2歳児のミラノール使用について
相談者:
さとみさん ( : )
投稿日時:2007-04-18 00:54:00
回答1
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2007-04-18 01:14:00
低年齢児に対してもミラノールを勧めている歯科医院はけっこうありますけど、一応WHOでは、6歳未満に対するフッ素洗口は勧めてないんですよね・・・。
というのも、いくらフッ素洗口の安全性が高いと言っても、低年齢児が毎回洗口剤を飲み込んでいれば、急性中毒量には達しなくても、慢性中毒量には達する危険性があります。(重度の慢性中毒である骨硬化症になる可能性はまずありませんが、軽度の斑状歯になる可能性はあると思います)
それにしても、そこまで虫歯になりやすいということは、エナメル質の形成不全とかがあるんでしょうか・・・?定期的にフッ素塗布までしていてそんなに虫歯が出来るというのは、尋常ではないですよね・・・。
うがいの出来ない低年齢児のフッ素洗口については、僕は反対なのですが、まずはどうしてそんなに虫歯になりやすいのか?その原因をはっきりとさせることが必要だと思いますよ。
でもフッ素塗布を行なっていたり、ミラノールを勧めたりしているくらいですから、カリエスリスクのチェックくらいしてそうですけど・・・。
とりあえず虫歯予防についていろいろと勉強をして、担当の先生ともよく話し合われてみて下さい。
⇒参考:虫歯(むし歯)の予防法
というのも、いくらフッ素洗口の安全性が高いと言っても、低年齢児が毎回洗口剤を飲み込んでいれば、急性中毒量には達しなくても、慢性中毒量には達する危険性があります。(重度の慢性中毒である骨硬化症になる可能性はまずありませんが、軽度の斑状歯になる可能性はあると思います)
それにしても、そこまで虫歯になりやすいということは、エナメル質の形成不全とかがあるんでしょうか・・・?定期的にフッ素塗布までしていてそんなに虫歯が出来るというのは、尋常ではないですよね・・・。
うがいの出来ない低年齢児のフッ素洗口については、僕は反対なのですが、まずはどうしてそんなに虫歯になりやすいのか?その原因をはっきりとさせることが必要だと思いますよ。
でもフッ素塗布を行なっていたり、ミラノールを勧めたりしているくらいですから、カリエスリスクのチェックくらいしてそうですけど・・・。
とりあえず虫歯予防についていろいろと勉強をして、担当の先生ともよく話し合われてみて下さい。
⇒参考:虫歯(むし歯)の予防法
相談者からの返信
相談者:
さとみさん
返信日時:2007-04-26 18:17:00
回答2
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2007-04-27 03:17:00
斑状歯というのは、歯の形成段階でフッ素が過剰に取り込まれることで起こるものですから、すでに生えている歯には影響はありません。
ですので、今後影響があるとすれば永久歯ですね。
(これは、TC:テトラサイクリンの着色に関しても同様です)
フッ素の摂取量の目安は、
2歳児(体重13kgの場合)
・1日の目安量:0.7mg
・1日の上限量:1.3mg
・急性中毒量 : 26mg
※上限量を超えると、斑状歯発生の恐れアリ。
となっています。
ミラノールの場合、フッ素洗口を行なって吐き出したあとに残るフッ素量は10〜12%と考えられていますので、毎日法で0.05%フッ化ナトリウム溶液7ccを使用した場合、フッ素洗口に使用されるフッ素量約1.7mg、洗口後に残留するフッ素量は約0.2mg(12%残留とした場合)ということになります。
ですので、その他の食品から摂取されるフッ素量を考慮しても、適切な使用法であれば全く問題はないのですが、ブクブクうがいが出来ずに飲み込んでしまうような低年齢児の場合は、1日の上限量を超えてしまう恐れがあります。(これが、WHOが6歳未満にフッ素洗口を勧めていない理由です)
ただ、ここでポイントがあるとすれば、今回のような使用法(洗口ではなく、ブラッシングに使用する)であればフッ素の使用量もかなり少なくなりますので、フッ素の副作用の問題はまずないかと思います。(その分、虫歯予防効果も多少下がると思いますが・・・)
また、6歳を過ぎれば歯の大部分は完成していますので、たとえ多めにフッ素を摂取したとしても、斑状歯の発生率は非常に低くなります。(これも、WHOが6歳未満にフッ素洗口を勧めていない理由です)
それに、斑状歯にも程度の問題というものがあり、軽度の斑状歯であれば日常ほとんど問題になることはありません。(虫歯のほうがはるかに大きな問題です)
とりあえずブクブクうがいが出来るようになるまでは今の使用法で、ブクブクうがいが出来るようになったら洗口法に移行されるのが良いかと思います。
ですので、今後影響があるとすれば永久歯ですね。
(これは、TC:テトラサイクリンの着色に関しても同様です)
フッ素の摂取量の目安は、
2歳児(体重13kgの場合)
・1日の目安量:0.7mg
・1日の上限量:1.3mg
・急性中毒量 : 26mg
※上限量を超えると、斑状歯発生の恐れアリ。
となっています。
ミラノールの場合、フッ素洗口を行なって吐き出したあとに残るフッ素量は10〜12%と考えられていますので、毎日法で0.05%フッ化ナトリウム溶液7ccを使用した場合、フッ素洗口に使用されるフッ素量約1.7mg、洗口後に残留するフッ素量は約0.2mg(12%残留とした場合)ということになります。
ですので、その他の食品から摂取されるフッ素量を考慮しても、適切な使用法であれば全く問題はないのですが、ブクブクうがいが出来ずに飲み込んでしまうような低年齢児の場合は、1日の上限量を超えてしまう恐れがあります。(これが、WHOが6歳未満にフッ素洗口を勧めていない理由です)
ただ、ここでポイントがあるとすれば、今回のような使用法(洗口ではなく、ブラッシングに使用する)であればフッ素の使用量もかなり少なくなりますので、フッ素の副作用の問題はまずないかと思います。(その分、虫歯予防効果も多少下がると思いますが・・・)
また、6歳を過ぎれば歯の大部分は完成していますので、たとえ多めにフッ素を摂取したとしても、斑状歯の発生率は非常に低くなります。(これも、WHOが6歳未満にフッ素洗口を勧めていない理由です)
それに、斑状歯にも程度の問題というものがあり、軽度の斑状歯であれば日常ほとんど問題になることはありません。(虫歯のほうがはるかに大きな問題です)
とりあえずブクブクうがいが出来るようになるまでは今の使用法で、ブクブクうがいが出来るようになったら洗口法に移行されるのが良いかと思います。
回答3
回答日時:2007-04-27 12:56:00
えーと、大した問題ではないのですが、一応補足しておきます。
WHOの基準は世界の基準なので、日本と違ってフロリデーションなどで意図せずフッ素を飲み込んでる可能性も含めてのものみたいです。
ですから日本の場合は、厚生労働省が「ごっくんしないことを確認した上で」「4歳以上」となってます。
さとみさん、頑張ってお子さんの歯を守ってあげて下さいね。
WHOの基準は世界の基準なので、日本と違ってフロリデーションなどで意図せずフッ素を飲み込んでる可能性も含めてのものみたいです。
ですから日本の場合は、厚生労働省が「ごっくんしないことを確認した上で」「4歳以上」となってます。
さとみさん、頑張ってお子さんの歯を守ってあげて下さいね。
タイトル | 2歳児のミラノール使用について |
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質問者 | さとみさん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
虫歯予防 フッ素 予防関連 乳歯の虫歯(むし歯) 子供(子ども)の虫歯 子供の虫歯予防 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。