虫歯と変色の見分け方
相談者:
oguさん ( : )
投稿日時:2007-02-22 18:32:00
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-02-22 20:04:00
着色(変色)と虫歯の見分け方‥難しいですね‥。
感染していれば虫歯。
感染していなければ虫歯じゃない。
と言うのが正解で、変色は虫歯じゃないんですね。
じゃあ、虫歯菌は目に見えるのか?
と言うと、見えません。
正直に言うと、我々、歯科医師も診療室で着色と虫歯を正確に区別することは出来ません。
厳密に感染があるかないかを見極めるのであれば、歯を抜いて標本を作製し、細菌レベルまで拡大できる電子顕微鏡で感染の有無を確認する必要があるからです。
では、我々歯科医師はどこで「着色と虫歯」を判断しているか?
一つは「ウ蝕検知液」と言うものを使います。
歯が虫歯菌に犯されると脱灰と言って歯がもろく、グズグズになってきます。
その破壊具合を分子レベルで染めます。
これで大体の感染の有無は把握できます。
染まれば虫歯、染まらなければ虫歯じゃない‥と。
もう一つは、術者の感覚。
削って(もしくは探針などで触って)柔らかければ虫歯、硬ければ虫歯じゃない‥と。
秘密兵器としては「ダイアグノデント」と言う装置を使う事。
レーザーの反射波を利用して虫歯の深さを測る器械です。
ただ、様々な状況に影響されてしまうので、これも「100%完璧!」とは言い切れません。
最後はやっぱり「歯医者としての経験」で、良くも悪くも決定する事が多いですね。
感染していれば虫歯。
感染していなければ虫歯じゃない。
と言うのが正解で、変色は虫歯じゃないんですね。
じゃあ、虫歯菌は目に見えるのか?
と言うと、見えません。
正直に言うと、我々、歯科医師も診療室で着色と虫歯を正確に区別することは出来ません。
厳密に感染があるかないかを見極めるのであれば、歯を抜いて標本を作製し、細菌レベルまで拡大できる電子顕微鏡で感染の有無を確認する必要があるからです。
では、我々歯科医師はどこで「着色と虫歯」を判断しているか?
一つは「ウ蝕検知液」と言うものを使います。
歯が虫歯菌に犯されると脱灰と言って歯がもろく、グズグズになってきます。
その破壊具合を分子レベルで染めます。
これで大体の感染の有無は把握できます。
染まれば虫歯、染まらなければ虫歯じゃない‥と。
もう一つは、術者の感覚。
削って(もしくは探針などで触って)柔らかければ虫歯、硬ければ虫歯じゃない‥と。
秘密兵器としては「ダイアグノデント」と言う装置を使う事。
レーザーの反射波を利用して虫歯の深さを測る器械です。
ただ、様々な状況に影響されてしまうので、これも「100%完璧!」とは言い切れません。
最後はやっぱり「歯医者としての経験」で、良くも悪くも決定する事が多いですね。
回答2
回答日時:2007-02-22 21:45:00
はじめまして。
おそらく2軒目の先生の方がやり手だと思いますよ。
とかく歯医者は、色がついていたりくぼんでいたりすれば削りたがりますから、まず削らない方法を選択されたのは立派だと思います。
以前に写真を載せた回答をご覧下さい。
⇒初期虫歯以外の虫歯でも、経過観察したほうがいい場合もある?
これは虫歯じゃない写真なのですが、虫歯に見えますよね?
oguさんは付け根の着色(虫歯なら”根面カリエス”といいます)のお話ですから、そこに限定してお話します。
付け根の場合、単なる着色もありますが、虫歯の中にも今後進行していく”活動性”、進行が停止している”非活動性”の2つに区別されます。
削って治療するべきなのは活動性のみなのですが、これも実は頑張ると非活動性に出来る場合があるので一概には言えません。
活動性と非活動性の区別の仕方は、
(活動性)
・表面が粗造
・薄茶色〜淡黄色
・柔らかい
(非活動性)
・表面が平滑
・黒〜黒褐色
・硬い
と言われています。
ぎりぎりどっちかなー?という状態も多いので私達もよく悩むところですが。。。
あと実際にプラークがたまっている様だと非活動性でも活動性に変わる危険が高いと考えて良いと思います。
因みに痛みは参考にならないのかと言いますと、「なりません」
なぜなら、虫歯の痛みと、知覚過敏の痛みの区別がつかないからです。
2軒目の先生はこの知覚過敏を疑い、刺激からカバーする目的でプラスチックをつけたのだと思いますよ。
確かに経験に頼る部分は多いですけどね。
oguさんの歯を実際に見ていないのでなんとも言えませんが、多分大丈夫なんじゃないでしょうか。
おそらく2軒目の先生の方がやり手だと思いますよ。
とかく歯医者は、色がついていたりくぼんでいたりすれば削りたがりますから、まず削らない方法を選択されたのは立派だと思います。
以前に写真を載せた回答をご覧下さい。
⇒初期虫歯以外の虫歯でも、経過観察したほうがいい場合もある?
これは虫歯じゃない写真なのですが、虫歯に見えますよね?
oguさんは付け根の着色(虫歯なら”根面カリエス”といいます)のお話ですから、そこに限定してお話します。
付け根の場合、単なる着色もありますが、虫歯の中にも今後進行していく”活動性”、進行が停止している”非活動性”の2つに区別されます。
削って治療するべきなのは活動性のみなのですが、これも実は頑張ると非活動性に出来る場合があるので一概には言えません。
活動性と非活動性の区別の仕方は、
(活動性)
・表面が粗造
・薄茶色〜淡黄色
・柔らかい
(非活動性)
・表面が平滑
・黒〜黒褐色
・硬い
と言われています。
ぎりぎりどっちかなー?という状態も多いので私達もよく悩むところですが。。。
あと実際にプラークがたまっている様だと非活動性でも活動性に変わる危険が高いと考えて良いと思います。
因みに痛みは参考にならないのかと言いますと、「なりません」
なぜなら、虫歯の痛みと、知覚過敏の痛みの区別がつかないからです。
2軒目の先生はこの知覚過敏を疑い、刺激からカバーする目的でプラスチックをつけたのだと思いますよ。
確かに経験に頼る部分は多いですけどね。
oguさんの歯を実際に見ていないのでなんとも言えませんが、多分大丈夫なんじゃないでしょうか。
回答3
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2007-02-22 23:16:00
虫歯と変色は、本当に分かりにくい時があるんです。
しかも、たぶん虫歯だと思っていても、それが治療しないといけない虫歯なのか?予防で何とかなりそうな虫歯なのか?という判断も必要になりますので、歯医者さんによって診断が違ってくるのはある意味当然とも言えます。
⇒参考:小さな虫歯・・・削るVS経過観察
でも、歯医者さんによって診断結果が違ったら、患者さんとしては混乱しちゃいますよね。「どっちの歯医者さんが言っているのが正しいんだ〜」って・・・。
そこで、どちらが正しいかはちょっと分からないのでおいておいて、良い歯医者さんを見分けるポイントを1つ。
それは、「治療後のメンテナンスについて説明があるかどうか」ということです。
虫歯だったとしても変色だったとしても、その後の経過を見てみないと、やはり安心は出来ません。
ですので、「数ヵ月後にまた様子を見せに来て下さいね」という歯医者さんであれば合格、「これで治療終わりです。ハイ、さいなら〜」という歯医者さんはちょっと・・・という判断の仕方もあります。
一応、参考までに。
しかも、たぶん虫歯だと思っていても、それが治療しないといけない虫歯なのか?予防で何とかなりそうな虫歯なのか?という判断も必要になりますので、歯医者さんによって診断が違ってくるのはある意味当然とも言えます。
⇒参考:小さな虫歯・・・削るVS経過観察
でも、歯医者さんによって診断結果が違ったら、患者さんとしては混乱しちゃいますよね。「どっちの歯医者さんが言っているのが正しいんだ〜」って・・・。
そこで、どちらが正しいかはちょっと分からないのでおいておいて、良い歯医者さんを見分けるポイントを1つ。
それは、「治療後のメンテナンスについて説明があるかどうか」ということです。
虫歯だったとしても変色だったとしても、その後の経過を見てみないと、やはり安心は出来ません。
ですので、「数ヵ月後にまた様子を見せに来て下さいね」という歯医者さんであれば合格、「これで治療終わりです。ハイ、さいなら〜」という歯医者さんはちょっと・・・という判断の仕方もあります。
一応、参考までに。
タイトル | 虫歯と変色の見分け方 |
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質問者 | oguさん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
虫歯その他 歯の変色・着色 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。