虫歯になると砂糖がしみるのに、塩がしみないのはなぜですか?
相談者:
pomtaさん ( : )
投稿日時:2006-12-08 08:50:16
虫歯になると砂糖がしみるのに、塩がしみないのはなぜですか?
回答1
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2006-12-08 08:50:16
今回はちょっと専門的な説明になりそうなので覚悟して下さいね〜。
まず、砂糖で虫歯がしみる原因は「浸透圧」だと言われています。
水は浸透圧の低いところから浸透圧の高いところに移動する性質があるのですが、砂糖水の浸透圧は高いので、水を引き寄せる力があります。
虫歯になっていない状態であれば浸透圧が問題になることはないのですが、虫歯でエナメル質が溶かされて象牙質が露出してしまうと、象牙質に存在する「象牙細管」という管を通じて、象牙質中の水分が砂糖水のほうに引き寄せられます。
すると、歯髄(正確には歯髄腔という歯髄を入れているところ)の圧力が低下して歯髄を刺激し、歯がしみるという現象が引き起こされます。
⇒参考:歯の構造
では塩はどうなのかというと、実は塩も虫歯にしみます。
しかも、塩水の浸透圧は砂糖水の約10倍なので、理論的には砂糖よりも歯にしみるはずなんです!
でも、甘いものがしみるというのはよく聞きますが、塩がしみるというのはあまり聞きませんよね?なぜでしょうか?
ここから先は私の推測になるのですが、おそらく塩は唾液などですぐに薄められるのに対して、甘いものは例えばキャラメルやチョコレートなど、長時間濃い濃度のままで残りやすいものが多いために歯がしみやすいのではないでしょうか?
とにかく、食塩を虫歯に擦り込めばかなり痛いですよ。
まず、砂糖で虫歯がしみる原因は「浸透圧」だと言われています。
水は浸透圧の低いところから浸透圧の高いところに移動する性質があるのですが、砂糖水の浸透圧は高いので、水を引き寄せる力があります。
虫歯になっていない状態であれば浸透圧が問題になることはないのですが、虫歯でエナメル質が溶かされて象牙質が露出してしまうと、象牙質に存在する「象牙細管」という管を通じて、象牙質中の水分が砂糖水のほうに引き寄せられます。
すると、歯髄(正確には歯髄腔という歯髄を入れているところ)の圧力が低下して歯髄を刺激し、歯がしみるという現象が引き起こされます。
⇒参考:歯の構造
では塩はどうなのかというと、実は塩も虫歯にしみます。
しかも、塩水の浸透圧は砂糖水の約10倍なので、理論的には砂糖よりも歯にしみるはずなんです!
でも、甘いものがしみるというのはよく聞きますが、塩がしみるというのはあまり聞きませんよね?なぜでしょうか?
ここから先は私の推測になるのですが、おそらく塩は唾液などですぐに薄められるのに対して、甘いものは例えばキャラメルやチョコレートなど、長時間濃い濃度のままで残りやすいものが多いために歯がしみやすいのではないでしょうか?
とにかく、食塩を虫歯に擦り込めばかなり痛いですよ。
タイトル | 虫歯になると砂糖がしみるのに、塩がしみないのはなぜですか? |
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質問者 | pomtaさん |
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カテゴリ | 虫歯その他 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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