質問 |
こころう 2024/10/15(Tue) 08:34
ファイバーコアは何年か前に保険適用できるようになったと認識していますが、
いくつかの歯科医のホームページをのぞくと、ファイバーコアは保険外治療になると記載している医院をいくつか見つけました。
なぜ保険適用となったのに保険外としている医院があるのでしょうか。
こちらにいらっしゃる先生方の考えをお聞きしたいです。 |
回答1 |
小林 誠 2024/10/15(Tue) 10:25
健康保険のルールとして、、、
歯冠修復物が健康保険適応外のものならば、支台 ( の種類がファイバーコアであれ何であれ ) の治療も健康保険が給付されません。
また
支台 ( の種類がファイバーコアであれ何であれ ) の治療を自由診療として算定した場合は、歯冠修復物 ( の種類が何であれ ) に健康保険が給付されません。
つまり、健康保険では、ファイバーコアだけを歯冠修復物と切り離して単独で扱うことはありません。
|
返信1 |
こころう 2024/10/15(Tue) 14:50
小林先生、回答ありがとうございます。
私が今まで行ったほとんどの歯医者さんが根の治療や虫歯を削る治療は保険内で、被せ物は自費か保険内かで選ぶと言った流れでしたが、実は公にはできないことだったのですかね。
患者からしてみたらありがたいことですが。
では、根の治療もすべて保険内の治療で行っていた場合、メタルコアかファイバーコアかにかかわらず、保険内でできるということですよね?
ファイバーコアは保険内治療では選択できない、としている歯科医も実際にいると思いますが、それはどういう理由が考えられますか?
こちらの先生方の医院では、保険内治療でファイバーコアは選択することができるのでしょうか?実際のところをお聞きしたいです。
|
回答2 |
小林 誠 2024/10/15(Tue) 16:17
書き方が良くなかったのか、よく理解いただけなかったようですね。
>実は公にはできないことだったのですかね。
2016年から公になっています。
>根の治療もすべて保険内の治療で行っていた場合、メタルコアかファイバーコアかにかかわらず、保険内でできるということですよね?
健康保険が給付される歯冠修復物を選択した場合のみ可能です。
>ファイバーコアは保険内治療では選択できない、としている歯科医も実際にいると思いますが、それはどういう理由が考えられますか?
健康保険が給付されない歯冠修復物を第一選択にしているものと推測します。
>こちらの先生方の医院では、保険内治療でファイバーコアは選択することができるのでしょうか?
弊院の場合ですと、そもそも健康保険が給付される歯冠修復物を選択される方が、殆どいらっしゃいません。
ただ、弊院の料金設定としては、支台の治療費は、歯冠修復物の治療費に含めていますので、患者さんにご負担いただく支台の治療費は実質0円ということになります。
他の施設のことは分かりませんが、健康保険が給付される歯冠修復物を選択された方に対しては、ファイバーコアであれメタルコアであれ、支台の治療についても健康保険が給付されるものと思います。
|
返信2 |
こころう 2024/10/15(Tue) 16:42
先生のおっしゃっていることは理解しているつもりです。
保険内治療で行う場合は、根の治療も支台も被せ物も全て保険内(あるいはすべて自費)でなければならないというルールがあるんですよね。
私が先ほどのコメントで言っているのは、根の治療や支台は保険内の治療で行い、被せ物は自費のものか(セラミックなど)か保険内なものか選択できる歯科医院も実際は多く存在してるのかな、と思ってのコメントでした。混合診療となると思うので公にはできないかもという表現を使いました。
ファイバーコアは2016年に保険適用されましたが、
全て保険内の治療で、支台にファイバーコアは選択できず、メタルコアしか選択できない歯科医院も実際には多くあると考えています。
なぜ2016年に保険適用されたものなのに、保険内の治療で選択できないか、が疑問でした。
わかりにくい質問で申し訳ありません。
|
回答3 |
小林 誠 2024/10/15(Tue) 17:24
>根の治療や支台は保険内の治療で行い、被せ物は自費のものか ( セラミックなど ) か保険内なものか選択できる歯科医院
@ 繰り返しになりますが、支台を保険内の治療で行った場合、被せ物に自費のもの選択すると混合診療になります。
A 歯内療法を保険内で行い、支台と歯冠修復物について保険内のものと自費のものとで選択するパターンは多く存在してると思います。
B 逆に、歯内療法は自費で行い、支台と歯冠修復物を健康保険で治療というパターンもあろうかと思います。
A と B は、何れも混合診療には該当しません。
>支台にファイバーコアは選択できず、メタルコアしか選択できない歯科医院
支台に限らず、健康保険内での治療においては、術者が用いる素材について患者さんに選択を求める歯科医院は、そもそも少ないのでは思います。
ただ、健康保険での統計として、メタルコアの使用率は、ファイバーコアの10分の1未満だったように思います。
|
回答4 |
井野泰伸 2024/10/15(Tue) 18:33
>なぜ2016年に保険適用されたものなのに、保険内の治療で選択できないか、が疑問でした。
これは制度の問題なので、制度を運用している厚生局に問い合わせた方がいいと思いますが。
私は保険診療していませんが、
土台はほぼレジンコアでファイバーコアを作ることは月に0〜2本ぐらいですね。
ファイバーコアは前歯でフェルールのないようなケースしか作りませんが、やはり歯質の残存量が少ないので成績としてはファイバーコアの方が問題は起こしやすいです。
あと、患者さんに土台の材料や方法を選んでもらうことはないですね。
自分の経験から思うベストな選択肢で患者さんに施術をしています。
|
回答5 |
Dr.ふなちゃん 2024/10/16(Wed) 04:38
|
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
|
こんにちは。
ファイバーコアは保険適用されたものとされないものがあると思います。
どちらにするかはメーカーの販売戦略だったり、保険適用材料としての規格に達していなかったり(そこを目指して製作されていなかったり)色々理由があるのだろうと思います。
どの材料を使うか?は歯科医が決めて良い為、保険適用材料を使わないという選択をされているのかもしれませんね。
通常は保険適用されたならば販売数は増えますから、数が売れたら保険適用の販売価格でも黒字にできる為割と良い材料でも保険適用された材料だからという理由から選んで使用する歯科医が多いように思いますが 、時にこだわりがある歯科医もいらっしゃるから保険適用外のファイバーポストしか使われないという選択をされているからかもしれませんね。
保険医が保険適用された材料を選んで使っていれば保険適用治療になります。保険適用外の材料を選んで使っていれば自費になります。ファイバーポストにもそれをくっつける樹脂にも保険適用されたものとされていないもの両方があります。
|
回答6 |
柴田 (評価4.0) 2024/10/17(Thu) 13:32
ファイバーコアは鉄筋コンクリートに似ていると言われることがあると思います。
鉄筋に当たるのがファイバーポスト
コンクリートに当たるのが支台築造用レジン
だと思います。
ファイバーポストも支台築造用レジンも保険適用品とそうでないものがあると思います。
レジンとファイバーポストの両方とも保険適用品でなければ保険請求できないと思います。
|