ハイブリッドセラミックの詰め物について
相談者:
エミィさん (40歳:女性)
投稿日時:2007-02-19 08:29:00
現在、保険の銀の詰め物をハイブリッドセラミックの詰め物に変えたいと思っております。
長年お世話になっています、歯科の先生にお伝えしましたところ、ハイブリッドセラミックのかぶせにした方が良いとの事です。
確かに、銀の詰め物ですと、長年使用しているうちに、食事中に取れてしまった事が何度かありましたので、その点が心配です。
他の先生のご意見も伺いたいので、宜しくお願い致します。
また、ハイブリッドセラミックの詰め物が取れてしまった場合、再度付けて頂く事は出来ますか。
銀の詰め物ですと、取れてしまった際に、歯で噛んでしまったとしても、変形するような事は無いように思いますが、ハイブリッドセラミックですと、割れてしまう可能性が高いのでしょうか。
長年お世話になっています、歯科の先生にお伝えしましたところ、ハイブリッドセラミックのかぶせにした方が良いとの事です。
確かに、銀の詰め物ですと、長年使用しているうちに、食事中に取れてしまった事が何度かありましたので、その点が心配です。
他の先生のご意見も伺いたいので、宜しくお願い致します。
また、ハイブリッドセラミックの詰め物が取れてしまった場合、再度付けて頂く事は出来ますか。
銀の詰め物ですと、取れてしまった際に、歯で噛んでしまったとしても、変形するような事は無いように思いますが、ハイブリッドセラミックですと、割れてしまう可能性が高いのでしょうか。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-02-19 09:22:00
ハイブリッドセラミックス‥いいですよ。僕はお勧めです。
この2年間で僕はほとんどの患者さんに勧めてきました。
昨年1年間での保険の銀歯で治したのは3個だけです。それ以外はほとんどハイブリッドです(ハイブリッドの症例適応外だったケースはゴールドで治しましたが‥)。
で、ハイブリッドセラミックスでの治療実績ですが、
・インレータイプ(詰め物)の脱落は1件もありませんでした。
・クラウンタイプ(被せ物)での脱落は2件あります。
その2件はいずれも初期の頃に行ったための接着不良です(僕が未熟だったせいです)。
インレータイプのトラブルは2件あり、共に一部分の破折(チッピング)で、簡単な修理で済みました(これも僕の技術不足だと思います)。
修理の仕方は口腔内で直接ハイブリッド(グラディアダイレクト)を充填補修しました。半年近く経ちますが、その後のメインテナンスでも再破折は確認されませんでした。
いずれも保障期間内と言う事で、無償でやり直しをさせていただきました。
結論から言うと、ハイブリッドでの治療は「しっかりした接着」がキモになります。
セメント自体の性能もありますが、しっかりと接着されていると、歯と詰め物の間に隙間がありませんから、二次的な虫歯になりにくく、何回も取れる銀歯に比べて広い意味で「予防」にもなります。
また、金属は硬すぎるため、咬み合う相手の歯や顎の関節にダメージを与えてしまう事があります。
ハイブリッドセラミックスは適度に柔らかく、二次的な虫歯にもなりにくいと言う理由から、今、最も体に優しい歯科材料ではないかと思っています。
この2年間で僕はほとんどの患者さんに勧めてきました。
昨年1年間での保険の銀歯で治したのは3個だけです。それ以外はほとんどハイブリッドです(ハイブリッドの症例適応外だったケースはゴールドで治しましたが‥)。
で、ハイブリッドセラミックスでの治療実績ですが、
・インレータイプ(詰め物)の脱落は1件もありませんでした。
・クラウンタイプ(被せ物)での脱落は2件あります。
その2件はいずれも初期の頃に行ったための接着不良です(僕が未熟だったせいです)。
インレータイプのトラブルは2件あり、共に一部分の破折(チッピング)で、簡単な修理で済みました(これも僕の技術不足だと思います)。
修理の仕方は口腔内で直接ハイブリッド(グラディアダイレクト)を充填補修しました。半年近く経ちますが、その後のメインテナンスでも再破折は確認されませんでした。
いずれも保障期間内と言う事で、無償でやり直しをさせていただきました。
結論から言うと、ハイブリッドでの治療は「しっかりした接着」がキモになります。
セメント自体の性能もありますが、しっかりと接着されていると、歯と詰め物の間に隙間がありませんから、二次的な虫歯になりにくく、何回も取れる銀歯に比べて広い意味で「予防」にもなります。
また、金属は硬すぎるため、咬み合う相手の歯や顎の関節にダメージを与えてしまう事があります。
ハイブリッドセラミックスは適度に柔らかく、二次的な虫歯にもなりにくいと言う理由から、今、最も体に優しい歯科材料ではないかと思っています。
回答2
回答日時:2007-02-20 00:25:00
はじめまして。
多くの歯医者も、多分エミィさんもそうだと思うのですが、壊れない人工物(インレーやクラウン)が丈夫な人工物、というイメージはないでしょうか。
歯は普通段々と磨り減ってかみ合わせも変化していきますから、いざと言う場合には、人工物が壊れてくれないと、歯の方が壊されてしまうという一面もありますよね。
ご指摘の通りで、金属は多少曲がったり剥がれたり外れたりはしても、割れる様なことがない一方、ハイブリッドセラミックやレジン(実はほとんど同じ様なものなのですが)は、確かに磨り減ったり欠けたり割れたりします。
どっちがいいかと言えば難しいところかも知れませんが、歯を守るための人工物と考えれば、歯が壊れる直前に自ら壊れてくれる物こそ優れた材料ではないでしょうか。
一応ハイブリッドセラミックやレジンは、硬さとしては自然な歯と大体同じぐらいに調整はしてあります。
ですから、歯と接着させて一体化させるまでは、非常に壊れやすい物です。
(※自然の歯も細くすると簡単に割れます)
レジン充填の場合と同じく、接着にはテクニックを要します。
接着が上手くいってる状態なのにもしも割れたら、かみ合わせの調整の問題だと思います(これも結構難しいので)が、普通は早期に起きますから、保証期間内のことがほとんどじゃないでしょうか。
インレーがいいかクラウンがいいかの判断は、担当の先生の知識や経験からきているでしょうから、コメントしづらいところですね。
接着が仮にパーフェクトに達成できるのなら、どんな大きさの詰め物でも結果は同じはずなのですが、今は接着剤がそこまで信用出来ないので、さじ加減もあるのでしょう。
もしも自分の歯のことだったら、後で壊れる可能性が多少あってもいいから、あんまり削らずに、上手に作ってきれいに接着させて欲しいなーとか思いそうです。
少なくとも保険のインレーよりは安心できそうですしね。
あ、でも審美的に気になる場所なら、クラウンの方がいいかも知れません。
接着剤が変色することが結構ありますので。
多くの歯医者も、多分エミィさんもそうだと思うのですが、壊れない人工物(インレーやクラウン)が丈夫な人工物、というイメージはないでしょうか。
歯は普通段々と磨り減ってかみ合わせも変化していきますから、いざと言う場合には、人工物が壊れてくれないと、歯の方が壊されてしまうという一面もありますよね。
ご指摘の通りで、金属は多少曲がったり剥がれたり外れたりはしても、割れる様なことがない一方、ハイブリッドセラミックやレジン(実はほとんど同じ様なものなのですが)は、確かに磨り減ったり欠けたり割れたりします。
どっちがいいかと言えば難しいところかも知れませんが、歯を守るための人工物と考えれば、歯が壊れる直前に自ら壊れてくれる物こそ優れた材料ではないでしょうか。
一応ハイブリッドセラミックやレジンは、硬さとしては自然な歯と大体同じぐらいに調整はしてあります。
ですから、歯と接着させて一体化させるまでは、非常に壊れやすい物です。
(※自然の歯も細くすると簡単に割れます)
レジン充填の場合と同じく、接着にはテクニックを要します。
接着が上手くいってる状態なのにもしも割れたら、かみ合わせの調整の問題だと思います(これも結構難しいので)が、普通は早期に起きますから、保証期間内のことがほとんどじゃないでしょうか。
インレーがいいかクラウンがいいかの判断は、担当の先生の知識や経験からきているでしょうから、コメントしづらいところですね。
接着が仮にパーフェクトに達成できるのなら、どんな大きさの詰め物でも結果は同じはずなのですが、今は接着剤がそこまで信用出来ないので、さじ加減もあるのでしょう。
もしも自分の歯のことだったら、後で壊れる可能性が多少あってもいいから、あんまり削らずに、上手に作ってきれいに接着させて欲しいなーとか思いそうです。
少なくとも保険のインレーよりは安心できそうですしね。
あ、でも審美的に気になる場所なら、クラウンの方がいいかも知れません。
接着剤が変色することが結構ありますので。
タイトル | ハイブリッドセラミックの詰め物について |
---|---|
質問者 | エミィさん |
地域 | |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | |
カテゴリ |
ハイブリッドセラミックインレー ハイブリッドセラミッククラウン |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。