ブリッジの際、歯の神経を抜く必要はあるのですか?
相談者:
M.Tさん ( : )
投稿日時:2007-01-03 01:52:27
「ジルコニアのブリッジはどうなのでしょう?」の相談をさせて頂いた者です。
ご回答本当に本当にありがとうございました!
両先生とも、お写真が載ってまして、かなりなイケメンだったのでビビリました。
実際歯医者で、こんなイケメンの先生が出てきたらと思うと…。
恥ずかしくて、なかなか相談できませんよ!(笑)
考えまして、やはり、担当の先生のすすめる裏のゴールドのブリッジを検討中です。
もう一つ、ご相談したいことがあるのです。抜いた歯は左上の5番の歯です。
前の4番は虫歯で神経が抜いてあり、後ろの6番は神経はありますが、虫歯治療でインレーがかぶせてあります。
1)
神経を抜いた歯をブリッジの土台にすると、もろくなりませんか?
2)
今かかっている歯科は、ブリッジにする時は神経を全て抜くそうです。私は断ったのですが、そうすると、「ブリッジをした後しみてくるということだけは承知しておいて」と、対応は冷たかったです。でも、一般的に、神経を抜く必要はないですよね?
実は、ここの歯科で、上記にある4番の歯の神経を抜かれた事があり、そのときは言われるがままに、そうしたのですが、今となっては後悔してます。
すぐ削る、抜歯する、神経を抜く歯医者はよくないと聞きますけど、歯医者、変えたいところです。でも、そことヘタに知り合いなので、縁を切れないところです(←ごめんなさい…愚痴です)
ご回答本当に本当にありがとうございました!
両先生とも、お写真が載ってまして、かなりなイケメンだったのでビビリました。
実際歯医者で、こんなイケメンの先生が出てきたらと思うと…。
恥ずかしくて、なかなか相談できませんよ!(笑)
考えまして、やはり、担当の先生のすすめる裏のゴールドのブリッジを検討中です。
もう一つ、ご相談したいことがあるのです。抜いた歯は左上の5番の歯です。
前の4番は虫歯で神経が抜いてあり、後ろの6番は神経はありますが、虫歯治療でインレーがかぶせてあります。
1)
神経を抜いた歯をブリッジの土台にすると、もろくなりませんか?
2)
今かかっている歯科は、ブリッジにする時は神経を全て抜くそうです。私は断ったのですが、そうすると、「ブリッジをした後しみてくるということだけは承知しておいて」と、対応は冷たかったです。でも、一般的に、神経を抜く必要はないですよね?
実は、ここの歯科で、上記にある4番の歯の神経を抜かれた事があり、そのときは言われるがままに、そうしたのですが、今となっては後悔してます。
すぐ削る、抜歯する、神経を抜く歯医者はよくないと聞きますけど、歯医者、変えたいところです。でも、そことヘタに知り合いなので、縁を切れないところです(←ごめんなさい…愚痴です)
回答1
回答日時:2007-01-03 01:52:27
M.Tさんこんにちは。渡辺です。
そんなに褒められると、こちらが照れてしまいますよー。
さて、ご自身の歯について、本当によくお調べになられていて感心するばかりですが、ご質問にお答えしていきます。
1)について
神経を抜かれた歯は、従来硬さが弱くなると考えられていました。ですから抜いたところには金属の土台を詰め込んで補強した方が良いと思われていたのですが、現在では神経がない歯でも、硬さには殆ど変化がないということが分かっています。ですからそういう意味での心配はありません。
ただ、神経がなくなると、知覚(歯にものが当たった時に、当たったと感じる感覚)がやや鈍くなる様です。
それに加えてもう一本の土台と金属でつなぎますから、全体的にはものの当たる感じが、ご自分でも分かるぐらい鈍くはなると思います。
土台が10本とかの大きなブリッジになると結構患者さんからも指摘されますが、M.Tさんの様に2本程度なら、気にはならないかもしれません。
2)について
ブリッジにする時には神経を抜く、という歯医者さんは結構聞きます。理由はM.Tさんが聞かれた様に、せっかく大きなブリッジを入れたのに後からしみてきたりすると、やり直さなくてはいけなくなるので、それが嫌だからだと思います。
あと、土台にする歯が斜めになっていたりすると、やむを得ず神経を抜くこともあります。
では神経を抜きさえすれば問題は何も起きないのかと言えばそうでもなく、治療中の感染などによって、何年も経ってから根っこの先に膿がたまり、痛みが出たり再治療が必要になったりすることがあります。(再治療になった場合の治療の成功率は更にさがります)
どちらにしても身体の一部を削り取って、元には戻らないことを行うのですから、全く心配ないという訳には行きません。
神経を抜かずにかぶせものをした場合の予後、神経を抜いた場合の予後と、それに伴うリスク(再治療の困難さ、費用の問題など)を合わせて比較すると、私なら、出来るだけ神経は抜かない様にします。
担当の先生と相談して、可能なら神経を抜かずにブリッジを作って頂き、一旦“仮止め”にしてもらって、後でしみて仕方がない場合には神経を抜くという方法ならいかがでしょうか。
そんなに褒められると、こちらが照れてしまいますよー。
さて、ご自身の歯について、本当によくお調べになられていて感心するばかりですが、ご質問にお答えしていきます。
1)について
神経を抜かれた歯は、従来硬さが弱くなると考えられていました。ですから抜いたところには金属の土台を詰め込んで補強した方が良いと思われていたのですが、現在では神経がない歯でも、硬さには殆ど変化がないということが分かっています。ですからそういう意味での心配はありません。
ただ、神経がなくなると、知覚(歯にものが当たった時に、当たったと感じる感覚)がやや鈍くなる様です。
それに加えてもう一本の土台と金属でつなぎますから、全体的にはものの当たる感じが、ご自分でも分かるぐらい鈍くはなると思います。
土台が10本とかの大きなブリッジになると結構患者さんからも指摘されますが、M.Tさんの様に2本程度なら、気にはならないかもしれません。
2)について
ブリッジにする時には神経を抜く、という歯医者さんは結構聞きます。理由はM.Tさんが聞かれた様に、せっかく大きなブリッジを入れたのに後からしみてきたりすると、やり直さなくてはいけなくなるので、それが嫌だからだと思います。
あと、土台にする歯が斜めになっていたりすると、やむを得ず神経を抜くこともあります。
では神経を抜きさえすれば問題は何も起きないのかと言えばそうでもなく、治療中の感染などによって、何年も経ってから根っこの先に膿がたまり、痛みが出たり再治療が必要になったりすることがあります。(再治療になった場合の治療の成功率は更にさがります)
どちらにしても身体の一部を削り取って、元には戻らないことを行うのですから、全く心配ないという訳には行きません。
神経を抜かずにかぶせものをした場合の予後、神経を抜いた場合の予後と、それに伴うリスク(再治療の困難さ、費用の問題など)を合わせて比較すると、私なら、出来るだけ神経は抜かない様にします。
担当の先生と相談して、可能なら神経を抜かずにブリッジを作って頂き、一旦“仮止め”にしてもらって、後でしみて仕方がない場合には神経を抜くという方法ならいかがでしょうか。
回答2
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2007-01-03 01:52:27
私はイケメンじゃないですよ〜(笑)
だから、「心のイケメン」を目指しているわけですが・・・。
さて、ブリッジの土台にする歯の神経を抜くと言われたということですが、私の考えとしては、「可能な限り神経は抜かない」です。
歯が斜めに生えている場合などでは、歯の神経を抜かないとブリッジに出来ないこともあるのですが、後でしみるかもしれないからという理由では神経は抜きません。
歯の神経を抜くと、治療後に歯がしみるというリスクは減らすことが出来ますが、その代わりに神経を抜いた歯に細菌感染が起こって、根っこの病気になってしまうというリスクが増します。(根っこの病気になると根管治療が必要になりますし、ほとんどの場合ブリッジも作り直しになります)
歯の神経を抜いた場合と抜かない場合のメリット・デメリットを比べると、抜かないほうがメリットが大きいと思われますので、担当の先生にもう一度、どうしても神経を抜かなければいけないのかどうかを聞いてみてはいかがでしょうか?(もしかしたら、どうしても神経を抜かなければならないような特別な理由があるのかもしれませんし・・・)
「すぐ削る、抜歯する、神経を抜く歯医者はよくない」というのはよく言われていますが、神経を抜くしかないような場合もありますし、予後不良な歯は早く抜歯をしたほうが、残っている歯にとって良い場合もありますので、すぐ抜歯する、すぐ神経を抜くからよくない歯医者だとは一概に言い切れません。
歯医者さんの良い悪いの判断は非常に難しいですし、患者さんの考え方のよっても良い歯医者さんというものは変わってくるものだと思います。
以前特集コーナーで、良い歯医者さんの見分け方について私なりの考えを書いていますので、よかったらこちらも参考にされてみてください。(歯医者さん同士であればもっと確実な見分け方もあるのですが、ここでは患者さんが見分けるためのポイントになりそうなものを考えて掲載しています)
⇒参考:良い歯医者さんを見極めるためのポイント
だから、「心のイケメン」を目指しているわけですが・・・。
さて、ブリッジの土台にする歯の神経を抜くと言われたということですが、私の考えとしては、「可能な限り神経は抜かない」です。
歯が斜めに生えている場合などでは、歯の神経を抜かないとブリッジに出来ないこともあるのですが、後でしみるかもしれないからという理由では神経は抜きません。
歯の神経を抜くと、治療後に歯がしみるというリスクは減らすことが出来ますが、その代わりに神経を抜いた歯に細菌感染が起こって、根っこの病気になってしまうというリスクが増します。(根っこの病気になると根管治療が必要になりますし、ほとんどの場合ブリッジも作り直しになります)
歯の神経を抜いた場合と抜かない場合のメリット・デメリットを比べると、抜かないほうがメリットが大きいと思われますので、担当の先生にもう一度、どうしても神経を抜かなければいけないのかどうかを聞いてみてはいかがでしょうか?(もしかしたら、どうしても神経を抜かなければならないような特別な理由があるのかもしれませんし・・・)
「すぐ削る、抜歯する、神経を抜く歯医者はよくない」というのはよく言われていますが、神経を抜くしかないような場合もありますし、予後不良な歯は早く抜歯をしたほうが、残っている歯にとって良い場合もありますので、すぐ抜歯する、すぐ神経を抜くからよくない歯医者だとは一概に言い切れません。
歯医者さんの良い悪いの判断は非常に難しいですし、患者さんの考え方のよっても良い歯医者さんというものは変わってくるものだと思います。
以前特集コーナーで、良い歯医者さんの見分け方について私なりの考えを書いていますので、よかったらこちらも参考にされてみてください。(歯医者さん同士であればもっと確実な見分け方もあるのですが、ここでは患者さんが見分けるためのポイントになりそうなものを考えて掲載しています)
⇒参考:良い歯医者さんを見極めるためのポイント
タイトル | ブリッジの際、歯の神経を抜く必要はあるのですか? |
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質問者 | M.Tさん |
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カテゴリ |
ブリッジ治療法 ブリッジその他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。