メタルボンドとオールセラミックで悩んでいます・・・
相談者:
ぴょんたさん ( : )
投稿日時:2006-10-31 06:04:26
10数年前に欠けた上前歯1本の神経が腐っていることがわかり、根の治療をしました。その歯を差し歯にすることにし、土台にゴールドコアを入れています。
今、クラウンの部分について悩んでいます。
選択肢は、メタルボンド(貴金属)かオールセラミックのどちらかで、オールセラミックは割れやすいということで、メタルボンドを勧められています。
ただ同時に、歯茎は年齢と共に衰えていくので、10年経つと2ミリ程度歯茎が下がり、どうしても歯茎と差し歯の間に隙間ができて黒い線が見えてしまう。
オールセラミックにすると、黒い線が見えることがなく、隙間はわかることはわかるが、そんなに目立たない、とも聞いています。
どちらにしても高額(10万)なので、なるべく長持ち(見た目にも)する方を選びたいのです。
10年もたつと黒く見えてしまうことが分かっているメタルボンドにするよりは、食生活を注意してオールセラミックにした方よいのでは、と悩んでいるのですが…。
(1)
オールセラミックが割れやすいとはどの程度なのでしょうか?比較的硬いものはかまないように注意しても、やわらかいもの(例えばサンドイッチとか)を噛むタイミングでも割れたりするものなのでしょうか?
(2)
HPの情報などを調べると、オールセラミックの場合にはファイバーコアを使用した例が多いと思います。私は土台にゴールドコアを使っています。この場合、オールセラミックをかぶせることに何か問題が考えられますでしょうか?
(3)
オールセラミックでも壊れる以外の理由で、変える必要は出てくるものなのでしょうか?
以上、長くなりましたが、お答えいただけたら大変助かります。
よろしくお願いします。
今、クラウンの部分について悩んでいます。
選択肢は、メタルボンド(貴金属)かオールセラミックのどちらかで、オールセラミックは割れやすいということで、メタルボンドを勧められています。
ただ同時に、歯茎は年齢と共に衰えていくので、10年経つと2ミリ程度歯茎が下がり、どうしても歯茎と差し歯の間に隙間ができて黒い線が見えてしまう。
オールセラミックにすると、黒い線が見えることがなく、隙間はわかることはわかるが、そんなに目立たない、とも聞いています。
どちらにしても高額(10万)なので、なるべく長持ち(見た目にも)する方を選びたいのです。
10年もたつと黒く見えてしまうことが分かっているメタルボンドにするよりは、食生活を注意してオールセラミックにした方よいのでは、と悩んでいるのですが…。
(1)
オールセラミックが割れやすいとはどの程度なのでしょうか?比較的硬いものはかまないように注意しても、やわらかいもの(例えばサンドイッチとか)を噛むタイミングでも割れたりするものなのでしょうか?
(2)
HPの情報などを調べると、オールセラミックの場合にはファイバーコアを使用した例が多いと思います。私は土台にゴールドコアを使っています。この場合、オールセラミックをかぶせることに何か問題が考えられますでしょうか?
(3)
オールセラミックでも壊れる以外の理由で、変える必要は出てくるものなのでしょうか?
以上、長くなりましたが、お答えいただけたら大変助かります。
よろしくお願いします。
回答1
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2006-10-31 06:04:26
今回のぴょんたさんのように、オールセラミックとメタルボンドで悩むことはけっこうよくあります。
その際の選択基準として重要視されるのは「噛み合わせで」、噛み合わせが強い場合にはオールセラミックが割れてしまう恐れがあるので、メタルボンドを選択します。
また、ケースによってはクラウンの厚みを十分に確保できないことがあります。
この場合も強度を考えてメタルボンドにすることがありますし、土台が金属の場合にはオールセラミックだと土台の色が透けてしまうことがあるので、メタルボンドを選択します。
噛み合わせがそれほど強くなく、クラウンの厚みも十分に取れるのであれば、オールセラミックのほうが見た目が良いのでそちらを選択します。
メタルボンドの問題点は、歯ぐきが下がった時に歯茎とクラウンの間に金属のラインが見えてしまうことがあるということです。(ブラックマージンと言います)
ただ、これは人によってはほとんど起こらないこともありますし、10年で2mmというのはかなり悪いケースを想定しての数字です。(患者さんにリスクを説明するときは、一応最悪のケースを想定して話をするのが基本ですので・・・)
どちらにすれば良いか微妙なケース(今回のような場合)では、患者さんと相談して決めていくことになりますので、患者さんは自分の希望をしっかりと歯医者さんに伝え、万が一トラブル(セラミックが割れるなど)が起こった場合の対応について聞いておくべきでしょう。
あと、3つの質問についてもお答えさせて頂きます。
(1)
オールセラミックは割れやすいと言われていますが、軟らかいものを噛んで割れてしまうほど脆くはありません。割れるときは大体、噛み合わせに問題があって上下の歯が強く当たって割れるか、誤って石のような硬いものをガリッと噛んでしまった時などです。
(2)
クラウンの厚みが十分に取れない場合には、土台の金属の色が透けて、オールセラミックの見た目が悪くなってしまうことがあります。
(3)
よくあるのは二次的に虫歯になったり、隣の歯が抜けてしまってブリッジの土台にしなければならなくなったような場合ですね。
その際の選択基準として重要視されるのは「噛み合わせで」、噛み合わせが強い場合にはオールセラミックが割れてしまう恐れがあるので、メタルボンドを選択します。
また、ケースによってはクラウンの厚みを十分に確保できないことがあります。
この場合も強度を考えてメタルボンドにすることがありますし、土台が金属の場合にはオールセラミックだと土台の色が透けてしまうことがあるので、メタルボンドを選択します。
噛み合わせがそれほど強くなく、クラウンの厚みも十分に取れるのであれば、オールセラミックのほうが見た目が良いのでそちらを選択します。
メタルボンドの問題点は、歯ぐきが下がった時に歯茎とクラウンの間に金属のラインが見えてしまうことがあるということです。(ブラックマージンと言います)
ただ、これは人によってはほとんど起こらないこともありますし、10年で2mmというのはかなり悪いケースを想定しての数字です。(患者さんにリスクを説明するときは、一応最悪のケースを想定して話をするのが基本ですので・・・)
どちらにすれば良いか微妙なケース(今回のような場合)では、患者さんと相談して決めていくことになりますので、患者さんは自分の希望をしっかりと歯医者さんに伝え、万が一トラブル(セラミックが割れるなど)が起こった場合の対応について聞いておくべきでしょう。
あと、3つの質問についてもお答えさせて頂きます。
(1)
オールセラミックは割れやすいと言われていますが、軟らかいものを噛んで割れてしまうほど脆くはありません。割れるときは大体、噛み合わせに問題があって上下の歯が強く当たって割れるか、誤って石のような硬いものをガリッと噛んでしまった時などです。
(2)
クラウンの厚みが十分に取れない場合には、土台の金属の色が透けて、オールセラミックの見た目が悪くなってしまうことがあります。
(3)
よくあるのは二次的に虫歯になったり、隣の歯が抜けてしまってブリッジの土台にしなければならなくなったような場合ですね。
タイトル | メタルボンドとオールセラミックで悩んでいます・・・ |
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質問者 | ぴょんたさん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
オールセラミック(陶器の被せ物) メタルボンド お勧めのクラウン(被せ物・差し歯) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。