C1、C2の虫歯治療に、ラバーダムは必要?

相談者: 骨さん (20歳: )
投稿日時:2007-04-21 22:29:00
C1 C2 の虫歯治療ラバーダムは必要ないんですか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-04-23 02:08:00
当然、やらないよりやったほうが良いですよ。
重要性は、根管治療の場合よりは低いと思いますが・・・。

ただ、昨日他の先生方とも色々と話をさせて頂いていたのですが、ただラバーダムをすれば良いというわけでも無いんですよね・・・。

虫歯治療の際には、他にも注意しなければいけない細かな注意点が沢山あります。

この細かな注意点を無視して、ただラバーダムだけをしたところで、はっきり言って意味はないと思います。(ラバーダムなんて意味が無いよ!という歯医者さんは、おそらくこういうことだと思います・・・)

ですので、もともとラバーダムを使っていない先生に、虫歯の治療時にラバーダムの使用をお願いしたとしても、あまり意味は無いかもしれませんね・・・。

逆に、何言わなくてもラバーダムを使っているような歯医者さんは、その他の細かな注意点にも気を遣っている場合が多いと思います。

その代わり、確実に保険外治療になると思いますが・・・

⇒参考:保険と保険外(自費)の違いは何?

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-04-23 13:18:00
C2の場合には厳密にはラバーダムは必要です。
C1の場合は必要性は少ないです。

なぜなら象牙質の構造は管状になっており、その管が歯髄まで続いていますので虫歯処置の最中に管の中に菌が入り込んで歯髄刺激をしないとは言い切れないからです。

C1の場合、エナメル質にはそのような構造が無いので必要性がすくないです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 骨さん
返信日時:2007-04-23 21:06:00
回答ありがとうございます!
象牙質の管の中に菌が入り込んで虫歯になることはないんでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-04-26 14:03:00
僕は虫歯治療の際にラバーダムを使う意義は細菌感染の防止というよりも、水分を遮断して確実な接着操作を行なうため・・・と考えています。

C2の虫歯治療では多くの場合レジン充填を行ないますが、このレジンがしっかり歯に接着するためには、いかに水分を遮断できるか?が重要になってきます。

レジン充填後に二次的に虫歯になってしまうケースもけっこうあるのですが、これも原因は象牙質の管(象牙細管)の中の細菌が原因ではなく、接着不良により、レジンと歯の間から入り込んできた細菌が原因ではないかと思います。

もちろん象牙細管の中に細菌が入り込んでしまうことはあるのですが、たとえ細菌が進入していても外部から糖が入ってこなければ細菌は酸を作ることが出来ませんから、虫歯が進行することもないはずです。

ただ、全くリスクが無いのか?と言われるとちょっと自信がありませんので(どんなにしっかりと接着操作を行なったとしても、数ミクロン単位で隙間が出来てしまうことが指摘されています)、虫歯治療時のラバーダムは「当然、やらないよりやったほうが良い」と僕は考えています。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-04-26 15:21:00
象牙細管の中に菌が入り込んだ場合、糖が無ければ中で虫歯になる可能性は低いのですが、最近が出す毒素の影響を受けて歯髄炎を起こす危険性はあります。

ですので、シビアな治療を行うDrはラバーを行います。

特に若年者は象牙細管が広いため細管内に毒素が入り込んで一気に象牙芽細胞が変性して歯髄炎を起こす可能性があります。

でもね、そもそも、保険治療ではこのような虫歯治療にラバーを使うなんて規定が無いので保険治療ではまず使わないでしょう。

自費治療を含めても、使っているDrは僕を合わせて全国で数人の

”歯科オタク”

だけだと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-04-26 16:36:00
そうですね・・・。

歯チャンネルの歯科相談室は回答者も質問者も含めて、明らかに歯科おたくっぽい人が多いですからね・・・。

ここでの相談や回答が一般的なのかというと、はっきり言って日本ではかなり一般的ではないと思います。

ただ、一般的な診療を行なう場合には、治療の内容だけではなく「経営」の問題が絡んできますから、単に治療の話だけをすれば、僕達が言っていることはごく一般的なことだと思いますよ。

もし自分の親・兄弟の治療をするなら、絶対ラバーダムを使いますし、そのような治療を他の患者さんにも提供していきたいと思っています。

そのためにはまず、患者さん自身にも歯科の知識を身に付けてもらわないといけませんから、こうして情報を発信をすることも大切だと思うわけです。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2007-04-26 17:53:00
タカタ先生に触発されて僕も最近使ったりするんですが、やっぱり保険ではかなり厳しいものがありますね。

院長に見つかったらさすがに怒られそう・・。

あ、でも虫歯の位置によっては保険点数はつきますよ。一応。

基本的に、残った細菌による虫歯に関しては、全く心配ないと思います。
歯髄炎も論理的にはいささか強引かなと。

言葉が悪いですが、細菌は生き埋め・窒息死するはずですし、何とか歯髄に到達しても免疫反応でやられるのが普通でしょうね。

まあ、オタクの世界だと思います。。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2007-04-26 18:51:00
ですね、殆どの場合問題にはならないと思います。

ただ、完全自費治療で行うアメリカなどの場合はやることやっておかないと訴訟の餌食になると・・・ま、こういった感じだとは思います。

保険治療では制度や費用の問題などで出来ることは限られていますが、自費治療は出来うる限りのことをする。

・・・と




タイトル C1、C2の虫歯治療に、ラバーダムは必要?
質問者 骨さん
地域  
年齢 20歳
性別  
職業  
カテゴリ 虫歯治療
ラバーダム
う蝕関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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