医療法人と医療法人ではない歯科医院の違い
相談者:
牛猫丸さん ( : )
投稿日時:2006-05-19 09:33:32
回答1
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2006-05-19 09:33:32
医療法人とは、病院・医師(もしくは歯科医師)が常勤勤務する診療所(または介護老人保健施設)を開設しようとする社団(財団)が、医療法の規定によって法人、いわゆる会社を設立するものです(医療法第39条)。
法人(会社)は主に事業を行い利益を上げることを目的としますが、医療事業は公益性が高いため通常の法人とは区別され「医療法人」となっています。
それでは実際に治療を受ける患者さんにとって何が違うのかというと、実はほとんど違いはありません。
医療法人は医院の経営的な面での制度であり、医療法人でないと出来ない治療法があるとか、治療費が安くなるといったようなことはありません。
下記に、歯科医院にとっての医療法人のメリット・デメリットを書いておきます。
■医療法人のメリット
・医療法人から給与を受けることで、給与所得控除の恩恵が受けられます。
・理事に対する退職金が認められ、法人の損金として計上できます。
・出資を分散することにより、将来の相続税対策が図れます。
・会計年度を選択することが可能になります。
・対外的な信用が上がります。
・院長自身も厚生年金に加入することができるようになります。
※要は税金が安くなり、経営がしやすくなるということです。
■医療法人のデメリット
・院長、職員ともに厚生年金への加入が義務付けられます。
・資金用途を明確にしなければなりません。
・移転などの場合、事前の認可が必要となります。
・交際費の損金参入に限界があります。
・その他、法人経営上の規則や制約があります。
※要は、色々とめんどくさいことが増えるということです。
法人(会社)は主に事業を行い利益を上げることを目的としますが、医療事業は公益性が高いため通常の法人とは区別され「医療法人」となっています。
それでは実際に治療を受ける患者さんにとって何が違うのかというと、実はほとんど違いはありません。
医療法人は医院の経営的な面での制度であり、医療法人でないと出来ない治療法があるとか、治療費が安くなるといったようなことはありません。
下記に、歯科医院にとっての医療法人のメリット・デメリットを書いておきます。
■医療法人のメリット
・医療法人から給与を受けることで、給与所得控除の恩恵が受けられます。
・理事に対する退職金が認められ、法人の損金として計上できます。
・出資を分散することにより、将来の相続税対策が図れます。
・会計年度を選択することが可能になります。
・対外的な信用が上がります。
・院長自身も厚生年金に加入することができるようになります。
※要は税金が安くなり、経営がしやすくなるということです。
■医療法人のデメリット
・院長、職員ともに厚生年金への加入が義務付けられます。
・資金用途を明確にしなければなりません。
・移転などの場合、事前の認可が必要となります。
・交際費の損金参入に限界があります。
・その他、法人経営上の規則や制約があります。
※要は、色々とめんどくさいことが増えるということです。
タイトル | 医療法人と医療法人ではない歯科医院の違い |
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質問者 | 牛猫丸さん |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。