痛みがない虫歯も治療するべき?
相談者:
だいすけさん ( : )
投稿日時:2007-04-01 14:14:00
はじめまして。29歳の会社員です。
こちらのサイトを、いつも参考にさせていただいています。
2週間程前から、虫歯(むし歯)の治療で近くの歯医者に通院しています。
これまで治療済みの虫歯はたった3本でしたが、今回の定期健診で久しぶり(16歳以来)に5本見つかりました。
6番・7番の軽い虫歯は、レジンで治療中ですが、左上4番(3番と4番の隣接面)の虫歯は、金属のインレーになると言われショックを受けています。
笑った時にちょうど見える場所なので、悩んでいます。
セラミックにすれば良いのですが、今回はちょっと考えていません。
レントゲンで分かる虫歯なら、虫歯の進行を抑える努力をするよりも、治療するのが賢明でしょうか?
現在、痛みはないのですが、根元の部分がわずかに溶けている気がします。
担当医は、強制はしなかったので、次回(4/7)までに結論を出す予定です。
質問のレベルが低くて申し訳ないのですが、ご意見をお聞かせいただけないでしょうか。
ご回答は、4/6までにお願いします。
こちらのサイトを、いつも参考にさせていただいています。
2週間程前から、虫歯(むし歯)の治療で近くの歯医者に通院しています。
これまで治療済みの虫歯はたった3本でしたが、今回の定期健診で久しぶり(16歳以来)に5本見つかりました。
6番・7番の軽い虫歯は、レジンで治療中ですが、左上4番(3番と4番の隣接面)の虫歯は、金属のインレーになると言われショックを受けています。
笑った時にちょうど見える場所なので、悩んでいます。
セラミックにすれば良いのですが、今回はちょっと考えていません。
レントゲンで分かる虫歯なら、虫歯の進行を抑える努力をするよりも、治療するのが賢明でしょうか?
現在、痛みはないのですが、根元の部分がわずかに溶けている気がします。
担当医は、強制はしなかったので、次回(4/7)までに結論を出す予定です。
質問のレベルが低くて申し訳ないのですが、ご意見をお聞かせいただけないでしょうか。
ご回答は、4/6までにお願いします。
回答1
回答日時:2007-04-01 15:26:00
はじめまして。
文面からも、非常に関心を持って勉強されてるご様子で、大変嬉しく思います。
患者さん自身の”理論武装”も、良い治療を受けるための重要ポイントとなりそうですから、頑張って下さい。
さて、虫歯の診断についてはよく触れているのですが、非常に難しく、見る先生によっても異なるのが自然です。
患者さん自身で出来る診断基準があって治療をするかしないか、だけ選べればいいのかも知れませんが、なかなかそういう訳にもいきません。
もう読まれたかも知れませんが、下の回答も参考にして下さい。
参考⇒小さな虫歯・・・削るVS経過観察
この中の、「アウトパターン」に、だいすけさんの場合は直接見ることが出来ない場所ですから、「フロスがひっかかる」というのも含んで良いかも知れません。
ただどれぐらいの状態をひっかかると判断するのかがまた微妙なんですけど・・・
一応一般的にやられる診査方法ではあります。
マニアックな方法では、歯と歯の隙間に矯正で使う小さな輪ゴムを3日〜1週間ぐらい挟んで、歯と歯に隙間があいた状態で歯医者が目を凝らしてくぼみが出来てないか直視して診断する、あるいはその状態で型をとって、石膏模型を見て診断する、という方法も実はあるのですが、知っている歯医者さんも少ないでしょうし、もちろん保険点数はありません。
レントゲンで分かる虫歯があるということですが、これも条件が色々とあって、一概にこれだけで基準とはなりません。
あ、痛みについてはもっと参考になりませんが。
レントゲンについては、まず綺麗に撮影されていること自体が案外少ないです。
参考⇒ラバーウェッジや虫歯の判定や手袋の着用について
(※長いので回答5を見て下さい)
隣接面の虫歯は、きれいに撮影されたレントゲンを使っても、くぼみがある様なものの約50%を見落とすという研究報告もあります。
仮に多少質の悪いレントゲンだったとして、それでも写るぐらいの大きさとなると実際にはもっと大きい可能性もあります。逆に意外と小さい・・という事はあまりないでしょう。
ただくぼみがないC1でもレントゲンに写ることは写りますからね、専門家領域の判断かも知れません。
ちょっと専門的になりますが、きれいに撮影されたレントゲンでも削るか削らないかの境界線は、大体象牙質のエナメル質側中央のあたりがMI的な基準の様です。
もちろんくぼみがないことは必要条件です。
参考⇒早いうちにレジンで治療 VS 虫歯が進行してから金属で治療
今までの歯科医師の診断が正しかったと仮定して(=C1などを削っていなかったとして)虫歯の経験は10本ちょっとぐらいあるのが平均ですから、お話からだいすけさんの虫歯リスクは、おそらく高くはなさそうです。
新しく見つかった虫歯が全て出来たてではなく、常用している薬がなく、間食もとらず、歯磨きが上手に出来て、フッ素も使って、必ず定期的に検診に通って虫歯の進行を見ていくことが出来るのでしたら、結構粘れる可能性はあると思います。
ネットで相談に乗るのにはかなり無理がありますので、諸々参考にして、担当の先生とよく話し合って決めて下さい。
少なくとも、痛みの有無や銀になると見た目が悪くなるから・・というのは、診断に重要な要素ではありませんから、そこには惑わされぬ様、決めてくださいね。
文面からも、非常に関心を持って勉強されてるご様子で、大変嬉しく思います。
患者さん自身の”理論武装”も、良い治療を受けるための重要ポイントとなりそうですから、頑張って下さい。
さて、虫歯の診断についてはよく触れているのですが、非常に難しく、見る先生によっても異なるのが自然です。
患者さん自身で出来る診断基準があって治療をするかしないか、だけ選べればいいのかも知れませんが、なかなかそういう訳にもいきません。
もう読まれたかも知れませんが、下の回答も参考にして下さい。
参考⇒小さな虫歯・・・削るVS経過観察
この中の、「アウトパターン」に、だいすけさんの場合は直接見ることが出来ない場所ですから、「フロスがひっかかる」というのも含んで良いかも知れません。
ただどれぐらいの状態をひっかかると判断するのかがまた微妙なんですけど・・・
一応一般的にやられる診査方法ではあります。
マニアックな方法では、歯と歯の隙間に矯正で使う小さな輪ゴムを3日〜1週間ぐらい挟んで、歯と歯に隙間があいた状態で歯医者が目を凝らしてくぼみが出来てないか直視して診断する、あるいはその状態で型をとって、石膏模型を見て診断する、という方法も実はあるのですが、知っている歯医者さんも少ないでしょうし、もちろん保険点数はありません。
レントゲンで分かる虫歯があるということですが、これも条件が色々とあって、一概にこれだけで基準とはなりません。
あ、痛みについてはもっと参考になりませんが。
レントゲンについては、まず綺麗に撮影されていること自体が案外少ないです。
参考⇒ラバーウェッジや虫歯の判定や手袋の着用について
(※長いので回答5を見て下さい)
隣接面の虫歯は、きれいに撮影されたレントゲンを使っても、くぼみがある様なものの約50%を見落とすという研究報告もあります。
仮に多少質の悪いレントゲンだったとして、それでも写るぐらいの大きさとなると実際にはもっと大きい可能性もあります。逆に意外と小さい・・という事はあまりないでしょう。
ただくぼみがないC1でもレントゲンに写ることは写りますからね、専門家領域の判断かも知れません。
ちょっと専門的になりますが、きれいに撮影されたレントゲンでも削るか削らないかの境界線は、大体象牙質のエナメル質側中央のあたりがMI的な基準の様です。
もちろんくぼみがないことは必要条件です。
参考⇒早いうちにレジンで治療 VS 虫歯が進行してから金属で治療
今までの歯科医師の診断が正しかったと仮定して(=C1などを削っていなかったとして)虫歯の経験は10本ちょっとぐらいあるのが平均ですから、お話からだいすけさんの虫歯リスクは、おそらく高くはなさそうです。
新しく見つかった虫歯が全て出来たてではなく、常用している薬がなく、間食もとらず、歯磨きが上手に出来て、フッ素も使って、必ず定期的に検診に通って虫歯の進行を見ていくことが出来るのでしたら、結構粘れる可能性はあると思います。
ネットで相談に乗るのにはかなり無理がありますので、諸々参考にして、担当の先生とよく話し合って決めて下さい。
少なくとも、痛みの有無や銀になると見た目が悪くなるから・・というのは、診断に重要な要素ではありませんから、そこには惑わされぬ様、決めてくださいね。
相談者からの返信
相談者:
だいすけさん
返信日時:2007-04-02 00:51:00
渡辺先生、早々のお返事をありがとうございました。
今回のレントゲンはデジタルパノラマで撮影していました。
それと4番の治療を拒否した後、フロスの使い方を丁寧に教えてくれましたが、フロスがひっかかる事はありませんでした。
フロスを使えば、くぼみのプラークをためない様に出来るので、虫歯の進行は防げますね。
最終的には、フロスを使って粘るか、治療してしまうかの選択になるのですが、正直まだ悩んでます。
それと、2年前から音波歯ブラシ(National ドルツ)のみの使用にしたのも、今回の虫歯になった原因かもしれません。
ツルツルになるので、磨けたつもりになっていました。
上4番の裏側は、ちゃんと磨けていませんでした。
虫歯になってから分かっても遅いですけど、これからはフロスや歯間ブラシも使うようにして、プラークコントロールを頑張ります。
貴重なご意見を本当にありがとうございました。
渡辺先生。
何度もすいません。もう1つ質問させて下さい。
もし治療をするとして、一般的に隣接面の虫歯は、かなり削る必要がありますか?
4番の根元付近がちょっと溶けているのが、分かります。
素人的に見て、ややこしい場所のような気がするのですが、どうでしょうか?
また、このような場所に虫歯が出来る事は、事例として多いのでしょうか?
よろしくお願い致します。
今回のレントゲンはデジタルパノラマで撮影していました。
それと4番の治療を拒否した後、フロスの使い方を丁寧に教えてくれましたが、フロスがひっかかる事はありませんでした。
フロスを使えば、くぼみのプラークをためない様に出来るので、虫歯の進行は防げますね。
最終的には、フロスを使って粘るか、治療してしまうかの選択になるのですが、正直まだ悩んでます。
それと、2年前から音波歯ブラシ(National ドルツ)のみの使用にしたのも、今回の虫歯になった原因かもしれません。
ツルツルになるので、磨けたつもりになっていました。
上4番の裏側は、ちゃんと磨けていませんでした。
虫歯になってから分かっても遅いですけど、これからはフロスや歯間ブラシも使うようにして、プラークコントロールを頑張ります。
貴重なご意見を本当にありがとうございました。
渡辺先生。
何度もすいません。もう1つ質問させて下さい。
もし治療をするとして、一般的に隣接面の虫歯は、かなり削る必要がありますか?
4番の根元付近がちょっと溶けているのが、分かります。
素人的に見て、ややこしい場所のような気がするのですが、どうでしょうか?
また、このような場所に虫歯が出来る事は、事例として多いのでしょうか?
よろしくお願い致します。
回答2
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2007-04-06 21:48:00
すみません。
僕が代わりに答えますね。
虫歯を削る量については、虫歯の大きさによります。
渡辺先生の回答にもあるように、レントゲンでは虫歯の正確な大きさは分かりませんから、レントゲンでは小さく見えていても、削ってみたら意外と大きかった・・・というようなこともあります。
それと、担当の歯医者さんがどれだけ丁寧に(健康な歯を削らずに)治療を行うのかということも関係してきますから、歯を削る量についてはケースバイケースだと思います。
また、3番と4番の間の虫歯は珍しくありませんよ。
いずれにしても、治療をした歯は再び虫歯になりやすくなってしまいますから、これまで以上に虫歯予防を頑張って下さいね。
⇒参考:虫歯(むし歯)の予防法
僕が代わりに答えますね。
虫歯を削る量については、虫歯の大きさによります。
渡辺先生の回答にもあるように、レントゲンでは虫歯の正確な大きさは分かりませんから、レントゲンでは小さく見えていても、削ってみたら意外と大きかった・・・というようなこともあります。
それと、担当の歯医者さんがどれだけ丁寧に(健康な歯を削らずに)治療を行うのかということも関係してきますから、歯を削る量についてはケースバイケースだと思います。
また、3番と4番の間の虫歯は珍しくありませんよ。
いずれにしても、治療をした歯は再び虫歯になりやすくなってしまいますから、これまで以上に虫歯予防を頑張って下さいね。
⇒参考:虫歯(むし歯)の予防法
回答3
回答日時:2007-04-06 21:56:00
相談者からの返信
相談者:
だいすけさん
返信日時:2007-04-07 01:42:00
回答4
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2007-04-07 02:06:00
治療をせずに予防を頑張る際には、3〜6ヶ月に1回程度の定期健診には行ってくださいね。
ある程度以上進行している虫歯の場合には、いくら虫歯予防を頑張っても虫歯の進行を止められないこともありますので、予防が不可能だと分かれば早めに削って治療をすることが必要です。
また、分からないことがあればいつでも質問に来て下さい。
ある程度以上進行している虫歯の場合には、いくら虫歯予防を頑張っても虫歯の進行を止められないこともありますので、予防が不可能だと分かれば早めに削って治療をすることが必要です。
また、分からないことがあればいつでも質問に来て下さい。
相談者からの返信
相談者:
だいすけさん
返信日時:2007-04-07 02:38:00
タイトル | 痛みがない虫歯も治療するべき? |
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質問者 | だいすけさん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
虫歯治療 虫歯その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。