歯の根の治療途中に穴?
相談者:
桜坂さん ( : )
投稿日時:2007-03-13 17:12:00
はじめまして
左2番の歯の根の治療をしています。
先生の治療に不安を持ち、初診時とは違う歯医者に通っています。
そこで根の治療をしてもらっていますが、どうやら、前回の治療時に根の途中に穴?をあけられてしまったらしいのです。
おそらく、リーマなどでどこかに穴をあけてしまったらしいのです・・・・。
くやしいです。
事実、土台を途中まで入れると痛みます。
今の先生は、かなりの技術をお持ちの先生で、なんとか土台までこぎつけました。
しかし、根の途中で何かをしてしまったことには間違いないみたいなのです。
仮に、穴をあけられてしまった場合、レントゲンなどで穴の確認することはできるのでしょうか?
また、根の途中で穴をあけてしまった歯は寿命が短いでしょうか?
素人のわかりにくい文章でスイマセン。
どうぞ、よろしくお願いします。
左2番の歯の根の治療をしています。
先生の治療に不安を持ち、初診時とは違う歯医者に通っています。
そこで根の治療をしてもらっていますが、どうやら、前回の治療時に根の途中に穴?をあけられてしまったらしいのです。
おそらく、リーマなどでどこかに穴をあけてしまったらしいのです・・・・。
くやしいです。
事実、土台を途中まで入れると痛みます。
今の先生は、かなりの技術をお持ちの先生で、なんとか土台までこぎつけました。
しかし、根の途中で何かをしてしまったことには間違いないみたいなのです。
仮に、穴をあけられてしまった場合、レントゲンなどで穴の確認することはできるのでしょうか?
また、根の途中で穴をあけてしまった歯は寿命が短いでしょうか?
素人のわかりにくい文章でスイマセン。
どうぞ、よろしくお願いします。
回答1
回答日時:2007-03-13 23:58:00
はじめまして。
根っこの治療は地味なのですが、する側には難しく、される側にもリスクが大きいですからね。
治療を受ける前に、患者さんたちには一番知識をつけておいてもらいたい分野でもあります。
さて、桜坂さんの左上(?)2番についてですが、色々心配があるとのことですね。
問題点を整理すると、
1)途中に穴をあけられたことについて
2)土台を入れた時に痛みがあった
3)寿命についての不安
の3点かと思います。
1)について
驚かれるかも知れませんが、よくあることです。
技術の差も出るところなのですが、私も意図せずやってしまうことがあります。
ですが【=問題】ではないことをご理解下さい。
これは歯科医師の中でも非常に誤解(と私が認識してるだけかも知れませんけど・・)が多いのですが、根っこの途中で穴が開くこと自体は実は問題ではありません。
もちろん余計なトラブルの元にはなるので、細心の注意は必要なのですが。
特に、根っこの先端近くであれば、特別なことをする必要もないぐらいで、細かいことを言えば、私も含めてほとんどの歯科医師が、知らず知らずにも頻繁に開けてしまっています。
もちろん、開けない方が上手いんですけど、開けたからといって【=問題】ではない、という意味です。
歯にはもともと複数、自然に穴が開いています。
(根っこの先端から大体3mm以内に集中していることが多いです)
”良く言えば”、それが人工的にひとつ増えた。だけのことです。
2)について
これは少し、状況の理解に苦しみます。。
相当大きな穴が開いていて、封鎖することなく(※土台が届く様な位置に大きな穴があれば、事前に封鎖しなくてはなりません)土台を入れたという意味でしょうか。
それとも根っこ自体に細菌感染様の症状が残っているということでしょうか。
このいずれかなら、このまま土台を立てるのには問題があったかもしれません。
3)について
穴がいくつあっても、細菌感染を必要最低限にまで除去できているのなら、普通の神経を抜いた歯と同じと考えて良いです。
参考⇒無髄歯(神経を抜いた歯)の寿命について
根管治療の失敗は穴ではなくて細菌感染です。
ただ、余計な穴が開いてしまった歯で注意しないといけないケースは、歯周ポケットと、その余計な穴がもしもつながってしまうと、その部位の感染の除去が出来なくなってしまうことです。
もしもそんなことが起きる危険がある様な部位の穴(=歯周ポケットに近い穴)でしたら、歯周病予防に特別の注意を払ってください。
ということで、前医を擁護する訳ではないのですが、余計な穴が開いてしまったこと自体はそこまで心配する必要はないと思いますよ。
新しい担当の先生がわざわざ口にするほどですから、よほどの穴だったのかも知れませんし、そうするとリカバリーは確かに相当難しくはなります。(根管治療の得意な先生は、こういう治療も得意です)
因みに穴自体は、普通レントゲンでは確認出来ません。
レントゲンに写ってくるとしたら、穴の中が細菌感染を起こしていて、回りに膿がたまって来た時(骨が溶けて黒く写ります)だけです。
ですから、今後も1年おきぐらいでレントゲン撮影は行ってもらい、変化には注意して観察していって下さいね。
根っこの治療は地味なのですが、する側には難しく、される側にもリスクが大きいですからね。
治療を受ける前に、患者さんたちには一番知識をつけておいてもらいたい分野でもあります。
さて、桜坂さんの左上(?)2番についてですが、色々心配があるとのことですね。
問題点を整理すると、
1)途中に穴をあけられたことについて
2)土台を入れた時に痛みがあった
3)寿命についての不安
の3点かと思います。
1)について
驚かれるかも知れませんが、よくあることです。
技術の差も出るところなのですが、私も意図せずやってしまうことがあります。
ですが【=問題】ではないことをご理解下さい。
これは歯科医師の中でも非常に誤解(と私が認識してるだけかも知れませんけど・・)が多いのですが、根っこの途中で穴が開くこと自体は実は問題ではありません。
もちろん余計なトラブルの元にはなるので、細心の注意は必要なのですが。
特に、根っこの先端近くであれば、特別なことをする必要もないぐらいで、細かいことを言えば、私も含めてほとんどの歯科医師が、知らず知らずにも頻繁に開けてしまっています。
もちろん、開けない方が上手いんですけど、開けたからといって【=問題】ではない、という意味です。
歯にはもともと複数、自然に穴が開いています。
(根っこの先端から大体3mm以内に集中していることが多いです)
”良く言えば”、それが人工的にひとつ増えた。だけのことです。
2)について
これは少し、状況の理解に苦しみます。。
相当大きな穴が開いていて、封鎖することなく(※土台が届く様な位置に大きな穴があれば、事前に封鎖しなくてはなりません)土台を入れたという意味でしょうか。
それとも根っこ自体に細菌感染様の症状が残っているということでしょうか。
このいずれかなら、このまま土台を立てるのには問題があったかもしれません。
3)について
穴がいくつあっても、細菌感染を必要最低限にまで除去できているのなら、普通の神経を抜いた歯と同じと考えて良いです。
参考⇒無髄歯(神経を抜いた歯)の寿命について
根管治療の失敗は穴ではなくて細菌感染です。
ただ、余計な穴が開いてしまった歯で注意しないといけないケースは、歯周ポケットと、その余計な穴がもしもつながってしまうと、その部位の感染の除去が出来なくなってしまうことです。
もしもそんなことが起きる危険がある様な部位の穴(=歯周ポケットに近い穴)でしたら、歯周病予防に特別の注意を払ってください。
ということで、前医を擁護する訳ではないのですが、余計な穴が開いてしまったこと自体はそこまで心配する必要はないと思いますよ。
新しい担当の先生がわざわざ口にするほどですから、よほどの穴だったのかも知れませんし、そうするとリカバリーは確かに相当難しくはなります。(根管治療の得意な先生は、こういう治療も得意です)
因みに穴自体は、普通レントゲンでは確認出来ません。
レントゲンに写ってくるとしたら、穴の中が細菌感染を起こしていて、回りに膿がたまって来た時(骨が溶けて黒く写ります)だけです。
ですから、今後も1年おきぐらいでレントゲン撮影は行ってもらい、変化には注意して観察していって下さいね。
タイトル | 歯の根の治療途中に穴? |
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質問者 | 桜坂さん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
根管治療に関するトラブル 根の穴・穿孔(パーフォレーション) 根の穴・穿孔(パーホレーション) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。