質問 |
dankai1914 2024/02/03(Sat) 23:09
経過と現状
●右下6番が一昨年根管治療後、破折により周囲歯槽骨の吸収が進んで、抜歯せざるを得なくなりました。
●右下7番は20年以上前から欠損ですが、骨は十分ありました。
そこで6番を骨造成後、6,7番をインプラントにする予定です。
右上6,7番は天然歯です。6番には銀歯のインレーが詰めています。
今のところ、国内インプラント学会の指導医でもあり、かみ合わせ認定医でもある医師(もちろん自ら手術です)からは、インプラントの補綴物にはジルコニアで十分である。金属は高騰している、とのお話で今ジルコニアを勧められています。
私は対向歯が天然歯なので、ゴールドを希望していました。
本サイトの回答をさぐってみますと、噛みあわせがきちんとなっていればジルコニアでもよいような意見があり、迷っています。
ちなみに、大学病院での見積もり価格は、メタルボンド12万、ゴールド10万、ジルコニア8万(以上、税込み)
関連して当医院のメンテナンスは衛生士60分1万円、大学病院では同じく衛生士60分7000円です。
質問
1 ジルコニアの問題点がないでしょうか。
2 長期にわたるメンテナンスで、1回1万円は高いのでしょうか。 |
回答1 |
加藤 道夫 2024/02/04(Sun) 08:30
dankai1914 さんこんにちは。
右下6番が一昨年根管治療後、破折により周囲歯槽骨の吸収が進んで、抜歯せざるを得なくなり、、6,7番をインプラントにする予定で、補綴で悩まれているのですね。
悩んでいるのであれば、今決める必要もないと思います。
通常インプラントの仮歯を入れることが多いと思いますので、仮歯の状態でトラブルがまずないかどうか見てから決めても良いと思います。
仮歯が壊れた場合には、リスクが高いので、かみ合わせを気を付けるか、柔らかい被せ物を選んだ方が良いかもしれませんね。
メンテナンスは、そこの歯科医院で診てもらいたいと思うかどうかだと思います。
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回答2 |
タカタ 2024/02/04(Sun) 09:31
質問
1 ジルコニアの問題点がないでしょうか。
A:素材はあまり問題ではありません。すべての歯が天然歯の場合は加齢変化とともに全てがバランスよくすり減りますが、たった一本でも人工物を使って治療を行うと、自然のすり減りのバランスが狂います。
例えば、裸足生活だったものが、右足にスニーカー、左足にブーツを履くと想像してみてください。明らかにバランス悪いですよね。
そんな靴で歩いたら膝を痛めてもおかしくないですよね?
我々歯科医師ができるのはその”厚みを均一にする”くらいしかできないのです。
なので、たった一本でも人工物に置き換えたら、その先一生涯にわたって噛み合わせの調整が必要になります
そのリスクを避けようと”柔らかい金属”である”金”が推奨された時代もありましたが、どのような材料にしたところで
【天然歯よりもすり減りやすい】
か
【天然歯よりもすり減りにくい】
のどちらかしかありえないのです。
なのでどの素材のものを使おうと関係ないということです
大事なのは長期的なメインテナンスと調整です。
2 長期にわたるメンテナンスで、1回1万円は高いのでしょうか。
高くないと思います。
というよりも、先述したような噛み合わせの変化を見つけるようなことができるメインテナンスを受けられるかどうかが重要です。
まぁ、9割以上の歯科衛生士はそれを見分けることすらできないので、そこの衛生士の観察力次第かと思います
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返信1 |
dankai1914 2024/02/04(Sun) 10:31
加藤先生
早朝からのご回答ありがとうございます。
1.当医院(A医院とします)の院長はジルコニアを強く推奨されて、仮の見積書にもジルコニア冠と記しており、他の選択肢はほぼ考えていないようです。そのため、自分としても対向が天然歯の場合、その歯が痛むのではないかと心配しています。
2 インプラントには仮歯の予定はありません。根管治療終了で補綴のみ残っている5番にレジンで仮歯をつけて、6,7番は6番抜歯後なにもない状態です。右上が落ちてこないために、上の4から7まで一時的にセメントで連結するそうです。
3 「メンテナンスは、そこの歯科医院で診てもらいたいと思うかどうかだと思います。」
については、インプラントはA医院でして、メンテナンスは別の医院でするということでしょうか。トラブルが発生した場合には、やはりインプラントをしたA医院でメンテナンスをしたほうが良いかと思いますが、できれば追加のご説明をいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
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返信2 |
dankai1914 2024/02/04(Sun) 21:49
高田先生
ご回答ありがとうございました。
1. ジルコニアについて
ネット検索して勉強した結果、ジルコニアで問題ないことを確信しました。分かりやすい説明をありがとうございました。
ジルコニアのかみ合わせ面をきちんと平滑に調整すれば問題ないということかと理解しました。A医院の院長はおそらくジルコニアに慣れていると思われますので安心しました。
2 メンテナンスについて
私は左下6,7番を20年前にインプラントにして以来、メンテナンスは基本的にかかりつけ医での定期健診とインプラント施術医によるインプラント調整(多分かみあわせ)によってインプラント周囲炎はまったくなく、今回まわった3医院すべてでインプラントはしっかりしているとの評価をいただいています。
そこで、再質問ですが、「噛み合わせの変化を見つける」のは衛生士によるのでしょうか。少し理解しにくいので追加のコメントをいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
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返信3 |
dankai1914 2024/02/06(Tue) 08:23
回答いただいた先生方に感謝いたします。
別医院による提案もジルコニアということで、メインテーマのジルコニアで良いですかということに関して納得しましたので解決済みといたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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