歯周病の治療法

相談者: たいしろうさん (28歳:男性)
投稿日時:2025-04-25 12:00:56
こんにちは。
質問させて頂きます。


最近、歯茎の腫れがひどくなっていて歯周病の検査をしたところ、Fn菌とAa菌とPi菌がたくさん検出されました。


そこで質問なのですが、そちら除菌することは可能でしょうか?

またどういった治療法がありますでしょうか?


検査をした病院では様子見しかないと言われたのですが、ブラッシングとか以外にもできる事がないかなと思い。

よろしくお願いします


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2025-04-25 18:47:53
> 歯茎の腫れがひどくなっていて

根管治療している歯でなく別の部位でしょうか?


菌を減らすためには歯垢を減らすことが近道だと思います。

歯周病学会の指針です。


https://www.perio.jp/file/news/info_220415.pdf

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-04-25 19:02:47
こんにちは。


最近は検索したいことを入れるとAIが回答してくれるようになっているので、随分と楽に検査の意味を理解できるようになっていると思います。


例えば
Fn菌と検索されますと、F.n.菌について詳しく説明します。

特徴:
線状で、両端が尖っていて中心部がやや太い紡錘状の形をしているのが特徴です.

役割:
デンタルプラーク形成に中心的役割を担い、他の細菌と共凝集することでバイオフィルムを形成します.

歯周病との関係:
歯周病の原因菌の一つであり、デンタルプラーク内の増殖を促すことで、歯周病を悪化させる可能性があります.

口臭との関係:
糖分解能がなく、酪酸を産生することで口臭の原因となります.

その他:
歯周病だけでなく、大腸がんとの関連性も研究されています.

F.n.菌の存在は、歯周病の予防や治療において重要な情報です。
歯磨き歯科医院でのプロフェッショナルケアによって、F.n.菌の増殖を抑制することが重要です.

関連するキーワード:
Fusobacterium nucleatum
フゾバクテリウム・ヌクレアタム
紡錘菌
デンタルプラーク
歯周病
口臭
大腸がん
歯周病菌
嫌気性菌
グラム陰性菌

と出てきますよね。


ですから歯周病がこのままでは進んでいきそうだなと気づいていただけるのではないかと思います。

また歯周病だけではなく口臭がしたり、なんだか体にとっても悪い細菌なんだろうなとわかると思います。
ですから、様子見ではなく、歯磨きや歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングを受けてくださいと提案されていると思います。


保険診療でも歯垢染色液を用いて歯磨きの程度をチェックしてもらい、歯科衛生士によって15分以上の歯磨き指導等を受けることができると思います。

そして歯周病の検査を受けることができ、歯石除去や機械的歯面研磨を受けることができると思います。

また清掃性の悪い不良修復物があればやり直し治療もしてもらえるでしょうし、スケーリングルートプレーニングなどの初期治療も受けることができます。


せっかく検査を受けられたのですから処置に進んでもらったり管理に入ってもらっても良いのではないかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たいしろうさん
返信日時:2025-04-26 15:32:03
ありがとうございます。



腫れが殆ど奥歯のあたりと2番の前歯の部分になっています。

歯周ポケットが6ミリぐらいあるみたいでプラークの付着はあまりないとの説明を受けたのですが、ブラッシング指導は定期的に受けています。


こういう場合、歯周再生療法 とかそういったのを早めに受けるべきでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2025-04-26 20:29:46
歯周ポケットが6ミリぐらいあるみたいで
プラークの付着はあまりない

個人的には積極的に歯周組織再生療法(リグロス使用)を含む歯周外科を勧めると思います。


以下は歯周治療のガイドライン2022からの引用です。

侵襲性歯周炎
全身的に健康ではあるが,急速な歯周組織破壊(歯槽骨吸収,アタッチメントロス),家族内集積を認めることを特徴とする歯周炎である.また,一般的には細菌性プラークの付着量は少なく,患者は10歳〜30歳代が多い.患者によってはAggregatibacter actinomycetemcomitansの存在比率が高く,生体防御機能,免疫応答の異常が認められるなどの二次的な特徴がある.日本における侵襲性歯周炎の罹患率は難病情報センターの平成24年度の報告によると0.05〜0.1%とされている9).




タイトル 歯周病の治療法
質問者 たいしろうさん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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