根管治療の再治療後は、どのような経緯をたどる方が多い?
相談者:
エミィさん (40歳:女性)
投稿日時:2007-03-30 02:02:00
以前、質問をさせて頂きました。
【前回の質問】
根管治療の再治療か不安です・・・
ひどくなる事はありませんが、違和感がとれませんので、再度診察して頂きました。
同じように歯茎にお薬を付けて頂いただけの治療となりましたが、根管の再治療もひとつの方法と仰っていました。
こちらのサイトを読ませて頂きますと、根管治療(歯の神経・根の治療)の初期治療を、一般的な処置でしてしまいますと、ほぼ手遅れといった印象を持っています。
今後、再治療となった場合、先生方が患者の立場でしたら、どのような治療を選択されますか。
保険診療内で再治療をされますか、または、専門医に転院されますか。
また、実際に私のような患者さんを多数診ていらっしゃると思いますが、どのような経緯をたどる方が多いのでしょうか。
最終的には、抜歯になってしまう方が多いのでしょうか。
宜しくお願いします。
【前回の質問】
根管治療の再治療か不安です・・・
ひどくなる事はありませんが、違和感がとれませんので、再度診察して頂きました。
同じように歯茎にお薬を付けて頂いただけの治療となりましたが、根管の再治療もひとつの方法と仰っていました。
こちらのサイトを読ませて頂きますと、根管治療(歯の神経・根の治療)の初期治療を、一般的な処置でしてしまいますと、ほぼ手遅れといった印象を持っています。
今後、再治療となった場合、先生方が患者の立場でしたら、どのような治療を選択されますか。
保険診療内で再治療をされますか、または、専門医に転院されますか。
また、実際に私のような患者さんを多数診ていらっしゃると思いますが、どのような経緯をたどる方が多いのでしょうか。
最終的には、抜歯になってしまう方が多いのでしょうか。
宜しくお願いします。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-03-30 12:13:00
根管治療はとても大切な治療ですから、やはりきちんとされないといけないと思います。
しかし、お役人さんも含めて、日本の保険治療では海外に比べその評価が異常に低く(アメリカに比べると18分の1以下)、結局「もらえるお金がそんなに安いなら‥」と歯科医師サイドもいいかげんになりがちです。
1時間根管治療をしても診療報酬は最高280円ですから(時給280円なんて考えられますか?)「じゃあ、5分くらいでチャッチャと終わらせよう」となるのもうなずけます。
もちろん、保険でも良い治療をされている先生もいらっしゃいますので、一概に「保険の根管治療はダメだ」とは思いませんが、「そう言う傾向になる」のは事実です。
で、僕としての結論は「出来れば自分でやりたい」と。
保険だろうと自費だろうと、根管治療はマイクロスコープを使おうが、最終的には手探りの治療ですから、非常に難しいです。
ウチのマイクロにはCCDカメラが付いているので、自分で見ながらできるので、少しくらいの治療は自分でやっちゃいます。
ま、これはさておき、ケースバイケースだと思いますが、本当に信頼が置けるのであれば保険でも丁寧な治療を心がけてくれる先生であれば良いと思いますし、客観的に見て、保険外の根管治療を行う先生であればかなり高い水準でやってくれると思いますから、安心して受診できるような気がします。
ただ、保険の根管治療の成功率は確かに低いのですが、5年やそこいらで抜歯になるケースは少ないのではないでしょうか。
僕は「無謀かな?」と思う感染根管でも何とか治療してみて、「やっぱりダメですね‥、ごめんなさい抜歯です」と言うケースは10人に1人かそれ以下だと思いますよ。
もちろん、20年後の経過症例は経験が無いのではっきりとは解りません。
ですから、再根管治療=抜歯と諦める必要は無いのではないかと思います。
しかし、お役人さんも含めて、日本の保険治療では海外に比べその評価が異常に低く(アメリカに比べると18分の1以下)、結局「もらえるお金がそんなに安いなら‥」と歯科医師サイドもいいかげんになりがちです。
1時間根管治療をしても診療報酬は最高280円ですから(時給280円なんて考えられますか?)「じゃあ、5分くらいでチャッチャと終わらせよう」となるのもうなずけます。
もちろん、保険でも良い治療をされている先生もいらっしゃいますので、一概に「保険の根管治療はダメだ」とは思いませんが、「そう言う傾向になる」のは事実です。
で、僕としての結論は「出来れば自分でやりたい」と。
保険だろうと自費だろうと、根管治療はマイクロスコープを使おうが、最終的には手探りの治療ですから、非常に難しいです。
ウチのマイクロにはCCDカメラが付いているので、自分で見ながらできるので、少しくらいの治療は自分でやっちゃいます。
ま、これはさておき、ケースバイケースだと思いますが、本当に信頼が置けるのであれば保険でも丁寧な治療を心がけてくれる先生であれば良いと思いますし、客観的に見て、保険外の根管治療を行う先生であればかなり高い水準でやってくれると思いますから、安心して受診できるような気がします。
ただ、保険の根管治療の成功率は確かに低いのですが、5年やそこいらで抜歯になるケースは少ないのではないでしょうか。
僕は「無謀かな?」と思う感染根管でも何とか治療してみて、「やっぱりダメですね‥、ごめんなさい抜歯です」と言うケースは10人に1人かそれ以下だと思いますよ。
もちろん、20年後の経過症例は経験が無いのではっきりとは解りません。
ですから、再根管治療=抜歯と諦める必要は無いのではないかと思います。
回答2
回答日時:2007-03-30 12:37:00
お久しぶりです。
そうですか、まだ違和感は解決していませんでしたか。
レントゲンでも異常がないのにいつまでたっても原因がわからない・・となると、多いのは歯根破折だったりもします。
どんな歯なのかの情報がもう少し分かると私たちにも多少の検討もつきますが、最終的には担当の先生の診断力にかかってきます。
もしも本当に歯根破折などがあると、治療方針としては抜歯以外に選択肢がなくなってしまいますが、見落として治療を進めてしまい、数ヵ月後に結局抜歯、みたいなことは結構多いです。
でなくて、単に根管治療の再治療で良いとしても、保険の一般的な治療(ラバーダムを使わない、診断力や技術も普通)の成功率はおそらく10〜50%。国内の専門医やそれに準じるレベルの技術をお持ちの先生方は約80%の成功率を学会で報告しています。(成功率と言っても、痛みの有無だけが基準ではないので、実際には全体的にもっと高く考えて良いのかも知れません)
この30〜70%の差に保険なら数千円で済むものを、専門医なら10万円超という費用の差が、エミィさんの価値観に沿うかどうかが問題でしょうね。
かぶせ物にはハイブリッドセラミックも検討しておられた様ですから、お勧めとしましてはかぶせ物に回す予定だった費用で専門医か、それに近い治療をされてる先生を探して受診され、あとの土台やかぶせ物は現在の先生のところに戻ってまた保険ででも。というのはどうでしょうか。(※現在のところ、同じ医院で根管治療だけ自費で、というのはほんとはダメなんです)
自分ならそうすると思います。
もちろん保険で根管治療をされて、一生トラブルなく保たれる方も大勢いらっしゃいますが、何か症状が出てしまっているとなれば、これから出来る最善の方法を考えないといけないですよね。
そうですか、まだ違和感は解決していませんでしたか。
レントゲンでも異常がないのにいつまでたっても原因がわからない・・となると、多いのは歯根破折だったりもします。
どんな歯なのかの情報がもう少し分かると私たちにも多少の検討もつきますが、最終的には担当の先生の診断力にかかってきます。
もしも本当に歯根破折などがあると、治療方針としては抜歯以外に選択肢がなくなってしまいますが、見落として治療を進めてしまい、数ヵ月後に結局抜歯、みたいなことは結構多いです。
でなくて、単に根管治療の再治療で良いとしても、保険の一般的な治療(ラバーダムを使わない、診断力や技術も普通)の成功率はおそらく10〜50%。国内の専門医やそれに準じるレベルの技術をお持ちの先生方は約80%の成功率を学会で報告しています。(成功率と言っても、痛みの有無だけが基準ではないので、実際には全体的にもっと高く考えて良いのかも知れません)
この30〜70%の差に保険なら数千円で済むものを、専門医なら10万円超という費用の差が、エミィさんの価値観に沿うかどうかが問題でしょうね。
かぶせ物にはハイブリッドセラミックも検討しておられた様ですから、お勧めとしましてはかぶせ物に回す予定だった費用で専門医か、それに近い治療をされてる先生を探して受診され、あとの土台やかぶせ物は現在の先生のところに戻ってまた保険ででも。というのはどうでしょうか。(※現在のところ、同じ医院で根管治療だけ自費で、というのはほんとはダメなんです)
自分ならそうすると思います。
もちろん保険で根管治療をされて、一生トラブルなく保たれる方も大勢いらっしゃいますが、何か症状が出てしまっているとなれば、これから出来る最善の方法を考えないといけないですよね。
タイトル | 根管治療の再治療後は、どのような経緯をたどる方が多い? |
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質問者 | エミィさん |
地域 | |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | |
カテゴリ | 根管治療の失敗・再治療 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。