矯正をした前歯の叢生と正中が合わないので再矯正を考えます
相談者:
ゆう77さん (30歳:女性)
投稿日時:2025-06-02 09:11:28

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-06-02 10:51:43
こんにちは。
成長期にかけて矯正をされていたということでしょうね。
その後、親知らずを抜歯しておけばある程度歯列は安定したのではないかと想像しますが、非抜歯で矯正していると親知らずの萌出スペース不足のために親知らずが萌出しようとする力がかかってまた叢生が(ガタガタ)が生じるということは結構あると思います。
(成長期を使った矯正なので歯槽の側方拡大も容易なので小臼歯非抜歯でされたのではないかと想像しました)
成長期を使った矯正を受けて一旦終了されておられるケースでは2回目の矯正の移動量は大きくない可能性が高いと思いますから、問題なく再矯正可能ではないかと想像します。
ただ、場合によっては成長期の状態が非常に悪く歯根が大きく曲がっていたり、すでに歯根の先が吸収して歯根が半分程度に短くなっている歯などがありますと再矯正時の個別リスクへの理解が必須という場合もあると思いますから、実際の状態を一度検査を受けられた上で説明を受けられることをお勧めします。
全ての歯科治療時にバリエーションが豊富に存在しますから、個別に専門家に診断を依頼いただく必要がありますね。
歯根が大きく曲がっていますとその歯の動きは非常に悪くなりますし、歯根がとても短くなって(元々短い形成しかできなかったという場合もあります)いますと再矯正による歯根吸収(歯の移動と共に歯根の先は多少丸まって短くなるのが一般的です。
尖っていたりひっかっかるような歯根は移動しないからです)が追加されると歯の寿命に問題が生じるとリスク判断される個別ケースもあると思います。
昨今は、CTとの連動で矯正治療計画を立てていったり、簡単な矯正であればアライナー(マウスピース)を用いたり、より単純な移動で済むようにIPRを併用して矯正したり、矯正治療時にかける力をライトにしたりというように無理が少ない矯正治療法が主流になていると思いますから、通常は問題なく再矯正、再々矯正を長い人生の中で受けられるのが普通になっていると思います。
成長期にかけて矯正をされていたということでしょうね。
その後、親知らずを抜歯しておけばある程度歯列は安定したのではないかと想像しますが、非抜歯で矯正していると親知らずの萌出スペース不足のために親知らずが萌出しようとする力がかかってまた叢生が(ガタガタ)が生じるということは結構あると思います。
(成長期を使った矯正なので歯槽の側方拡大も容易なので小臼歯非抜歯でされたのではないかと想像しました)
成長期を使った矯正を受けて一旦終了されておられるケースでは2回目の矯正の移動量は大きくない可能性が高いと思いますから、問題なく再矯正可能ではないかと想像します。
ただ、場合によっては成長期の状態が非常に悪く歯根が大きく曲がっていたり、すでに歯根の先が吸収して歯根が半分程度に短くなっている歯などがありますと再矯正時の個別リスクへの理解が必須という場合もあると思いますから、実際の状態を一度検査を受けられた上で説明を受けられることをお勧めします。
全ての歯科治療時にバリエーションが豊富に存在しますから、個別に専門家に診断を依頼いただく必要がありますね。
歯根が大きく曲がっていますとその歯の動きは非常に悪くなりますし、歯根がとても短くなって(元々短い形成しかできなかったという場合もあります)いますと再矯正による歯根吸収(歯の移動と共に歯根の先は多少丸まって短くなるのが一般的です。
尖っていたりひっかっかるような歯根は移動しないからです)が追加されると歯の寿命に問題が生じるとリスク判断される個別ケースもあると思います。
昨今は、CTとの連動で矯正治療計画を立てていったり、簡単な矯正であればアライナー(マウスピース)を用いたり、より単純な移動で済むようにIPRを併用して矯正したり、矯正治療時にかける力をライトにしたりというように無理が少ない矯正治療法が主流になていると思いますから、通常は問題なく再矯正、再々矯正を長い人生の中で受けられるのが普通になっていると思います。

山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2025-06-02 13:24:32
こんにちは。
下顎前歯の叢生と正中線の不一致が気になって再矯正を考えていらっしゃるようですね。
現在の状態がわからないので4本抜歯症例で矯正したと考えてお答えいたします。
正中線を合わせることはかなり困難です。
以前の矯正治療が非抜歯症例だったとすれば4本抜歯症例としてできるかもしれませんがいずれにしろかなりの困難が予想されるので私はしません。
また下顎前歯の叢生を治すとなるとスペースをどこから持ってくるかが問題となります。
通常スペース不足なので4前歯を唇側に傾けることになります。
そうすると少々出っ歯となり上顎との咬合接触が取れなくなるかもしれません、したがって個人的には抜歯症例での再矯正はお勧めいたしかねます。
もし以前非抜歯症例として下顎4前歯を並べた場合いくらきれいに並べても間違いなく元に戻ります。
この場合上下4本抜歯症例として治療することになります。
その時抜歯空隙を閉鎖するのが年齢的に少々難しくなりそうです。
また抜歯することによって咬合が深くなってしまうためそれをどう治すかになるでしょう。
下顎前歯の叢生と正中線の不一致が気になって再矯正を考えていらっしゃるようですね。
現在の状態がわからないので4本抜歯症例で矯正したと考えてお答えいたします。
正中線を合わせることはかなり困難です。
以前の矯正治療が非抜歯症例だったとすれば4本抜歯症例としてできるかもしれませんがいずれにしろかなりの困難が予想されるので私はしません。
また下顎前歯の叢生を治すとなるとスペースをどこから持ってくるかが問題となります。
通常スペース不足なので4前歯を唇側に傾けることになります。
そうすると少々出っ歯となり上顎との咬合接触が取れなくなるかもしれません、したがって個人的には抜歯症例での再矯正はお勧めいたしかねます。
もし以前非抜歯症例として下顎4前歯を並べた場合いくらきれいに並べても間違いなく元に戻ります。
この場合上下4本抜歯症例として治療することになります。
その時抜歯空隙を閉鎖するのが年齢的に少々難しくなりそうです。
また抜歯することによって咬合が深くなってしまうためそれをどう治すかになるでしょう。

相談者:
ゆう77さん
返信日時:2025-06-03 09:25:22
船橋先生
ご返信ありがとうございます。
おっしゃる通り、非抜歯で矯正しました。
本当に早めに親知らずを拭いておけば良かったなぁと今になって思います。
まさに歯根吸収の心配をしておりまして、素人ですがレントゲンをみましても下前歯4本が隣の3番の歯に比べてかなり歯根が短いと思います。
歯根が短いと今後の歯の寿命にどのような影響がありますか?
歯周病や虫歯に気をつけていけば、生活する分には老後も問題なく使っていける歯でしょうか・・。
山田先生
ご返信ありがとうございます。
やはり、正中を合わせることは難しいのですね・・。
前回は非抜歯で矯正しました。4本を抜く必要があるとなると再矯正するべきか悩みますね・・。
正中がずれた状態で過ごすことに何か問題はあるでしょうか?
噛み合わせに問題がなければ大きな影響はありませんか?
追加の質問になりますが、宜しくお願いいたします。
ご返信ありがとうございます。
おっしゃる通り、非抜歯で矯正しました。
本当に早めに親知らずを拭いておけば良かったなぁと今になって思います。
まさに歯根吸収の心配をしておりまして、素人ですがレントゲンをみましても下前歯4本が隣の3番の歯に比べてかなり歯根が短いと思います。
歯根が短いと今後の歯の寿命にどのような影響がありますか?
歯周病や虫歯に気をつけていけば、生活する分には老後も問題なく使っていける歯でしょうか・・。
山田先生
ご返信ありがとうございます。
やはり、正中を合わせることは難しいのですね・・。
前回は非抜歯で矯正しました。4本を抜く必要があるとなると再矯正するべきか悩みますね・・。
正中がずれた状態で過ごすことに何か問題はあるでしょうか?
噛み合わせに問題がなければ大きな影響はありませんか?
追加の質問になりますが、宜しくお願いいたします。


船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-06-03 14:57:00
下前歯4本が犬歯歯根と比較して短いのは正常です。
ただ、程度問題がありますからその辺りをきちんと歯科医に診断してもらってください。
ある程度歯根が短くても歯周病にならなければ生涯支障がない場合は多いです。
酷い叢生(ガタガタ)があると歯周病のリスクが上がりますし、審美的にも好ましくないですよね。
外来物が歯面に固着し着色していても綺麗に清掃できませんし。
成長期に矯正治療を受けられて大臼歯・犬歯関係がT級に出来ていて、咬合平面がほぼ平坦に作られていて、咬頭対窩の関係がほぼ出来上がっているというのが成長期にきちんとした矯正治療を受けられた方の特徴になるのではないかと思います。
(矯正指導医の元で治療を受けられて終了まで行かれているという事ですからね。そういう治療ゴールが達成できていなければ指導医になる資格って何?と逆に問題になりますからね)
その後、保定装置を使用されて来られずに前歯の叢生や正中の不一致が多少生じたとしても、割と単純に再矯正可能なのではないかと想像しています。
矯正歯科にご相談に行かれてみても良いのではないでしょうか?
ただ、程度問題がありますからその辺りをきちんと歯科医に診断してもらってください。
ある程度歯根が短くても歯周病にならなければ生涯支障がない場合は多いです。
酷い叢生(ガタガタ)があると歯周病のリスクが上がりますし、審美的にも好ましくないですよね。
外来物が歯面に固着し着色していても綺麗に清掃できませんし。
成長期に矯正治療を受けられて大臼歯・犬歯関係がT級に出来ていて、咬合平面がほぼ平坦に作られていて、咬頭対窩の関係がほぼ出来上がっているというのが成長期にきちんとした矯正治療を受けられた方の特徴になるのではないかと思います。
(矯正指導医の元で治療を受けられて終了まで行かれているという事ですからね。そういう治療ゴールが達成できていなければ指導医になる資格って何?と逆に問題になりますからね)
その後、保定装置を使用されて来られずに前歯の叢生や正中の不一致が多少生じたとしても、割と単純に再矯正可能なのではないかと想像しています。
矯正歯科にご相談に行かれてみても良いのではないでしょうか?

相談者:
ゆう77さん
返信日時:2025-06-06 13:57:28
タイトル | 矯正をした前歯の叢生と正中が合わないので再矯正を考えます |
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質問者 | ゆう77さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正(矯正歯科)その他 矯正関連 叢生(ガタガタの歯並び) 歯並び(歯ならび)その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。