剥離性歯肉炎と普通の歯肉炎の違いは?

相談者: FUJiさん ( : )
投稿日時:2007-03-17 14:01:00
剥離性歯肉炎にかかってしまいました。

ひと月ほど、抗生物質を摂って、痛みはだいぶ治まってきたので、経過を見ましょうと言われました。長期で考えて下さいとも言われています。

この場合でも、普通の歯肉炎と同じように歯磨き等、口のクリーニングを徹底することしかないのでしょうか?

そもそも、剥離性歯肉炎と、普通の歯肉炎と、どう違うのでしょうか?
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-03-17 17:00:00
普通の歯肉炎は主にプラーク(細菌)が原因ですが、剥離性歯肉炎はこれに全身的な要素も大きく絡んでくるものと考えられています。

はっきりとした原因は不明ですが、普通の歯肉炎と細菌学的な違いはなく、中年期の女性に発症することが多いということからも、全身的な要素が絡んでいるという可能性は高そうです。

剥離性歯肉炎の治療の基本は口のクリーニング(プラークコントロール)ですが、重度の剥離性歯肉炎の場合にはステロイドや、女性ホルモンであるエストロジェン(男性の場合は、男性ホルモンであるテストステロン)、ビタミン剤などの投与が行なわれる場合もあります。

長期で考えて下さいと言われたということですが、剥離性歯肉炎は再発の傾向が高いので、症状が改善した後も注意深く様子を見る必要があるからだと思います。

とにかく、基本はプラークコントロール、それと、出来るだけ刺激物を避けることです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-03-17 17:17:00
はじめまして。

剥離性歯肉炎ですか・・大変ですね。

私は1〜2度しか見たことがないのですが、重篤な場合は歯磨きも出来ないほど痛みを伴うので、クリーニングさえも難しい場合があります。

とりあえず症状が落ち着いている様ですので、良かったですね。なんとか維持できることを願います。


普通の歯肉炎は、文字通り「歯肉(=歯ぐき)の炎症」だけのことなので、歯磨きを徹底すれば数日〜1週間で健康そのものに快復します。

因みに歯肉炎が出世して進行してしまい、歯周炎(=歯周病歯槽膿漏)になると歯周組織(歯を支える骨など)も病気になってしまうため、歯磨きだけではちょっとしか快復せず、溶けた骨は元には戻りません。

また、歯肉炎も歯周炎も、どちらも原因はプラーク(=細菌の塊)です。

で、「剥離性歯肉炎」ですが、これは原因不明です。

Fujiさんは経験されたと思いますが、歯周組織(=骨など)には異常がないのに、歯肉が白くなって剥離する、そして痛みを伴う病気です。

原因が不明な以上、これといった対処法もなく、治るのかどうかもイマイチわかりません。。。

病態からするとおそらく、細菌の感染も関与するでしょうし、身体の免疫力にも何らかの異常を起こしているだろうと考えるのが素直かと思います。

ですから、細菌の元気を失くす目的で、歯磨きなどのクリーニングの徹底と、あとは全身の健康管理ぐらいしか出来そうなことがありません。

クリーニングにも、補助的に薬液を常用することも考えられなくないのですが、刺激の問題などもありますので、結局ご自身での毎日のブラッシングが要となると思いますよ。

あと全身の健康状態については、特に影響が大きそうな印象はあります。
健康のために出来ることは、積極的に取り組んでみて下さいね。




タイトル 剥離性歯肉炎と普通の歯肉炎の違いは?
質問者 FUJiさん
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カテゴリ 歯茎(歯ぐき)の腫れと痛み
歯茎の異常・トラブルその他
歯周病その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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