーチフォームだったのではないでしょうか?

アーチから大きく逸脱する動かし方をしますと歯根は硬い皮質骨に当たりますから歯は動かなくなるか、歯根吸収が進みます。
アンカースクリューを使っても元々骨がないところに外科を使わずに歯を動かす事は無理ですからね。

元々、どう妥協していくか?というケースだったのかもしれませんね。
治療着手前にどういう説明を受けられていたのでしょうか?

理想的な終わりを確約されたのでしょうか?



〉オフして保定期間中にセカンドオピニオンも出来ますでしょうか?

セカンドオピニオンは大学病院などで受けられる事になるのだろうと思いますが、早めに希望をお伝えになった方が良いかもしれませんね。

新たな治療を受ける為の転院であればオフ後になる事が多いと思います。
術者により使用したいブラケットの種類やつける位置が変わるはずです。
同じものでは同じ程度の仕上がりになると考えると思います。


前歯のスペースクローズは噛み合わせが不安定では上手くいかないかもしれません。
前歯の安定は顎位の安定と臼歯の安定に左右される為、噛み合わせ位置を調整するところまで進む必要があるかもしれませんね。

ブラケットオフ後の噛み合わせ位置の安定は、ゴム掛けが出来なくなりますから、歯の早期接触部位を削る咬合調整歯冠修復のやり変えや歯冠修復治療の追加で行う必要が生じやすいと思います。

自然挺出で噛ませられる範囲なのか?は歯科医によく説明してもらうと良いでしょう。


アライナーでは隙間を閉鎖できる場合あれば、隙間を閉鎖したために噛み合わせ調整量が増える場合もあるでしょう。

インビザラインはデジタルデザインをしますから保定用リテーナーより緻密に歯の移動が可能で、事前に治療目標を0.1o単位程度で可能にするでしょうが、インビザラインとゴムを併用する仕上げになるかもしれませんね。


リテーナーが外注技工なのか?院内製作なのか?知りたい場合も直接尋ねなければあいにく誰も他所の歯科医院の事はわかりません。

主治医としっかり話し合う事が大切でしょう。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2023-03-11 14:16:43
前歯の正中線が左右どちらかにズレている(しかも上下)状態の不正咬合は、矯正治療の対象としては非常に厄介なものです。

私の勉強不足かもしれませんが、欠損歯・矮小歯の存在、顎変形症を除けば、原因についてのはっきりした記載は見たことがありません。

不正咬合としましたが、あなたにとっては、正常咬合と言えるのかもしれません。
なるようにしてなったという便利な語句を使わせてもらうと、分かり易いでしょうか。

そのような見方からすると何とか歯を動かしても、またなるようにしかならないということが(正常が好ましい故)言えるかもしれません。



その上歯列矯正治療には、後戻りという、重要なマイナスの現象が存在します。
以上のことからこのようなケースでの、矯正治療を目指しての受診(相談)があれば、大きな見地からよく説明し十分に理解を得られたうえで、治療するかどうか検討することをうながすべきではないでしょうか。

どのような経緯で始めたか分かりませんが、ここで相談されているということは、何かが欠けて(量・大きさ不明)いたのではないかと想像しがちであるということが、この業界に身を置いてからの経験上いえることです。


そのようなことから、相談されているような治療は虚構の上に成り立っていると言える気がします。
そうだとすれば本来回答しようがないといえるかもしれませんというのが、つれないことを承知の上での回答になるでしょうか。
とは言え、はっきりしている具体的な内容であればまた違います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: みかんの花さん
返信日時:2023-03-11 16:18:31
船橋先生

こんにちは。いつも回答頂き本当にありがとうございます。


私のアーチは歪んでいました。
下顎歯列が傾いた感じです。
そして上下とも前後のガタガタはなく一本分全体的に左にズレていました。


矯正を始めるにあたって、何件か顎変形症も診る専門医の先生にカウンセリングを受ました。
一件では顎変形の診断となり形成外科の先生を紹介されましたが、手術を止められました。

私の顔面は左右のエラの厚さは違うけれど、顎先がさほど曲がっていなく(誰かに指摘された事も一度もありません)、切るメリットがデメリットより多くないとの事でした。

今の担当医も大学病院で顎変形も診ていましたが、切らずに矯正となりました。


ただ、外見上はさほどであってもニッと歯並びを見たときに、下顎の歯並びの歪みや傾きはありましたからグレーだと思います。

担当医も

「難しい症例だが、これまでの経験から何とか出来ると思う」

との事で、教授診断でも

「歯並びと噛み合わせの改善」

だったので模型の様な一歯対二歯を私は予想していました。



これまで何度か担当医とも話し合いをしましたが、さらに左上を動かす事で何とか山谷を作ろうと計画していたのだと思います。

ただ、これまで経過写真を一度も撮る事なく、骨の状態も診ていてくれるのか分からず、予定期間も過ぎていましたし左下の歯茎が他に比べて下がってしまい

(先生の仰るようにアーチから逸脱したのでは?と思っています。もともと前後にガタガタした歯並びでは無く、他の移動した歯茎は下がっていないので)、

これ以上の大きな移動に不安を感じ、また担当医への不信感もありましたから妥協して終わりたいと思い今になります。


が、一歯対一歯だと不安定と聞きますし(現に今も)もっとやり方があったのでは?と疑問が頭から離れません。
もっと早く話してくれたら覚悟や妥協も受け止められた様に思います。
三年半経って初めて

「骨格的な問題で上の歯が下の歯に被さらない」

とも言われました。
なので左側は一歯対一歯で被さりも殆どないのです。
右は模型の様です。



前回の質問から、もともと矯正の契約をした大学病院にも行ってきました。
口の中を簡単に診てのお話でしたが、また検査等は必要で準備に二か月かかるけれど大学に戻って診ることは可能との事です。


今の状態で終わるにしろ、左側をさらに移動させて山谷を作るにしろ、検査結果でリスクがあるからここで限界となっても大学病院で客観的に診断してもらった方が納得して終われる気もしています。



担当医を信じて始めた矯正ですが、ここ半年は担当医の話を真っすぐ信じる事が出来ません。
何故矯正後にインビザでも整えられる等話したのかも謎です。
ワイヤーがついているのに。

もともとの左側歯並びがズレているとは言え、山谷で上手く噛み合っていた事もモヤモヤになっています。
矯正したのに終了が一歯対一歯は何とか出来たのでは?とずっと思うと思います。



感情的な話をしてすみません。
担当医への不信感がどうしても拭えない状態になっています。

船橋先生にはいつも回答頂き、ボランティアにも関わらずお時間を割いて専門的で丁寧なお話を頂けて本当に感謝しております。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: みかんの花さん
返信日時:2023-03-11 16:48:58
松山先生

ありがとうございます。


仰るように、私の歯並びはとても難しいものだったと思います。
なので、何人かの専門医の先生のカウンセリングの中から一番経験がありそうな(大学で難症例を担当していたとの事)先生を選びました。


今思うと、治療計画もアバウトだった様に思います。
他の矯正歯科ではどうか分かりませんが、移動距離等の話はなく上手に下あごの歯列をアーチに沿って全体的に動かし、外見と噛み合わせの安定をはかるという話で私もそう思って始めました。

担当医も

「難しいけれど、これまでの経験で何とか出来ると思う。
やってみましょう」

という感じだったので、もしかしたら先生の中でチャレンジ治療だったのかもしれません。
私は大学病院の上の先生ですし、特にもしもの場合のお話もありませんでしたから、最終模型の様な歯並びになると当然として思っていました。


が、抜歯もなく、隙間を空けながら全体をゆっくり移動させる事で時間も掛かりますし最初の移動から追加で「もっともっと隙間を空けないと動けない」そんな感じになっていました。

私は年齢的にも、もともと歯茎が薄い事、治療歯もいくつもありますから不安も出てきましたし、担当医との話し合いでも「今更言われても。。。」という事が多く、不信感を持ち左側の歯並びについて妥協しても終わらせたいと思い、今になります。



矯正に後戻りはあると理解しています。

もう今の担当医を信じられず、終わらせたい反面、左側が一歯対一歯で噛み合わせも不安定なのでこれから保定といっても安定なんてあるのだろうか?

不安定な形から後戻りすると考えると、一体この四年間の治療は正しかったのだろうか?と疑問が生まれます。


今現在の状態を大学病院で客観的に判断してもらい、どの道でも納得して終わらせることが良いのかなと思ったりします。

矯正を始める事も、矯正中も気楽なものではありませんでした。
噛み合わせが生活に影響し、全部の歯をまんべんなく使う事で歯の寿命を伸ばしたいという思いから始めた事なのでこの様な状態で終わる事が不安でとても悲しく、どうしたら良いのかとても悩んでいます。
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2023-03-11 19:14:12
顎変形症の要素があれば、なおさら難しくなります。

それはかみ合わせが届くか届かないかという咬合高径の問題になり、垂直的問題を解決しなければならないからです。

たとえ無理やり行っても,咬合平面の傾きを生じますし、機能的問題が必ず生じるでしょう。
私であれば相談で終わっていたでしょう。




タイトル ブラケットオフ直前なのに前歯に隙間が残っている
質問者 みかんの花さん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
歯列矯正のトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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