後から金額の話をするというやり方は、歯科では一般的なのですか?

相談者: えーちゃんさん (43歳: )
投稿日時:2007-04-10 01:38:00
初めて質問致します。

現在、受診している歯科治療が妥当かどうか判断できなくなったので質問しました(というよりも歯科医に不信感が出始めたので質問しました)。

歯医者に通い始めて2ヶ月程になるのですが、当初、痛かった左下あごの前歯を診てもらい、かなり削った後に『とりあえず仮歯をしておきましょう』、ということで現在、歯全体を包む形の何かで覆われています。

ガムを食べるとよくくっ付きます。色も他の歯とは明らかに異なるクリーム色なので、いかにも治療中といった感じです。

その歯の治療が週1回程度で1ヶ月かかった後、この仮歯の状態のまま、次に右奥歯の治療が始まりました。

『こちらも虫歯をきれいにして、まず歯茎を健康な状態に戻しましょう』といってかなり削り始めて、神経までいっているので神経も抜いておきましょうとなり、殆ど歯自体が原型を留めないくらい削られた状態になった後、また仮歯を入れられました。

そして、今日行ったら、

『今は仮歯ですが、そろそろ正式に差し歯をした方が良いと思います。保険治療もありますが、見た目も悪く持ちも悪いといった最低限の治療ですから、お勧めは保険外となります。1本8万のセラミックです。保険外なので高いのですが、虫歯の再発も抑えられますので検討して下さい』

と切り出されました。

この話は現在治療中の歯だけではなく今後の治療対象の歯でも同じかな、と思ったので、

『今後治療予定の歯で、同じような差し歯の必要があるのは何本ありますか』

と尋ねたら、

『現在治療中の奥歯1本と前歯3本になります』

といった返事でした。

ということは32万は最低限必要ということになります。

そこで『家計にも響くので家内にも相談が必要なので、ちょっと検討させて下さい』といって今週いっぱい返事をまってもらうことにしました。

家内に話すと『大体、歯の治療にそんなにお金がかかること自体がおかしい、毎回、2〜3千円払っていて、さらに32万なんて絶対ぼっている。本当に必要な治療なのか?それとも虫歯を長年放っておいたあなたが悪いのか?』と詰問されてしまいました。

虫歯を放っておいた私に原因があるのは確かですが、歯科医のやり方もこれが普通のやり方なのか不安に感じています。

というのは治療し始めておいて後から差し歯の話が出たからで、治療を始める前の段階でそういった話があるべきでは、と感じたからです。(であれば他の歯科医にも当たってみて比較できたかも知れません)

一般的にこういうものなのでしょうか?
それとも悪質な手口なのでしょうか?

ちなみに前歯3本中、1本は20年前に交通事故時に歯が折れたため差し歯をしていたものが、現在、差し歯の根元に虫歯があるということでした。

この差し歯を新しくするのは納得ができるのですが、後の2本は単に虫歯を削って入れた充填剤(これも20年前で材質も不明です)が変色し見た目に汚いので、それの治療らしいのですが、素人目に見ても敢えて差し歯にする必要性は感じません。

変な質問で申し訳ありませんが、どなたかアドバイス頂けると助かります。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-04-10 07:10:00
始めに治療をして、後から金額の話をするというやり方は、多分一般的なんだろうと思います・・・。

というのも、歯科大学でもそういったことを教わりましたし、歯科医院の経営セミナーでも同じようなことを聞いたことがあります。

一応、いきなり治療費の話をすると患者さんが警戒したり、逃げたりしてしまうかもしれないので、ラポール(信頼関係)が築けてから治療費の話はしましょう・・・と言った内容です。

僕は個人的にはこの方法は何だか「後出し」のような気がするのでやりたくないのですが、かといっていきなり治療費の話をすると不信感を抱く患者さんが大半だというのも事実ですので、難しいところではありますよね・・・。

ちなみに、今回の歯の治療費に関しては、ぼっているような金額ではないと思いますよ。ちゃんと治そうと思ったら、それくらいはかかってきます。

でも、高いですよね・・・。

僕も自分が歯医者になって初めて知ったときは驚きました・・・。
だからこそこのサイトで、予防の重要性を訴えているんですが・・・。

⇒参考:クラウン(被せ物、差し歯)の見た目、持ち、料金の比較
⇒参考:保険と保険外(自費)の違いは何?

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-04-10 09:26:00
どうなんでしょう?

僕も「後だし」がイヤなので、よほど痛みがある場合以外は最初に金額の提示をします。

もちろん、保険だといくら、保険外だといくら、で、被せ物の時期になったら再度、話をしますから、考えておいてくださいね、と。

しかし、僕の知り合いでもそれなりの信頼関係が築けるまでは金額の話をしないという歯科医がほとんどで、「お前、よく最初から金の話ができるな。それで患者さんは逃げないの?」と聞かれます。

「痛くない治療を提供し、信頼を得てから金額の話をする」

と言うのが彼らの言い分です。
ですから、今回のようなケースは多いのではないでしょうか?

ただ、えーちゃんさんも奥様にも歯科治療に対しての認識を改めていただいたほうが良いと思います。

日本の保険診療は世界中で最も安く提供されています。

それはそれで悪い事だとは思いませんし、本当に低所得の人にとっては社会福祉的な役割をしていると思います。

しかし、金額が安いという事は治療の質もそれなりに低いことを意味します。

先進国でこれほど低い歯科治療が行われている国は恥ずかしながら日本しかありません。

保険制度の無いアメリカやヨーロッパと直接比較するのはおかしな話ですが、だいたい、日本の治療費は諸外国と比べると1/10〜1/20です。

歯科医療技術がどんどん進歩しているこのご時世で日本の保険診療は30年間ほとんど変わっていません。言い換えれば諸外国に比べて30年遅れています。

ここで、えーちゃんさんと奥様に考えていただきたいのですが、


 ・30年前の治療技術を安い保険診療で受けたいのか
 ・最新の治療技術を妥当な金額(保険外)で受けたいのか。


担当の先生のおっしゃられているように保険診療は「見た目も悪く持ちも悪いといった最低限の治療」です。

お口は健康の入り口とも言われます。

もちろん、高いお金を払ったから良いというわけではありませんが、少なくとも、保険では最低限であると言うことを認識していないと、もしかしたら、後で後悔することになるかもしれません。

現在、保険診療で一般的に使われている金属の主成分はパラジウムと言いますが、このパラジウムには重篤な金属アレルギーの原因とされています。

昨年、1年間で3名の歯科用金属アレルギーの患者さんを治療しました。全身に湿疹が出て、痒くて夜も眠れないそうです。

厚生労働省はこんな発表、絶対にしませんからね。
自分達の首を絞めるだけですから。


ちなみに、僕が歯科治療を受けるのであれば保険での治療は「絶対に」受けたくありません。

自分がされたくない事を患者さんにもしたくないので、僕はほとんどの患者さんに保険外で治療を行っています。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-04-10 12:16:00
はじめまして。

私もそういうところがありますけど、医者・歯医者というのは結構世間の常識がなかったりしますからね、確かにえーちゃんさんや奥様の指摘はもっともだと思いますよ。

治療内容については事前に必要性の説明、同意を得てから開始、前もって見積もりを提示、は常識といえば常識ですよね。(それがしにくいのが保険制度の問題とも言えますが・・)

参考⇒説明があまりないので、不信感がいっぱいです・・・

私たちは相談してこられる方の、文面から推測して話をするしかないのですが、

仮歯については程度がわかりませんが、おそらくそんなものだと思います。
(因みに保険請求できませんので、いわばサービスの部分になります。)

治療の経緯については文面からは事前の説明が不十分で、実際に削りすぎてるのでは?という印象は受けますが、虫歯が本当はあったかどうかや、差し歯にするべきなのかどうかなど治療の正当性については判断できません。

実際、虫歯はご本人には自覚症状がないのが普通ですので、これは本当にわかりません・・。

せめて納得してもらえる様な努力(写真を撮って見せるとか)があれば印象も随分と違ったものになったのでしょうけれど。

あと自費診療部分の説明についても、タイヨウ先生のおっしゃる通りで、おかしくはないですね。言い方やタイミングには問題があったかも知れません。

私も田尾先生、タイヨウ先生と同じで、出来るだけ事前に金額を提示する様にしていますが、怪訝な顔をされるので、辛いところではあります。。

ただえーちゃんさんが今回ここまで言われるのには、先生やスタッフの日頃の態度、物腰などにも不満を感じるのだと思います。

いくら保険請求出来ないこととは言え、説明などの手間を省くというのには問題があると思います。

個人的には転院しても良さそうかな、という印象は持っていますよ。




タイトル 後から金額の話をするというやり方は、歯科では一般的なのですか?
質問者 えーちゃんさん
地域  
年齢 43歳
性別  
職業  
カテゴリ 歯医者への不信感
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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