親知らずの6番に移植できる可能性について
相談者:
残り26本さん ( : )
投稿日時:2007-06-02 04:32:00
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-06-02 10:55:00
歯牙移植に関しては賛否両論です。
実績のある先生であれば「できる」。
実績の無い先生であれば「できない」。
と言うのが現在の状況ではないでしょうか。
抜歯後10年と言うと、土手となる骨もだいぶ痩せてきている事が予想されます。
親知らずの直径は約10mm。
インプラントの直径は約5〜6mm。
実際にインプラントや移植を行うには2mm程度プラスアルファの骨幅が必要となります。
つまり、痩せてしまった骨にインプラントを入れる事自体、骨を作る処置(GTRや骨造成と言います)が必要となる可能性があるのに、歯牙移植を行おうとすると、もっと骨を作る必要があるかもしれません。
そして、世界的な歯牙移植の成功率は50%程度(正確なデーターはわかりません)ですが、インプラントの成功率は90%です。
これは熟練した先生から新前の先生までのデータです。
ですから、総合的に考えると
普通にインプラント治療を行っている先生であれば、おそらく90%の確率で成功する事が予想できます。
歯牙移植は実績のある先生であればできる可能性があると思われます。
しかしながら、歯牙移植の実績のある先生は非常に少ないのも事実です。
どちらの治療を希望するにしても、実績のある歯医者さんを選ばれる事が最も大切です。
簡単に探せるのはインプラントの先生だと思いますが、どうしても「歯牙移植」にこだわるのであれば、じっくり探してみる価値はあるかもしれません。
実績のある先生であれば「できる」。
実績の無い先生であれば「できない」。
と言うのが現在の状況ではないでしょうか。
抜歯後10年と言うと、土手となる骨もだいぶ痩せてきている事が予想されます。
親知らずの直径は約10mm。
インプラントの直径は約5〜6mm。
実際にインプラントや移植を行うには2mm程度プラスアルファの骨幅が必要となります。
つまり、痩せてしまった骨にインプラントを入れる事自体、骨を作る処置(GTRや骨造成と言います)が必要となる可能性があるのに、歯牙移植を行おうとすると、もっと骨を作る必要があるかもしれません。
そして、世界的な歯牙移植の成功率は50%程度(正確なデーターはわかりません)ですが、インプラントの成功率は90%です。
これは熟練した先生から新前の先生までのデータです。
ですから、総合的に考えると
普通にインプラント治療を行っている先生であれば、おそらく90%の確率で成功する事が予想できます。
歯牙移植は実績のある先生であればできる可能性があると思われます。
しかしながら、歯牙移植の実績のある先生は非常に少ないのも事実です。
どちらの治療を希望するにしても、実績のある歯医者さんを選ばれる事が最も大切です。
簡単に探せるのはインプラントの先生だと思いますが、どうしても「歯牙移植」にこだわるのであれば、じっくり探してみる価値はあるかもしれません。
回答2
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2007-06-03 01:03:00
抜歯後10年経過していても、条件さえ整えば自家歯牙移植は可能です。
インプラントと違い、移植する歯(歯根膜)自体に骨を作る能力(骨誘導能)がありますから、骨の幅がほとんどないところでも、移植できます。
もちろん、GTRなど必要ありません。
また、インプラントと違い移植後に矯正治療で移動させることも出来ますので、多少ずれても骨のあるところに移植して、あとから必要なところに移動させることも可能です。
成功率は約80%という研究があります。
ただし、それなりの勉強をして、移植の実績のある先生でということになると思います。
インプラントより成功率は低いのですが、失敗したときにインプラントだと、骨が大きく吸収してしまうことがありますが、移植の場合は、骨の吸収が普通に歯を抜いた程度で済みますので、そのあとからインプラントをすることが可能です。
最低限必要な条件は、
1)
移植する歯が虫歯があってもいいのですが、歯根膜が健康なことです。
つまり歯周病にかかっていないこと。
2)
親知らず(歯根膜)を傷つけずに抜けること。
横向きに生えていて、前の歯が抜歯の邪魔をしていて、頭の部分を切断しないと抜けないような歯は、移植に向きません。
3)
移植する歯と移植したいところの歯がほぼ同じ大きさか、移植する歯のほうがやや小さいこと。
普通の親知らずなら、6・7番のところには移植できますが、小臼歯や前歯には出来ません。
逆に、矮小歯といわれる小さな歯なら、小臼歯や前歯にちょうど合います。
矯正治療のために、小臼歯を抜いて、前歯に移植することもあります。
4)
移植する側の骨の幅は何とかなりますが、両隣の歯の間の幅が親知らずより小さすぎないこと。
少しぐらいなら、親知らずを削って調整することも出来ます。
10年もたっていると、7番が倒れこんでいて、歯と歯の幅が小さくなっていることがありますが、矯正治療で7番を後ろに押し戻せれば、可能になります。
インプラントと違い、移植する歯(歯根膜)自体に骨を作る能力(骨誘導能)がありますから、骨の幅がほとんどないところでも、移植できます。
もちろん、GTRなど必要ありません。
また、インプラントと違い移植後に矯正治療で移動させることも出来ますので、多少ずれても骨のあるところに移植して、あとから必要なところに移動させることも可能です。
成功率は約80%という研究があります。
ただし、それなりの勉強をして、移植の実績のある先生でということになると思います。
インプラントより成功率は低いのですが、失敗したときにインプラントだと、骨が大きく吸収してしまうことがありますが、移植の場合は、骨の吸収が普通に歯を抜いた程度で済みますので、そのあとからインプラントをすることが可能です。
最低限必要な条件は、
1)
移植する歯が虫歯があってもいいのですが、歯根膜が健康なことです。
つまり歯周病にかかっていないこと。
2)
親知らず(歯根膜)を傷つけずに抜けること。
横向きに生えていて、前の歯が抜歯の邪魔をしていて、頭の部分を切断しないと抜けないような歯は、移植に向きません。
3)
移植する歯と移植したいところの歯がほぼ同じ大きさか、移植する歯のほうがやや小さいこと。
普通の親知らずなら、6・7番のところには移植できますが、小臼歯や前歯には出来ません。
逆に、矮小歯といわれる小さな歯なら、小臼歯や前歯にちょうど合います。
矯正治療のために、小臼歯を抜いて、前歯に移植することもあります。
4)
移植する側の骨の幅は何とかなりますが、両隣の歯の間の幅が親知らずより小さすぎないこと。
少しぐらいなら、親知らずを削って調整することも出来ます。
10年もたっていると、7番が倒れこんでいて、歯と歯の幅が小さくなっていることがありますが、矯正治療で7番を後ろに押し戻せれば、可能になります。
相談者からの返信
タイトル | 親知らずの6番に移植できる可能性について |
---|---|
質問者 | 残り26本さん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
抜歯:6番(第一大臼歯) 親知らずの移植 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。